両開きドアに交換?両開きドアから交換?玄関リフォームの注意点
玄関の両開きドアを他の枠タイプ、または引き戸に交換するリフォームや、両袖ドアや引き戸から両開きドアへの変更を検討する際、確認しておくべきことがあります。
両開きドアと引き戸や他の枠タイプの互換性と、両開きドアと他の枠タイプの玄関ドアや引き戸とのメリット・デメリットの違いです。より良い結果を出せる玄関ドア交換について考えていきましょう。
Contents
両開きドアのメリット・デメリット
左右対称なサイズの扉を片方だけでも、両方でも開閉できるドアが両開きドアです。そして両開きドアが取り付けられている玄関には高級で重厚なイメージがあり、住宅の外観に優雅で落ち着いた雰囲気を与えます。
他の開き方タイプのドアや引き戸と比較した時の両開きドアのメリットとデメリット
他の開き方タイプのドアや引き戸から両開きドア、または、両開きドアから他の開き方タイプのドアへの変更を検討する場合、現在の出入り口の使い勝手の良さ、悪さは十分にわかっていらっしゃると思います。
ただ、使い勝手の良さは当たり前になってしまっているので、他のタイプに交換した後、前の方が使いやすかった…と後悔することにならないとも限りません。両開きドア・他の枠タイプの玄関ドア・引き戸と比較しながら、それぞれの特徴を確認していきましょう。
通行の幅
玄関ドアの全ての枠タイプの中で、最も広い通行の幅が得られ、大型の家電や家具の搬入が楽にできます。ただ、日常的には片方のドアだけを開くので、通行の幅は片開きドアと同じです。
これは、玄関引き戸でも同じです。大型荷物の搬入時には、引き戸を取り外せば楽に荷物が搬入出来ます。ただ、両開きドアにしても引き戸にしても、大型荷物の搬入のように頻度が低いケースでは便利なのですが、ベビーカーや車いすなど、毎日の通行で両方の扉を全開放したり引き戸を取り外したりするのは面倒です。
扉の出っ張り
どの枠タイプであっても、玄関ドアには扉が前方に出っ張ってくるので、通行の際には全開放しない限り押さえていなくてはなりません。欧米諸国のように内側に向かって開くタイプであれば、大荷物の時は体でドアを押しながら玄関に入ることもできますが、外開きなので、子どもを抱いていたり、大荷物を持っていたりする時は大変です。
一方、引き戸なら戸を横に引いて開閉するので、前方に出っ張ってこない上に、ちょうど良い幅に開いて止められるので、両手が塞がっていても楽に通行できます。
玄関ドアの前方のスペース
扉が出っ張るので、扉の前のスペースには物を置けません。引き戸なら、前方がデッドスペースになることはありません。また、他の枠タイプでは袖の前には物が置けますが、両開きドアでは、両方の扉を全開放した時のスペースを開けておく必要があります。
スマートキーの有無
使い勝手の良さを考えると引き戸が良さそう…と思われたかもしれませんが、もしスマートキーを使いたいという希望がある場合には、YKKAPの玄関引き戸にはスマートキー付きのタイプがないので、玄関ドアを選択する必要があります。
引き戸に後付けできるスマートキーもありますが、高機能なYKKAPのスマートコントロールキーには後付けタイプがありません。加えて、もともと玄関ドアについているスマートキーは、防犯性・見た目の良さ・使い勝手のどれをとっても、後付けスマートキーよりはるかに優れています。
風通しの良さ
玄関ドアにはロックしたまま風を通せる通風機構が取り付けられているタイプがあります。玄関は湿度が高くなりやすい場所なので、風通しが良くなると、ジメジメやニオイが発生せず、快適な空間になります。ただ、この通風機構は両開きドアにはついていません。
玄関から風を通せる出入り口は引き戸と通風機構付きのドアです。その為、窓がなく風通しが悪いという玄関の問題を解決したい場合には、引き戸、又は他の開き方タイプにする必要があります。
通風機構付きのドアにはこのような快適性があります。
かんたん ドアリモ 紹介動画 第2話 「通風編」~閉めたままドアで換気~ YKK AP
引き戸
- メリット ちょうど良い幅に開けておき、網戸にして風を通せる
- デメリット 風を通している間は鍵がかけられないので防犯性は低下する
通風機構付きドア
- メリット ロックしたまま風を通せるので防犯性が高い
- デメリット 両開きドアには付けられない
両開きドアから他の枠タイプへの交換
両開きドアから交換できる枠タイプは両開きドアと同じ間口のドアです。どちらの枠タイプにも通風機構がつけられます。
両袖ドア
片開きドアの両側に袖がついているドアです。採光量が多い良さがありますが、通行の幅は片開きドアと同じです。ただし、両開きドアと違い、袖の幅を調整して扉の幅を広げられるので、両袖ドアより通行の幅を拡げられます。
片袖親子ドア
親子ドアと片方の袖で構成されているドアです。袖と子扉の幅を調整して親扉の幅を拡げると、通行の幅が拡がります。大型荷物の搬入時には子扉も同時に開放し、さらに通行の幅を拡げられます。
他の枠タイプのドアや引き戸から両開きドアへの交換
他の枠タイプから両開きドアにする場合には、通風機構とスマートキーがつけられない・片袖分の通行の幅である・前方にデッドスペースができるという3つの注意点があります。
引き戸から両開きドアに交換する場合には、スマートキーがつけられる・玄関周りの雰囲気が変わる・防犯性が向上するという良さがあります。ただ、通行のしやすさについては普段の玄関の使い方を思い描いて、十分にシミュレーションしてみましょう。
引き戸から両開きドアに交換したい理由が、西日や外部からの視線への対策であり、使い勝手を考えると引き戸のままにしたい…という場合には、引き戸のままで解決できます。玄関引き戸にはガラス部分が多いので採光量が多く玄関内が明るいという良さがあります。
その一方、玄関の向いている方角によっては、西日による温度上昇に悩まされることがあります。そのような場合、Low-E複層ガラス遮熱タイプのガラスの玄関引き戸に交換すると、引き戸のままで西日対策ができます。
また、外部からの視線が気になるという場合には、ガラス部分の少ないデザインが用意されています。
新潟での施工事例
新潟での両開きドアの施工事例をご紹介します。
玄関引き戸から両開きドアへの交換事例
before
after
玄関引戸からドアへの交換には、防犯性と気密性が向上する良さがある一方、大きな段差が生まれないよう下枠を解体するハツリ工事をする難しさがあります。引き戸からドアへの施工経験が豊富な業者が施工すると、このようにすっきりとした仕上がりが約束されます。
この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>長岡市 玄関引戸を玄関ドアへ交換
玄関引き戸から袖付き親子ドアへの交換事例
before
after
この事例は引き戸からの交換ですが、両開きドアからでもこのような袖付き親子ドアに交換できます。スマートキーが使える玄関にすることが目的のリフォームでしたが、通行の幅も拡がりました。
この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>長岡市 玄関引戸を機能性あふれる玄関ドアへ交換
両開きドアから他の枠タイプや引き戸への交換も、他の枠タイプのドアや引き戸から両開きへの交換にも、一長一短があります。そしてどのタイプの玄関ドアがもっともあっているのかということは、家族構成や暮らし方で変わる玄関の使い方と玄関周りの環境によって変わります。
両開きドア・その他の枠タイプのドア・引き戸それぞれの特徴と考え併せて、シミュレーションし、最も使いやすく玄関周りの雰囲気を向上させる出入り口を選ぶことが大切です。
自宅にはどの枠タイプが良いのか、それとも引き戸の方が良いのか迷ってしまったら、お気軽にご相談ください。
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