玄関ドアの選び方リフォーム編|ドアリモなら費用はどのくらい?
玄関ドアの選び方は新築時とリフォーム時では異なり、リフォームでは現在のドアの間口に合うドアや引き戸を選ぶ必要があります。同時に寒さや暑さ、結露、暗さ、風通しの悪さなど、現在玄関に発生している問題を解決できる機能を備えたドアを選ばなくてはなりません。
ドアリモの玄関ドアを例にとって玄関ドアの選び方と費用を見ていきましょう。
Contents
住まいの顔、玄関ドアは開き戸と引き戸の2種類
玄関ドアや玄関引き戸は訪問客にとって一番初めに目に入る場所であり、通りから見た時の住宅の印象に影響します。同時に玄関内の環境や玄関の使い勝手も玄関ドアや引き戸によって快適にもなり、使いにくくもなります。
新築時には見栄えも良く使いやすい玄関だったのに、年数が経つにしたがってドアや引き戸の表面が褪色したり、施解錠がしにくくなったり、開閉に不具合が出たりすることはよくあります。
そのような時に適切な玄関ドアや引き戸を選べるよう玄関ドアの種類を確認していきましょう。
玄関ドア(開き戸)の開き方タイプの種類
玄関ドアには6つの開き方タイプがあります。
片開きドア
片開きドアは1枚の扉だけのシンプルな開き方タイプです。
片袖ドア
片袖ドアは、親扉と袖で構成されているドアです。通行の幅は片開きドアと同じです。
親子ドア
親子ドアは親扉と子扉で構成されているドアです。親扉と子扉を両方開放すると、間口いっぱいに通行の幅が広がります。大型の荷物を搬入する際に役立ちます。
両開きドア
両開きドアは左右対称の扉2枚で構成されているドアです。通常は片方の扉だけを開閉しますが、大型荷物の搬入時には左右の扉を同時に開けると、間口いっぱいに通行の幅が広がります。
両袖ドア
両袖ドアは扉と左右の袖で構成されているドアです。間口は広いですが、通行の幅は片開きドアと同じです。
袖付き親子ドア
袖付き親子ドアは袖と親子ドアで構成されているドアです。
玄関ドア(引き戸)の開き方タイプ種類
玄関引き戸は横に滑らせて開閉する玄関ドアです。
2枚建て
2枚の引き戸で構成されています。両開きドアと同じ間口です。
袖付き2枚連動引き戸
袖と2枚の引き戸で構成されています。間口は2枚建てと同じですが、袖に2枚に引き戸が重なるので、通行の幅が3分の2まで広がります。
4枚建て
4枚の引き戸で構成されています。
片引き戸(スライディングドア)
壁に沿って引き戸を収納します。片開きドアと同じ間口です。
玄関ドアの種類とリフォームで交換できる開き方タイプ
玄関ドアの交換時には、カバー工法なら玄関ドアの開き方タイプを変更するだけで、壁を壊さなくても通行の幅を拡げることができます。
壁を壊すような大掛かりな工事はしたくないけれど、ゆったり出入りできる玄関にしたいという希望は、ドア交換の際に叶えられます。
交換できる開き方タイプと交換できない開き方タイプの種類、通行の幅を拡げられる開き方タイプの種類については下記のコラムをご覧ください。
玄関ドア開き戸と引き戸に使われる素材の種類
玄関ドアには金属や木材、アルミ樹脂複合素材が使われます。金属ドアにはスチールなどもありますが、一般的な戸建て住宅の金属ドアは開き戸にも引き戸にもアルミが使われます。
アルミドア
アルミで作られたドアや引き戸は、軽くて丈夫なのですが、断熱性がありません。玄関内の寒さや結露、暑さはアルミドアの非断熱性が生み出します。
また、経年で表面に拭き掃除をしてもきれいにならない白錆が出ることがあります。
木製ドア
木材で作られた玄関ドアは断熱性が高く、見た目も美しいことが特徴です。ただ、高価であることと、専門家によるこまめなお手入れをしていないと、経年で褪色や歪みが出て見た目が悪くなるとともに、隙間ができて気密性が低下します。
アルミ樹脂複合材
木製玄関ドアのように見える素材です。断熱材がドア本体に充填され、袖やガラス部分には複層ガラスが使われています。熱の出入りを抑えるので玄関内の快適な室温が維持されます。
機能で選ぶ玄関ドアの種類
玄関ドアの種類は開き方タイプで分ける他、機能別にも分けられます。玄関ドアの機能について確認していきましょう。
寒さと結露、暑さを解決する断熱ドア
玄関ドアには断熱タイプと非断熱タイプがあり、その働きの違いが玄関内の環境に影響を与えます。選び方の基準はお住まいの地域の気候と、周辺の環境によって変わる玄関の冷え込みや暑さなどを解決できる断熱性の高さです。
非断熱タイプとはアルミ玄関ドア、断熱タイプとは木製玄関ドアと断熱材が使われているアルミ樹脂複合材のドアです。
断熱タイプの玄関ドアとは冬は逃げていく暖房の熱を抑え、夏は侵入してくる太陽熱を阻んで玄関内を最適な室温に維持するドアです。加えて、断熱性によって玄関ドアの室内側が、室外側の影響を受けにくくなる為、結露の発生が抑えられます。
YKKAPドアリモの玄関ドアには断熱タイプと高断熱タイプがあり、その働きの違いが玄関内の環境に与える影響の大きさを変えます。
高断熱タイプ ドアリモ 玄関ドア D50
2024年夏に発売された玄関ドア D50は、業界トップクラスの断熱性を備えています。
厚みが70mmもあるドア本体にも、玄関ドア枠にもアルミ樹脂複合材が使われている他、袖ガラスや窓にはダブルLow-Eトリプルガラス(アルゴンガス入)が使われています。
袖も窓もない無採光デザインの熱貫流率は0.95W/(㎡・K)、採光デザインの熱貫流率は1.28W/(㎡・K)です。
国が個人の住宅の断熱改修を支援する先進的窓リノベ2024事業は、熱貫流率によって補助率が変わりますが、熱貫流率は0.95W/(㎡・K)を備えるドアリモ 玄関ドア D50の無採光デザインは最高基準であるSSグレード、採光デザインはSグレードの対象です。
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関連コラム 玄関ドア ドアリモはYKKAPのリフォーム製品|D30とD50の違いや特徴は?
断熱タイプ
YKKAPドアリモの断熱タイプには、お住まいの地域の気候に合わせて選べるよう、2種類の断熱仕様が用意されています。
D2仕様
ドア本体と本体の枠に断熱材、袖や窓にはLow-E複層ガラスが使われています。熱貫流は1.94W/(m2・K)です。
寒さの厳しい地域と、温暖な地域ではあるが周辺の環境や玄関の向いている方角によって冷え込む玄関に向いています。
D4仕様
ドア本体に断熱材、袖や窓には複層ガラスが使われています。熱貫流は2.24W/(m2・K)です。
比較的温暖な地域で、冷え込むような条件下にない玄関に向いています。
風通しの良い玄関にする通風ドア
ロックしたまま風を採り入れられる通風機構のついた玄関ドアです。通風機構とはドア本体に取り付けられた幅が狭く縦に長い内開きのすべり出し窓を指します。
この窓は玄関ドアの鍵をかけたまま開放できるので、安全に換気ができます。
窓のない玄関に発生しやすい靴にカビが生えてしまう、嫌なニオイがする、ムシムシするなどの悩みを解決します。
また、通風機構の本来の目的とは異なりますが、開放しておくと風通しだけではなく、角度によっては庭の景観が見え、玄関内が明るい雰囲気になります。
玄関内を明るくする採光デザインのドア
袖や窓のガラス面を広くとったデザインのドアです。玄関内に陽射しを採り入れて明るい玄関にします。昼間は照明を点けなくても明るい玄関にしたい場合には、採光デザインのドアが役立ちます。
明るさの度合いや外部からの視線の入り具合は、窓のサイズや位置、ガラスの種類によって変わります。
ランマの有無も採光性に影響
玄関ドアは引き戸も開き戸もランマ付きを選べます。ランマをつけると玄関内が明るくなります。
外観や外壁色に合わせて選ぶ玄関ドア
新築時にも外観や外壁や屋根の色に合わせて玄関ドアを選ばれたことと思いますが、リフォーム時には玄関周りの植栽なども成長して雰囲気が変わっていることと思います。
外壁塗装のタイミングで同時に玄関ドアを交換する場合は、新しい外壁色に合わせて玄関ドアの色を選びやすいのですが、それ以外の場合には、玄関ドアだけが浮き出ないような色を選ぶことが大切です。
ドアリモの玄関ドアには木目色が豊富に揃っていますので、外観や玄関周りの雰囲気に自然に馴染む色を選びましょう。
施工先にシミュレーション画像を依頼すると、現在の住宅に新しい玄関ドアが取り付けたられた際のイメージを確認できます。
また、引き戸から開き戸、開き戸から引き戸に交換する際には、和風、洋風、モダンのどの外観にも最適な玄関ドアを選べるよう豊富なデザインが揃っています。
安全な家にする防犯性の高い玄関ドア
玄関は家の顔でもありますが同時に、外部の侵入者からご自宅を守る砦のような場所です。
年々手口が巧妙化している侵入窃盗に対する最新の防犯対策を備えている玄関ドアであることは、玄関ドア選びに欠かせない条件です。ドアリモの玄関ドアには標準仕様で最新の防犯対策が備えられています。
関連コラム 玄関ドアの防犯性を高めるリフォームには最新のセキュリティ対策を
玄関ドアの交換をカバー工法でする手順
カバー工法でする玄関ドア交換は、壁を壊さないので騒音や粉じんが少なく、朝始めて夕方には工事が完了します。
- ・ 今ある玄関ドア本体と袖やランマを取りはずす
- ・ 今ある玄関ドアの枠に新しい枠を被せる
- ・ 玄関ドアを取り付ける
- ・ 室内側と室外側に額縁を取り付ける
- ・ 仕上げをして完了
下部に段差ができてしまう場合は、下枠段差緩和材を使って段差を解消します。
ドアリモの玄関ドア交換にかかる費用
ドアリモの玄関ドアの製品価格はドアの枠タイプと断熱性の高さによって変わります。
「ドアリモ 玄関ドア D50」 高断熱ドア
ドアリモ 玄関ドア D50にはNシリーズ、Fシリーズ、Cシリーズ、Eシリーズがあります。Fシリーズの採光デザインの価格帯は70万5,000円~、Cシリーズは80万円~、NシリーズとEシリーズは80万円~ですが、それぞれの価格帯の中でも、デザインによって製品価格が変わります。
参考の為、YKKAPカタログに掲載されているNシリーズの製品価格を見てみましょう。オプションや取り付け費が含まれていない価格です。デザインによっては両開きドアも選べますが、価格は掲載されていません。
親子ドア | 片開きドア | 両開きドア | |
無採光デザインN40N | 78万8,000円 | 60万7,000円 | _ |
採光デザイン N41N | 84万3,000円 | 60万円 | |
採光デザイン N42N | 93万5,000円 | 69万2,000円 | _ |
採光デザイン N43N | 85万円 | 60万7,000円 |
詳しくはYKKAP WEBカタログからご覧いただけます。
>>>YKKAPかんたんドアリモ玄関ドア2024.8
窓屋窓助でもドアリモ 玄関ドア D50のお取り扱いをしておりますが、お見積もりページからはご覧いただけませんので、詳しくはお気軽にお問い合わせください。
「ドアリモ 玄関ドア D40・D20」断熱ドア
断熱仕様にはD4とD2があります。基本の製品価格はD4仕様です。さらに断熱性を高めたい場合には、オプションでD2仕様を追加します。
枠タイプ | 工事費込みリフォーム費用 | D2仕様にするオプション料金 |
片開き | 28万600円~40万7,100円 | 2万7,500円 |
親子 | 36万4,100円~51万2,600円 | 3万250円 |
片袖 | 31万7,580円~46万8,380円 | 3万7,730円 |
袖付き親子 | 39万3,580円~56万3,530円 | 4万3,230円 |
両袖 | 35万5,960円~50万6,600円 | 3万2,010円 |
両開き | 48万6,750円~57万2,550円 | 5万4,450円 |
リモコンキー付きの玄関ドアの価格
ドアリモ玄関ドアにはどのタイプもオプションでリモコンキーをつけられます。タグキー(カードキーのようにかざして施解錠するキー)は3万4650円、リモコンキーは6万6,000円です。
下記からご自宅の玄関ドアの枠タイプや、ご希望の機能別に取り付け費込み費用をご確認いただけます。
リフォームで玄関ドアを選ぶポイントは現在玄関に発生している問題の解決に最適な機能を備えた玄関ドアを選ぶことです。
寒さ、暑さ、結露には断熱玄関ドア、風通しには通風玄関ドアが問題解決に役立ちます。断熱と通風の両方を備えているドアもあります。
通行の幅を拡げたい場合には親扉の幅を拡げ、使い勝手を変えたい場合には同じ間口内で枠タイプを変更する、片開きドアなら引き戸(スライディングドア)などの方法が挙げられます。
ご自宅に最適な玄関ドアを選ぶ為には、ご家族の玄関の使い方や現在の玄関内の環境をリストアップしてみることが大切です。どのドアが最も良いのか迷ってしまったらお気軽にご相談ください。
玄関ドアの選び方で迷ったら新潟NO.1 窓屋窓助へ
窓屋窓助は、玄関ドアや引き戸の交換、窓のリフォーム、ガレージシャッター設置などを通じて、新潟県(新潟市・長岡市・上越市など県内全域)の地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
窓や玄関ドアのリフォームでは、断熱性を高めて温熱環境を向上させ快適な家にすると共に、空き巣への不安、結露など窓に発生している問題を解決することが第一の目的です。
そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
私達は、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いでスタッフが一丸となって取り組んでおります。
補助金を利用したリフォームのお手伝いも致しますので、お気軽にご相談ください。
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