玄関引き戸を3枚にリフォーム|メリットは通行しやすさと断熱性・防犯性の向上
玄関引き戸が3枚で構成されているタイプは、袖付き2枚連動引き込み戸という名称のYKK APの製品です。袖+2枚の引き戸で合計3枚の戸が組み合わされているので、間口の3分の2まで通行の幅が拡がります。
リフォームで3枚引き戸に交換すると、車椅子やベビーカーでの通行がしやすくなる利便性に加え、高い断熱性と防犯性を得られます。
Contents
リフォームで交換できる玄関の三枚引き戸の特徴
戸建て住宅で一般的に使われている玄関引き戸はおもに2枚建ての引き戸です。扉が前方に飛び出してこないので通行がしやすく、引き戸の前のスペースも有効に使えるという良さがあります。
一方、せっかく扉2枚分という広い間口があるにもかかわらず、引き戸を2枚とも取り外さない限り、通常は間口の2分の1しか通行の幅がありません。
2枚建て引き戸と同じ間口の両開きドアであれば、扉を取り外さなくても、左右の扉を全開放すれば、間口のほとんどが通行の幅として使えます。
また、リフォームで両袖ドアや袖付き親子ドアに交換すれば、親扉の幅を調整して通行の幅を拡げられます。
ただ、通行の幅を拡げる為に引き戸の使い勝手の良さを失いたくないという方は多数いらっしゃいます。
そこで開発された引き戸が袖付き2枚連動引き込み戸です。袖になる引き戸と動く引き戸を組み合わせた3枚引き戸です。
袖の引き戸に残り2枚の引き戸を重ねる為、通行の幅が引き戸2枚分になり、間口の3分の2まで通行の幅が拡がります。
本来引き戸は、扉が前方に飛びだしてこない上に、押さえていなくても閉じてしまわないので、通行のしやすさがあり、ベビーカーや車いすで通行できないという訳ではありません。
ただ、築年数が長くなり引き戸が老朽化した際、壁を壊さずにカバー工法で新しい引き戸を取り付けると、通行の幅が少し狭くなり、車椅子やベビーカーの乗り入れがしにくくなってしまう懸念があります。
一方、通行の幅を狭めたくないからと言って、壁を壊す方法で玄関引き戸の交換をするとなると、カバー工法なら1日で完了する工事の日数が長くなり、工事費も嵩んでしまいます。
3枚引き戸は、新しい引き戸に交換してもゆったりと通行したいという希望を叶えるばかりか、元の通行の幅よりも広くできます。
大荷物を持ちながらでも楽に玄関に乗り入れられる、車椅子を押す介助の人が楽に通行できるなど、もとの2枚建て引き戸より、さらに通行がしやすくなります。
3枚玄関引き戸のメリット
二枚建て、四枚建てなど従来の玄関引き戸が持つメリットはすべて同じように持っていることに加え、二枚建て引き戸よりも通行の幅が拡げられるというメリットがあります。
引き戸全般のメリットとは、扉が前方にせり出してくることがなく、押さえている必要はないので通行しやすく、玄関の前方も有効活用できることです。
また、子どもが扉に指を挟んでしまったり、ドアが風に煽られたりする心配もありません。
このように使い慣れている引き戸の使いやすさは失うことなく、通行の幅を拡げられます。
3枚玄関引き戸のデメリット
3枚引き戸に限ったことではありませんが、引き戸にはいくつかのデメリットがあると言われてきました。防犯性と断熱性の低さです。
ただし、最新の玄関引き戸には、標準仕様で玄関ドアと同じ程度の防犯対策が施されていることに加え、断熱性のあるガラスやサッシを使うことで、熱の出入りが抑えられています。
また、もともと引き戸が使われている住宅にはない問題ですが、洋風なデザインやモダンなデザインの外観に調和するデザインが少ないというデメリットもありました。
YKK APの袖付き2枚連動引き戸は、玄関引き戸のデメリットと言われていた部分がすべて解決されています。
YKK APの袖付き2枚連動引き戸の特徴
従来の引き戸が持っていた問題点が解決されているYKK APの袖付き2枚連動引き戸の特徴を見ていきましょう。
和風住宅にも洋風住宅にもモダンな住宅にも調和するデザイン性
YKK APの袖付き2枚連動引き戸には、和風住宅に適した伝統和風の細い縦格子のデザイン、モダンな住宅に適した幅の広い縦格子のデザイン、高級感のある井桁格子のデザインが用意されています。
外壁や玄関周りの雰囲気に調和させやすいカラーバリエーション
深い色合いから明るい色合いまでの木目調カラーが6種類取り揃えられているので、様々な外壁の色に調和させることができます。
ハンドルと引手をデザインと使い勝手から選べる
取っ手には従来の船底引手の他に、洋風な住宅やモダンな住宅にも似合うバーハンドルが用意されています。
バーハンドルは大型で握りやすく、端部を持っても操作できます。船底引き手はどこに手をかけても操作がしやすいように手がかり部が広く造られています。どちらも車椅子に乗った状態でも使いやすいように設計されています。
室内側と室外側を共に船底引手にすることも、バーハンドルにすることもできる他、室外側だけバーハンドルにすることもできます。
ランマのある2枚建て引き戸からも交換できる
袖付き2枚連動引き戸には、ランマ付きのデザインがありませんが、現在のランマ付きの2枚建て引き戸からも交換できます。
ガラスの種類を選べる
断熱性を高めるガラスには複層ガラスとLow-E複層ガラスが用意されています。Low-E複層ガラスは複層ガラスより高い断熱性があると同時に遮熱機能もあるので、夏の暑さ対策にもなります。
断熱性を向上させる全面ガラス構造
従来の引き戸はガラスとサッシの間からの隙間風がありましたが、YKK APの袖付き2枚連動引き戸は浮き桟という全面ガラス構造が採用されている為、気密性が高く断熱性が向上しています。
折りたたみ式網戸を取り付けられる
せっかく袖付き2枚連動引き戸に交換しても、2枚建ての網戸をつけると通行の幅が2分の1に戻ってしまいます。ただし、横引き収納網戸という折りたたみ式の網戸を選ぶと、袖に2枚の引き戸といっしょに収納できるので、間口の幅が確保されます。
空き巣に強い防犯対策が施されている
防犯性の高い玄関ドアにはダブルロックが取り付けられていますが、袖付き2枚連動引き戸には、室内側に2か所、室外側に2か所の錠が設けられています。
錠には玄関ドアと同じように、現段階で最もピッキングに強いディンプルキーが採用されています。
加えて、万が一のガラス破りに備えて、脱着シフターがつけられています。脱着シフターとは取り外せる室内側の鍵のつまみのことで、取り外しておけば鍵を操作できないので、ガラスを破られても鍵をあけられる心配がありません。
ガラス破り
窓ガラスを破壊し、そこから手を入れて解錠して侵入する手口。通常のガラスであれば、わずか数秒で破壊できます。近所への買い物やペットの散歩など、わずかな留守の間でも被害に遭う可能性があります。ピッキング
ピックと呼ばれる金属製の特殊工具を鍵穴に入れ、ドアの錠を短時間で開けるという手口。ピッキング手口に対応した錠でなければ、1分もかからず開錠されて屋内に侵入されてしまいます。
引用:警察庁 住まいる防犯110番 手口で見る侵入犯罪の脅威
1日で工事が完了する
カバー工法という壁を壊さない工法で玄関引き戸の交換をするので、1日で工事が完了します。
日数がかかる壁を壊す玄関の工事は、気候の良い季節でなければ家の中が冷え込んでしまいますが、カバー工法なら1日で完了するので、夜中の冷え込みの心配がありません。
玄関引き戸リフォームにかかる費用
袖付き2枚連動引き戸や2枚建て玄関引き戸を交換する費用は40~60万円です。標準仕様で最新の防犯対策は備えられています。
それに加えて遮熱機能を持たせ断熱性を高めるLow-E複層ガラスや網戸のオプションをつけても、工事費込み費用は60万円以内に納まります。4枚建て引き戸の交換にかかる費用は70万円前後です。
袖付き2枚連動引き戸への交換は断熱リフォームにあたりますので、補助金が活用できます。
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玄関引き戸の交換では通行の幅を拡げたり、寒さに悩まされない暖かい玄関にしたりすることに加え、玄関の雰囲気を一新する、不具合を解決し使いやすくするなど、現在玄関に発生している問題を解決することが第一の目的です。
加えて、リフォームの際の工事の質やサービスの良さ、メーカー選び、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
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