二重窓で電気代を節約できる理由|エアコンを効率アップする内窓効果

二重窓で電気代を節約できる理由はエアコンを効率アップする内窓効果

二重窓が電気代の節約にどの程度役立つかご存知でしょうか?快適な暮らしを維持する為に、ほとんどのご家庭ではエアコンをお使いだと思いますが、猛暑日が続いたり、雪が降り続いたりする時期にはびっくりするほど電気代が嵩んでしまいます。

内窓を設けて二重窓にする断熱効果が暮らしに与える影響や後悔を防ぐポイントを確認していきましょう。

二重窓の内窓効果で電気代が安くなる割合

内窓プラマードU 10年間で節約できる冷暖房費

上記はYKKAPが算出した内窓プラマードUを家中の窓に設置して二重窓にした場合、10年間で節約できる電気代のイメージ画像です。

東京に建つ一般的な2階建て住宅での電気料金単価31円/kWhとして算出されて数字です。電気料金は契約によって変わってきますので、あくまで目安として参考になさってください。

新潟の電気料金の単価はこちらからご確認いただけます。
>>>東北電力 個人のお客さま 電気料金プラン

内窓のガラスやサッシによって、節約できる電気代は変わりますが、アルミサッシ+単板ガラスの外窓だけの住宅とLow-E複層ガラスの内窓をつけて二重窓にした住宅の10年間で節約できる冷暖房費を比較すると、28%も軽減できることがわかります。

冷房費に151,000円、暖房費に717,000円 合計で868,000円かかっていた冷暖房費が、621,000円に抑えられ、25万円も倹約できます。

さらにアウターシェードなど窓の外での日除けをすると、冷房費を125,000円にまで抑えられます。

東京より温暖な地方では節約できる率がこの数字より少なく、東京より寒さの厳しい地域ではこの数字より大きくなる可能性があります。

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ただ、電気代が節約できるという意味は、10年で内窓を設置する導入費用の元が取れるということではありません。それでも内窓設置の断熱改修は、屋根や外壁、床など家全体の断熱改修と比較すると3分の1以下に費用を抑えられます。

また、内窓は、国が個人の住宅の断熱改修を支援する「先進的窓リノベ2024事業」の補助金の対象です。補助金を活用するとリフォーム費用を抑えられます。その際、断熱性の高い内窓になるほど補助率も上がっていきます。

二重窓リフォームで得られる内窓効果

内窓プラマードUで二重窓にした場合の断熱効果

内窓を設けて二重窓にすると得られる効果は、電気代の節約だけではありません。内窓の断熱効果によって快適な暮らしが生まれることが大きな魅力です。

寒い冬を暖かく過ごせる

冬に住宅から逃げる熱の割合 6割近くが窓から

画像出典 経済産業省 資源エネルギー庁 住宅による省エネ

暖房をしているのに寒さを感じるが、十分に暖める為に設定温度を上げると電気代が嵩むといった状況になる原因は、窓から暖房の熱が逃げて行ってしまうからです。

暖房の熱は屋根や壁、床からも逃げていきますが、その割合は少なく、窓から逃げる量が6割近くを占めます

サーモグラフィーで見る窓ガラスの冷え方の違い

また、窓の冷えも部屋を寒くする原因です。外壁と違い窓ガラスは薄いので、単板ガラスの場合、もろに外気温の影響を受けてしまいます。その結果、窓のそばに行くとヒヤッとする、窓からの冷気が床を伝って足元を冷やすなどの状況が生まれます。

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結露が軽減する

冬に外気温と室温の差が大きくなっていくと、窓ガラスに結露が発生しますが、内窓があると、室内側と室外側のガラスの温度差が抑えられて結露が軽減します。

ガラスとサッシの断熱性が高くなるほど抑えられる結露の量は増え、ガラスの選び方によっては結露がほとんど発生しなくなることもあります。

暑い夏を涼しく過ごせる

夏に家の中に入る熱の割合

画像出典 経済産業省 資源エネルギー庁 住宅による省エネ

窓の断熱効果は太陽熱の流入も抑えます。実は冬に流出する熱の量より多くの熱が、夏は窓から入ってくるのです。その量は屋根や壁よりもずっと多く、全体の7割以上を占めます。

窓の断熱にはカーテンやブラインドなど室内での対策より、アウターシェードやスダレなど窓の外での対策の方が効果的なことは、多くの方がご存知だと思います。そしてそれよりももっと大切なことが窓ガラスの断熱です。

窓ガラスからの熱の流入を遮ることが、カーテンやスダレ、アウターシェードの日射遮蔽効果をより高め、冷房の効率を良くします。

特に遮熱タイプのLow-E複層ガラスの内窓で二重窓になっていると、熱だけではなく紫外線もカットするので、家具や内装の褪色や室内での日焼けを防げます。

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騒音の悩みが解決し静かに過ごせる

窓の断熱改修には外窓交換もありますが、防音は二重窓だけが得られる効果です。外窓と内窓の間の空気層が音の流れを減少させる働きをして、外部からの騒音が室内に入って来なくなります。

反対に、室内からの音も外に響かなくなります。大音響で映画を鑑賞したい、心ゆくまで楽器の練習をしたいというような場合には、二重窓が役立ちます。

犯罪抑止効果が働く

内窓のある家は、二重に窓を破らなくてはならない為、侵入窃盗の標的になりにくいです。犯罪者にとって侵入に手間がかかると、近隣の目に触れるリスクが高まる為、二重窓には犯罪抑止効果が働きます。

断熱効果を上げ結露を軽減する内窓の詳細についてはこちらから

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内窓で後悔しない為の注意ポイント

内窓で後悔しない為の注意ポイント

内窓を設置したが思ったほど効果がなかったというような結果にならないよう、注意するポイントを確認していきましょう。

ひと窓だけ二重窓にしても高い効果は得られない

窓での断熱改修は、家中の窓を全て断熱化することが理想です。なぜなら断熱化できていない窓があると、そこから熱が出入りしてしまい、家全体を魔法瓶のようにできないからです。

間取りにもよりますが、冬に冷え込む窓や、夏に陽射しが強く入る窓だけに焦点を当てて内窓を設置しても、家全体の室温には思ったほど効果がなかったという結果になってしまいます。

外窓交換で断熱改修をすると、屋根や壁など、家全体の断熱改修と変わらないくらい費用がかかりますが、内窓なら費用を抑えられます。窓で家全体の断熱をするなら、できる限り多くの窓を断熱化することが大切です。電気料金を節約できる率も上がります。

節約できる電気料金と導入費用の関係

月々の電気料金は抑えられますが、10年間で節約できる電気料金で内窓の導入費用がすべて賄えるわけではありません。ただ、冷暖房にかかる光熱費が減るので、間違いなく家計の助けになります。

外窓交換との補助率の違い

2023年度は内窓の方が外窓交換より補助率が高かったのですが、2024年度は外窓の方が内窓より補助率が上がりました。

それなら外窓交換にした方が良かったと後悔しないよう、外窓交換にかかる費用と内窓設置にかかる費用、それぞれの補助率を比較検討して、どちらにするか決めることが大切です。

内窓の補助率が2023年度より低くなっているとは言え、それでも高額な補助金が出ます。さらに内窓の方がリフォーム費用を抑えられます。

ただ、窓を設置する位置や窓の使い方によっては外窓交換の方が向いている場合もあります。外窓交換はサイズを小さくしたり、開き方タイプを変えたりできるからです。

そのような場合には、高いから外窓交換はやめようと始めから決めつけずに、補助率と使い勝手を考え併せた上で、より良い結果が出る方に決めることが大切です。

補助金について詳しくはこちらからご覧いただけます。

2024年度の窓の補助金情報はこちらからご覧ください。

窓助ブログ 先進的窓リノベ補助金のご利用をご検討のお客様へ大切なお知らせがあります!現場調査のご予約はお早めに! 

静かな部屋にならなかった

防音は電気料金とは関係ないのですが、内窓の後悔ポイントの一つになることがあります。隣家の室外機や公園で遊ぶ子供たちの声などの日常的な騒音は、二重窓にすれば遮ることができ、静かな環境が生まれます。

ただ、線路や幹線道路に面している窓がある部屋の場合、一般的な内窓で二重窓にしても騒音を防ぎきれません。そのような窓には気密性が高いサッシに音を遮る働きをする厚みのあるガラスが組み込まれた窓が必要です。

防音を目的に内窓を設置する場合、騒音のレベルに合わせて窓を選ぶことが大切です。防音に高い効果を発揮する内窓プラストについてはこちらから

気密性の高さで防音断熱する内窓プラストの詳細はこちらからご覧ください。

関連コラム 内窓の防音効果で騒音対策を強化するポイント

 猛暑や極寒の日々が続くとエアコンの稼働率が上がります。電気代は気になるものの暑さ寒さを我慢していれば、家族の健康も快適さも損なってしまいます。

窓の断熱は電気代節約と快適性維持の両方に役立ちます。窓の断熱をしたいけれど、どのようにしたら費用を抑えてリフォームできるのかとお考えの際にはお気軽にご相談ください。補助金の申請も含めてご自宅の窓に最適な窓の断熱改修をお手伝いします。

 

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二重窓(内窓)で電気代を節約するなら新潟NO.1 窓屋窓助へ

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窓屋窓助は、玄関ドアや引き戸の交換、窓のリフォーム、ガレージシャッター設置などを通じて、新潟県(新潟市・長岡市・上越市など県内全域)の地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。

窓のリフォームでは、断熱性を高めて温熱環境を向上させ快適な家にすると共に、空き巣への不安、結露など窓に発生している問題を解決することが第一の目的です。

そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。

私達は、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いでスタッフが一丸となって取り組んでおります。

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監修者情報

窓屋窓助編集部

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