内窓 （二重窓）メーカー6社を比較｜防音・断熱・結露の違い
内窓を設置して二重窓にする目的には断熱と結露軽減の他に防音も挙げられます。内窓を設置するならおしゃれな窓にしたいという方もいらっしゃるでしょう。
断熱性の高い内窓は多数のメーカーが開発販売していますが、その中には防音性の高さやサッシの質感の良さなどの特徴を併せ持つ内窓もあります。代表的な6社を比較していきましょう。
Contents
【大信工業】内窓プラスト
大信工業は日本で初めて樹脂サッシの内窓を開発した樹脂メーカーで、それ以来、断熱効果の高い内窓プラストは北海道で多くの住宅に採用されています。
断熱性を高めるサッシの素材
樹脂には熱を通さない性質があり、樹脂製のサッシはサッシ部分の断熱性を高め、結露を軽減する働きをします。
気密性の高さを生む特殊な構造のサッシ
この内窓プラストの断熱性の高さは、サッシの優秀な気密性によるものです。熱を伝えない性質を持つ樹脂が熱の出入りを妨げても、レールとサッシの間や、サッシと窓枠の間に隙間があれば熱は出入りしてしまいます。
そこで隙間からの熱の出入りを防ぐ特殊な構造のサッシを開発し、高い気密性を備えさせた内窓が内窓プラストです。
防音性を上げる騒音のレベルに合わせて選べるガラスの厚み
気密性の高さを生むサッシは、同時に重みに耐える能力も必要です。防音効果を上げる為には、騒音のレベルに合わせてガラスを厚くしていく方法が有効です。
ただし、一般的なサッシにはガラスの重みで戸車が壊れてしまう為、厚みのあるガラスは取り付けられません。
内窓プラストのサッシは、防音効果の高い厚みのあるガラスの重量に耐えられる構造なので、騒音のレベルに合わせてガラスの厚みを選べ、気密性と併せて高い防音効果を生み出します。
インテリア性を向上させる意匠性
インテリアに調和しやすい上品な色あいのサッシが3カラー用意されています。また、和室用には木目調のサッシと和紙調ガラスを組み合わせた障子のように見える内窓もあります。
【YKK AP】内窓プラマードU
プラマードUは窓のコマーシャルで多くの人に人気のあるYKK APマドリモの内窓です。
樹脂サッシと複層ガラスで断熱と遮熱
樹脂サッシと複層ガラスの組み合わせで高い断熱性を得られます。オプションで選べるLow-E複層ガラスには高断熱タイプと遮熱タイプがあり、どちらにも基本の複層ガラスより高い断熱性があります。
この2つの中で遮熱タイプを選ぶと、室内に侵入する直射熱と紫外線も防げます。
断熱性が高くなるにつれて、結露の発生量も軽減していきますので、複層ガラスよりLow-E複層ガラスの方が、どちらのタイプであっても結露軽減にも役立ちます。
プラマードUだけにある戸先錠 二重窓の煩雑さを軽減
二重窓の難点として窓の開閉が二重になる煩雑さがありますが、内窓プラマードUには引手とカギが一体になった戸先錠仕様が選べます。
窓を閉めるだけでカギがかかるので、面倒さが少なくなる上に施錠忘れも防げます。さらに中央にクレセントがないので窓の見た目がすっきりします。
リフォーム費用を抑えられる
一般的な生活騒音以上の騒音に対する防音効果を持つ内窓や、無垢材を使った内窓は高額になる傾向があります。
一方、内窓プラマードUは一般的な生活騒音への防音性は十分に持ち、おしゃれなサッシカラーも揃っている上で、リフォーム費用を抑えられる製品価格です。
【LIXIL】インプラス
アイランドキッチンと聞くとリクシルを思い浮かべる方もいらっしゃることと思いますが、インプラスもリクシルが販売している内窓です。
断熱と気密、防音性を備えている他に、埃を寄せ付けない仕様になっています。
他にはないダストバリア仕様
樹脂サッシには埃がつきやすいという難点がありますが、インプラスはダストバリア仕様になっているので、サッシに埃がつきにくくなっています。
【三協アルミ】プラメイクEⅡ
プラメイクEⅡはシャッターやカーポートでお馴染みの三協アルミが販売している内窓です。プラマードUやインプラスと並んで、リフォーム費用を抑えられます。
鍵のかけそこないを防ぐクレセント
空かけ防止機能付クレセントが標準装備されているので、防犯効果が高くなっています。
防音効果を高めるふかし枠
外窓と内窓の距離があくほど防音効果が上がります。プラメイクEⅡは、オプションで中間空気層を大きくするふかし枠を選べます。
三協立山株式会社 三協アルミ社 後付樹脂内窓 プラメイクEⅡ
【旭硝子】まどまど
まどまどの特徴は2種類のモデルがあることと、アルミ樹脂複合サッシを採用していることです。
2種類のモデル
まどまどにはハイグレードモデルのまどまど plus（プラス）と、標準モデルのまどまど std（スタンダード）があります。
内窓に求める機能の高さと予算に合わせて最適なモデルを選べます。
アルミ樹脂複合サッシ
YKK AP、リクシル、三協アルミなどのサッシメーカーが製造する内窓には基本的に樹脂サッシが使われていますが、ガラスメーカーである旭硝子の内窓には、アルミ樹脂複合サッシが使われています。樹脂サッシよりスリムなのでガラス面を大きくとれる設計です。
ハイグレードモデルのまどまど plus（プラス）は、高い断熱性を得られる厚いガラスを装着できるよう、サッシも標準モデルのまどまど std（スタンダード）より厚く作られています。
また、複層ガラスには2枚のガラスが共鳴してしまうという難点がありますが、まどまどには吸音装置が使われている為、共鳴が抑えられています。
【後藤木材】ゴトモクのウチマド
ゴトモクのウチマドは、木材メーカーが製造する内窓です。
窓のサッシは、近年は樹脂が増えていますが、アルミサッシが長年に渡って広く使われてきました。その為、ポピュラーではありませんが、樹脂サッシと同じくらい、またはそれ以上に熱を通さない性質があります。
北欧などの寒さが厳しい国々のサッシや玄関ドアには木製が多く使われています。そして日本国内にも10社以上の木製サッシのメーカーがあり、その中のひとつがゴトモクのウチマドです。
国産材を使った家具のように美しい木製サッシ
無垢材のサッシには断熱性の高さだけではなく、色や質感の美しさが室内に優しく落ち着いた雰囲気を持たせる特性があります。
ただ、国産の無垢材を使う為、サッシメーカーの樹脂窓を比較すると高額になってしまうというデメリットがあります。
YKK APの支援によって完成した高性能なサッシ
樹脂窓で有名なYKK APのノウハウと後藤木材の木の強度を高める技術、YKK APのガラスと後藤木材の木製サッシが組み合わされ、高性能な木製サッシが生まれました。
事業者が商品設計を効率的に進めるため、YKK APが窓製造で培ってきた部品の取付要領、取り付けるための加工要領などの情報を提供するとともに、YKK APの評価施設での木製内窓の性能試験実施に協力します。
引用：YKK APニュースリリース 木製内窓の普及促進サポートを開始
窓屋窓助がおすすめする内窓（二重窓）
窓屋窓助がおすすめする窓のリフォームは、目的に合わせて適材適所で最適な窓を選ぶリフォームです。
防音と気密性が第一目的なら内窓プラスト
国内で最も確実な防音効果が得られる内窓は大信工業の内窓プラストです。防音効果を高めている気密性は同時に断熱性も高めます。断熱性が高まると結露も軽減します。
他のサッシメーカーの内窓と比較すると価格は高めですが、今までどのような内窓を取り付けても解決できなかった…というような騒音を改善します。
予算内で家中の窓を断熱することが目的ならプラマードU
少ないエネルギーで家の中の温熱環境を快適にする省エネリフォームは、家中の窓を全て断熱する必要があります。そして家中の窓を断熱する為には、予算内にリフォーム費用を収められることが求められます。
プラマードUは内窓プラストや木製サッシと比較すると、断熱と結露軽減に対して高性能でありながら手頃な価格の内窓です。
適材適所の内窓を選ぶことがポイント
家の中に発生する問題は周辺の環境や間取りによって変わります。
外部の騒音が気になる部屋や自宅からの楽器の練習音によるご近所への迷惑が心配される部屋には内窓プラスト、寒さや結露を解決したいだけで騒音は気にならない部屋にはプラマードUというように、問題に合わせて内窓を選ぶことが予算を抑えて問題解決をすることに繋がります。
自宅の状況に合わせた内窓を選んで二重窓にするリフォームをしたいとお考えの際には、お気軽にご相談ください。
内窓プラスト・内窓プラマードUでの二重窓なら新潟で地域NO1 窓屋窓助
内窓（二重窓）をはじめとして、窓やガラスの交換などの窓のリフォームでは、断熱性を高めて温熱環境を向上させ快適な家にすると共に、結露や騒音など家の中に発生している問題を解決することが第一の目的です。そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
窓や窓助が叶える窓や玄関ドアのリフォームは、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては！という想いで取り組んでおります。
補助金を利用したリフォームのお手伝いも致しますので、お気軽にご相談ください。
窓屋窓助では標準価格に加えてお値引きなどが効くキャンペーンも月替わりで行っております。ぜひご利用ください。
