内窓のサイズの測り方で有効寸法とは?ガラスの種類別参考価格は?

内窓のサイズの測り方で有効寸法とは?ガラスの種類別参考価格は?

内窓のサイズは大きく分けると掃き出し窓と腰高窓、小窓の3種類がありますが、取り付ける際には、窓ごとに有効寸法を測ります。内窓の価格はサイズとガラスの種類によって変わり、ガラスの種類は断熱と防音の効果の高さにも影響します。

内窓の採寸方法とガラスの種類による効果の違いを確認すると共に、内窓の参考価格を見ていきましょう。

内窓のサイズを測る方法

窓のサイズを測る夫婦

内窓の採寸方法にはおもに2種類の測り方があります。

ネットや電話で見積もりを取る為の採寸方法

業者に依頼して内窓を取り付ける場合には、おおよその見積り金額を知る為に内窓のサイズを測ります。

窓枠の高さ

窓枠の内側の高さをmm単位で測ります。

窓枠の幅

窓枠の内側の幅をmm単位で測ります。

窓枠の奥行

窓枠の下部、または内側の側面の奥行を測ります。

奥行きを採寸する理由は、奥行きのサイズによってふかし枠の要不要が変わるからです。

内窓を設置する際には、窓枠に取り付けできるだけの奥行きが必要です。必要な奥行きはメーカーによって異なります。YKKAPプラマードUを例にとると、窓枠の奥行が70mm以下の場合にはふかし枠を取り付けます。

ふかし枠とは窓枠を広げる為に取り付ける部材です。床面に対して立ち上がりのない掃き出し窓には3方、腰高窓や小窓には4方に取り付けて、内窓設置に必要な奥行きにします。

現在の奥行の長さに合わせてふかし枠の長さを選ぶのですが、この部分はご家庭での判断が難しいこともありますので、長さの選び方で迷ったら見積りを出す施工店に問い合わせてみましょう。

関連コラム 内窓のふかし枠とはどんな時に必要?種類・選び方・注意点を解説

また、見積もりを依頼した結果、実際に設置することになった場合には、業者が現地調査に来て、精密に採寸をします。なぜなら、採寸の精度によって気密性が変わるからです。気密性は内窓の断熱性にも防音性にも大きく影響します。

気密性が低下すれば、熱も音も隙間を通って出入りする為、ガラスの持つ断熱や防音の効果が充分に活かされなくなってしまうのです。

その為、ご家庭での見積りで出したサイズで内窓を作成するわけではありません。見積もりで出したサイズが、センチ単位で業者の測ったサイズと異なる場合は、見積価格に影響が出ますが、採寸時には数ミリ単位の違いにまで神経質になる必要はありません。

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断熱効果を上げ結露を軽減する内窓の詳細についてはこちらから

DIYで取り付ける内窓をオーダーする為の有効寸法

内窓の中にはDIYで取り付けできる内窓もあります。この場合は、完璧に有効寸法を測る必要があります。数ミリでも異なるときっちりと納まらなくなってしまうからです。

有効寸法とは窓枠の奥行の長さではなく、内窓を取り付けられる奥行きの長さを指します。具体的に有効寸法の測り方を確認していきましょう。

引き違い窓の有効寸法の測り方

採寸を始める前に、窓枠の内部にカーテンやブラインドがある場合は、カーテンレールやブラインドボックスを取り外します。窓枠の上部に取り付けてある場合には内窓設置に影響しません。

窓枠の内側にブラインドを取り付け、外窓と内窓の間にブラインドがある状態にしたい場合には、上部のブラインドボックスから窓枠の端までの長さを測ります。

奥行の採寸

窓にはアングルがついているタイプとついていないタイプがあります。アングルとは、サッシの周囲に取り付けられている枠を指します。見栄えを良くするためと気密性を高める為に取り付けられる部材です。

アングルがある場合は窓枠の端からアングルまで、ない場合は窓枠の端からサッシまでの奥行の長さを測ります。

クレセント(引き違い窓を閉じた時にロックする為の部品)がアングルやサッシよりも前方に出っ張っている場合には、最も出っ張っている部分から窓枠の端までの寸法を測ります。

出っ張りを無視して採寸すると、開閉時にクレセントにぶつかって内窓を動かせなくなってしまうからです。

幅と高さの採寸

窓枠内側の幅と高さを採寸します。

開き窓の有効寸法の測り方

洗面所やトイレに使われていることの多い幅の狭い窓には開き窓の内窓を設置します。その中でジャロジー窓は、開閉用にハンドルがつけられている為、クレセントよりも前方に干渉します。この場合にも、クレセントと同じように枠の端からハンドルが最も前方に出ている部分までの奥行の長さを測ります。

開き窓の場合は、奥行の有効寸法が55mm以下の場合はふかし枠が必要です。

業者に依頼した場合には、干渉する範囲を狭める為に小さな回転式のハンドルに交換することもあります。

関連コラム 内窓に鍵のクレセントが干渉して二重窓にできない場合の解決法

FIX窓の有効寸法の測り方

FIX窓はクレセントやハンドルがないので、枠の端からアングルがあればアングルまで、なければサッシまでの奥行の長さを測ります。FIX窓も開き窓と同じように奥行の有効寸法が55mm以下の場合はふかし枠が必要です。

内窓の参考価格

内窓の価格を説明する人

ホームセンターなどで購入できる内窓キットと、業者に依頼して取り付ける内窓の参考価格を確認していきましょう。

DIY用の簡易内窓キット

  • SサイズW900×H900mm以内の内窓用)ネット販売価格(税込)9,780
  • MサイズW1800×H900mm以内の内窓用)ネット販売価格(税込)11,800
  • LサイズW1800×H1400mm以内の内窓用)ネット販売価格(税込)14,800

参考サイト KOMERI.COM アクリサンデーエコな簡易内窓キット

内窓プラマードUの取り付け工事費込み費用

YKK APのサイトに提示されている内窓プラマード引き違い窓の参考価格です。

ガラスの種類 大 掃き出し窓サイズ 中 腰高窓サイズ 小 小窓サイズ
Low-E複層ガラス
ガス入 アルミスペーサー高断熱
約14万円~23万円 約8万円~14万円 約6万円~12万円
複層ガラス 約11万円~19万円 約6万円~13万円 約5万円~11万円

YKKAP 参考価格をチェック!樹脂窓ラインアップ

新潟エリアでのYKKAPマドリモ内窓プラマードU引き違い窓設置にかかる取り付け工事費込み費用

ガラスの種類 腰高窓 掃き出し窓
複層ガラス 7万円~9万円 11万円~13万円
Low-E複層ガラス 8万円~10万円 13万円~15万円
防犯合わせ複層ガラス 145000円~16万円 215000円~23万円

内窓のガラスの種類

YKKAP 内窓のガラスの性能

参考価格の表に記載されていた内窓の価格に幅がある理由はサイズとガラスの種類の違いによるものです。ガラスの違いが断熱性と防音性、製品価格に影響します。

真空断熱ガラス

内窓に使われるガラスの中で最も高断熱なガラスです。寒さの厳しい地域に最適です。結露の軽減量も多いです。

Low-E複層ガラスアルゴンガス入

複層ガラス仕様の中で最高グレードのガラスです。寒さの厳しい地域や、温暖な地域で玄関の向いている方角や周辺の環境によって冷え込む玄関にも向いています。結露の軽減量も多いです。

Low-E複層ガラス

3番目に断熱性の高いガラスです。温暖な地域で使われることが多く、その場合には結露も軽減します。

複層ガラス

標準の複層ガラスです。寒さが厳しくなる時期には結露が多少発生することがあります。

窓屋窓助でのガラス別取り付け費込み参考価格

高さ900mm1200mmの引き違い窓 ふかし枠なしの価格です。

 ガラスの種類  価格
Low-E複層ガラスアルゴンガス入 樹脂スペーサー 6500
Low-E複層ガラスアルゴンガス入 アルミスペーサー 56,760
Low-E複層ガラス 55,385
複層ガラス 48,895

 

ご自宅の窓のサイズやご希望の開き方タイプに合わせて具体的な価格をご確認いただけます。
内窓のお見積もりはこちらからどうぞ

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断熱性と防音性を高める内窓のサイズ採寸の重要性

窓のサイズを測る施工業者

内窓はサイズの測り方の正確さによって気密性が変わります。特に築年数が長い住宅では、窓枠が歪んでいることが多く、左右の高さが異なっていたりします。

業者が取り付けする際は、その部分も含めて綿密に採寸した上で内窓をオーダーするので、確実に気密性の高い窓に仕上がります。

関連コラム 内窓・二重窓リフォームで高い効果を上げる方法とは?プロが選び方・施工法・注意点を徹底解説

気密性が高くなればなるほど、断熱性と防音性が向上します。その理由はサッシと窓枠やサッシとサッシ、サッシとレールの間の隙間がなくなり、熱や音が通らなくなるからです。

せっかく断熱性の高いガラスを使っても、隙間から熱や音が通ってしまえばガラスの機能性が半減してしまいます。

断熱と防音の効果を上げたい場合には、ガラス選びが重要ですが、同時にサイズの測り方取り付け方も大切です。業者が取り付けする内窓はDIYで取り付けするよりも確実な効果が得られます。

その場合の採寸は、直接オーダーする内窓のサイズになることはないので、大まかに測っていただいて大丈夫です。

内窓のサイズの測り方がよくわからない時にはお気軽にお問い合わせください。

 

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窓屋窓助は、窓のリフォーム、玄関ドアや引き戸の交換、ガレージシャッター設置などを通じて、新潟県(新潟市・長岡市・上越市など県内全域)の地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。

窓や玄関ドアのリフォームでは、断熱性を高めて温熱環境を向上させ快適な家にすると共に、空き巣への不安、結露など窓に発生している問題を解決することが第一の目的です。

そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。

私達は、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いでスタッフが一丸となって取り組んでおります。

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監修者情報

窓屋窓助編集部

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