賃貸アパート・マンションの玄関ドア交換のメリットと費用相場や工事方法
賃貸アパートやマンションの玄関ドア交換にかかる費用相場は20万円から40万円です。玄関ドアは耐用年数を過ぎると不具合や防犯性低下がおこり、見栄えも悪くなってきます。
しかし賃貸アパートや分譲マンションでは、居住者が玄関ドアを交換できないケースがほとんどなので、所有者や管理組合が玄関ドア交換を計画する必要があります。
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マンションやアパートの玄関ドアの耐用年数は十数年
マンションやアパートの玄関ドアには、主にアルミドアやスチールドアが使われていますが、どちらも耐用年数は十数年です。十数年で全く使えなくなるわけではなく、玄関ドア本体の強度は20年以上維持されます。
ただ、玄関ドアは常に雨風や紫外線から負担をかけられている為、表面に褪色や白錆、傷が発生し、見栄えが悪くなってしまいます。
加えて、玄関ドアに使われている部品の耐用年数はドア本体より短く、10年~12年であることから劣化が進むことに加え、毎日複数回開閉をする場所である為、鍵のかかりが悪いなどの不具合が発生します。
築20年に近いマンションやアパートの玄関ドアは交換の時期
マンションやアパートの玄関ドアが築20年近くなると、交換の時期を迎える理由は主に3つあります。
玄関ドアの使い勝手が悪くなる
使用頻度にもよりますが十数年を経過したドアには、バタンと閉まる、鍵のかかりが悪い、ドアクローザーから油が漏れるなどの不具合が発生し始めます。
不具合を起こす率が高くなってくると、住民が不便を感じるようになってしまいます。
断熱性がないドアが多い
築年数が長いアパートやマンションには、断熱性のない玄関ドアがつけられていることが多いです。その場合、住民が玄関内や廊下が寒い、暖房の効率が悪いといったことに悩まされている状況になっています。
アパートやマンションのイメージを損なう
アパートやマンションでは通りに面して玄関ドアが並んでいることが多く、そのドアが褪色したり、とれない汚れがついていたりすると、外観全体のイメージが低下します。
不具合ごとの部品交換や修理とドア交換の効果の比較
玄関ドアの不具合は、不具合の原因になっている部品を交換したり、修理したりして解決することもできます。
ただ、玄関ドア部品の耐用年数から考えると20年近くになった時にはモグラたたきのように、一戸の修理が終わったと思ったら、別の一戸の部品交換が必要になるという恐れがあります。
その度に居住者のスケジュールに合わせて業者を手配し、修理や交換をするとなると、手間がかかります。
また、部品の交換や修理をしても、玄関ドアの見栄えや玄関内の寒さは解決されません。
一方、まとめて玄関ドアの交換をするという方法で玄関ドアの不具合に対処する場合には、不具合と見栄え、寒さの3つがすべて解決され、個別にスケジュール調整をする必要もありません。
1日で完了する玄関ドアの交換方法の種類
アパートやマンションは玄関ドアの数が多いので、「部品の交換と違い玄関ドアの交換となると日数がかかるのではないか」という心配があることと思います。
ただ、そのご心配には及びません。集合住宅リフォーム用の玄関ドアには、現在取り付けられているドアに合わせて5つの工法があり、どの工法も1日で工事が完了します。
カバー工法(別体枠)
今あるドア枠の上に外部と内部の両方に新しい枠をかぶせて取り付け、古い枠を全てカバーする方法です。
ドアの幅が標準仕様では20mm、耐震防犯仕様では24mm狭くなります。
カバー工法(一体枠)
今あるドア枠の上に外部だけ新しい枠をかぶせて取り付ける方法です。別体枠のカバー工法と比較すると、工事時間が短く改修費用も抑えられます。
ドアの幅が標準仕様では20mm、耐震防犯仕様では30mm狭くなります。
カバー工法一体枠(省施工タイプ)
既設枠の切削加工を減らして施工する方法です。火花や錆の要因である鉄粉の飛散が防止されると共に、施工時間も一体枠のカバー工法より短縮されます。
ドアの幅が標準仕様では20mm、耐震防犯仕様では30mm狭くなります。
持ち出し工法
新しい枠を外部側に持ち出して取り付けます。カバー工法と違い、開口幅が狭くなりません。
ただ、耐震防犯仕様にはできず、標準仕様だけに対応しています。
扉交換工法
今ある枠はそのまま残し、玄関ドア本体だけを交換する方法です。標準仕様にも耐震仕様にもできることに加え、開口幅も変わらず、枠の分の費用が押さえられます。
資産価値と集客力を高める玄関ドア交換のメリット
新しい玄関ドアへの交換には、賃貸アパートやマンションの所有者にとっても、居住者にとってもメリットがあります。
居住者にとってのメリット
- ・空き巣被害などの不安がなくなる
- ・不具合が解消されることとスマートキーの導入などで、使い勝手が良い玄関ドアになる
- ・玄関の寒さや換気の悪さが解消され快適な玄関になる
賃貸アパートやマンションの所有者にとってのメリット
居住者にとってのメリットが多いということは、集客力の向上に繋がります。
さらに、新しくきれいな玄関ドアによって建物全体のイメージが良くなることに加え、防犯性や断熱性、通気性、スマートキーなどの付加価値が生まれるので、アパートやマンション自体の資産価値が向上します。
YKK APのアパート・マンション改修用玄関ドアの特徴
YKK APのアパート・マンションの改修用玄関ドアには、ドア自体のデザイン性の良さの他に、快適性、安全性、利便性を向上させる機能が備わっています。
玄関を快適にする
隙間風や暖房の熱の流出による寒さが解決されます。
気密性が向上するので玄関ドアから外部の騒音が入ってこなくなります。
玄関ドアの下部に換気パネルがついているので通気性が良くなり、ニオイがこもらなくなります。
地震による閉じ込めを防止する
耐震仕様の玄関ドアの場合、地震の際に玄関ドアの枠が歪んで開かなくなり、閉じ込められるというリスクがなくなります。
空き巣被害の不安がなくなる
ピッキングやサムターン回しなど、あらゆる空き巣の手口への対策が施されています。
スマートキーで開閉が楽になる
リモコンやスマートフォンで施解錠ができるスマートキー付きの玄関ドアにも交換できます。
分譲マンションの管理組合が考えるべき交換のタイミング
分譲マンションでは管理組合、賃貸マンションやアパートでは建物の所有者が玄関ドアの交換をすることが一般的です。
ただ、分譲住宅の場合、大規模修繕では外壁やバルコニーの改修に予算が使われ、共用部でありながら古いままになっている玄関ドアは少なくありません。
YKK AP調べによると計画修繕時に玄関ドア交換が実施された比率は僅か約13.5%で、玄関ドアの経年劣化による錆の発生や錠部品の不具合により、開閉が困難になっているケースも多く見受けられます。
引用:YKK APニュースリリース ドアリモ マンションドア
その為、分譲マンションでは管理組合が大規模修繕以外のタイミングで、玄関ドア交換の計画を進める必要があります。
また、賃貸マンションやアパートでは、住民の生活を安全で快適にして退去を防ぎ、新たな集客力を上げる為に、劣化した玄関ドアを交換することが大切です。
マンションやアパートの玄関ドア交換を依頼する業者の選び方
ドアのデザインや工法、スマートキーの有無、交換するドアの数などによって変わってきますが、おおよその工事費込みの費用は20万円から40万円です。
YKK APのアパート・マンションの改修用玄関ドア「ドアリモ マンションドア」は295,000円~「ドアリモ アパートドア」は198,000円~というメーカー参考製品価格が公表されています。
ドア交換の費用には、この製品価格の他に工事費や撤去したドアの処分費などが含まれます。そして工事費込みの費用を抑えるコツは、玄関ドア交換の施工数が多く製品価格が抑えられていて、下請けへのマージンが発生しない玄関ドア専門の会社への施工依頼です。
そろそろ新築から20年に近くなる、玄関ドアの不具合の修理依頼を住民から受けている、玄関ドアの見栄えが悪くなり気になっているというような場合には、お気軽にご相談ください。
住民の皆様への「日程的な負担を極力かけない玄関ドア交換プラン」を提案させていただきます。
アパート・マンションの玄関ドア交換は地域No.1専門店の窓屋窓助へ
私達は、玄関ドアや引き戸、窓のリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
そして、地域No.1専門店ならではの自信と誇りを持って、優良な工事と価格で玄関ドア交換を承っております。
アパートやマンションの玄関ドアの交換では不具合をなくし、玄関内の寒さを解決するなど居住者の快適な環境を調えることと、建物の雰囲気を一新する、建物の性能を充実させる、集客力を上げることによって資産価値を向上させることも目的のひとつです。
そして、リフォームの際の工事の質やサービスの良さ、玄関ドアのメーカー選び、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
気持ち良く玄関ドアの工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにする為の最適なプランを提案させていただきます。何時でもお気軽にご相談ください。
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