玄関ドアの交換にかかる時間と時期
不具合や見栄えの悪さなどの理由で玄関ドア交換を検討し始める時、気になるのは交換にかかる時間と費用です。戸建て住宅にお住いの共働きのご家庭では、スケジュール調整も気になるのではないでしょうか?
また、アパートやマンションなどでは複数のドアを交換することになるので、全てのドア交換にかかる時間を住民に知らせる必要があります。
基本的には戸建て住宅の玄関ドアもアパートやマンションの玄関ドアもカバー工法で行うので、1日で工事が完了します。ただ、それぞれの工事には異なる部分もありますので、個別に確認していきましょう。
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戸建て住宅での玄関ドア交換にかかる時間
玄関は常に閉めておく場所なので、日を跨いでの工事となると夜間はどうなるのだろう…?と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。確かに玄関ドアの交換方法には数日かかる方法もあります。
カバー工法での交換にかかる時間は5~8時間
近年はカバー工法という壁を壊さない工事の方法が開発されたので、夜間にかかる心配はありません。朝工事を初めて夕方には完了します。現場の状況にもよりますが、8時間前後で工事が完了します。
カバー工法の手順
- STEP1 古いドアを取外します。
- STEP2 袖やランマなどの不要な部分を取外します。
- STEP3 新しい枠とドアや袖、ランマを取付けます。
- STEP4 室内側、室外側にそれぞれ額縁を取付けます。
- STEP5 必要に応じて下部の段差の調整などをした後に仕上げます。
はつり工法での玄関ドア交換にかかる時間は5日から1週間
玄関ドアの枠の劣化が進行していて腐蝕がひどい場合には、カバー工法の枠を被せられないことがあります。玄関の枠の強度が低下していると、新しい枠を被せてもドアを支えるだけの強度を満たせないからです。
また、枠はしっかりしているが、玄関の間口を広げたいという希望がある場合にも、今ある枠は使えません。そのような場合には、カバー工法での玄関ドア交換はできず、壁を壊して新たに枠を作り、玄関ドアを取り付けるという工事をすることになります。
この工事では、玄関ドアを取り付けるだけではなく、クロスや床の張替え、電気工事、壁の撤去と廃材処理など、複数の業種の仕事が必要とされます。その為、業者ごとのスケジュール調整が難しく、一気に工事が進められないこともあります。
カバー工法でのドア交換にかかる費用は、リモコンキーなどのオプションをつけても20万円から40万円程度です。一方、複数の業者がかかわるはつり工法のドア交換では、100万円以上かかるケースも珍しくありません。
新築から玄関ドア交換までの時間
玄関ドアの交換は、カバー工法が開発される以前は非常に大掛かりな工事であった為、建て替えをするまでは使い続けるという住宅がほとんどでした。ただ、実際に30年以上、玄関ドアに不具合が起こらず、快適に使い続けられるのか?となると、そうではありません。
ゴムパッキンが劣化して開閉の度にバタンと大きな音がする、ドアクローザーの動きが悪くなり開閉がし難い、鍵がかかり難いなど、様々な問題が発生します。そのような不具合に際しては、DIYや、建具屋さんに依頼して修理をしながら使い続けるご家庭が多かったのです。
部品の不具合が原因である場合には、部品交換でその後数年使い続けることができますが、玄関ドアの不具合には住宅の歪みによる不具合も発生します。木造住宅は住宅の重みや、地震の揺れから負担を受け、経年で歪みが出ることがあり、その結果玄関ドアの枠が圧迫されてしまうことがあるのです。
歪みによる玄関枠への圧迫が、不具合の原因である場合には、部品を交換しても根本的な解決にはなりません。部分的な修理をしても、ある一定の時間が過ぎるとまた不具合が繰り返されてしまいます。
新築から現在までの玄関ドアの開閉の頻度や使い方、地震の影響などによって、問題がおきる時期は異なりますが、一般的に15年から20年が玄関ドアを快適に使い続けられる年数です。そして玄関ドアに使い難さが生まれてしまった際に、根本的に解決する方法としては、カバー工法での玄関ドア交換が効果的です。
カバー工法では今ある玄関ドアに新しい枠を取り付けるので、その際に住宅の歪みによって発生している玄関ドアの建付けの悪さが解消されるからです。また、玄関ドアが暮らしに与える快適さは日々進歩しています。
不具合はないけれど使い難さはある…というような玄関も玄関ドアを交換することで玄関内の環境や玄関ドアの使い勝手を向上させることができます。
まだ使える玄関ドアを交換する理由
寒い、暗い、風通しが悪い、見栄えが悪い、防犯性が不安、鍵の開閉が面倒…古い玄関ドアには、このような悩みを生み出す玄関ドアもあります。取り立てて故障がある訳ではないけれど、もっと使いやすい玄関にしたいという場合にも玄関ドアの交換は有効です。リモートキーへの切り替えもできます。
玄関ドアの交換を検討される場合にはお気軽にご相談ください。
アパートやマンションでの玄関ドア交換にかかる時間
アパートやマンションでの玄関ドア交換は、賃貸アパートやマンションの所有者、分譲マンションでは管理組合が交換をしなくてはなりません。戸建て住宅なら勝手口と合わせて交換しても、1日で工事が完了します。アパートやマンションでは戸数が多いので、数日間を要します。
ただ、アパートやマンションでの玄関ドア交換の時間は、戸建て住宅より短く、90分から120分で工事が完了します。戸数がそれほど多くないアパートであれば、1日で完了するケースもあります。
アパートやマンションでの玄関ドア交換の効果
賃貸アパートや賃貸マンションでは、玄関ドアが集客率に大きな影響を与えます。外観から受けるイメージと防犯性、内覧の際の室内環境の良さが向上するからです。
イメージ
アパートやマンションの玄関はほとんどの場合、通りに面しています。その通りが幅の広い道路で、通りの向こう側から見れば、アパートやマンション全体が目に入ります。ただ、アパートやマンションが面している通りを歩いている人の視界には、玄関ドアの方が多く視界に入ります。
その為、玄関ドアはアパートやマンション全体のイメージに大きく影響します。きれいな玄関ドアが並んでいれば、ベランダなどの共用部もきれいに整えられているという印象が生まれます。
玄関ドアが古くなっていれば、防犯性が低そうだなと思われたり、内部のキッチンや浴室も老朽化しているだろうな…という印象を持たれたりする恐れがあります。
防犯性
画像出典:警察庁住まいる防犯110番 侵入窃盗の発生場所別認知件数(令和4年)
一戸建て住宅と比較すると、アパートやマンションへの侵入窃盗の件数は少ないのですが、全くない訳ではありません。3階建て以上の共同住宅への侵入窃盗の件数は、商店への件数より多くあります。
そして侵入窃盗の手口は進化し続けているので、古い玄関ドアは簡単に開錠されてしまう確率が高いです。最新の防犯対策が施されている玄関ドアへの交換が防犯性を高めます。
室内環境
アパートやマンションでは、玄関ドアが2つの室内環境の悪さに繋がっていることがあります。ひとつは冬の寒さです。玄関から冷気が侵入してくる為、廊下部分が寒いという状況生み出します。
このような問題は、断熱性のある玄関ドアに交換することで室内の暖かさが逃げ、冷気が侵入して来ることがなくなるので解決されます。
また、対面の窓がない間取りでは風通しが悪いという問題もあります。玄関から風が入れば、風の通り道が生まれるのですが、玄関ドアを開けたままにはしておけません。このような問題には換気機能付き玄関ドアに交換することで解決します。
玄関ドアが古くなってきたと感じたり、集客率が低下している悩みがあったりする場合には、お気軽にご相談ください。
戸建て住宅もアパートも対象になる国からの補助金
こどもエコすまい支援事業は、省エネ性を高めるリフォームへの支援を主な目的とする補助金です。省エネ性を高めるリフォームとバリアフリー、防犯性向上などのリフォームを組み合わせることもできます。そしてこの補助金は、戸建て住宅だけではなく、アパートやマンションなどの共同住宅も補助対象に含まれています。
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