中古マンションは玄関ドア交換で売りやすくなるの?
中古マンションを売る際、コンディションが良い状態であるかないかは、売りやすさに影響します。
良い状態にして売り出すことが良い取引に繋がるのですが、賃貸マンション一棟丸ごとと、分譲マンションの一室では、売りに出す前にできることが変わってきます。その中で中古マンションの玄関ドア交換は売りやすさに繋がるのでしょうか?
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中古マンションの販売価格に影響する資産価値
近年、新築住宅が高騰を続けています。その中でも新築マンションは非常に高額になっていて、一般人には到底手が出ない価格になっている地域もあります。その為、中古マンションを購入する人が増えています。
現在所有している賃貸マンションや、分譲マンションの一室を売りに出そうとしている人にとっては、売りやすい状況になっているとも言えます。ただ、売りやすい状況になっているとはいえ、スムーズに取引が進むかどうかはマンションの持つ条件によって変わってきます。
首都圏中古マンションの価格は上昇しているが、成約件数は減っている
成約価格が新規登録価格よりも高いということは、売り出し価格の水準が高い「築年が浅い」・「より都心に近く立地が良い」といった性質のマンションの売買が成立し、相対的に競争力がなく売り出し価格が安いマンションが売れ残っていることを示す。
引用:ニッセイ基礎研究所 首都圏中古マンション市場の動向(2023年5月)~成約価格上昇も在庫は過去最高水準、売却時は価格の減額を視野に
この記事からも読みとれるように、マンションの販売価格をできるだけ高くする為には、条件を調える必要があります。
マンションの立地条件
戸建て住宅ではなくマンションを選択する理由の一つは、利便性の高さです。確かに戸建て住宅よりマンションの方が、駅の近くに建てられていることが多いです。
都心部では家族が住まえる広いマンションであれば、駅から遠くても需要がありますが、一般的に駅から遠い立地条件にあるマンションが不利です。もし、不利な立地条件にある場合には、それをカバーできるアピールポイントが必要です。
マンションの外観と玄関ドアの関係
暮らしやすさとは直接関係しませんが、マンションの外観は見学する人にとってのファーストインプレッションです。マンションを見学する際には、手入れが行き届いているかどうかを入念にチェックする人が多いです。
なぜなら、同じ築年数でも手入れがされているかいないかで、購入後の耐久年数が変わってくるからです。もちろん、手入れされているかどうかは暮らしやすさにも影響します。
もし、褪色したり、傷が多かったりと、いかにも古そうな玄関ドアが並んでいれば、第一印象が低下してしまうことは否めません。
賃貸マンションを丸ごと売りに出す際、できるだけ見栄えは良くしたいが、外壁の全面改修をするほどの予算も時間もない…というような事情があれば、玄関ドア交換が最適です。
マンションでは、通りに向かって玄関ドアがズラリと並んでいることが多いです。このドアが新しくきれいであれば、マンション全体の印象が著しく向上します。
また、外壁の再塗装などの改修では足場を組む必要があり、費用だけではなく日数もかかります。
玄関ドアの交換なら足場を組む必要がなく、カバー工法で行う為、壁を壊す必要もありません。1日で工事が完了します。売りに出すまでの時間が限られているというような場合でも、契約から工事完了まで短期間で最新の玄関ドアに交換できます。
ただ、この方法は、一棟丸ごとの場合には有効ですが、ほとんどの場合、分譲マンション一室では、使えない方法です。玄関ドアは個人で使うものではありますが、マンションでは外観への影響がある為、共有部分と同じ扱いになっている管理規約が多いからです。
稀に古いマンションでは、個人で交換しても良いと定められている管理規約もありますので、売りに出す前に再度管理規約を確認してみましょう。もし、許可されているのであれば、有利な取引に繋げる為、玄関ドアの交換ができます。
マンションの室内環境と玄関ドアの関係
古いマンションの中には、寒さや外部からの騒音に悩まされている住人が少なくありません。このことが原因で契約更新をしない人もいるのではないでしょうか?
マンションは外部に面している壁が少ないのでそれほど寒さはないはずと思われている方が多いと思いますが、窓が断熱化されていないマンションの部屋は、冬になると暖房の効率が低下してしまいます。
比較的温暖な関東地方でさえ、そのような悩みを持つ人が多いので、新潟などの寒い地方ではより多くの人がマンションの室内の寒さに悩まれているのではないでしょうか?この場合にも、玄関ドアの交換は役立ちます。
マンションでは玄関ドアから冷気が侵入し、玄関と廊下が冷えるという状況が多くあります。玄関ドアを断熱タイプに交換すると、玄関ドアからの冷気の侵入と暖房の熱の流出が抑えられます。
さらに、築年数の長いマンションでは、玄関ドアと玄関ドアの枠の間に隙間ができていることがあり、その場合には隙間からの冷気が侵入したり、暖房の熱が逃げて行ったりしますが、玄関ドアの交換時には、建付けの悪くなっている現在の枠に新しい玄関枠を被せるので、隙間もなくなります。
マンション玄関ドア交換の費用相場
マンション玄関ドア交換の費用相場は、工事費込みで一戸に対して30~40万円程度が相場です。玄関ドアのグレードによっても費用相場には幅がありますが、施工業者によっても変わります。
マンション一棟丸ごと玄関ドアを交換するというケースでは、ゼネコンに依頼するケースが多いことと思います。この場合、ゼネコンは下請け業者に依頼するので、その分費用が嵩みます。
一方、玄関ドア専門の業者に依頼する場合、下請けへのマージンが発生しない為、一戸に対して20万円程度に抑えられることもあります。1戸に対する費用の差は、戸数が多いマンションでは全体の予算に大きく影響します。
マンション玄関ドアの機能の種類と性能の高さ
マンションの玄関ドアには、費用を抑えられるベーシックなタイプもありますが、利便性や安全性、快適性を向上させるオプションも選べます。
寒さを改善する断熱機能
断熱材が充填されている玄関ドアを選ぶと、寒さが改善します。
玄関の換気を良くする換気機能付き玄関ドア
玄関ドアを閉じたままで換気ができるドアを選ぶと、風通しの良い部屋が生まれます。換気口は、防犯やプライバシー、デザイン性に配慮し、玄関ドアの下部に取り付けられています。
リモコンキー
近年の新築住宅のほとんどに採用されているリモコンキーは、マンションでも玄関ドア交換の際につけられます。
地震への備え 閉じ込め防止機能
地震の際にドアが開かなくなり閉じ込められるリスクをなくす対震防犯仕様を選べます。
マンションでは大型地震による建物の揺れに伴い、玄関ドア枠が変形し、扉と干渉する事で玄関ドアが開かなくなり、閉じ込められるおそれがあります。
引用:YKKAP 集合住宅向け玄関ドア改修 地震時の閉じ込められに配慮いたしました
窓も同時にするとより資産価値が向上し補助金も使える
マンション室内の寒さや外部からの騒音は、内窓設置で解決できます。この方法は分譲マンション一室だけの改修でも、ほとんどの場合採用できます。
素敵な内装と暮らしやすい間取りのマンションであっても、寒かったり、騒音がひどかったりするとスムーズには売れません。快適性や睡眠時間に悪影響が大きい部屋では、健康的な生活が送れないばかりか、暖房費が嵩むからです。
分譲マンションの一室では、玄関ドアの交換はできないことが多いですが、内窓設置で資産価値を向上させ、売りやすくすることはできます。
また、一棟丸ごとであっても分譲マンション一室であっても、窓の断熱改修によって補助金を受けることもできます。
先進的窓リノベ事業
- 公募期限 2023年12月31日まで(予算の上限に達した時点で終了)
- 補助上限 1戸あたり200万円が上限
- 対応する断熱改修方法 ガラス交換・内窓設置・窓交換・玄関ドア交換
【全国対象】既存住宅における断熱リフォーム支援事業
- 公募期限 令和5年12月8日(金)(予算の上限に達した時点で終了)
- 補助上限 15万円/戸(玄関ドアも改修する場合は20万円/戸)
- 対応する断熱改修方法 ガラス交換・内窓設置・窓交換・玄関ドア交換
公益財団法人北海道環境財団 補助事業部 【全国対象】既存住宅における断熱リフォーム支援事業
中古マンションを売りに出す際、取引を有利に進めたいと思っても立地条件は変えられません。また、大掛かりな改修にかける費用は使いたくないという方も多いでしょう。
玄関ドアや窓の改修なら、外壁の改修などと比較すると費用も期間も抑えられ、見栄えを良くしたり、温熱環境を向上させたりすることができます。
これからマンションを売りに出そうとしているが、どのような方法を取るのが最適なのかと検討する際には、お気軽にご相談ください。
新潟での中古マンション玄関ドア交換は地域No.1専門店の窓屋窓助へ
私達は窓や玄関ドアの交換を通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願い、地域No.1専門店ならではの自信と誇りを持って、優良な工事と価格で玄関ドア交換と窓の断熱化工事を承っております。
玄関ドア交換や窓の断熱化では、断熱性を高める、結露を軽減する、騒音を解決することなどの目的を達成し、マンションの資産価値を向上させるお手伝いをします。そして工事の質やサービスの良さ、費用を抑えることも、効率の良い玄関ドア交換や窓の断熱化に繋がります。
窓や窓助が叶える玄関ドア交換と窓の断熱化は、気持ち良く工事が完了し、満足と思っていただける結果にしなくては!という想いで取り組んでおります。何時でもお気軽にご相談ください。