団地・マンション・集合住宅の玄関ドア交換は管理組合?個人でもできる?
団地・マンションなど集合住宅にお住まいの方の中には、老朽化したなどの理由で玄関ドアの交換を検討されることがあるかもしれません。ただ、集合住宅の場合、個人では交換できるケースとできないケースがあります。古いマンションや団地では稀にできるケースもありますが、通常は管理組合や所有者だけが玄関ドアの交換をすることができます。
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団地で玄関ドアが交換できるケースとできないケース
団地と一括りにされていますが、団地には公社団地と公営団地があり、さらに公社団地には分譲と賃貸があります。この中で、個人が玄関ドアを交換できるケースは、分譲公社団地です。
公社団地とは?
昭和時代に日本住宅公団によって建設された賃貸団地です。日本住宅公団が解散した後は、都市再生機構(UR)が事業を継承しました。平成11年までは、公団住宅の一部を分譲していましたが、現在は分譲していません。
現在中古住宅として販売されている公団住宅は、その当時に分譲された公団住宅です。この住宅を購入した場合には、個人で玄関ドアの交換ができます。
一方、都市再生機構(UR)が大掛かりなリノベーションを行って再生団地として賃貸している団地と、古いまま賃貸している団地もあります。これらの団地では、個人では玄関ドアの交換ができません。
ただ、賃貸している古いままの団地の中には、稀に入居者がリフォームすることを許可しているケースもあります。もし、お住まいの団地が古いまま賃貸されているタイプである場合には、管理組合に問い合わせ、玄関ドアの交換ができるのか、できる場合、退去時には原状復帰の義務があるのかなどを問い合わせてみましょう。
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)賃貸住宅にお住まいの方へ
公営団地とは?
公営団地は、自治体ごとに地域の低所得者に向けて賃貸している団地です。玄関ドア交換も含め、原則としてリフォームは許可されません。
マンションの玄関ドア交換が個人ではできない理由
マンションには分譲と賃貸があります。それぞれのマンションについて玄関ドア交換が個人ではできない理由を確認していきましょう。
分譲マンションの玄関ドアは専有部分ではあるが共有部分と同じ扱い
分譲マンションには、廊下やエントランスなどの共有部と、個人の専有部分があります。玄関ドアや外窓、ベランダは、個人の専有部分の中にありますが、建物全体の外観に影響する為、個人で変えることが許可されていません。
承認されればリフォームできる
マンションの管理規約にもよりますが、承認されることもありますので、問い合わせてみましょう。
賃貸マンションでは基本的に交換できない
賃貸マンションでは、外観への影響のある部分はもちろんですが、室内のリフォームも基本的に許可されません。ただ、稀に老朽化した賃貸マンションでは、所有者の許可を得れば、玄関ドアの交換ができるケースもあります。
お住まいのマンションで他の人も玄関ドアの交換をしているようだ…というような場合には、マンションの家主さんに問い合わせてみましょう。
マンションの管理組合、又は所有者が行うべき玄関ドア交換のタイミングとは?
玄関ドアが老朽化してくると、住民の居住環境の快適性と防犯性、建物の見た目と資産価値が低下してしまいます。
玄関ドア交換は個人ではできないので、分譲住宅の場合は管理組合、賃貸マンションの場合は所有者が適切なタイミングを見計らって計画する必要があります。
大規模修繕では行われないことが多い
分譲マンションでは、12年程度の周期で大規模修繕が行われます。この修繕の為に住民は積み立てをし、管理組合や修繕委員会が中心となって、住民の意向に沿って修繕の内容を決定し、工事が実地されます。
ただ、分譲マンションの困りごとに対してYKKAPが行った調査の結果では、築25年以上のマンションであっても、約75%のマンションでは大規模修繕で玄関ドアの交換がされていませんでした。
結果的に、寒い、不具合がある、防犯性が不安などの問題を抱えながら生活されていらっしゃる方が多いということです。
大規模修繕の際に玄関ドア交換が入っていなかった場合、玄関ドアの状態に応じて大規模修繕とは別に、玄関ドア交換の計画を進める必要があります。賃貸マンションの場合は、所有者が玄関ドアの状態を判断して計画を進めていくことになります。
築年数による劣化の状態
玄関ドアの物理的な耐用年数は、廊下の幅などの条件によって紫外線や、雨風からの影響の大きさは変わってきますが、およそ十数年です。その為、新築から20年近くなったタイミングが、玄関ドア交換のタイミングです。
タイミングを逃すとどのようなことがおこり、交換によって解決するのでしょうか?
室内環境の悪化は機能性で解決
築年数が長いマンションでは、玄関ドアが断熱ドアではないことがあります。また、老朽化して隙間風が多いというような状態になってきます。その結果、冬になると玄関と廊下の温度が低下して、リビングまで冷暖房の効率が低下してしまいます。
玄関ドア交換の際には、断熱仕様のドアが選べます。また、扉の下部に空気を流通させる換気機能の付いたドアを選べば、玄関内の空気の滞りも解決されます。
防犯への不安は最新の対策で解決
侵入窃盗の犯罪手口は、日々進化しています。そして、玄関ドアのメーカーでは、その進化への対策を備えた玄関ドアを開発し続けています。玄関ドア交換の耐用年数が十数年であるということは、「玄関ドアの備えている防犯性能も十数年経つと確実ではなくなる」ということでもあります。
外観の見た目の悪さはデザイン性の高いきれいなドアで一新
通りからズラッと並んだ玄関ドアが見えるマンションでは、玄関ドアの色やきれいさも、外観に大きな影響を与えます。
分譲であっても賃貸であっても、マンションを探している人が見学に来た際、老朽化した玄関ドア、色褪せした玄関ドアが並んでいると、マンション全体の印象が損なわれ、管理が行き届いていないと判断されてしまう恐れがあります。
資産価値の低下は新しいドアの機能性・防犯性・デザイン性で抑えられる
断熱化が進んでいる現代に断熱化されていない玄関ドア、防犯性が低いままのドア、褪色し老朽化が目立つドアは、マンション全体の資産価値を低下させます。最新の玄関ドアへの交換は、マンションの資産価値を維持する一環となります。
専門の業者に依頼して費用を抑える団地・マンションの玄関ドア交換
団地(分譲)の場合は個人、分譲マンションでは管理組合、賃貸マンションでは所有者が玄関ドアの交換を行う権利を持っています。この場合、どのような業者に依頼すると玄関ドア交換の費用を抑えられるのでしょうか?
分譲マンションでは、費用が嵩むと住民の賛成が得にくいという問題が発生します。賃貸の場合には、ドアの数が多いので費用が嵩めば手痛い出費になってしまいます。
分譲マンションの大規模修繕の際はゼネコンに依頼するケースが多いことと思いますが、玄関ドア交換の場合は、玄関ドア専門の会社に依頼する方が費用を抑えられます。
玄関ドア専門の会社では自社で施工しますが、ゼネコンでは下請けに出す為、その分費用が嵩んでしまうのです。下請けに出さないので費用が抑えられるという部分は、賃貸マンションも同じです。また、ドアの数に応じて割引率が高くなりますので、1ドアあたり20万円程度に抑えられることもあります。
団地の玄関ドア交換では、室内のリフォームとセットでリフォーム会社に依頼するケースが多いと思いますが、玄関ドアの交換は個別に玄関ドア専門店に依頼する方が費用を抑えられます。この理由は、リフォーム会社より玄関ドア専門店の方が仕入れ値が抑えられていて、玄関ドアの製品価格に反映されているからです。
団地・マンションの玄関ドア交換の工期を短くするカバー工法
団地・マンションの玄関ドア交換は、カバー工法という工事の方法で施工されます。カバー工法とは、今あるドアの枠はそのまま残し、新しい枠と玄関ドアを取り付ける方法です。壁を壊す工法では1ドアにかかる時間が数日と長い為、何日もかかってしまいますが、カバー工法なら1日で工事が完了します。マンションの戸数と工事をする作業員の数にもよりますが、数日で工事が完了します。
窓屋窓助は個人の住宅からマンションなど集合住宅の玄関ドアまで、費用を抑え、丁寧で誠実な施工で交換しています。住民からドアのことで相談されている、ドアの見栄えが悪くなっている、そろそろ新築から20年近く経つ…というような場合にはお気軽にご相談ください。
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