カーポートから玄関の前まで雪雨でも濡れない屋根が欲しい!

カーポートの屋根が玄関まである住宅

カーポートから玄関までの距離が長いと、雨や雪の日の車の乗り降りが大変です。特に小さな子どもや介助の必要な家族がいる場合には、車から玄関まで雨に濡れない屋根があったらと思われることが多いのではないでしょうか?

大掛かりな工事をしなくてもカーポートにインナーガレージのような使いやすさを持たせる方法について考えていきましょう。

玄関まであるカーポートは乗り降りと除雪が楽にできる

三協アルミ 玄関まで続く屋根のカーポート

玄関から離れた位置にあるカーポートであっても、玄関まで繋がるカーポートであっても、基本的にカーポートには、雨風雪や紫外線による車の劣化を防ぐという役割があります。そのカーポートを玄関に繋げると、インナーガレージのように使うことができ、車の乗り降りと除雪作業が楽になるなど、使い勝手が向上します。

雨や雪の日の車の乗り降り

大人一人で荷物も少ないという場合には、門の近くにカーポートがあっても、多少の雨や雪ならそれほど困ることはないと思います。ただ、日常的に子どもの送り迎え、介護が必要な家族の通院、食料品の搬入などをする場合には、天候の悪さが車の乗り降りに支障をきたします。

濡れずに乗り降りができるだけではなく、子どもや高齢者が雨や雪で足を滑らせる心配がなくなります。

玄関内が汚れにくい

雨や雪の日には玄関内が靴についた水滴や泥で汚れてしまいますが、車から玄関までの屋根があると、玄関内に水分や泥が持ち込まれないので、玄関が汚れません。

また、サイドパネルを取り付けるとカーポートが風除室のような役割をするので、風が強くても玄関内に入り込む雨や雪を防げます。

除雪作業が不要

新潟では、地域によって積雪量は変わるとは言え、冬には除雪作業をしないと玄関から出られなくなってしまうことがあります。ただ、カーポートの屋根が玄関まで続いていれば、玄関アプローチの除雪作業をする必要がなくなります。

通りや隣家からの目隠し効果

カーポートサイドパネル

通りや隣家との位置関係によっては、カーポートが目隠しの役割も果たします。また、格子などのスクリーンと組み合わせる方法もあります。

玄関までのカーポートで失敗しないコツは雪に強く家の中を暗くさせないこと

採光折板のカーポート屋根

便利なことが多い半面、間取りによってはカーポートの屋根で陽射しが遮られて家の中が暗くなってしまうことがあります。また、玄関周りの雰囲気に圧迫感が出てしまうかもしれません。

ただ、屋根の選び方でそのような状況は避けられます。具体的な施工例と共に、デメリットを避けるポイントを見ていきましょう。

暗くなりすぎず使い勝手のいいカーポートの施工事例をご紹介します。外壁のリフォームの機に壁付の木製カーポートを設置した事例です。

施工前

燕市 お施主様の理想のカーポートへの施工事例

住宅前のスペースに複数台を駐車できるカーポートを設置するにあたって、7つの条件を満たす必要がありました。

  • 1) 玄関まで屋根がある
  • 2) 屋根で家の中が暗くならない
  • 3) 圧迫感がない
  • 4) 奥行きと間口を活かし、2台駐車できる
  • 5) 豪雪に耐えられる
  • 6) 外壁に映える色と質感
  • 7) 風水で凶にしない

 

この7つの条件を満たす為、耐積雪150cmアルミ製カーポート、屋根には光を遮らない採光折板を採用しました。

カーポートの屋根の採光性

スチール折版には、積雪に強いという特徴があるのですが、光を遮ってしまう為、家の中が暗くなってしまうという問題点があります。一方、ポリカーボネート屋根は光を通すので家の中が暗くなる心配はありませんが、雪でつぶれてしまうという恐れがあります。

新潟の中でも豪雪になる地域では、十分な耐積雪性能が必須です。明るさとカーポートがつぶれることを秤にかければ、潰れないことが絶対条件です。

ただ、このカーポートに使われているような部分的にポリカーボネートが使われている採光折板なら、雪に強く、光を遮らない屋根にできます。

カーポートで玄関周りの雰囲気に圧迫感を与えない

玄関までを屋根で覆うカーポートには、玄関周りの雰囲気に圧迫感を与えてしまうことがあります。この事例のようにサイズが大きいと、その懸念はより強くなってしまいます。

ただし、カーポートに高さを持たせることで、その問題は回避できます。この事例でも、車の高さよりもかなり高い位置に屋根が来るように設計されています。

カーポートの高さは柱の長さで決まります。柱の長さには、標準・2.2m、ロング・2.5m、ハイロング・2. 8mという3種類があります。駐車する車の高さだけではなく、玄関周りの雰囲気にも配慮してカーポートの高さを決めることが大切です。

風水対策にもなるおしゃれで玄関周りがすっきりするカーポート

風水では玄関までのアプローチがカーポートの屋根で覆われている状態は凶になるそうです。玄関が暗く、風通しが悪くなることが原因だと思われます。確かに玄関の明るさと風通しは良い方が風水では吉とされています。

対策としては、外壁に映える色と質感のカーポートにすることや、カーポート内部をゴチャゴチャさせないことなど、すっきりした見た目になるように仕上げることが考えられます。また、玄関内への風通しが気になる場合には、カーポートを設置するのと同時に、風を採り込める玄関ドアに交換するという方法もあります。

屋根と柱の色は、メーカーによって異なりますが、基本的にシルバー系、ブラック系、ブラウン系がありますので、外壁色や外観のデザインに合わせて、調和する色を選べます。また、内部に収納棚のオプションをつければ、車のお手入れ用品やタイヤなどを整理できるので、ゴチャゴチャしないカーポートにできます。

カーポートと外壁の隙間から雨や雪が降り込まない

玄関に庇がついている場合には、庇とカーポートの屋根を重ねると雨や雪の降り込みを防げます。一方、この事例のように庇のない玄関では、せっかく玄関まで屋根を拡げたのに、雨が降り込むというような事態になってしまう恐れがあります。

そのような場合には、隙間を覆ってくれるカバーを取り付ければ、雨や雪の降り込みを防げます。

施工後

燕市 お施主様の理想のカーポートへの施工事例

外壁塗装が完了しおしゃれな外観になった様子です。この事例の詳細をご覧いただけます。

>>> 燕市 お施主様の理想のカーポートへ

新潟では耐積雪に余裕を持たせることが大切

雪に強いカーポートジーポートneo

近年、普段大雪が降らないような地域でも、局所的に大雪が降ることもあります。新潟県でも、新潟市などの積雪量が少ない地域では、カーポートにもそれほど高い耐積雪性能は持たせていないかもしれません。

ただ、気象の変化は正確に予測することはできません。冬の寒さが厳しい新潟では、地域に関わらず、耐積雪性能に余裕を持たせることが安心に繋がります。

特に、玄関まで屋根を伸ばす場合、屋根の形状によっては屋根の雪が固まって、カーポートの屋根に落ちないとも限りません。

その為、耐積雪性能に余裕を持たせることと並行して、屋根の形状に合わせてカーポートの屋根を玄関まで伸ばすかどうかを検討することも必要です。

三協アルミ G1-R

三協アルミ 雪国用カーポート

三協アルミ G1-Rには耐積雪量100cm150cm200cmがあります。最大7800mmまで梁を伸ばせますので、玄関まで屋根で覆うことができます。

YKKAP ジーポート Pro

YKKAPジーポート Pro

YKKAP ジーポート Proは、万が一の大雪に備え、耐積雪性能30㎝から業界トップクラスの300㎝まで設定されています。部分的に透過性のあるポリカーボネート屋根材を使った明り取り屋根にすると、家の中が暗くなりません。

雪にも強い!新潟のカーポート施工事例新潟でのカーポート施工事例

玄関まで屋根が続くカーポートとそれ以外の事例をご紹介します。

タイヤ収納棚のある玄関まで屋根が続くカーポート

見附市 お家の条件に合わせるカーポート作りの施工事例 施工前

このスペースに玄関まで屋根が続くカーポートを設置しました。カーポートは「将来増える数も含めた駐車したい車の台数」や車の高さ、降雪量、立地条件などに合わせて計画することが使いやすいカーポートに繋がります。

カーポートにつけるタイヤ用の収納棚

この事例では、降雪量が多くても安心な三協アルミのG1-R200cmタイプにし、カーポート内にタイヤ収納用の棚を設けました。

見附市 お家の条件に合わせるカーポート作りの施工事例 施工後

この事例の詳細をご覧いただけます。

>>> 見附市 お家の条件に合わせるカーポート作り

異形の庭に設置した屋根が玄関まで続くカーポート

柏崎市 異形カーポートの設計施工の施工事例 施工前

異形カーポートの設計施工をした事例です。三協アルミのツインZプラス・異形2台用オーダーの仕様です

柏崎市 異形カーポートの設計施工の施工事例 施工後

異形の庭に2台の車を駐車でき、楽に出入りできるように柱の位置が設計されています。

この事例の詳細をご覧いただけます。

>>> 柏崎市 異形カーポートの設計施工

玄関と駐車場に距離があり独立させたカーポート

愛車を守る為に。カーポート設置工事 in 新潟市の施工事例

愛車を守る為に。カーポート設置工事 in 新潟市の施工事例

こちらの事例のように玄関までの距離が遠い場合、玄関まで屋根を拡げると、大掛かりな工事になってしまい、費用が嵩んでしまいます。玄関は2枚目の写真の左手奥にあります。

愛車を守る為に。カーポート設置工事 in 新潟市の施工事例

カーポートを設ける位置と玄関との距離が長い場合は、この事例のように独立させて設置すると費用を抑えられます。

この事例の詳細をご覧いただけます。

>>>愛車を守る為に。カーポート設置工事 in 新潟市

カーポートの屋根が玄関まで続き、アプローチが覆われていると、便利にはなりますが、立地条件によっては、暗い、風通しが悪い、費用が嵩むなどの問題が発生する場合もあります。

そのような事態を避ける為には、敷地の形状や周辺の環境に合わせて綿密に計画を進めることが大切です。玄関までカーポートを繋げたいが、自宅の場合はうまくいくだろうか?と迷っている場合には、お気軽にご相談ください。

 

新潟のカーポート設置なら専門店の窓屋窓助へ

窓屋窓助が叶える

私達は、窓・玄関ドア・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。カーポートやガレージシャッター、風除け室などエクステリアのリフォームを検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいと敷地環境に合わせた最適なプランを提案させていただきます。

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窓屋窓助編集部

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