窓交換リフォームでサッシごと窓を交換 失敗しないポイントと費用を抑える方法は?

窓交換リフォームでサッシごと窓を交換 失敗しないポイントと費用を抑える方法は?

窓交換リフォームでは開き方タイプやサイズを変えて、風通しを良くする、開閉しやすくする、窓を小さくするなど、断熱性を高め結露を解決すると同時に、他の窓リフォームではできないことができます。

窓交換でできることとできないことを抑えた上で、窓のリフォームの目的と予算を考え併せて、計画を進めることが失敗しないポイントです。

窓交換と他の窓リフォームの違いを比較

YKKAPマドリモ窓交換の構成

窓のリフォームにはカバー工法の窓交換とハツリ工法の窓交換、内窓設置、ガラス交換の4種類があります。

どの方法であっても断熱と結露、遮熱への対策はできますが、それぞれにできることとできないこと、効果の高さ、費用の違いがあります。リフォーム方法別に特徴を見ていきましょう。

カバー工法の窓交換でできること

カバー工法の窓交換でできることはおもに5つあります。

トリプルガラス、Low-E複層ガラス、複層ガラスの中からガラスを選べる

トリプルガラスは現時点で最も断熱性の高い高性能なガラスです。断熱性が高くなるにしたがって結露の軽減率も多くなるので、完全に結露をなくせます。

そして、窓のリフォームで窓交換だけが、トリプルガラスの窓にできます。

Low-E複層ガラスは、トリプルガラスに次いで断熱性の高いガラスで、結露も完璧に近く抑えられます。

複層ガラスは標準的な断熱性能のガラスです。結露もほとんど抑えられます。

樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシのどちらかを選べる

樹脂サッシはすべて樹脂で作られているサッシです。トリプルガラスには必ず樹脂サッシが組み合わされますが、Low-E複層ガラスには樹脂サッシ又はアルミ樹脂複合サッシ、複層ガラスにはアルミ樹脂複合サッシが組み合わされます。

窓のサイズを小さくできる

窓が邪魔になって間取り変更ができない、在来浴室からシステムバスに交換できない、外部からの視線が気になるというような場合には、パネルと組み合わせて窓を小さくできます。

大きな引き違い窓を、複数の細長い縦すべり出し窓にして、間取り変更をしやすくしたり、腰高窓を横長のハイサイドライトに変えてプライバシーを確保しやすくしたりします。

また、在来浴室の窓が大きすぎて、浴槽に干渉してしまうというような場合にも、システムバスの規格に合わせて窓のサイズを変更できます。

窓の開き方タイプを変えられる

対面の窓がないので風が入って来ない引き違い窓を、ウィンドキャッチ窓とも呼ばれる縦すべり出し窓にする、開閉の必要ない窓をFIX窓にするなど、目的に合わせた開き方タイプの窓に交換できます。

数時間で工事が完了する

カバー工法は今ある窓枠は残し、その上に新しい枠と新しい窓を取り付ける工法です。壁を壊さないので、ひと窓1時間から半日で工事が完了します。

窓交換

はつり工法の窓交換でできること

はつり工法の窓交換では、カバー工法の窓交換ではできない窓のサイズを大きくすることと、窓のない場所に窓を設けることができます。

ただその為には壁を壊さなくてはならない為、リフォーム費用が嵩みます。また、慎重に計画を進めないと、耐震性が低下する恐れがあります。

内窓を設けて二重窓にするリフォームでできること

今ある窓はそのまま残し、室内側に新たな内窓を設けて二重窓にするリフォームです。

窓交換より費用を抑えられる

窓交換より工事の手間がかからないことと、窓交換用の窓より製品価格が抑えられていることから、リフォーム費用が抑えられます。

家中の断熱をする場合には、多数の窓を断熱化する為、費用を抑えられる内窓が向いています。

窓に防音性を持たせられる

内窓は、窓交換やガラス交換ではできない防音ができます。

外窓と内窓の間の空気層は熱だけではなく、音の伝わりも緩慢にする為、外部からの騒音の侵入や、家の中からの楽器の練習音などの流出が抑えられます。

ひと窓約1時間で工事が完了する

窓交換より短い時間で工事が完了します。家中の窓にすべて内窓を取り付けても、1日で終わります。

内窓の説明

ガラス交換でできること

ガラス交換は、今ある窓のサッシはそのまま残し、ガラスだけ交換する方法です。他の方法より手軽で費用を抑えて窓の断熱化ができます。

ただ、サッシの交換はしないので、サッシの結露やサッシからの隙間風は解決できません。

窓のリフォームの違いの比較早見表

できること 窓リフォームの種類
窓交換 内窓設置 ガラス交換
断熱 カバー工法 はつり工法
気密
結露
開き方変更 × ×
窓を大きく・増設 × × ×
窓を小さく × ×
費用 高額 非常に高額 標準的 低額

 

窓交換を失敗させないポイント

窓のリフォーム方法のチェックポイント

窓のリフォームには4つの方法があり、できることと予算に違いがあります。予算を必要以上に使ったり、リフォームをしたのに十分に窓の悩みが解決されなかったりという結果になってしまうリフォームは失敗です。

そのような失敗を避ける為のポイントを確認しておきましょう。

リフォームの目的を明確にする

窓のどのような問題を解決したいのか、リフォーム後に希望する窓はどのような窓なのかを整理してから計画を進めましょう。

特に、目的が複数ある場合には、異なる窓のリフォームの種類を組み合わせる必要性も出てきます。

組み合わせ方がよくわからない場合には、施工の依頼先からの専門的なアドバイスを受けながら、計画を進めていきましょう。

断熱と結露が目的の場合

結露は断熱性を高めると解決できます。断熱性は高さによって結露を軽減する割合も、冷暖房の効率の良さもかかる費用も変わります。

断熱性の高さはリフォーム方法とガラスの種類、サッシの素材によって変わります。

目的とする温熱環境と予算に合わせて、サッシとガラスを選びましょう。

防音が目的の場合

内窓を選びましょう。

窓のリフォーム方法のチェックポイント

  • ・完全に結露を防ぎ、冷暖房の効率を良くしたい場合には、窓交換、又は内窓設置
  • ・予算を抑えて完全に結露を防ぎ、冷暖房の効率を良くしたい場合には、内窓設置
  • ・極力予算を抑えたいのでサッシの結露や隙間風があっても良いという場合はガラス交換
  • ・サイズを変更したり増設したりしたい場合ははつり工法の窓交換
  • ・サイズを小さくしたい場合はカバー工法の窓交換
  • ・風通しや開閉のしやすさの為に開き方タイプを変えたい場合は窓交換
  • ・防音をしたい場合は内窓

窓の断熱性の高さと結露軽減の割合の大きさのチェックポイント

断熱性の高さの順位は、高い順に樹脂サッシ+トリプルガラス、樹脂サッシ+Low-E複層ガラス、アルミ樹脂複合サッシ+Low-E複層ガラス、アルミ樹脂複合サッシ+複層ガラスです。

結露を軽減する能力もこの順番と同じです。

窓の遮熱をしたい場合のチェックポイント

トリプルガラスとLow-E複層ガラスには、遮熱タイプがあります。夏の冷房効率が良くない部屋、西日が入る部屋には、遮熱タイプのガラスを選びましょう。

窓の防音性のチェックポイント

窓交換をしても、防音効果は得られません。防音効果も求める場合には内窓を設置して二重窓にする必要があります。

さらに内窓には一般的な生活音を防音できる内窓と、線路や幹線道路など高い騒音レベルも防音できる内窓があります。そして高い騒音レベルを解決できる内窓は、一般的な内窓よりリフォーム費用が嵩みます。

防音を目的とする場合には、騒音のレベルと予算に合わせて内窓の種類とガラスの厚みを選ぶことが大切です。

窓交換の費用相場

窓交換の費用相場と費用を抑える方法

窓リフォームの費用相場を見ていきましょう。

カバー工法での窓交換の費用

公式サイトに提示されている引き違い窓での工事費込み価格

窓のサイズ 一窓のリフォーム費用
小(70 cm ~ 80cm×90 cm ~ 110cm) 約 15〜22 万円
中(160cm~190cm×90 cm ~ 110 cm)  1825 万円
大(160cm~190cm×190 cm ~200 cm)  2636 万円

YKKAP 樹脂窓ラインアップ

※ 費用の幅は、ガラスの種類、サッシの種類、サイズによるものです。

新潟エリアのYKK APマドリモ窓交換費用(製品価格+工事費) 

窓のサイズ ガラスとサッシの種類
複層ガラス+アルミ樹脂複合サッシ Low-E複層ガラス+アルミ樹脂複合サッシ
腰高窓 1320万円 1926万円
掃き出し窓 1522万円 2129万円

 ※ 費用の幅は、サイズによるものです。

 

はつり工法での窓交換の費用

窓のサイズ 窓交換の費用
掃き出し窓  4050万円
腰高窓 3040万円
小窓 2030万円

 ※ カバー工法での工事費は施工店による違いが少ないのですが、はつり工法の工事費用は施工先によって大きく変わります。

YKK APマドリモ 内窓プラマードUのリフォーム費用

公式サイトに提示されている引き違い窓での工事費込み価格

窓のサイズ 一窓のリフォーム費用
小(70 cm ~ 80cm×90 cm ~ 110cm) 5万〜11万円
中(160cm~190cm×90 cm ~ 110 cm) 6万円〜12万円
大(160cm~190cm×190 cm ~200 cm) 11万円〜18万円

こちらから詳しい価格をチェックできます。
>>>YKK AP 冬の結露対策は樹脂窓で | ヘルスケアマド

新潟のYKK APマドリモ プラマードU引き違い窓の工事費込み価格

窓のサイズ 複層ガラス Low-E複層ガラス 防犯合わせ複層ガラス
腰高窓 約7万円~9万円 約8万円~10万円 約13万円~15万円
掃き出し窓 約11万円~13万円 約14万5000円~16万円 約21万5000円~23万円

※ 価格の幅がわかりやすいようにガラス別の料金を分けてあります。価格の幅はサイズの違いです。

 大信工業 内窓プラストの工事費込み価格

内窓プラストは、大信工業の推奨店だけが施工できます。そして、窓屋窓助は新潟県で唯一大信工業の推奨施工店です。

ガラスの種類と厚み 腰高窓 掃き出し窓
複層ガラス厚み 18mm 約10万~12万円 約14万~16万円
Low-E複層ガラス厚み 18mm 約12万~14万円 約16万~18万円
防音合わせ複層ガラス厚み 6.8mm 約19万~21万 約23万~25万
防音合わせ複層ガラス厚み 12.8mm 約22万~24万 約29万~31万

※ 価格の幅がわかりやすいようにガラス別の料金を分けてあります。価格の幅はサイズの違いです。

ガラス交換にかかる費用

窓のサイズ 窓交換の費用
掃き出し窓  35万円
腰高窓 24万円
小窓 13万円

窓リフォームの費用を抑える方法

窓リフォームの費用を抑える方法

目的に合わせて適切なリフォーム方法を選ぶこと、施工実績が豊富な業者を選ぶこと、補助金を利用することが、窓リフォームの費用を抑えるポイントです。

目的に合わせて適切なリフォーム方法を選ぶ

窓交換のうち、はつり工法は窓の増設や窓の拡大ができますが、高額な費用がかかります。どうしても窓の増設や拡大が必要なのかどうかを慎重に検討し、できればカバー工法の範囲内でリフォームすることが費用を抑えることに繋がります。

また、カバー工法であっても、窓交換は内窓を設置して二重窓にするリフォームより費用が嵩みます。

風通しや開き方を変える必要がない窓には、内窓を設置して二重窓にするなど、目的に合わせて窓のリフォーム方法を組み合わせることが費用を抑えることに繋がります。

施工実績が豊富な業者を選ぶ

窓のリフォーム費用には相場はありますが、定価はありません。施工する業者によってリフォーム費用が変わります。

工事費に関してはどの業者にもそれほど大きな違いはありませんが、製品価格の割引率は業者とメーカーとの取引量によって変わってきます。

メーカーとの取引量が多いほど、製品の割引率が高いので、施工実績な豊富な業者に施工を依頼することが費用を抑えることに繋がります。

補助金を利用する

近年、国は住宅の省エネ化を促進する為、断熱リフォームへの補助金事業を継続して行っています。2023年度は今までにない高額な補助金でしたが、2024年度はさらに高額になると予想されています。

窓は、断熱リフォームの対象になりますので、補助金を利用して窓のリフォームをすることが費用を抑えることに繋がります。

適切な窓の組み合わせで補助金を利用してリフォームをしたいと思われたら、お気軽にご相談ください。窓選びと補助金申請のお手伝いをいたします。

新潟の窓交換リフォームは地域No.1専門店の窓屋窓助へ

窓リフォームなら窓屋窓助

私達は窓や玄関ドアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。

そして、地域No.1専門店ならではの自信と誇りを持って、優良な工事と価格で窓のリフォームを承っております。

窓交換のリフォームでは、断熱性を高めて冷暖房の効率を良くすることと、結露を軽減することが第一の目的です。

ただ、窓のリフォームの種類によっては、防音など他の問題も解決できますので、最適なプランを立てて計画を進めることが大切です。加えて工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。

窓屋窓助が叶える窓や玄関ドアのリフォームは、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いで取り組んでおります。何時でもお気軽にご相談ください。

監修者情報

窓屋窓助編集部

窓屋窓助編集部

窓屋窓助では、「価格だけ」「デザインだけ」のプランではなく、お施主様のお悩み・ご希望から、その後の暮らしを大切に考え、その人にとって最高の“窓・玄関・エクステリアリフォーム”を完成させて頂きます。

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