戸建て玄関ドアリフォームの費用はどのくらい？どんなドアを選ぶべき？
戸建て住宅の玄関ドアリフォームはリフォームの目的によって費用と交換するドアの種類や機能、工事の方法が変わります。
寒さや暑さ、結露、風通しを解決したい場合に選びたい機能、通行の幅を拡げたい場合に交換できるドアの種類、見栄えや暗さを解決するデザイン、玄関ドアリフォームで活用できる補助金などについて、それぞれ確認していきましょう。
Contents
戸建て住宅の玄関ドアリフォームにかかる費用相場
戸建て住宅の玄関ドアリフォームにかかる費用相場は、おおよそ20～40万円、防火ドアは40～50万円です。この費用相場に幅がある理由は、機能性とドアの種類、オプションの選び方によるものです。
防犯に関しては、標準仕様であらゆる侵入窃盗の手口への対策が備わっていますので、防犯性の高さは費用には影響ありません。
機能性を高める
玄関ドアには「暑さと寒さ、結露を解決する断熱」「風通しの悪さを解決する通風」という2つの機能がつけられます。
最適なドアの種類を選ぶ
現在のドアの間口によって交換できるドアの種類には制限があります。その中で、同じ間口でも袖付きドアと親子ドアなど、開き方タイプによって、製品価格と工事費が変わります。
オプションを選択する
オプションには標準仕様以外の断熱仕様やハンドルの他に、スマートキー（YKKAPではスマートコントロールキー）が挙げられます。
寒冷地に必須の断熱仕様
標準のD4仕様の他に、2万円程度で選べるより断熱性の高いD2仕様があります。新潟の場合、冬の寒さが厳しいので、D2仕様がおすすめです。
D2仕様は本体の断熱機能がより高くなるだけではなく、ガラス部分にはLow-E複層ガラスが使われています。Low-E複層ガラスは寒さと暑さを防ぐだけではなく、西日があたるなど、夏の暑さが厳しい玄関には、遮熱機能を発揮します。
リフォームの種類で変わる工事費用
玄関ドアのリフォームには2種類の工事方法があります。一般的にはカバー工法が採用されますが、玄関ドアリフォームの目的が、現在より間口を広げたり、高さを持たせたりしたい場合には、はつり工法で行います。
カバー工法
近年では主流の工法です。現在のドアの枠の上に新しい枠と新しい玄関ドアを取り付けます。壁を壊さないので、朝開始して夕方には工事が完了し、騒音や粉塵がほとんど出ません。
はつり工法
現在より大きな玄関ドアや背の高い玄関ドアに交換したい場合は、壁に埋め込まれている玄関枠を取り外し、新しい枠を設けます。壁の撤去と廃棄物の処理がある為、工期は5～1週間、費用は100万円以上かかります。一般的には、壁を取り払うスケルトンリフォームなどで採用される方法です。
ドアの種類で変わるリフォーム費用
玄関ドアには間口によって異なる開き方タイプがあります。玄関ドアリフォームの目的が通行の幅を拡げたいという場合には、同じ間口で開き方タイプを変更する方法を取ります。この場合、現在の玄関ドアの種類には関わりなく、新しく取り付けるドアの種類によって製品価格と工事費用が変わります。
片開きドア→袖付きドア→親子ドア→両袖ドア→両開きドア→袖付き親子ドアの順に工事費用が上がっていきます。製品価格も基本的にはこの順に上がっていくのですが、売れ筋製品の仕入れ値の変動などもありますので、一概には言えない面があります。
また、通行の幅は拡げられませんが、通行をしやすくする為に片開きドアから「横に引いて開閉するスライディングドア」に交換する場合には、片開きドアから片開きドアへの交換より費用が嵩みます。
（このケースをご希望の場合は、見積もりページにはないのでお問い合わせ下さい。）
交換できる玄関ドアの種類を確認しておきましょう。
現在のドアから交換できるドアの種類
| 現在のドアの種類 | 交換できるドアの種類 | |
| 片開きドア |  |
片開きドア
スライディングドア |
| 袖付きドア |  |
親子ドア・袖付きドア |
| 親子ドア |  |
親子ドア・袖付きドア |
| 両袖ドア |  |
両袖ドア・両開きドア・袖付き親子ドア |
| 袖付き親子ドア |  |
両袖ドア・両開きドア・袖付き親子ドア |
| 両開きドア |  |
両袖ドア・両開きドア・袖付き親子ドア |
片開きドアと両開きドア以外は、親扉と子扉や袖の幅を調整して、親扉の幅を拡げることで、通行の幅を拡げられます。
戸建て住宅のリフォームでの玄関ドアの選び方
戸建て住宅の玄関ドアは、玄関の向いている方角や敷地周辺の環境にもよりますが、マンションの玄関ドアより室内の温度への影響が大きいケースが多いです。その為、現在起こっている問題を解決できる玄関ドアを選ぶことが大切です。
リビングまで寒さが侵入する
玄関や廊下とリビングとの温度差が大きいことは、快適性と家族の健康を損ないます。さらに間取りによっては玄関からの冷気が暖房をしているリビングにまで侵入してくることもあります。
近年増えている玄関とリビングが直結している間取りは、自然のコミュニケーションの機会を生み出し家族の愛情を育む良さがあります。ただ、玄関から冷気が侵入し、リビングの暖房の熱が玄関から逃げていきやすく、暖房の効率が低下しやすいという問題もあります。
リビングなど暖房をしている部屋と廊下や玄関の温度差を抑えたいという目的には、断熱仕様の玄関ドアが向いています。
結露が発生する
浴室やキッチンと玄関が近い間取りや、玄関の向いている方角、周辺の環境によっては玄関ドアに結露が発生するという問題も発生します。この問題は断熱仕様の玄関ドアに交換する事で解決できます。
寒さの解決と同じように、新潟では標準仕様よりも断熱性の高いD2仕様がおすすめです。
玄関内の空気が籠る
窓のない玄関には、風が入らないという問題があります。玄関は傘や雨靴で湿度が高くなりやすいという問題もありますが、家中の換気が悪くなっていることもあります。加えて、玄関からの風がないと換気が悪い状態になり、家族には感じられないが訪問客にはその家独特のニオイを与えてしまいます。
通風機能のある玄関ドアに交換すると、玄関からの風は、2階の窓へと抜けていくので立体的に風の通り道が拡がり、家中の換気を良くします。
戸建て玄関ドアのリフォームで使える補助金は他の断熱リフォームとの組み合わせが必要
国が行っている住宅の断熱化に向けて補助金事業では、玄関ドアの交換でも補助金を活用できます。ただ、窓の断熱など、他の断熱リフォームと組み合わせる必要があり、玄関ドア単独では補助金を申請できません。
次世代省エネ建材の実証支援事業
- 条件 外張り断熱・内張り断熱・窓断熱のいずれかと組み合わせる
- 補助金額 補助対象経費の2分の1以内 最低20万円以上で上限は200万円
- 2023年の公募期間 一次公募 終了 二次公募 9月4日〜11月30日
一般社団法人 環境共創イニシアチブ 令和5年度 次世代省エネ建材の実証支援事業
既存住宅における断熱リフォーム支援事業
- 条件 住宅全体の断熱をする「トータル断熱」「居間全体を断熱する居間だけ断熱」のどちらかと組み合わせる
- 補助金額 経費の3分の1 上限120万円（玄関ドアは5万円）
- 2023年の公募期間 6月分は終了 次回は9月の予定
公益財団法人北海道環境財団 補助事業部 【全国対象】既存住宅における断熱リフォーム支援事業
新潟の戸建て住宅玄関ドアリフォームの施工事例
長岡市・加茂市・燕市の施工事例をご紹介します。
長岡市 断熱とデザインを考えた玄関リフォーム
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この事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞長岡市 断熱とデザインを考えた玄関リフォーム
加茂市 古くなった玄関ドアをリフォーム
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この事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞加茂市 古くなった玄関ドアをリフォーム
燕市 玄関引戸からドアへの交換
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＞＞＞燕市 玄関引戸からドアへの交換
戸建て住宅の玄関ドアリフォームは、現在の玄関内の状況や、玄関ドアが外観の見栄えに与えている影響、予算を考え併せた上で、解決したいことを明確にしてから、計画を進めることが大切です。
問題は把握しているけれど、ドアの選び方で迷っている…という場合は、お気軽にご相談ください。
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