内窓・二重窓リフォームで高い効果を上げる方法とは?プロが選び方・施工法・注意点を徹底解説
内窓を設けて二重窓にするリフォームでは、解決したい問題に合わせた内窓選びが高い効果に繋がります。
内窓は本当に効果があるのか?効果なしという情報を目にした方はそう感じられると思います。
実は内窓は設置する数が少なければ十分な断熱効果が得られません。また、騒音解決の為の防音には、防音性と気密性が高い特別な内窓が必要です。
Contents
内窓・二重窓のリフォーム効果を高める3つの基本的なポイント
内窓を設けて二重窓にするリフォームは、ガラスの種類とサッシ、設ける内窓の数によって効果の種類と効果の高さが変わります。
二重窓にする目的に合わせて内窓の数を決める
浴室の断熱など、部分的な断熱が目的の場合には、目的の場所だけに内窓を設置しますが、住宅全体の断熱化をする目的の場合には、住宅の窓にすべて内窓を設ける必要があります。
二重窓にする目的に合わせて内窓の種類を選ぶ
二重窓には防音効果もありますが、内窓の種類によって防音効果の高さが変わります。断熱と同時に防音もしたいという場合には、防ぎたい騒音レベルに合わせて内窓を選ぶ必要があります。
地域の気候に合わせて内窓の断熱性のレベルを選ぶ
温暖な地域と寒さが厳しい地域では、内窓に必要な断熱性の高さが変わります。沖縄では断熱の為の内窓は必要ありませんが、北海道などの極寒の地域では高断熱の窓が必要です。
新潟県内でも、北海道と並ぶくらいの高断熱の内窓が必要な地域と、東京と変わらないような温暖な地域があります。
その為、地域に合わせて内窓の性能の高さを選ぶ必要があります。
二重窓の効果が高い内窓の選び方は?
二重窓の目的によって効果が高い内窓の選び方は変わります。
断熱性を高くする内窓の選び方
内窓には主に2種類の価格帯があります。どちらの価格帯であっても、適切なガラスの種類とサッシを選べば高い断熱性は得られます。そして、より断熱性を高めたい場合には、気密性が高い内窓の方が効果は高まります。
ただ、気密性が高い内窓は一般的な内窓より高額です。内窓には窓交換より費用を抑えられるという良さがあります。そして住宅の省エネ化には家中の窓を二重窓にする必要がある為、内窓なら予算的に家中の窓に内窓を設けられるという人は多いことと思います。
一方、断熱・気密性が高い内窓であっても、数か所だけに設けても家中の断熱化はできません。
その為、北海道などの極寒地域以外では一般的な内窓を設けて二重窓にする方法を採用するケースがほとんどです。
防音性を高くする内窓の選び方
内窓には防音できる範囲の違う2種類の内窓があります。その為、防音したい騒音のレベルに合わせて内窓を選ぶ必要があります。
一般的な内窓は、隣家のエアコンの室外機の音や、車のエンジン音などの騒音を防ぐ働きがありますが、線路や交通量の多い道路からの車の走行音や、外飼いしている犬の頻繁な鳴き声などに対しては効果がありません。
ちょっと煩いな…と感じる程度の騒音なら防音できますが、すごく煩い!という騒音には対処できないのです。
その為、外部からの騒音の悩みを解決することを目的に二重窓にする場合は、気密性が高く、厚みのあるガラスを入れられるサッシの内窓を選ぶ必要があります。
ただ、一般的な内窓より高額なので、家中の断熱も同時にしたいという場合には、防音が必要な部屋には気密性がより高い内窓、その他の部屋には一般的な内窓という組み合わせがおすすめです。
内窓の断熱効果を高めるガラスの種類は?
内窓の断熱効果はガラスの種類によって異なります。
もっとも断熱性の高いガラスは、Low-E複層ガラス断熱タイプです。YKK APの窓ガラスの中には、トリプルガラスもありますが、内窓には使われません。
また、夏の日射熱が冷房効果を低下させている部屋には、Low-E複層ガラス遮熱タイプがおすすめです。冬は陽射しの暖かさを採り入れ、夏は日射熱と紫外線を遮断します。
内窓の防音効果を高めるガラスの種類は?
内窓の防音効果は高気密が基本ですが、ガラスの厚みも影響します。その為、防音が目的の内窓は、騒音のレベルに合わせてガラスの厚みを選びます。
一般的な板ガラスの厚みは5ミリですが、この厚みでは防音の働きはしません。
6ミリ防音合わせガラス→12ミリ防音合わせガラスと厚みと共に防げる騒音のレベルが上がっていきます。大信工業の内窓プラストは12.8ミリの厚みのガラスを取り付けられる最強の防音性能を備えています。
内窓の断熱・気密・防音性と結露軽減効果を高めるサッシの種類は?
内窓には樹脂サッシ、又はアルミ樹脂複合サッシが使われますが、断熱・気密・防音性と結露軽減効果が高いサッシは樹脂サッシです。樹脂には熱を通さない働きがある他、弾力性があるので気密性の高さも備えています。
製品価格を抑える為、アルミ樹脂複合サッシの内窓を販売しているメーカーもありますが、内窓のサッシには樹脂サッシが最適です。
二重窓にした内窓の施工事例(目的別)
断熱・結露・防音・遮熱などの目的に合わせて施工した内窓の施工事例をご紹介します。
戸建てで住宅全体の断熱をした事例
住宅の窓に大信工業の内窓プラストとYKKAPの内窓プラマードUを目的別に取り付け、玄関ドアも交換して、住宅全体の断熱をした事例です。
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この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>新潟市 お家全体の断熱を考えるリフォーム工事
マンションの部屋の寒さと結露を解決した事例
冬になると窓の結露や寒さに悩まされるというアルミサッシと複層ガラスの窓に内窓を設けた事例です。
マンションでは窓枠の奥行が狭いので、内窓を設けられないのでは?と心配される方も多くいらっしゃいますが、この事例のようにふかし枠を使えば問題なく取り付けられます。
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この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>新潟市 マンションの窓断熱リフォーム
アルミサッシと複層ガラスの窓の結露を解決した事例
寒暖差のある日は「ガラス面の縁からサッシ枠の間に結露が発生する」複層ガラスとアルミサッシの窓に、樹脂サッシの内窓を設置した事例です。
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この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>新潟市 プラマードUで結露の対策
交通量の多い道路に面している寝室への騒音を解決した事例
自宅前の道を走る車の音に悩まされている寝室の窓に12.8ミリの防音ガラスを組み込んだ内窓プラストを取り付けた事例です。
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この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>長野県 お家の正面を走る車の音をPLASTで防音対策
冷房の効率を低下させる西日を解決した事例
夏は冷房の効率が低下する西日が入る部屋に遮熱Low-E複層ガラスの内窓プラストを取り付けた事例です。
もちろん冬には、高い断熱効果で暖房の効率も良くなり、結露もなくなります。
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この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>新潟市 内窓PLASTで遮熱対策
二重窓の効果を高める内窓設置の注意点
二重窓にする目的と予算に合わせて内窓を選ぶことが大切です。
予算を抑えて家中の窓を二重窓にしたい
一般的な内窓がおすすめです。
風通しの悪い部屋がある
風通しを良くする為にはすべり出し窓が効果的です。風通しの悪い部屋だけは、内窓でなくすべり出し窓への窓交換と組み合わせることで、換気の良い部屋にできます。
騒音が気になる部屋がある
騒音が気になる部屋には防音性の高い内窓が問題解決に役立ちます。
二重窓へのリフォームは現在の住宅の状態によって、最適な内窓が変わります。そしてどのご家庭でも部屋によって必要な窓の性能は異なります。
どのように内窓を選べばよいのか迷ってしまったら、お気軽にご相談ください。
こちらのコラムもご覧ください。
- ■ 内窓を設けて二重窓にするリフォームの基礎知識と施工例
- ■ 窓の断熱リフォーム効果は防寒・遮熱・防音・結露軽減
- ■ 内窓プラストは最高水準の気密性で断熱・防音対策|二重窓の設置費用を抑えるコツも解説
新潟の内窓・二重窓にするリフォームは地域No.1専門店の窓屋窓助へ
私達は窓や玄関ドアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
そして、地域No.1専門店ならではの自信と誇りを持って、優良な工事と価格で窓のリフォームを承っております。
内窓を設けて二重窓にするリフォームでは、断熱性を高めて冷暖房の効率を良くすることと、結露を軽減することが第一の目的です。
ただ、窓のリフォームの種類によっては、防音など他の問題も解決できますので、最適なプランを立てて計画を進めることが大切です。加えて工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
窓屋窓助が叶える窓や玄関ドアのリフォームは、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いで取り組んでおります。何時でもお気軽にご相談ください。