内窓の格子と室内面格子はどう違うの?防犯にも役立つYKK AP格子入り内窓プラマードU

内窓の格子でおしゃれな部屋に!防犯にも役立つYKK AP格子入り内窓プラマードU

内窓に格子をつけられたら防犯や視線対策に役立ちそうだけれど、室内面格子の方が良いだろうか?格子は防犯と視線の対策に、内窓は断熱に役立ちます。

この2つを同時に実現する為には格子入り内窓、または室内面格子とシンプルな内窓を組み合わせて取り付ける方法が考えられます。それぞれの方法について比較検討しながら考えていきましょう。

室内面格子とは窓を開けたまま防犯する格子

リクシル室内面格子

室内面格子とは窓の内側に取り付ける防犯用の格子です。常に窓を開けておきたい洗面所や浴室、トイレ、キッチンなどに最適です。また、万が一ガラス破りをされてしまったとしても、室内面格子があると、鍵を開けられる心配がありません。

すべり出し窓や外開き窓など、窓の外に向かって開く窓には、窓の外に取り付ける面格子が使えませんが、室内面格子なら取り付けができます。

素材で変わる室内面格子の特徴

室内面格子には複数の素材がありますが、素材によって防犯性と耐久性、インテリアへ影響がの影響が変わります。

鋳物      

防犯対策に役立ち、耐久性を高めるだけの強度を備えています。素材の質感が高級で、凝った模様もあることから、室内のインテリア性の向上にも役立ちます。ただ、凝ったデザインだと細部の掃除がしにくいです。

ステンレス製

防犯対策に役立ち、耐久性を高めるだけの強度を備えています。錆びにくく、シンプルなデザインなので掃除がしやすい良さがあります。

鉄製      

防犯性を高めるだけの強度を備えています。ただ、錆びやすいので強度はあっても経年で見た目が悪くなっていきます。

アルミ製             

鋳物、ステンレス、鉄製と比較すると軽く、取り扱いがしやすい良さがあり、費用も抑えられます。ただ、切断されたり、折り曲げられたりする恐れがあり、防犯性が高いとは言えません。

木製      

木の質感がインテリア性の向上に役立ちます。室内なので耐久性も鋳物やステンレスほどではありませんが長期間使えます。

ただ、切断されてしまう恐れがあります。防犯目的というより、格子の隙間を狭くしてペットの脱走防止をしたい、無垢材の質感で室内の雰囲気を良くしつつ目隠し効果を得たいという場合に向いています。

室内面格子の防犯効果

戸建て住宅への侵入窃盗のうち、55%以上の経路が窓です。その為、室内面格子に限ったことではありませんが、何らかの方法で窓の防犯性を高めることが戸建て住宅の安全を守ります。

侵入強盗の侵入経路の割合

画像出典 警察庁 住まいる防犯110番

防犯対策の中で室内面格子の防犯効果について確認していきましょう。

開けっぱなしの小窓からの侵入を防ぐ

侵入窃盗の手口の中で最も多い手口は無締りで、全体の46パーセント以上を占めます。例えば、窓を閉めていても鍵がかかっていなければ、簡単に侵入できます。

また、キッチンや洗面所、トイレなどの窓は常に換気をしておきたいという理由で、外出時や就寝時に開けっぱなしにしておくご家庭もあるのではないでしょうか?

小さな窓だから大丈夫と思っていても、頭と肩が通り抜けられる幅と高さがあれば、侵入されてしまいます。

室内面格子は、窓は閉めたが鍵をかけ忘れたという場合にも、換気の為開けっぱなしにしていたという場合にも、侵入を防ぎます。

侵入強盗の手口

画像出典 警察庁 住まいる防犯110番

ガラス破りを防ぐ

侵入窃盗で2番目に多い手口はガラス破りです。ガラスを破壊して鍵を開けてしまいます。ただし、室内面格子があれば、鍵を開けられないので、不正開錠を防ぐことができます。

犯罪をあきらめさせる

侵入窃盗犯は犯罪が発覚するリスクが高まるので、侵入工作に時間がかかる窓を嫌います。室内面格子は窓の外から見ても取り付けされていることがわかるので、犯罪をあきらめさせる効果があります。

室内面格子に最適な窓

浴室、トイレ、洗面所、キッチンなど常に開けておきたい窓、特に通りや隣家から目線が届きにくい窓には室内面格子があると侵入窃盗のリスクが低下します。

室内面格子と外付け面格子の比較

 リクシル室内面格子 外付け面格子
 室内面格子  外付け面格子

 

室内面格子や外付け面格子は、すでに外窓が断熱化されていてさらに防犯効果を高めたいという場合に役立ちます。

ただ、物々しい印象になってしまうことが多いことと、出入りをする掃き出し窓などには使えないことから、洗面所や浴室、トイレなどに使われることが多いです。

窓の外に取り付けされる一般的な面格子との比較

  室内面格子 窓の外につける面格子
防犯(CPマーク付き)
窓の掃除のしやすさ ×
外開き窓に取り付けできる ×
向いている窓 洗面所、浴室、トイレなど開けっ放しにしておきたい窓
デメリット 緊急時に脱出できない

 

面格子は室内用も、外付け用も多数の製品が販売されています。この中で確実な防犯性能を備えた面格子にしなければ防犯効果は向上しません。例えば外付け面格子の場合、簡単にはずれてしまう面格子もあるからです。

その為、防犯対策として面格子を取り付ける場合はCPマークのついた面格子にする必要があります。CPマークとは防犯性の高さが認定されている製品につけられるマークです。

CPマークについて詳しくはこちらからご覧いただけます。
>>>日本ロック工業会 CPマークとは?

引き違い窓なら室内面格子も外付け面格子も取り付けできますが、外開き窓には室内面格子が向いています。

出入りする窓には取り付けることはないので、それほど問題にはなりませんが、格子が取り付けられていると緊急時の脱出ができません。地震で玄関ドアも掃き出し窓も動かなくなってしまったというような時に、その他全ての窓に格子がついていると、脱出できなくなるリスクがあります。

面格子について詳しくはこちらからご覧いただけます。

防犯面格子についてはこちらからご覧ください。

室内面格子と格子付き内窓の比較

室内面格子と格子付き内窓とどちらにするか迷われている場合は、格子をつける目的に合わせて決めていきましょう。

目的 格子付き内窓 室内面格子・外付け面格子
防犯対策 〇(デザインによる)
鍵の閉め忘れ × 〇(無締りでも大丈夫)
寒さ・暑さ対策(断熱・結露) ×
おしゃれな雰囲気 ×
防音 ×
補助金の可能性 ×

出入りしない窓の防犯だけをしたいという場合には、面格子が向いています。

防犯と断熱をしたいという窓には、内窓設置が向いています。格子があるなしに関わらず、内窓を設置して二重窓にすることによって犯罪抑止効果が生まれるからです。

関連コラム 二重窓(内窓)で防犯対策|リフォームと窓用防犯グッズとの違い

二重窓は、ガラスを割るのも不正開錠するのも2倍の手間がかかり、犯罪が発覚するリスクが高まるので、狙われにくい強みがあります。さらに格子の多いデザインを選ぶと、ガラス破り対策もできます。

ただし、外出時や就寝時に鍵をかけ忘れることが多いという場合には、これらの防犯効果は働きません。鍵のかけ忘れに関しては面格子の方が高い防犯効果を発揮します。

おしゃれな雰囲気にしたいという場合には、格子入り内窓が最適です。洋室にも和室にもお部屋の雰囲気に合わせて色とデザインを選べるので、インテリアの向上に役立ちます。

室内面格子は、寝室や子ども部屋などに取り付けると、閉じ込められたような圧迫感を感じる人もいるかもしれません。格子入り内窓ならそのような圧迫感はありません。

防犯と断熱、さらに防音もしたい場合にも、内窓が向いています。二重窓のガラスとガラスの間の空間は熱と音の出入りを抑えるので、断熱と防音の効果を生み出します。

内窓に格子が組み込まれているYKK APの内窓プラマードU

内窓に格子が組み込まれているYKK APの内窓プラマードU

窓辺をおしゃれにすることと防犯の両方が目的のリフォームには、格子付きの内窓が向いています。細かい格子にデザインを選べば防犯や視線対策としても役立ちます。

内窓を取り付けて二重窓にする主な目的は断熱と防音であることがほとんどですが、防犯や視線も同時に対策したいと希望する方も少なくありません。

格子付き内窓は、防犯や視線は対策したいけれど、リビングや子ども部屋、寝室などいかつい感じにはしたくないという希望を叶え、お部屋の雰囲気をおしゃれに演出します。

格子入り内窓とは

格子入り内窓とは複層ガラスの中に格子が組み込まれている断熱窓です。Low-E複層ガラスを選ぶとより断熱性が向上し、冬を暖かく過ごせます。Low-E複層ガラス遮熱タイプを選ぶと、日射熱と紫外線を遮って夏の室温上昇を防ぎます。

内部に組み込まれている格子にはアルミ格子と樹脂格子があります。

格子のデザインとカラーバリエーション

格子入り内窓のデザイン

内窓 樹脂格子のデザイン

格子入り内窓和風デザイン

和風、プレーンタイプ、エレガントタイプ、洋風タイプ、プレーリータイプがあります。

この中で、和室用と洋風タイプWA01、WP01は防犯にも役立ちます。

庭の景観を楽しみたい場合には格子の少ないデザイン、視線対策をしたい場合は格子の多いデザインが向いています。

格子入り内窓のカラーバリエーション

格子入り内窓のカラーバリエーションは5色です。

窓からの見え方と視線対策で選ぶガラスの種類

窓まわりの環境に合わせてガラスを選べます。

庭の景観を楽しみたい場合には透明ガラス、明るさは採り込みつつプライバシーを確保したい場合には、型ガラスが向いています。

和室の格子入りフロストガラスは和紙のような質感で障子と同じ役目をするので、しっかりと視線を遮ります。

関連コラム すりガラスの内窓で外から見えない二重窓にする方法

色で選ぶガラスの種類

Low-E複層ガラスには断熱タイプと遮熱タイプがあります。このうち断熱タイプにはブロンズ、ブルー、ニュートラルの3色があり、遮熱タイプはブルーだけです。

格子入り内窓の開き方タイプ

格子入り内窓の窓の種類は引き違い窓2枚建てと4枚建て、FIX窓です。マドリモの内窓には内開き窓やテラス窓もありますが、格子入り内窓は引き違い窓とFIX窓だけです。

内側に開く窓クーラーや換気扇がついている外窓以外であれば、内窓を取り付けできます。

 

室内面格子、外付け面格子、格子入り内窓以外にプラスしたい防犯対策

防犯ガラス

室内面格子や外付け面格子、格子入り内窓を取り付け、さらに防犯性を向上させたい場合の対策を考えてみましょう。

防犯ガラス

格子入り内窓の場合は防犯ガラスが組み込まれた内窓にできます。一方、室内面格子や外付け面格子取り付けをする場合には、窓のガラスを防犯ガラスにすると、より防犯性が向上します。

防犯ガラスとは2枚のガラスの間に挟み込まれている特殊なシートの働きで、破壊しようとして硬い物をぶつけてもヒビが拡がるだけで穴が開きにくいガラスです。台風などの強風対策にも役立ちます。

補助錠取り付け

玄関ドアにはワンドア・ツーロックが当たり前になっていますが、窓の防犯にもツーロックが有効です。ホームセンターなどで購入し、DIYで窓の上部や下部に手軽に取り付けできます。

防犯カメラ設置

通りや隣家からの視線が届きにくい窓には防犯カメラを設置すると、犯罪抑止効果が生まれ防犯性が向上します。

内窓取り付けにかかる費用と補助金

内窓取り付けにかかる費用と補助金を説明する人

YKKAPのサイトに記載されているマドリモ プラマードU 引き違い窓設置にかかる工事費込み費用と、新潟エリアでのYKKAPマドリモ内窓プラマードU引き違い窓設置にかかる工事費込み費用を見ていきましょう。

マドリモ プラマードU 引き違い窓設置にかかる工事費込み費用

ガラスの種類 掃き出し窓サイズ 腰高窓サイズ 小窓サイズ
Low-E複層ガラス
ガス入 アルミスペーサー高断熱
約14万円~23万円 約8万円~14万円 約6万円~12万円
複層ガラス 約11万円~19万円 約6万円~13万円 約5万円~11万円

YKKAP 参考価格をチェック!樹脂窓ラインアップ

新潟エリアでのYKKAPマドリモ内窓プラマードU引き違い窓設置にかかる工事費込み価格帯

ガラスの種類 腰高窓 掃き出し窓
複層ガラス 7万円~9万円 11万円~13万円
Low-E複層ガラス 8万円~10万円 13万円~15万円
防犯合わせ複層ガラス 145000円~16万円 215000円~23万円

 

こちらにご自宅の窓のサイズをご記入いただくと、ご希望のガラスの種類別に詳しい費用をご確認いただけます。

内窓見積

 

洋風格子入りガラスはお見積もりができませんのでお気軽にお問い合わせください。

窓屋窓助へのお問い合わせはこちらからどうぞ

内窓設置には窓の断熱化を支援する国の補助金を申請できます。2024年度は先進的窓リノべ2024事業という名称でしたが、2025年度も引き続き同じような内容の事業が継続されます。

補助率は窓の断熱性能によって変わるのですが、詳細はまだ決定していません。その為、格子入り内窓の補助率がどの程度になるかは来春に発表されるはずです。

下記の表は2024年度先進的窓リノべ2024事業の補助額です。

グレード 熱貫流率 W/m2K 大きさの区分別補助額(円)
小・極小
SS Uw1.1以下 112,000 76,000 48,000
S Uw1.5以下 68,000 46,000 29,000
A Uw1.9以下 52,000 36,000 23,000

 

2025年度も環境省による窓の断熱化に対する改修促進支援事業が決定し、令和7年度は1,300億円が盛り込まれました。補助金の上限はまだ発表されていませんが、補助率は令和5年度と同じく50%相当になる予定です。

 

格子入り内窓はインテリア性が高く、防犯、断熱、防音の効果も同時に得られます。窓に格子をつけたいけれど、どの方法が良いのかお迷いになったらお気軽にご相談ください。

 

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内窓に格子を取り付けるなら新潟NO.1 窓屋窓助へ

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窓屋窓助は、窓のリフォーム、玄関ドアや引き戸の交換、ガレージシャッター設置などを通じて、新潟県(新潟市・長岡市・上越市など県内全域)の地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。

窓のリフォームでは、断熱性を高めて温熱環境を向上させ快適な家にすると共に、空き巣への不安、結露など窓に発生している問題を解決することが第一の目的です。

そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。

私達は、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いでスタッフが一丸となって取り組んでおります。

補助金を利用したリフォームのお手伝いも致しますので、お気軽にご相談ください。

窓屋窓助とは新潟の窓と玄関ドアの専門店です。詳しくはこちらから

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監修者情報

窓屋窓助編集部

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窓屋窓助では、「価格だけ」「デザインだけ」のプランではなく、お施主様のお悩み・ご希望から、その後の暮らしを大切に考え、その人にとって最高の“窓・玄関・エクステリアリフォーム”を完成させて頂きます。

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