玄関をリフォームで広げる方法と事例や費用相場
戸建て住宅で玄関を広げるリフォームには、通行の幅を広げる玄関ドアの交換と、土間を広げたり収納を増設したりする方法があります。
玄関ドアの交換と土間や収納のリフォームを同時にするのか、どちらかだけにするのかは、玄関を広げる目的と玄関の状態、予算に合わせて決めていくことが大切です。どの方法にするのか決める際の参考になさってください。
Contents
玄関を広げるリフォームの種類の費用相場
玄関を広げるという言葉には主に2つの意味があります。玄関内の空間をより広くするという意味と、玄関の通行の幅を広げるという意味です。それぞれの具体的な方法を確認していきましょう。
玄関内の空間をより広くする
玄関内の床面積を広くする為には、ほとんどの場合、大掛かりな間取り変更が必要です。間取りによっては階段の位置まで移動しなくてはならなかったり、耐震性を低下させるリスクが生まれたりもします。
その為、現実的には玄関を広げる目的に合わせて、大掛かりな間取りを変更しなくても玄関に隣接する部屋や、廊下の一部を使って解決できる方法が採用されます。
土間が靴や子どものスポーツ用品で溢れている
このような問題解決には収納を増設するリフォームが役立ちます。
一般的な壁面収納には、セパレートタイプ、コの字型などがあり、奥行きと幅によってかかる費用が変わります。間取り変更がなく、現状のまま収納を設けられる場合には、手頃な費用でリフォームできます。
おおよその費用は、少人数の家族で靴だけ収納できればよいという場合には、5万円程度、大家族でコートやスポーツ用品も収納したいという場合は15万円程度です。
ただ、隣接する部屋を使う場合には、間取り変更の費用も掛かるので、状況によりますが費用が嵩みます。
土間が狭くて使い勝手が悪い
ベビーカーを乗り入れたい、傘置きのスペースが欲しい、ゆったり靴の脱ぎ履きをしたい、2人以上の人が立ち入れるようにしたいというような希望がある場合には、土間を広げるリフォームが役立ちます。
玄関ホールや廊下を利用して土間を広げるリフォームでは、玄関ホールや廊下の床を壊し、新しく土間の床を張り替えるという工事が必要です。面積と床材の種類によって費用は変わりますが、おおよそ40万円~100万円程度かかります。
玄関の通行の幅を広げるリフォームの費用相場
子どもを抱いていても、大きな荷物を持っていてもスムーズに通れる玄関にしたいという場合には、玄関ドアの交換というリフォームの方法があります。ただ、現在の玄関ドアの開き方タイプによっては、この方法が採用できない場合もあります。玄関ドアの開き方タイプ別に、交換できる条件を確認しておきましょう。
片開きドア→玄関横の壁に十分な幅があればスライディングドア
片開きドアの場合、玄関ドアの交換で通行の幅は拡げられません。ただ、玄関ドア横の壁に扉1枚分の幅があれば、スライディングドアに交換して、通行をしやすくすることはできます。
玄関ドアの場合、前方に飛び出てくる扉が邪魔になる上に、押さえていないと閉じてしまいます。大人が一人で通行するときには気になりませんが、子どもを抱いていたり、車椅子で通行したりする時には、通行し難い状況です。
スライディングドアは、壁に沿って引き戸が収納されるので、ドアが前方に飛び出たり、押さえていないと閉じてしまったりする心配がありません。
袖付きドア・親子ドア→親扉の幅が広い親子ドア
現在のドアが袖付きドア、又は親子ドアである場合、子扉や袖部分の幅を狭め、親扉の幅を広くすると通行の幅を広げられます。
両袖FIX・両開きドア→袖付き親子ドア
現在のドアが両袖FIX、又は両開きドアである場合、袖付き親子ドアに交換すると、通行の幅を広げられます。両開きドアは、大型荷物を搬入する際には、両方の扉を全開放すると、袖付き親子ドアより広い通行の幅が得られます。
ただ、日常的には片側のドアだけを開閉するという使い方が多いのではないでしょうか?1枚の扉だけの通行の幅を考えると、両開きドアは片開きドアと同じだけの通行の幅ですが、袖付き親子ドアは親扉の幅を広げられます。
ただ、両開きドアには、見た目の重厚感があるので、外観にこだわりがある場合には、無理に交換せず、ベビーカーや車いすで通行する際には、両方の扉を開放するという方法でも良いと思います。
両袖FIX・両開きドア→玄関引き戸 玄関内の暗さも解決できる
玄関ドアには前方に出てくる扉が邪魔になる、ドアを押さえていなくてはならない、玄関ドアの前方を有効に使えないなどの問題点があります。この問題点を解決することは、玄関を広げることにも繋がります。通行がしやすくなることに加え、玄関周りを広く使えるようになるからです。
両開きドアから玄関引き戸への交換をした場合、実質的な間口と通行の幅は変わりませんが、玄関ドアの持つ3つの問題点の解決ができます。通行がしやすくなると共に、玄関引き戸の前方を有効に使えるようにもなるからです。
さらに、玄関内が暗いという悩みに対しても、ガラス部分の多い引き戸に交換する事で光が多く採り込めるようになり、明るい玄関に変えられます。
両袖FIX・両開きドア・2枚建て引き戸→2枚連動引き戸 通行の幅が広がる
2枚連動引き戸は袖と2枚の引き戸で構成されている玄関引き戸を指します。2枚の引き戸が袖に重なるので、2枚建て引き戸では間口の2分の1だった通行の幅が間口の3分の2に拡がります。
玄関ドア交換と他のリフォームの違い
収納や土間を広げるリフォームと玄関ドア交換のリフォームには、玄関内の環境を変えるという付加価値をつけられるかどうかという違いがあります。
収納や土間を広くすると、物理的に玄関が使いやすくなりますが、暑い、寒い、暗い、結露が発生するといった玄関内の環境は改善されません。一方、玄関ドアの交換には、これらすべてを解決できるという良さがあります。
「暑い・寒い・結露が発生する」を解決する断熱ドア
アルミの玄関ドアが取り付けられている住宅では、夏は太陽熱が侵入して暑くなり、冬は暖房の熱が逃げ、冷気が侵入して寒くなってしまいます。また、室温と外部との境目にある玄関ドアは、冬になると結露を発生させます。
このような状況は熱を通さない断熱ドアに交換する事で解決します。冬の寒さが厳しい新潟では、必須の玄関ドアであるとも言えます。
「暗い」を解決する採光デザインの玄関ドア
引き戸に交換する方法もありますが、引き戸に交換するほどの間口がない場合には、採光デザインの玄関ドアに交換すると、陽射しが採りこめるので明るい玄関に生まれ変わります。
「風通しが悪い」を解決する通風玄関ドア
窓のない玄関の住宅では、玄関内の空気が滞る為、玄関だけではなく家中の風通しが悪くなってしまいます。その結果、カビが生えやすくなったり、靴のニオイが充満したりして、衛生的な状態を維持し難くなってしまうこともあります。
そのような問題は、通風できる玄関ドアに交換する事で解決します。通風できる玄関ドアとは、幅の狭い縦長の内開き窓が玄関ドア本体、または子扉に取り付けられている玄関ドアを指します。
この通風用の窓は、鍵をかけたまま開放できるので、後付け網戸などと比較するとはるかに高い防犯性を備えています。
戸建ての事例と費用相場
開き方タイプ別に通行の幅を広げた事例をご紹介します。
親子ドアの親扉の幅を広げた事例
工事費込み費用相場 ¥400,000~450,000
工事費込み費用相場 ¥380,000~420,000
袖付きドアから親子ドアへの交換で通行の幅を広げた事例
この事例を詳しくご覧いただけます。
工事費込み費用相場 ¥380,000~420,000
2枚建て玄関引き戸から2枚連動引き戸への交換
この事例を詳しくご覧いただけます。
工事費込み費用相場 ¥600,000~640,000
バリアフリー改修で受けられる自治体の補助金
玄関ドアの幅を広げるリフォームは、条件を満たすと自治体の補助金を受けられる場合があります。自治体によって条件が異なりますので、お住まいの地域にお問い合わせください。玄関ドアリフォームを施工する業者からも説明が受けられます。
新潟市
長岡市
長岡市 介護保険住宅改修・介護予防住宅改修・長岡市高齢者等住宅改造費補助金制度
玄関を広くするリフォームの中で、玄関ドアの交換は手軽にできるリフォームで、広くする以外の効果も得られます。リモコンキー付きの玄関ドアにできる魅力もあります。玄関を広くしたいとお考えの際には、お気軽にご相談ください。
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