新潟の海が見える暮らし|大開口・テラス窓のある家とリフォームの注意点

新潟の海が見える暮らしを実現する大開口のある家

新潟には窓からのオーシャンビューを楽しめる地域が豊富にあります。家の中に居ながら海辺にいるような気分を味わえる大開口のリビングは、暮らしを豊かに彩ります。

ただ、大きな窓には、オーシャンビューを採り込める良さがあると同時に、室温が調整しにくくなる恐れもあります。

景観を楽しみつつ、快適に暮らせる窓について考えていきましょう。

オーシャンビューが堪能できる大きさの窓の設け方

オーシャンビューが堪能できる窓

景観を楽しめる窓には、リフォームで変えられる窓と、新築時でなければ設けられない窓があります。

現在お住まいの家や、海の見える土地に建つ中古住宅をリフォームする場合は、間取りに影響しないことと耐震性を確保するため、今ある窓の位置とサイズを変更しないことが基本です。

その上で、今よりも窓からの景観を楽しめる窓にしていく方法を考えていきましょう。

オーシャンビューを額縁のように切り取るFIX

景観を額縁のように切り取るFIX窓

FIX窓は開閉しない場所に設ける窓です。空間に合ったサイズをえらびやすく、桟がない窓枠だけの窓なので、窓からの景観を額縁のように切りとって室内を彩ります。

上記の画像の右手にある窓がFIX窓です。

海辺にいるように感じられる大開口テラス戸

海辺にいるように感じられる大開口テラス戸

テラスやベランダに面した窓には大開口のテラス戸が向いています。

新築の場合には、ガラスを折りたたんで全開放できるワイドオープンがありますが、現時点ではリフォームには採用できません。

大きなガラス面をとれるたてすべり出し窓 2連窓

たてすべり出し窓-2連窓

たてすべり出し窓 2連窓は、FIX窓とすべり出し窓で構成された窓です。FIX窓の部分が広く枠の部分が少ないので、室内に居ながら海の景観を身近に感じられます。

景観と共に海風を採り入れるウィンドキャッチ連窓

ウインドキャッチ連窓(3連窓)

中心のFIX窓と両側の縦すべり出し窓で構成されている窓です。縦すべり出し窓は、ガラス面にあたった風を室内に採り入れる働きがあるため、ウィンドキャッチ窓とも呼ばれます。

中央のFIX窓から外の景観を、両側の縦すべり出し窓からは海風を採り入れられます。

スクエアな景観を楽しめる大型すべり出し窓

スクエアな景観を楽しめる大型すべり出し窓

上部を軸にして下部が室内側にすべり出して開く窓です。大きいサイズで正方形に近い大型スクエアすべり出し窓は、海風を取り入れながらオーシャンビューを切り取ります。

海の景色が見えて、常に換気しておきたい居室以外の場所には、小さいサイズのすべり出し窓を設けられます。

 上記画像の左側がすべり出し窓です。

大開口にリフォームする際の注意点

大開口にリフォームする際の注意点

景観を楽しめる窓にする際は気候による室温への影響や、窓のサイズによる耐震への影響を考えて計画を進めることが大切です。

耐震への影響に考慮したリフォーム

最も優先しなくてはならないことは、耐震性に影響させないことです。

現在の窓より大きくしたり、新しく窓を設けたりする際には、住宅の設計図を確認し、慎重に計画を進める必要があります。

耐震性の不安なく海の景観を楽しめる窓にリフォームする為には、今ある窓のサイズや位置を変えずに景観を採り込めるデザインの窓を選ぶことが大切です。

築年数の長い中古住宅を購入した、または実家の古い家を引き継いだというような場合に、窓まわりの耐震補強が必要になることがあります。

このような場合には、耐震フレームと組み合わせて窓のリフォームをすると、壁を設けて窓のサイズを小さくすることなく、耐震補強ができます。

耐震フレームについてはこちらから詳しくご覧いただけます。
>>>YKKAP株式会社 FRAMEⅡ(フレームⅡ)

新潟の冬や夏の気候に耐える性能を持つ窓にリフォーム

海に近い地域では、マリンスポーツや釣りを楽しめ、日常的に海を感じられる暮らしができますが、その分、街中よりも気候が室内環境に大きく影響します。

日本海に面している新潟では、11月~3月頃の期間で西高東低の気圧配置になった時には、北西の季節風が吹き、高波の日が続くと同時に大量の雪が降ります。

この期間には、外気温の影響で家の中が非常に冷え込むため、室温を低下させないよう断熱性を確保しなくてはなりません。

そこで重要なことが窓の断熱性です。窓のリフォームをする際には開き方やデザインだけではなく、室内環境への影響も考えて窓選びをする必要があります。

住宅の断熱は屋根や壁、床も大切ですが、それ以上に多くの熱が出入りする場所が窓などの開口部だからです。

現在お住まいの家の窓をリフォームされるご家族は、日本海の冬の寒さについては十分ご存知だと思います。ただ、移住のため中古住宅を購入されたという場合には、断熱性を確保できる窓が室温維持の重要なポイントであることを忘れずに窓選びを進めましょう。

曇天が多くても採光が得やすいなど気候に適応した仕様にリフォーム

新潟県の冬は雪が降り曇りの日が続くため、昼間から暗い日もあります。新築であれば、ハイサイドライトや天窓を設けて、採光量を増やすこともできますが、リフォームでは耐震性の制限があるので難しいです。

ただ、窓のデザインやサッシ色によっては明るさの感じ方が変わります。木目カラーのサッシや、横桟のないデザインの窓などが、室内を明るい雰囲気にします。

一方夏には、海に近い家では海水からの照り返しや砂浜の反射する光などで、一般的な住宅地にある家よりも強い太陽光が窓から入ってきます。

その為、太陽光の眩しさや室温上昇を防ぐ対策が重要です。遮熱タイプのガラスが組み込まれた窓は、日射を遮って室温上昇と、紫外線による家具や内装の褪色と室内での日焼けを防ぎます。

新潟で海の見える暮らしを楽しむ家がリフォームで実現できる地域

新潟で海の見える暮らしを楽しむ家が建てられる地域

新潟県には海沿いの住宅地が数多くあります。新潟県で海が見える家を探して移住したいと計画されていらっしゃる方は参考になさってみて下さい。

新潟市

新潟市には新潟東港に近い島見浜海水浴場、網代浜海水浴場など、数多くの海水浴場があり、その周辺には住宅街が広がっています。越後七浦シーサイドラインの中ほどにある間瀬海水浴場付近には絶景ポイントもあります。

長岡市

長岡市の中で海に隣接する寺泊地域は、魚市場や水族館・海水浴場など観光スポットとしても有名ですが、海が見える家を建てられる住宅地もあります。

糸魚川市

新幹線が停車する糸魚川駅周辺は海と北アルプスが見える商業地域で住宅地も数多くあります。

上越市

映画のロケ地として有名な海の見える有間川駅がある市です。日本海側では珍しい遠浅の海と広い砂浜がひろがるなおえつ海水浴場や日本海に沈む夕日の雄大な絶景が楽しめるたにはま海水浴場があります。

柏崎市

柏崎市には町エリアと山エリア、海エリアがあります。海エリアの海岸線には15カ所の海水浴場があり、その周辺に住宅地がひろがっています。

海が見える暮らしは、日常的に海と触れ合えるので心が癒されます。マリンスポーツや釣りが好きな人にとっては、趣味を楽しめる暮らしでもあります。

新潟県には海の近くに家を建てられる住宅地が多く、海の見える暮らしを実現しやすいです。

ただ、海の近くは気候の影響を強く受ける地域でもあります。その中で、冬の寒さや夏の暑さ、湿度の高さ、強風は、窓の断熱性と気密性、遮熱性、開き方タイプとデザインによって解決できる部分が多くあります。

海の見える窓にしたいという想いでリフォームをする際には、海の近くの家が気候から受ける影響を考えた上で、最適な窓を選び、快適な暮らしを実現しましょう。

海の見える窓にリフォームしたいとお考えの際にはお気軽にご相談ください。

 

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窓屋窓助編集部

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