うるさい騒音を何とかしたい
外の車の音、お隣の犬の鳴き声がうるさくてゆっくり休むことができない。
室内でピアノの練習をしたいけど、近所への迷惑が気になって練習できない。
このようなお悩みをお持ちの方はおられるのではないでしょうか?なぜ音はうるさい音として感じるのでしょうか?
- 大きな通りに面したお住まいで車の音が気になる
- 線路の近くに住んでいるので電車の音がうるさい
- 近所の人の話し声やペットの声に困っている
- 音が気になって楽器の練習ができない
普段の生活の中で、悩むほどの騒音があるというのは本当にストレスだと思います。ひどくなってくると、体調を崩したり鬱になってしまったりと、その影響は非常に深刻なものがあります。
もちろん、外から聞こえる音だけでなく、自分が出す音によって周囲とのトラブルを引き起こしてしまうこともありますから、音に対して敏感になる方が多いのは当然だと思います。住み心地の良い環境や、ご近所さんとの良好な関係を保つために、そのお悩みはぜひ解決したいですね。
音が入ってくる原因って?
生活環境を悩ます音はどこから入ってくるのでしょうか?実は、音の種類によって伝わり方が違います。
そのお悩みのうるさい音はおおまかに3種類に分けられます。
A は、空気を伝ってくる音であり、空気音といいます。
動物の鳴き声や車等の交通騒音が主としてあげられます。
B は、地面や壁等の固体より伝わってくる音で固体音といいます。
部屋の壁や床から伝わってくる足音等の生活音等があげられます。
AB は、A空気音とB固体音が混合して伝わってくる音であり、近くを通過するトラックの走行音や、工事現場の地響きを伴うような音として理解して頂ければと思います。
固体音と空気音はそれぞれ特性が異なります。
固体音は防振工事・空気音は窓の防音工事にて主に対策を行うこととなります。
交通の多い通りや商業地区に近い家などでは、窓から入り込んでくる騒音が生活ストレスになっている可能性があります。きわめてうるさい交差点などの街頭騒音は80dBとされているため、これを日常生活に望ましいとされている音量レベルまで下げるためには40dB程度軽減する必要があります。
音を軽減させるには?
そこでおすすめなのが、内窓の取付や硝子の交換です。 今ある窓の内側にもう一つ窓を取り付けることによって、サッシ部分を二重にし、入ってくる音の量をぐんと減らします。また、厚い防音硝子を設置することにより現状より防音効果を持たせることも可能です。
性能の高い内窓設置で約+10dB(デシベル)下がると言われています。 一般の窓ガラスを通過すると音は20dB軽減されます。合わせて「内窓」を使えば最大45dBカット可能(理論値)と考えられています。
実際のところ、体感としては《90dB→80dB》と《50db→40db》のように同じ10dbの違いでも、後者の方がより静かになったと実感される方が多いように思われます。
音が窓から入ってくるのは、アルミサッシの構造に理由があります。 現在、多くの建物に利用されているアルミサッシ(引き違い式)は、下記のようなブロックレール式と呼ばれる構造をしており、窓と枠の間から、音や寒気が侵入するようになっています。
よって、内窓を設置することにより、気密性をあげることにより、音や熱の侵入をシャットアウトすることが重要になってきます。
内窓を取付した場合の音の動き方
内窓はその種類(メーカー)によっても効果は違います。種類によって気密性に大きな差がありますので、せっかく二重窓にしてもそのサッシに隙間が多いと効果は半減してしまいますし、サッシと内窓の間にできる空気層も弱くなります。
こういったことから、とくに音のような繊細な問題で窓を考えるときには、「有名なメーカーが一番」「安いメーカーでいい」という選び方は避けることをおすすめしております。
音のお悩み対策
今ついている窓の内側にもう一つ窓をつけて二重窓にすることで、高い断熱効果を発揮します。
壁を全く壊すことなく、窓を交換する
今ついている窓の窓枠の上から新しい窓をかぶせる工法で壁を壊さずに室内側からかんたんに施工でき、断熱性効果をUPさせることが可能です。
今ついている窓はそのままに、ガラスだけを替える
今ついている窓はそのままに、お手軽にガラスだけを取替えて断熱性や遮熱性を高めることができます。