まだ間に合うマンション窓リフォームの2023年度補助金
冬の寒さ対策に向けてマンションの窓リフォームの計画を始める方の中には、補助金はもう無理だろうな…と思われている方が多いのではないでしょうか?
確かに申請受付が終了間近になっている2023年度の補助金もありますが、まだ間に合う補助金や、新たに募集が開始された補助金もあります。断熱を支援する補助金ですので、マンションの窓リフォームにぜひ有効活用してください。
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マンションでも補助金対象になる窓リフォームの種類は?
補助金の対象となる窓のリフォームには、カバー工法の窓交換、はつり工法の窓交換、内窓設置、ガラス交換という4種類がありますが、マンションでは、基本的にカバー工法の窓交換とはつり工法の窓交換は許可されません。
マンションでできる窓のリフォームは内窓設置とガラス交換です。そしてこの2つのリフォームの内、新潟をはじめとする省エネ基準1~5の地域では冬は寒さによる結露が発生しやすいので、内窓設置の方がガラス交換より確実な断熱効果と結露軽減効果が得られます。
内窓設置では、樹脂サッシと複層ガラス、またはLow-E複層ガラスの窓を室内側に設置するので、ガラスだけではなくサッシの結露も抑えられます。また、内窓を設置することによって、隙間からの熱の出入りも押さえられる為、より冷暖房の効率が良くなり省エネ性が向上します。
一方、ガラス交換は内窓設置より費用を抑えられますが、サッシの結露と隙間からの熱の出入りは解決されません。
また、今後はマンションも含め、住宅に対して断熱等性能等級の最低基準が引き上げられていきます。新築住宅に対しては、2025年には断熱等性能等級4、2030年には断熱等性能等級5への適合が義務化される予定です。マンションの資産価値を維持させる為にも、窓の断熱化が役立ちます。
これらの問題点と予算を考え併せた上でリフォーム方法を選ぶことが大切です。
まだ間に合う2023年度の窓リフォーム補助金
近年、国は住宅の省エネ性能を高める為、断熱性を高めるリフォームへの支援事業を継続して行っています。特に2023年度は前年度までより支援額が増え、多くの人が補助金を受けて断熱改修を実現、夏涼しく冬暖かい環境を手に入れました。
ただ、2023年度末までという支援事業の中には、予算の上限に近くなっている事業もあります。その中で今からでも間に合う補助金について確認していきましょう。
こどもエコすまい支援事業の補助金は締め切り間近?
こどもエコすまい支援事業の補助金申請額は9月8日現在93%です。
こどもエコすまい支援事業は、断熱改修と組み合わせると、対面キッチンやバリアフリーなどのリフォームにも補助金が出る事業です。窓のリフォーム以外にも希望するリフォームがある場合に向いている支援事業です。
新築住宅部門とリフォーム部門がありますが、既に新築では102,756戸に対して1,027億5,600万円、リフォームでは224,107戸に対して200億6,434万円の交付が決定しています。時期によっては既に補助金が交付されているケースもあります。
交付申請期限 12月31日
補助金申請額が100%になった時点で終了します
補助額 対象工事内容ごとの補助額の合計(上限30万円)
省エネ基準レベルとZEHレベルがあり、断熱性能によって補助額が変わります。
先進的窓リノベ事業の補助金は駆け込み必至?
先進的窓リノベ事業の補助金申請額は9月8日現在64%です。
窓の省エネ性を支援する事業です。開口部のリフォームを目的にする場合は、この支援事業の補助金が向いています。9月8日現在、戸建て住宅では61%、集合住宅では64%の補助金申請額に達しています。
交付申請期限 12月31日
補助金申請額が100%になった時点で終了します
補助額 対象工事内容ごとの補助額の合計(最低5万円~上限200万円)
SS・S・Aという3種類のグレードがあり、グレードによって補助額が変わります。
グレードとサイズ別内窓の補助額
窓の性能区分 | 内窓のサイズ | |||
大(L)
2.8㎡以上 |
中(M)
1.6㎡以上 2.8㎡未満 |
小(S)
0.2㎡以上 1.6㎡未満 |
極小(X)
0.2㎡未満 |
|
P(SS) | 124,000円 | 84,000円 | 53,000円 | 53,000円 |
S | 84,000円 | 57,000円 | 36,000円 | 36,000円 |
A | 69,000円 | 47,000円 | 30,000円 | 30,000円 |
B | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
窓の性能区分別熱貫流率(Uw値)
窓の性能区分 | Uw値 |
P(SS) | 1.1以下 |
S | 1.5以下 |
A | 1.9以下 |
B | 2.3以下 |
9月から受け付け開始 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
6月分の終了に引き続き、9月の公募が始まっています。この支援事業には2種類の補助金があります。対象となる工事の中でマンションでの断熱改修は内窓設置、又はガラス交換です。マンションでの断熱改修は集合住宅にあたります。
9月8日現在、戸建・集合住宅(個別)【4,000万円】の申請額の割合は 5.8%、集合住宅(全体)【2,000万円】の申請額の割合 0%ですので、まだ余裕があります。
集合住宅個別とは、対象となる住戸に住民票を置く居住者(個人)、又は賃貸住宅の所有者(個人・法人どちらでも可)です。
集合住宅(全体)とは、管理組合等の代表者、又は賃貸住宅の所有者(個人・法人どちらでも可)です。この場合は、原則、当該集合住宅の全ての対象住戸を改修することです。
公募期間
令和5年9月4日(月)~令和5年12月8日(金)17時メール必着
補助額 補助対象経費の1/3以内
15万円/戸(玄関ドアも改修する場合は上限20万円/戸)
公益財団法人北海道環境財団 補助事業部 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
こどもエコすまい支援事業と先進的窓リノベ事業の申請方法と注意点
こどもエコすまい支援事業と先進的窓リノベ事業は、個人では補助金の申請ができません。施工を依頼した業者が補助金の申請手続きをします。
補助金を受ける流れ
- ① 登録業者と工事請負契約を締結する
- ② この際、マイナンバーカードなどの必要書類を登録業者に提出する
- ③ 登録業者が補助金の交付申請をする
- ④ 工事完了後、登録業者に補助金が交付される
- ⑤ 補助金が還元される
注意点
こどもエコすまい支援事業と先進的窓リノベ事業に登録している業者に施工を依頼しなかった場合、補助金の申請はできません。
また、メーカーとメーカーごとの登録製品も決められているので、その中からリフォームに使う製品を選ぶ必要があります。
既存住宅における断熱リフォーム支援事業の申請方法と注意点
既存住宅における断熱リフォーム支援事業の申請は個人で行いますが、登録製品を使用する必要があります。
補助金を受ける流れ
- ① 公募期間内に必要書類を財団まで電子メールおよび電子媒体で提出します。
- ② 審査で採択されると財団から交付決定通知書が届きます。
- ③ 施工業者と工事の契約をします。
- ④ 財団まで工事完了と支払完了を証明できる書類を添えて、完了実績報告書を提出します。
- ⑤ 完了実績報告書の審査がされ、問題がなければ財団から交付額確定通知書が発行されます。
- ⑥ 財団から補助金が交付されます。
注意点
交付決定通知書が届く前に工事を始めると、補助の対象から外れてしまいます。
こちらのページに交付申請書類の作成例が紹介されています。
>>>公益財団法人北海道環境財団 補助事業部 公募要領、交付申請書類の作成例
既存住宅における断熱リフォーム支援事業は、こどもエコすまい支援事業と先進的窓リノベ事業とは違い、個人での申請ですが、施工を依頼する業者に申請の手伝いを依頼することはできます。
窓の断熱化は快適な環境を生み出すと共に、省エネ性を高めます。また、今後は住宅に対して断熱等性能等級の最低基準が引き上げられていきます。新築住宅に対しては、2025年には断熱等性能等級4、2030年には断熱等性能等級5への適合が義務化される予定です。
快適で健康的な暮らしの為にも、住宅の資産価値の為にも断熱化の為の窓のリフォームは効果的です。もう間に合わないかも…と思われている方、まだ間に合います。支援事業の選び方や申請の方法がよくわからない…という場合には、お気軽にご相談ください。
補助金を活用した内窓・窓リフォームは地域No.1専門店の窓屋窓助へ
私達は窓や玄関ドアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願い、地域No.1専門店ならではの自信と誇りを持って、優良な工事と価格で窓のリフォームを承っております。
そして窓屋窓助は防音性と気密性の高い内窓プラストの東北・信越エリアで唯一の推奨施工店です。新潟県だけでなく、長野県・群馬県・福島県・山形県・宮城県まで信越地域から東北地域一円にお伺いします。
窓交換をはじめとして、窓やガラスの交換などの窓のリフォームでは、断熱性を高める、結露を軽減するなどの希望を叶え、騒音など家の中に発生している問題を解決することが第一の目的です。そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
窓や窓助が叶える窓や玄関ドアのリフォームは、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いで取り組んでおります。何時でもお気軽にご相談ください。