二重窓の費用を安くする設置のコツと補助金の活用法
寒い・暑い・結露が発生する・騒音などの問題は、二重窓を後付けすることで解決します。この方法は、今ある窓をそのまま残すので、マンションや賃貸でも許可されるケースが多いです。
二重窓の後付けには業者に依頼する他にDIYでする方法があります。二重窓の特徴や、業者に依頼する場合の安くするコツ、補助金の活用法について確認していきましょう。
Contents
二重窓を設置する費用
二重窓の後付けには、DIYで後付けする方法と、業者に依頼して設置する方法があります。現在、賃貸住宅にお住いの方には、DIYでの二重窓の後付け、戸建て住宅や分譲マンションにお住まいの方には、業者に依頼して後付けする方法が向いています。
二重窓をDIYで後付けする費用
二重窓の中には、DIYで後付けできる工事不要の簡易な内窓があります。賃貸住宅の場合、退去時に原状復帰をしなくてはならないので、簡単に撤去できるこちらの方法が向いています。
ホームセンターなどで販売されている簡易内窓キットを購入して、同梱されている両面テープを使って窓に貼り付けるという後付けの方法です。腰高窓で1~2万円で購入できます。
また、レールとポリカーボネート板で、内窓を作成し後付けする方法が、環境省のCOOL CHOICEで紹介されています。この方法なら、掃き出し窓に内窓を後付けする費用は6,000円程度です。
詳しくはこちらからご覧いただけます。
>>>環境省 COOL CHOICE意外と簡単!DIYで断熱リフォーム ~自分でできる二重サッシの作り方~
YKKAPの二重窓 プラマードUを設置する費用
YKKAPなどのメーカー品を後付けする場合には業者に依頼します。戸建て住宅や分譲マンションにはこちらの方法が向いています。分譲マンションの管理規約は、マンションごとに異なりますが、ほとんどの場合二重窓の後付けは許可されます。寒さや暑さ、騒音などの問題がある場合には、管理組合に問い合わせてみましょう。
YKKAPのサイトに記載されているマドリモ プラマードUの工事費込み価格
大 | 中 | 小 |
幅 160 ~ 190cm高さ 190 ~ 200cm | 幅 160 ~ 190cm高さ 90 ~ 110cm | 幅 70 ~ 80cm高さ 90 ~ 110cm |
約 11〜18 万円 | 約 6〜12 万円 | 約 5〜11 万円 |
※表中の価格は引違い窓での商品代と工事費を合わせた価格です。
※費用の幅は、ガラスの種類とサイズによるものです。
YKKAP 樹脂窓ラインアップ
新潟エリアでの内窓(二重窓)設置にかかる工事費込み価格
YKKAPマドリモ プラマードU
内窓設置の費用 | 腰高窓 | 掃き出し窓 |
複層ガラス | 約7万円~9万円 | 約11万円~13万円 |
Low-E複層ガラス | 約8万円~10万円 | 約13万円~15万円 |
防犯合わせ複層ガラス | 約14万5000円~16万円 | 約21万5000円~23万円 |
※表中の価格は引違い窓での商品代と工事費を合わせた価格です。
※費用の幅は、ガラスの種類とサイズによるものです。
YKKAP 樹脂窓ラインアップ
内窓プラストを設置して二重窓にする費用
外部からの騒音がひどい、又は楽器の練習を長時間する家族がいるなど、音の問題を解決するという目的がある場合には、内窓プラストを後付けして二重窓にする方法が向いています。
内窓プラストは北海道の多くの住宅で使われている内窓なので、寒さ対策にも確実な効果を上げますが、防音にも高い効果を発揮します。音の問題がある方の中には、「騒音を解決する為に内窓を設けたけれど、思ったほど効果が上がっていない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は内窓には防音効果があると言われていますが、一般的な内窓の防音性能には、騒音レベルに対する限界があります。確かにエアコンの室外機や、車のエンジンの音など近隣の住宅の生活音に対しては、防音効果があります。
ただ、線路や大型車両が絶え間なく走行している幹線道路などがすぐ近くにあったり、近隣で多数の犬を庭に出していたりすると、十分に防音することができないのです。騒音レベルが一般的な日常生活での生活音を超えている場合には、内窓プラストが向いています。
内窓プラスト設置の費用 | 腰高窓 | 掃き出し窓 |
複層ガラス厚み 18mm | 約10万~12万円 | 約14万~16万円 |
Low-E複層ガラス厚み 18mm | 約12万~14万円 | 約16万~18万円 |
防音合わせ複層ガラス厚み 6.8mm | 約19万~21万 | 約23万~25万 |
防音合わせ複層ガラス厚み 12.8mm(最厚) | 約22万~24万 | 約29万~31万 |
※表中の価格は引違い窓での商品代と工事費を合わせた価格です。
※費用の幅は、ガラスの種類とサイズによるものです。
新潟エリアでの窓交換の価格について詳しくはこちらからお問い合わせください。
二重窓の設置費用を抑えるポイントと補助金
もっとも二重窓の設置費用が抑えられる方法はDIYですが、断熱効果や防音効果、そしてお部屋のインテリアへの影響を考えると、業者に依頼してメーカーの内窓を後付けし、二重窓にする方法が理想的です。
業者に依頼すると、DIYより費用が嵩みますので、費用を抑えるポイントと、補助金を使用する方法を押さえておきましょう。
二重窓の費用を抑えるポイント
内窓の機能性は、サッシの素材とガラスの種類や厚みによって変わります。機能性が高くなるほど、製品価格が上がっていくのですが、ここで考えたいことは、機能性を低くして費用を抑えることではありません。
せっかく費用をかけて二重窓にするのですから、目的を十分に達成できる結果が得られるようにするべきです。費用を抑える為に、アルミ樹脂複合サッシを使っているメーカーもありますが、樹脂サッシの内窓の方が断熱性も気密性も確実な効果を上げます。
特に新潟の中でも寒い地域にお住まいの方は、費用を抑える為に機能性を落とすよりも、費用を抑えて二重窓の後付けをする業者を探しましょう。二重窓に使われる内窓の製品価格は業者によって変わってくるからです。
電気製品の価格が店舗によって違うことは多くの方がご存知だと思います。取引量の多い店舗ほど、店頭に並んでいる電気製品の価格は安いことが多いです。取引量が多いとメーカーからの仕入れ値が抑えられるため、販売価格も抑えられます。この仕組みは窓も同じです。
そこで業者選びの際にチェックしたいことのひとつは、窓の施工実績の豊富さです。多くの二重窓を後付けしている業者ほど、メーカーとの信頼関係が深まり、内窓の仕入れ値が抑えられています。
そしてここで電気製品との違いがあります。窓の場合、取引量が多いということは、単に窓製品の販売量が多いということだけではありません。現場での工事経験も豊富であるということです。
新築住宅とは違い、築年数が長い住宅では建付けが悪くなっている窓が少なくありません。目には見えませんが、開閉し難くなっている窓は、左右の枠の高さが違っているなど、住宅の歪みの影響を受けています。
施工実績が豊富な業者には、そのような歪みが生じていても、隙間のない二重窓を後付けできる知識と技術が培われています。
二重窓の後付け費用を抑えるコツは、機能性の高い製品を他より安く提供している業者を選ぶことです。複数の業者に相見積もりをしてみると良いでしょう。
二重窓の設置で活用できる補助金
二重窓の後付けは断熱改修というリフォームにあたりますので、断熱改修を支援する事業の補助金を受けられます。
次世代省エネ建材の実証支援事業
公募期間
2023年9月4日(月)~2023年11月30日(木)17:00締切
改修方法
①外張り断熱 ②内張り断熱 ③外窓と玄関など全ての開口部の断熱のいずれか
補助額上限
150万円/戸
一般社団法人環境共創イニシアチブ 令和5年度 次世代省エネ建材の実証支援事業
【全国対象】既存住宅における断熱リフォーム支援事業
公募期間
令和5年9月4日(月)~令和5年12月8日(金)
改修方法
① トータル断熱 断熱材、窓、ガラスを用い、住まい全体での断熱改修
② 居間だけ断熱 窓を用い、居間をメインに断熱改修
補助額上限
120万円/戸(玄関ドア5万円を含む)
公益財団法人北海道環境財団 補助事業部【全国対象】既存住宅における断熱リフォーム支援事業
二重窓を設置するメリット
二重窓の最も大きなメリットは、断熱性を高めて、暑さと寒さを解決することですが、他の窓のリフォームと比較すると、断熱以外の良さもあります。
窓交換より費用を抑えられる
住宅の断熱効果を上げる為には、家中の窓を断熱化する必要があります。家の中の温度差を無くすことは、快適な環境を生み出すだけではありません。同時に、ヒートショックや結露から生まれるカビやダニによるアレルギーなど、家族の健康に及ぼすリスクを低下させます。
ただ、窓交換で家中の窓を交換するとなると、費用が嵩んでしまいます。一方、二重窓の後付けの場合、4人家族が住まう一般的な2階建ての木造住宅で試算すると、100万円程度の費用で家の中の窓を全て断熱化できます。
防音ができる
二重窓を後付けすると、日常的な生活音であれば、十分に防音ができます。一般的な内窓では解決できない生活に支障をきたすほどのレベルの騒音に対しては、内窓プラストが有効です。
工事時間が短い
今ある窓はそのまま残すのでひと窓およそ1時間で完了します。家中の窓に二重窓を後付けしても一般的な2階建て住宅なら玄関ドアの交換を含めても1日でできます。
マンションでも許可されることがある
窓交換は許可されないことが多いのですが、二重窓の後付けなら許可されるという規約になっているマンションもあります。管理組合に問い合わせてみましょう。
二重窓を設置するデメリット
二重窓の後付けには、使い勝手がやや低下するというデメリットがあります。
開け閉めが二重になる
内窓と外窓を二重に開閉しなくてはならない面倒さと、掃除がし難くなるというデメリットがあります。
窓辺を活用できなくなる
窓枠の下の部分に小さな植物の鉢や小物を置いて楽しんでいる方がいらっしゃることと思いますが、窓枠の部分が狭くなるので、置けなくなってしまいます。
また、タイルやキッチンパネルなどの釘を打てない壁の浴室やキッチンで、窓枠の内側にツッパリ棒でカーテンを取り付けていた場合には、ツッパリ棒を渡せなくなることがあります。
どちらも元の窓枠の奥行が広ければ使えることもありますが、多くの場合は窓辺を活用できなくなってしまいます。
デメリットを知らずに後付けしてしまうと、あとで後悔することにもなりかねません。現地調査の際には、どのようなデメリットが発生するのか、不安に思うことを質問し、十分な説明を受けましょう。
二重窓の後付けにはデメリットを上回る大きなメリットがあります。でもやっぱりちょっと心配…と思われたら、お気軽にご相談ください。
新潟での二重窓の設置は地域No.1専門店の窓屋窓助へ
私達は窓や玄関ドアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
そして、地域No.1専門店ならではの自信と誇りを持って、優良な工事と価格で窓のリフォームを承っております。
窓交換をはじめとして、窓やガラスの交換などの窓のリフォームでは、断熱性を高める、結露を軽減するなどの希望を叶え、騒音など家の中に発生している問題を解決することが第一の目的です。そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
窓や窓助が叶える窓や玄関ドアのリフォームは、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いで取り組んでおります。何時でもお気軽にご相談ください。