勝手口ドアリフォームの費用 玄関ドアや引き戸への交換もできる?
勝手口のドアの鍵が壊れた、閉まらないなど防犯性が心配になった時や、寒い、暑い、風通しが悪い、暗い、目隠しをしたいなどキッチン内の環境に問題がある時、開き戸では開閉し難いので引き戸にしたいという希望がある場合には、勝手口ドアの交換で解決できます。
勝手口ドアの窓によっても使い勝手が変わりますので、種類や費用を確認していきましょう。
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勝手口ドアのリフォームにかかる費用
勝手口ドアから勝手口ドアにカバー工法で交換する場合には、工事費込みで16万円(非断熱の勝手口ドア)~26万円(断熱勝手口ドア)程度の費用がかかります。
カバー工法は壁を壊さずに、今あるドアの枠に新しい枠を被せてから新しいドアを取り付ける工事です。手軽にできるので工事が1日で完了し、費用も抑えられます。
もしも、勝手口ドアの中に今希望しているドアがない、又は引き戸にしたいという場合には、玄関用のドアや引き戸を応用します。片開き玄関ドアを応用する場合には、22万円(非断熱)~28万円(断熱)、アウトセット片引き込み戸を応用する場合には34万円(非断熱)〜50万円(断熱)程度の費用がかかります。
費用は掛かりますが、勝手口ドアを交換するだけで、キッチン内の環境も勝手口ドアの使い勝手も、防犯性も大きく変わります。具体的に勝手口ドアのリフォームでできることを確認していきましょう。
快適なキッチン
キッチンのリフォームで得られる効果のひとつはキッチンの環境を向上させることです。
寒さや暑さを解決する
キッチンは朝早くから使う場所なので、冬は暖房が効き始めるまでの時間帯はとても冷えます。さらに、勝手口ドアやキッチンの窓が断熱化されていないと、暖房をつけてからも足元がスースーするなど寒さを感じることがあります。
さらに、キッチンとダイニングが並んでいる間取りでは、勝手口からの冷気が侵入し、ダイニングやキッチンからの暖かさが逃げていくので、食事中にまで寒さを感じることもあります。暖かく食事をする為に設定温度を上げるので、電気代が嵩んでしまいます。
また、夏は、勝手口ドアや窓の向いている方角によっては、太陽の熱が室温を上昇させます。もしも、勝手口ドアや窓が断熱化されていれば、このような室温の上昇が抑えられ、多くの電気代を消費せずに涼しい環境が創れます。
さらにガラス部分にLow-E複層ガラスが入っているタイプを選べば、紫外線もカットできるので、暑さ以外に壁や家具の褪色も抑えられます。
風通しを良くする
キッチンは調理をするので水蒸気とニオイが多く発生する場所です。その為、家の中でも特に換気が必要なのですが、窓がない、又は窓が一つしかないという場合には、風が通らず換気が悪くなってしまいます。
その結果、ニオイが滞ってしまったり、カビが生えてしまったりすることがあります。このような問題は、風を通すタイプの勝手口ドアに交換することで解決できます。全面が2枚の格子付き窓になっているデザインで、ロックしたまま窓を上げ下げして風を取り込めます。
暗さを解決する
勝手口ドアはキッチン以外に、洗面所や物置部屋に使われていることもあります。洗面所の場合、脱衣室も兼ねていることが多いので外部からの視線を遮断する為、物置部屋は出入りすることが少ないので防犯上の不安から、窓のないタイプの勝手口ドアが設けられていることが多いのではないでしょうか?
ただ、勝手口ドアの窓は型ガラスがついている上に、目隠しタイプの格子もあるので、外部からの視線を気にすることなく採光できます。また、防犯性能も高いので、物置部屋のドアを窓のある勝手口ドアにしても安全です。
洗面所も物置部屋も、ドアからの明るさがあれば、日中は照明をつけなくても身支度や物の出し入れができるので便利です。また、風が通せるので入浴後の水蒸気を逃がしたり、収納している物に生えるカビを防いだりできます。
テラスドアとして景観を楽しむ
テラスドアと勝手口ドアは同じです。テラスに繋がる位置や庭に面しているキッチンに設ける場合には、全面ガラスタイプという選択肢があります。このタイプは、風は通せませんが、ドアからの景観を室内に採り込めます。
また、子どもが庭で一人遊びできる年齢になった時には、キッチンで作業をしながら庭の子どもの見守りができます。
防犯性が高い安全なキッチン
従来の勝手口ドアは玄関ドアに比べて防犯性が低かったのですが、近年の勝手口ドアにはたくさんの防犯対策が施されています。特にYKKAPの勝手口ドアには、現在最も防犯性が高く、セキュリティキーとも呼ばれているピッキングに強いディンプルキーが使われています。
実は、玄関と比較すると勝手口には見通しが悪いという防犯上の弱みがあります。玄関ドアは通りに面しているので、お向かいの家や通行する人からの視界に入ります。一方、勝手口ドアの中には通りに面していないドアがあります。
また、勝手口ドアの周辺には、給湯器やエアコンなどの室外機、ゴミ箱など、生活感が出るものが置かれています。その為、通りに面していたとしても目隠しの為の植栽やフェンスが設けられているのではないでしょうか?
その結果、不法侵入を試みる犯罪者に発覚のリスクが低いと思わせてしまい、狙われやすくなってしまいます。防犯性の低い勝手口ドア+見通しの悪さという組み合わせは、防犯上とても危険です。
勝手口ドアに玄関ドアを採用した施工事例
リフォームの目的や現在の勝手口周辺の状況によっては、勝手口ドアより玄関ドアに交換する方が良い結果を得られるケースもあります。玄関ドアは勝手口ドアと比較すると費用は嵩みますが、デザインが豊富、リモコンキーをつけられるなど、勝手口にはない良さがあります。
「勝手口のドアを、メインの出入り口として使いたい」というリフォームの目的に合わせて玄関ドアに交換した事例です。
- ① デザイン性が住宅に調和する
- ② サイズが合わせられる
- ③ 防犯性が高い
という3つの条件を満たすドアとして、この事例ではYKKAPのアパート用玄関ドアレガーロVシリーズR81を採用しました。
製品価格 2ロック・D4仕様(標準の断熱仕様)214,300円、D2仕様(D4より断熱性が高い仕様)247,200円
この事例のように、勝手口ドアからは勝手口ドアにしか交換できないということはなく、玄関ドアの枠のサイズや玄関周りの状況に合わせて、玄関ドアへの交換ができます。
勝手口ドアを引き戸に交換できる可能性
開閉や通行のしやすさを得たい、勝手口前方のデッドスペースをなくしたいなどの理由で、引き戸に変えられたらいいのに…という場合には、玄関の枠のサイズや玄関ドア横の壁の幅、玄関周りの状況に合わせて引き戸に交換できる可能性があります。
YKKAPドアリモ アウトセット玄関引戸
アウトセット玄関引戸は、壁に沿って戸を動かす引き戸です。ドアから2枚建て引き戸への交換は、両開きドアと同じだけの間口が必要です。その為、勝手口ドアから引き戸への交換は無理だとあきらめている方が多いことと思います。
ただ、勝手口ドアの横にドア1枚分(3尺)以上の壁の幅があれば、アウトセット玄関引戸に交換できます。
勝手口ドアの交換でできる事、叶うことはたくさんあります。キッチンを快適で使い勝手の良い場所にし、安全性を高めます。そして、状況に応じて様々な交換方法があります。
勝手口ドアの交換に関して、「これは無理だろうな…」「こんな風にできたらいいのに…」という想いがありましたらお気軽にご相談ください。
勝手口ドアの交換で活用できる国からの補助金
こどもエコすまい支援事業は、省エネ性を高めるリフォームへの支援を主な目的とする補助金です。玄関ドアや勝手口ドア、窓の断熱化などの省エネ性を高めるリフォームとバリアフリー、防犯性向上などのリフォームを組み合わせることもできます。
多くの人が活用を計画している為、予想外に早く予算が上限に達して申請受付が終了することが予測されます。補助金の利用を考えている場合には、早めに検討を始めることをお勧めします。
勝手口ドアの交換は専門店の窓屋窓助で!
私達は、窓・玄関ドア・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
勝手口ドアの交換をすると、風通しが良く明るいキッチン、夏涼しく冬暖かいキッチンが実現します。状況によっては引き戸に交換して開閉や通行のしやすさを得ることもできます。
キッチンを快適にしたいな…と思った時はお気軽にご相談ください。
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