勝手口の防犯に格子は有効?後付け防犯面格子と格子付きドアを比較
勝手口の防犯対策には格子取り付けと鍵の強化が効果的です。格子を取り付ける方法には格子付きドアに交換する方法と、防犯面格子をドアの前に取り付ける方法があり、鍵の強化には防犯性の高い鍵に交換する方法と補助錠を取り付ける方法があります。
総合的にはどの格子と鍵の組み合わせが最適なのか侵入窃盗を防ぐ方法を考えていきましょう。
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勝手口に防犯対策が不可欠な理由
勝手口に防犯対策が不可欠な理由は人目につきにくいことと、鍵の防犯性が低いことが挙げられます。近年、国内では急激に不法滞在する外国人や国内の犯罪者集団による強盗事件が後を絶ちません。新潟では関東圏と比較すると、それほど多くはありませんが、不法滞在者がいない訳ではありません。
残念ながら防犯対策が必要不可欠な時代になってしまい、ほとんどのご家庭では玄関の防犯対策はかなりしっかりされていらっしゃいます。一方、勝手口は手薄になっていることが多く、防犯対策の盲点になりがちです。なぜ勝手口の防犯対策が住宅の安全に重要なのでしょうか?
人目につきにくい勝手口周辺の環境
玄関と比較して勝手口は通りや近隣の住宅から目につきにくい環境にあることが多いです。勝手口はキッチンや洗面所に取り付けられることがほとんどで、玄関が表通りに面していることに対して、キッチンや洗面所は住宅の奥にする間取りが多く見られます。
また、表通りに面して勝手口がある住宅では、住宅の外観をすっきりさせる為、勝手口周辺の室外機やガスボンベなどが見えないよう、目隠しフェンスや植栽で目隠しをしていることが多いです。その結果、住宅の印象は良いのですが、侵入窃盗をしやすい環境が生まれてしまいます。
人目につきにくい分、侵入窃盗の標的にされる可能性が高まるので、鍵の防犯性を上げる必要があります。
防犯性が低い鍵
築年数が長い住宅では、簡易な鍵が一つだけしかつけられていない勝手口ドアも少なくありません。勝手口にも玄関と同じくらい防犯性の高い鍵を取り付けることが大切です。
中の様子を伺いやすいデザイン
ガラス部分の多いデザインの勝手口ドアには、中の様子を伺いやすいという弱点もあります。キッチンや洗面所内に人がいるかどうかを見て取れるので、無人の時間帯には侵入の標的にされる恐れがあります。
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勝手口に防犯面格子を取り付ける方法
勝手口のあるキッチンや洗面所の窓には防犯対策として面格子を取り付けている住宅が多いです。もし、勝手口ドアにも格子がついていればさらに防犯性が向上します。
そして勝手口に格子を取り付ける方法には、勝手口の外側につける方法と勝手口ドアそのものを格子付きにする方法があります。
勝手口の外側につける方法
勝手口ドアのガラス部分に防犯面格子を取り付ける方法と、勝手口ドアを全て覆うサイズの面格子を取り付ける方法があります。
勝手口ドアを出入り口としては使わなくなったが、塞いで壁にしてしまうと採光できなくなるというような場合には、有効な方法です。勝手口ドアを取外して壁と窓を作るよりは、費用も抑えられます。
ただ、勝手口ドアを全て覆うサイズの面格子を取り付ける方法は、効果的な防犯対策ですが、勝手口ドアからの出入りはできなくなってしまいます。
もう一つの方法として、格子のついていないガラス付きの勝手口ドアには、ガラス部分に防犯面格子を取り付ける方法があります。この場合、ガラス破りや、中の様子を覗われるリスクは低くなりますが、鍵の強化対策も並行して行う必要があります。
勝手口ドアを格子付きにする方法
現在お使いの勝手口の使い勝手の良さは失わずに格子付きの勝手口ドアに交換します。勝手口ドアの中には格子付きデザインのドアがあり、複数の格子デザインの中から好みの格子付きドアに交換できます。
勝手口の交換について詳しくはこちらからご覧いただけます。
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勝手口の鍵を強化する方法
勝手口の鍵を強化する方法には、鍵を交換する方法と補助錠を取り付ける方法があります。
鍵を交換
勝手口のドアのハンドルには、レバーハンドル、又は玉座がついています。レバーハンドルも玉座も鍵がドアについているタイプとハンドルについているタイプがあります。上記の画像はハンドルに鍵がついているタイプのレバーハンドルと玉座です。
鍵がドアについている場合は鍵だけ交換、鍵がハンドルについている場合はハンドルごと交換します。鍵のかかりが悪いなどの不具合が発生している場合には、錠前ごと交換します。
錠前とはドアの内部にあるシリンダーと鍵が内蔵されている箱のことです。
鍵の種類の選び方
勝手口ドアの鍵交換に使える鍵には、ディスクシリンダー、ピンシリンダー、ディンプルキーが挙げられます。この中で最も防犯性が高い鍵はディンプルキーです。
ディスクシリンダーやピンシリンダーは、以前よりは防犯性が高くなっていますが、ディンプルキーほどではありません。鍵交換に使う鍵はピッキングに強いディンプルキーが最適です。
補助錠でダブルロック
より防犯性を高める為には、現在1つしか鍵がついていない場合には、補助錠を取り付けダブルロックにする必要があります。
格子と鍵の強化が同時にできる勝手口ドア交換
勝手口ドアからの出入りをしない場合には、外側に格子を取り付けすると、鍵の強化をしなくても高い防犯性を得られます。一方、勝手口からの出入りが生活上必要不可欠である場合には、出入りができ、格子付きドアにでき、鍵の強化もできる勝手口ドアに交換する方法が最適です。
勝手口ドアの中でもYKK APドアリモの製品は、鍵が高い防犯性を備えている上に、複数の格子デザインが用意されています。
鍵の強化ができる勝手口ドアへの交換
YKK APドアリモの勝手口ドアには標準仕様であらゆる侵入窃盗の手口への防犯対策が施されています。
ディンプルキーの2ロックでピッキング対策
補助錠を取り付ける必要がなく、初めから鍵が上下2か所についています。鍵はピッキングに強いディンプルキーです。ドアリモの勝手口ドアには、優れた性能を持つディンプルキーが使われています。
シリンダーレス仕様もピッキングに効果的
もうひとつのピッキング対策はシリンダーレス仕様です。ベランダなどの出入り口として使う、外から施錠する必要のない勝手口ドアには、室外側に鍵穴のないシリンダーレス仕様も効果的です。鍵穴がなければ、室外側からピッキングによる不正開錠ができないからです。
ピッキング
ピックと呼ばれる金属製の特殊工具を鍵穴に入れ、ドアの錠を短時間で開けるという手口。ピッキング手口に対応した錠でなければ、1分もかからず開錠されて屋内に侵入されてしまいます。
鎌錠でこじ開け対策
鎌のような形状になっているデッドボルトが玄関ドアの枠に食い込んで、ドアをこじ開けようとしても開けられません。
ドア錠こじ破り
ドアと壁の隙間にバールなどの工具を押し込み、てこの原理でドア錠を破壊して侵入する手口。強引な方法ですが、通常のドアや錠では短時間で侵入されてしまいます。
脱着できるツマミでサムターン回し対策
玄関ドアの室内側にある鍵を操作するツマミは取り外しができます。ツマミを取り外しておけば、万が一ガラス破りの被害にあっても、ツマミがないので鍵を開けられません。
サムターン回し
玄関ドアの外側からドリルで穴を開けるなどして、サムターン(内側のドアロック用つまみ)を強引に回して侵入する手口。壊したドアスコープや取り外したドアノブの穴、ドアと壁の隙間などに特殊工具を挿し入れてサムターンを回すこともあります。
キッチンの窓に取り付ける防犯面格子
すでに取り付けてあるご家庭も多いと思いますが、勝手口ドアだけではなく、キッチンや洗面所の窓に取り付ける防犯面格子もガラス破り対策として重要です。
ガラス破り
窓ガラスを破壊し、そこから手を入れて解錠して侵入する手口。通常のガラスであれば、わずか数秒で破壊できます。近所への買い物やペットの散歩など、わずかな留守の間でも被害に遭う可能性があります。
窓用の面格子についてはこちらから詳しくご覧いただけます。
勝手口ドアを格子付きに交換する費用
勝手口ドアの交換はカバー工法という壁を壊さない工事でするので1日で完了し、費用も抑えられます。
断熱通風勝手口ドアアルミ枠
断熱と通風ができるドアです。
工事費・処分費コミコミ価格(税込) 21万3,950円 |
断熱通風勝手口ドア樹脂複合枠
より高い断熱性があり、通風もできるドアです。
工事費・処分費コミコミ価格(税込) 25万5,200円 |
※ 平日工事割引キャンペーンと施工例掲載・アンケートお値引きキャンペーン適用で、上記価格から1万円値引きされます。詳しくはお見積もりのページからご覧いただけます。
勝手口ドアの防犯対策は、住宅の安全を守るために重要ですが、同時に出入りのしやすさ、キッチンや洗面所内の暖かさ、涼しさ、換気の良さ、明るさ、プライバシーなども快適な暮らしには欠かせません。
断熱と通風ができる格子付き勝手口ドアなら、防犯対策と快適さを同時に得られます。勝手口の防犯をしたいけれど、どの方法が効果的でご自宅の環境に最適なのか迷われている時にはお気軽にご相談ください。
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勝手口に防犯格子取り付けをお考えなら新潟NO.1 窓屋窓助へ
窓屋窓助は、玄関ドアや引き戸、勝手口の交換、窓のリフォーム、ガレージシャッター設置などを通じて、新潟県(新潟市・長岡市・上越市など県内全域)の地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
窓のリフォームでは、断熱性を高めて温熱環境を向上させ快適な家にすると共に、空き巣への不安、結露など窓に発生している問題を解決することが第一の目的です。
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