シャッターを窓に後付けするリフォームのメリットデメリット|費用と工事方法は?

シャッターを窓に後付けすると、防災、防犯、防音に役立つというメリットがある一方、部屋が暗くなる、開閉音がご近所に響くなどのデメリットを心配されることもあるでしょう。2階の窓やマンションにつけることを検討される方もいらっしゃると思います。

良い結果にする為にシャッターを窓に後付けする方法や費用、注意点を確認していきましょう。

シャッターを窓に後付けする際の注意点

2階の窓に取り付けたシャッター

新築時にシャッターをつけなかった窓に後付けする場合、1階の窓やベランダに面した2階の窓であれば、問題なく取り付けができます。それ以外の窓には、条件によって制限が出たり、費用が嵩んだりすることがあります。

2階の窓にシャッターを後付け

ベランダに面していない2階の窓にシャッターをつける場合には、高所作業車、または足場が必要になる為、その分取り付け費用がかさみます。外壁塗装などと違い広範囲に足場を組むわけではないので、シャッター取り付けには高所作業車の方が費用を抑えられます。

足場を組む費用はおよそ1㎡に対して800円前後です。シャッターのサイズや窓の高さにもよりますが、2万円~6万円程度です。オペレーター付き高所作業車は1日3万円程度です。

ただ、高所作業車の場合、道路とシャッターを取り付ける壁との位置関係、道路の幅、電柱や電線の位置などによっては、使用できないことが多いです。その場合には足場を組まなくてはならず、その分が後付け費用に加算されます。

雨戸のある窓にシャッターを後付け

新築時に取り付けた雨戸が老朽化して、開閉しにくくなったのでシャッターに変えたいという場合、雨戸の戸袋は取り外しができるのだろうか?と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

雨戸をシャッターに交換する際、戸袋の処理にはおもに3つの方法があります。3つのうち2つは戸袋を残す方法、もうひとつは壁を壊して戸袋を撤去する方法です。

戸袋の解体は大掛かりな工事になる為、一般的には戸袋を残す方法が採用されることが多いです。ただ、雨漏りなどの事情がある場合には、戸袋を撤去する方法が採用されることもあります。

戸袋は残し外壁、又はシャッターと同色に塗装する

戸袋を残してシャッターを窓に後付け

雨戸を収納する戸袋としての役目は終了しますが、塗装をして見栄えをよくします。外壁の色とシャッターの色のどちらに合わせるかは、外観全体のバランスを見て判断します。

戸袋は残し戸袋部分もシャッターで覆う

戸袋も覆うシャッターを窓に後付け

戸袋と窓を全面的に覆うサイズのシャッターを取り付けます。

戸袋を撤去し新しい壁を作る

戸袋を解体してシャッターを後付け

戸袋だけではなくその周辺の壁も傷み、その部分から雨漏りがしている、または雨戸のついた窓が大きすぎるので小さくしたいといった事情がある場合には、この方法が取られることがあります。壁を壊す為、費用と工期が嵩み手軽にはできません。

外開き窓には後付けできない

出窓のシャッター

外に向かって開くすべり出し窓、内側にも外側にも開くドレーキップ窓など、窓の開き方タイプによってはシャッターの取り付けができません。

従来は出窓にはシャッターがつけられませんでしたが、マドリモなら出窓にもシャッターをつけられます。
詳しくはマドリモWEBカタログからご覧いただけます。
>>>かんたんマドリモ シャッター・雨戸

マンションの窓にシャッターを後付け

戸建て住宅用ほどのバリエーションはありませんが、マンション用の後付けシャッターもあります。ただ、マンションによっては管理規約でシャッターの後付けが許可されていないことがあります。

マンションの窓にシャッターを後付けしたい場合には、許可されているかどうか、管理規約を確認しましょう。

関連コラム 窓にシャッターを後付けしたい

シャッターのある窓のメリット

台風から窓を守るシャッター

窓にシャッターがついていると、防災、防犯、防音に役立ちます。

悪天候による被害を抑える

強風の際には、折れた木の枝、小石、物干し竿など、日常では考えられないような物が飛んできて、窓ガラスに直撃することがあります。

台風以外でも雹(ヒョウ)や、近くで遊んでいた子どもが投げたボールが窓ガラスにひびを入れてしまったりもします。

窓がシャッターで守られていればこのような被害を避けられます。

侵入犯罪を防ぐ

外出時や就寝時にはシャッターを下ろしておくと侵入窃盗の被害を抑えられます。さらにタイマーが使える電動シャッターであれば、外出していても指定した時間になるとシャッターが閉じるので、お子さまだけのお留守番時にも安心です。

また、閉じっぱなしのシャッターは旅行をしていることをアピールしてしまい、空き巣被害のリスクを高めますが、タイマー付きなら朝になるとシャッターが開くように設定できます。

静かな寝室で眠れる

シャッターには防音効果もあります。寝室の窓にシャッターがついていると早朝の新聞配達のバイクや、深夜に帰宅する近隣の車のエンジン音で睡眠を妨げられるようなことがなくなります。

外気温の室温への影響を抑えられる

シャッターを閉じておくと、冬は冷気、夏は日射熱の侵入が抑えられるのでエアコンが効率よく働き、室温を調整しやすくなります。

日射遮蔽にはアウターシェードも効果的です。
関連コラム アウターシェードはシャッターがあっても取り付け出来る

プライバシーが確保できる

夜間、室内の照明を点けていても外部からの視線が入って来ません。

シャッターのデメリットは選び方次第

昼間は風と光を採りこむ窓のシャッター

シャッターのデメリットのほとんどは電動シャッターを選ぶと発生しません。電動シャッターには採光採風タイプやタイマー付きのシャッターもあるからです。

シャッターをつけたいけれど、家の中が暗くなるし、開閉音がうるさいとご近所に迷惑になってしまうと考え、シャッター設置に二の足を踏んでしまう方もいらっしゃると思います。

確かにシャッターには、光を遮断するタイプや開閉時に騒音を出す製品もあります。ただ、最新のシャッターには、光や風を採り入れるシャッターや、静かに開閉できるシャッターがあります。

陽射しと風を採りこむシャッター

採光量と採風量を調整できるスリットシャッター

シャッターにはガレージに使われることの多い完全に光と風を遮るタイプの他に、換気・採光機能がついたタイプもあります。

シャッターはスラットという横に細長い板状の部材が連なっている構造ですが、この板状の部分にスリットが入っているタイプと、ブラインドのようにスラットの部分の角度を調整できるタイプがあります。

スリットが入っているタイプはシャッターを下ろす範囲で、開き具合を調整できるタイプは角度で採光量や採風量を天候に合わせて変えられます。

どちらのタイプもスダレのような使い方ができ、夏は日射遮蔽をしつつ、明るさを採りこみ、エアコンの必要ない季節には心地よい風を採りこみます。

生活に合わせて自動で開閉するシャッター

防犯の為、就寝前にシャッターを下ろすと、朝起きた時に部屋の中が真っ暗というデメリットはタイマーで解決します。また、帰宅時間に関わらず、設定した時刻になるとシャッターが閉じるようにしておけるので、防犯性も高まります。

静かに開閉するシャッター

手動シャッターの中には開閉時に大きな音が出てしまうことがあり、ご近所トラブルに発展することもあります。電動シャッターであれば、開閉音が静かなので安心して使えます。

シャッターを窓に後付けする費用相場

シャッターを窓に後付けする費用相場を説明する業者

シャッターには手動シャッター、電動シャッターがあります。電動タイプは機能の選び方で価格が変わります。どのタイプのシャッターにも共通してかかる費用は、撤去と処分にかかる費用2万~5万円です。

手動タイプの取り付け費込み費用はおよそ10万~20万円程度、電動タイプなら15万~40万円程度です。高機能タイプを選ぶとそれ以上になることもあります。

この他、前述しましたが、2階の窓に取り付けする場合は、足場や高所作業車の費用が加算されます。

関連コラム シャッターの値段を抑えるポイントと設置にかかる費用|事例も紹介  

大型台風が来ると、シャッターをつけておけばよかったと思うものの、無事に台風が通り過ぎていくと忘れてしまいます。ただ、防災は被害を受けてからするより、被害を受ける前にしておくことが大切です。

従来の閉塞感が強く開閉音がうるさいシャッターをイメージして、台風は心配だけれどつけたくないなと思われている方は、光や風を通すシャッターの設置で安心して台風シーズンを迎えませんか?シャッターの選び方でお迷いの際にはお気軽にご相談下さい。

 

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窓屋窓助は、玄関ドアや引き戸の交換、窓のリフォーム、ガレージシャッター設置などを通じて、新潟県(新潟市・長岡市・上越市など県内全域)の地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。

シャッターのリフォームでは、台風への備えや防犯が主な目的ですが、断熱性を高めて温熱環境を向上させたり、防音性能を持たせて快適な家にすることもできます。

そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。

私達は、気持ち良く工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いでスタッフが一丸となって取り組んでおります。

補助金を利用したリフォームのお手伝いも致しますので、お気軽にご相談ください。

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窓屋窓助編集部

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