玄関ドアリフォームのカバー工法とは?YKKAPとリクシルのドア交換は1日でできる
カバー工法とは1日で完了する玄関ドア交換のリフォーム方法です。YKK APやリクシルなどの大手メーカーのリフォーム用玄関ドアや引き戸のほとんどはカバー工法で交換します。
玄関ドアの工事方法やカバー工法で交換するメリット・デメリットと、カバー工法用の玄関ドアの製品価格や工事費込み費用を見ていきましょう。
Contents
玄関ドアリフォーム工事のカバー工法とはつり工法の違い
玄関ドアを交換するリフォームでは、カバー工法とはつり工法のどちらかで工事をします。それぞれの工法の違いや特徴を確認していきましょう。
カバー工法
2つの工法の大きな違いは壁を壊すか壊さないかという点です。カバー工法は壁に埋め込まれている玄関枠を残すので、壁を壊さずに玄関ドアの交換ができる工法です。
工期
1日で完了、朝始めて夕方には新しい玄関ドアに生まれ変わります。
工事の流れ
この工法では古い玄関ドアを取り外した後、今ある玄関枠にカバー工法専用の玄関枠をかぶせ、新しい玄関ドアを取り付けます。
はつり工法
こちらは玄関ドアの枠ごと交換する方法ですので、壁に埋め込まれている玄関枠を取り外す為に壁を壊します。
築年数が長く、玄関ドアの枠が腐朽していて枠を取り外す必要が出ている場合や、日数や費用はかかっても、新築用の玄関ドアを取り付けたいという希望がある場合に選択される工法です。
工期
5日程度です。職人が多岐にわたるため、スケジュール調整によってはもっと長くかかることもあります。
工事の流れ
既存のドアを取りはずした後、壁を壊して玄関ドアの枠も取り外し、新たに枠を取り付けてから新しい玄関ドアを取り付け、床や壁の補修を行います。
玄関ドアリフォームをカバー工法でするメリット
カバー工法での玄関ドア交換には壁を壊さないですむことから複数のメリットがあります。
1日で工事が完了
今まで使っていたドアを取り外し専用の玄関枠をかぶせ、新しい玄関ドアを取り付けるだけなので、朝工事を始めるとその日の夕方には工事が完了します。夜を跨がないので、防犯的にも安心です。
一方、はつり工法では壁を壊す為、工事の日数が5日以上かかります。昼間の不便もありますが、夜間の防犯面の心配も出てきます。
工事費用が平均的ではつり工法より抑えられる
カバー工法の工事費は施工する会社により多少の差はありますが、親子ドアでは平均的に10万円程度です。
一方、はつり工法では壁を壊す大工、壁を修復するクロス職人、床を修復する左官職人など、数多くの職人が工事に関わり、それぞれに費用が発生することと、処分する廃棄物の量が多いことから、工事費が数十万円かかります。
さらに、それぞれの職人に工事を依頼するので工事費の幅が広く、総合的にどのくらいの金額になるのか把握しにくいという難しさもあります。
騒音や粉じんが少なく近所迷惑を抑えられる
住宅地でのリフォームではご近所さんへの迷惑を気にされると思いますが、カバー工法では騒音が出る工程の時間が少なく、粉じんもほとんど出ませんのでその心配を最小限に抑えられます。
玄関ドアリフォームをカバー工法でするデメリット
メリットの多いカバー工法での玄関ドア交換ですが、リフォーム後に今までと違う点が2つ出てくることと、工事が難しいケースがありますので、確認しておきましょう。
玄関ドアのサイズが少しだけ小さくなる
玄関枠に新しい枠を被せる為、目視ではそれほど判別できないという程度ですが、被せた枠の分だけ玄関ドアのサイズが小さくなります。
ドアが小さくなるなら、間口が狭くなって通行しにくくなるのでは?というご心配もあると思いますが、親子ドアや袖付きドアならその心配はありません。
交換の際に子扉や袖の幅を調整できるので、現状より通行の幅を広げることさえできます。ただ、片開きドアの場合は、枠の分だけ通行の幅が狭まってしまいますので、現地調査の際に、交換後はどの程度の通行の幅になるのかを確認することが大切です。
下枠納まり用オプションを使わないとわずかな段差ができる
玄関枠の下部にも新しい枠を取り付ける為、玄関ドアの室内側がわずかに高くなり段差ができてしまうことがあります。このような場合には、躓きを防ぐ為に下枠納まり用オプションで段差を斜めにする方法がとられます。
段差を解消するオプションにはゴム製の段差緩和材と下枠化粧カバー、下枠幅木の3種類があり、元の下枠の状態に合わせて最適な部材を採用します。
上記の画像は下枠化粧カバーです。
特殊な収まりに対応できないケースがある
もとの玄関ドアの納まりによっては、カバー工法だけでは交換できないことがあります。このような場合には、部分的にはつり工法を用いることもあります。
窓屋窓助では他店で工事が難しいと断られてしまった玄関ドアのリフォームを、部分的にはつり工事をしドアの交換はカバー工法で対応しております。
カバー工法のリフォーム費用の目安
玄関ドアから交換できる開き戸と引き戸は、間口の幅や機能によって製品価格と工事費が変わります。一般的な開き戸と引き戸の製品価格と工事費込み費用を見ていきましょう。
玄関ドアからカバー工法で開き戸にする費用
開き戸にする費用は6種類の枠タイプとランマの有無によって変わります。メーカーによって異なりますが、YKK APの製品ではランマ無はランマ有より製品価格が抑えられています。
玄関ドアの製品価格(防火戸以外)
YKK APの玄関ドアの製品価格は概ね以下の通りです。
費用に幅があるのは、枠タイプごとに、非断熱と2つの断熱仕様、通風機能の有無によって価格に幅があるためです。
なお、下記の表の価格の中に防火戸の価格は含まれませんので、防火戸をご希望の方は、こちらからご確認ください。
>>>防火戸の簡単見積り
枠タイプ | ランマ無 | ランマ有 |
片開き | 13万3,100円~28万7,100円 | 14万3,605円~29万7,605円 |
親子 | 19万4,150円~36万7,400円 | 20万6,140円~37万9,390円 |
片袖 | 15万1,580円~31万9,880円 | 17万1,270円~34万120円 |
袖付き親子 | 22万1,430円~41万6,130円 | 24万4,515円~43万4,555円 |
両袖 | 17万7,760円~35万5,960円 | 19万5,295円~37万4,495円 |
両開き | 20万1,850円~42万8,450円 | 21万485円~43万7,085円 |
カバー工法での工事費込みの費用の目安は、製品価格と工事費です。工事費は開き方タイプによって異なり10~13万円程度ですので、製品価格と併せて30万~60万円という幅があります。
玄関引き戸の製品価格
両開きドア、両袖ドア、袖付き親子ドアからは2枚建て引き戸に交換できますので、価格をご紹介します。
玄関ドアの横の壁やドア前方の状況によっては、片開きドアや親子ドアからスライディングドアに交換できる可能性があります。その場合にはサイト上でお見積もりができませんので、お問い合わせください。
なお、引き戸には非断熱タイプと防火戸はありません。
ランマ無 | ランマ有 |
19万9,100円~53万6,800円 | 22万6,600円~59万4,000円 |
カバー工法での工事費込みの費用の目安は、40万~70万円です。
玄関ドアリフォームの流れ
お問い合わせを頂いた後は、現地調査で玄関の解決したい問題をお伺いすると共に、玄関ドアの枠を採寸させていただきます。
お問い合わせの際にご自宅の外観のお写真をご提供いただけましたら、新しい玄関ドアに交換した場合のイメージ画像を作成いたします。
カバー工法の流れ
カバー工法の玄関ドア交換は、既存ドアを取り外し、新しい枠を被せた上で新しい玄関戸を取り付けるという手順で進められます。
カバー工法で玄関ドアリフォームができないケース
戸建て住宅とマンションにはそれぞれ玄関ドアリフォームができないケースがあります。
戸建て住宅でカバー工法の交換ができないケース
玄関ドアの枠の劣化が著しく進み腐朽して脆くなっている場合には、新しい玄関ドアの枠をかぶせても耐久性が担保されない可能性があります。一般的にそのような状況はほとんどありませんが、現地調査に伺った時点でカバー工法での工事ができるかできないかを判断いたします。
マンションやアパートの玄関ドア交換ができないケース
ほとんどのマンションやアパートでは個人で玄関ドアを交換する事は許可されていません。稀に古くなったマンションやアパートでは自由にして良いことになっていることもありますので、管理規約を確認することをおすすめします。
戸建て住宅の場合はカバー工法で玄関ドア交換ができないというケースはほとんどありません。ハウスメーカーの住宅でも特殊な納まりの玄関ドアでも交換できます。
玄関ドアの交換をしたいけれど、工期や費用、ご自宅の玄関ドアの状況が心配という場合にはお気軽にご相談ください。
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私達は、玄関ドアや引き戸、窓のリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
玄関ドアの交換では、玄関の不具合を解決するなど対策が重要です。
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