勝手口のリフォーム費用はどれくらい?新潟の補助金情報も
勝手口のリフォームには、窓や勝手口ドアの交換の他に、勝手口ドアに補助錠やシャッターを後付けしたり、勝手口を壁にしたりするケースもあるようです。
勝手口は窓と組み合わせるなど、リフォームの内容によっては補助金が受けられます。目的に合わせた最適なリフォームをする為にかかる費用や、活用できる補助金について確認していきましょう。
Contents
寒さ暑さの解決に役立つ勝手口ドアと窓のリフォームの特徴と費用
断熱タイプの勝手口ドアへの交換費用:約26万円
キッチンや洗面所など、勝手口がある部屋の寒さや暑さの解決には、勝手口ドアと窓のリフォームが役立ちます。
冬になると暖房をつけてもキッチンや洗面所が寒い原因は、勝手口ドアや窓からの冷気の侵入と暖房の熱の流出です。この問題は、勝手口ドアや窓を断熱化することで解決します。また、勝手口ドアや窓を断熱化することによって、結露の発生も抑えられます。
キッチンや浴室は、水蒸気が多く発生する為、風通しの良さが必要です。その為、窓を上げ下げして風を通せるデザインの勝手口ドアは少なくありません。ところが、この窓に使われているガラスが単板ガラスであった場合、ドアの面積のほとんどを占めているガラス部分から、暖房の熱がどんどん逃げて行ってしまいます。
さらにサッシ部分のアルミからも熱は逃げていき、サッシとガラスの隙間から冷気が侵入してきます。このような問題は、本体に断熱材が充填されていて、ガラス部分には複層ガラスが使われている勝手口ドアへの交換で手軽に解決できます。
カバー工法での断熱タイプの勝手口ドアへの交換費用は製品代+工事費+処分費でおよそ26万円程度です。
窓の断熱化にかかる費用は6万円~
窓の断熱化には窓交換と内窓設置の2つの方法があります。
窓交換
サッシごと窓を交換するリフォームです。交換するついでに窓のサイズを小さくできるという特徴があります。窓交換の費用はサイズによって異なりますが、キッチンや洗面所の窓に使われていることの多い幅 160 ~ 190cm・高さ 90 ~ 110cmといった中くらいの窓にかかる費用は、18万円から25万円程度です。
複層ガラス+アルミ樹脂複合サッシだと費用を抑えられ、Low-E複層ガラス+樹脂サッシだと高い断熱効果が得らえます。
内窓設置
今ある窓はそのまま残し、室内側に新しく窓を設けて二重窓にするリフォームです。防音と防犯という付加価値も得らえます。中くらいの窓にかかる費用は、6万円から12万円程度です。内窓には主に樹脂サッシが使われるので、サッシの違いによる費用の増減はありません。
ただ、防音性を高めたいという場合には、気密性が高く、他メーカーでは扱えない厚みのあるガラスを採用できる内窓プラストをおすすめします。内窓プラストの中くらいのサイズの窓にかかる費用は、10万円から24万円程度です。
窓のリフォーム費用についてはこちらのコラムをご覧ください。→ 窓交換の相場 戸建て住宅なら費用はどのくらい?
勝手口ドアと窓の遮熱
ドアや窓の向いている方角によっては、夏になると日射熱が侵入し冷房の効率が低下してしまうことがあります。そのようなキッチンや洗面所には、Low-E複層ガラス遮熱タイプが使われた勝手口ドアや窓にすると、夏の室温上昇が解決されます。
西日対策として屋根(庇)を取り付ける方法もありますが、ガラスでの遮熱も並行して行うとより効果的です。
キッチンや洗面所の防犯性を高めるリフォーム費用
勝手口まわりに、エアコンや給湯器の室外機やプロパンガスのボンベ、ゴミ箱などを置いている住宅では、目隠しの為、植栽やフェンスを設けていることが多くあります。植栽やフェンスで生活感が隠れ、見栄えが良くなるからです。ただ、外部からの視線が遮られてしまう為、侵入窃盗の被害にあうリスクが生まれ、防犯性が低下します。
どうしても死角になりがちな勝手口。塀を見通しが良く、乗り越えにくいものにしたり、植栽の位置を変えたりして、できる限り道路などから見えやすくしましょう。玄関と比較して防犯性能が劣ることのないように留意しましょう。
注意!
① 周囲から死角になっている。② いかにも弱々しい構造。
③ 薄いプラスチック板や単板ガラス、網入りガラスがはめ込まれている。
④ ガードプレートがついていない。
⑤ ピッキングなどに弱い錠前。
⑥ 錠前が1個しかない。
⑦ サムターンが針金などですぐ回る。
キッチンや洗面所にも玄関と同じくらいの防犯性を備えさせるためには、いくつかの方法が考えられます。
勝手口ドアを交換する費用は20万円~
近年の勝手口ドアには、あらゆる侵入窃盗の手口に対する防犯対策が施されています。上記の注意事項のうち、②~⑦7まではすべてクリアしています。
防犯性が高いと認定されているCPマーク付きの勝手口ドアの一覧はこちらから確認できます。 → 公益財団法人 全国防犯協会連合会「防犯性能の高い建物部品」目録検索システム
窓に面格子やルーバーを取り付ける
面格子やルーバーを窓の外側につけてガラス破りなどの犯罪を防ぎます。面格子には、縦格子、横格子の他に、ラティスタイプや飾り付きタイプもあります。
窓の外側に取り付けるブラインドのような形状のルーバーは、室内側から羽根の角度を調整できるので、防犯以外に採光量の調整や外部からの視線遮断にも役立ちます。
詳しくはこちらからご覧いただけます。→お手軽防犯面格子・ルーバーを取付
勝手口にシャッターを取り付ける費用は13万円~20万円
ガレージシャッターのように、外側から開閉するシャッターを勝手口に取り付ける方法です。窓につけるシャッターとは違い、開閉の度に玄関から出入りしなくてはならない面倒さがあります。
ただ、近隣の住宅が相次いで侵入窃盗の被害に遭っているというような差し迫った恐怖がある場合には安心感に繋がります。勝手口にシャッターを取り付ける費用は、商品代と工事費でおよそ13万円~20万円です。
補助錠を後付けする費用は4万円~6万円
勝手口ドアに鍵が一つしかついていない場合には、補助錠をつけるという方法も考えられます。
補助錠にはDIYで簡単に取り付けられるタイプもありますが、防犯効果が高いとは言えません。業者に依頼して防犯サムターンや防犯性の高いシリンダー錠に交換してもらうと、確実に効果が上がります。
補助錠を後付けする費用は補助錠の種類によって異なりますが、製品代と作業費でおよそ4~6万円です。
壁にする費用は10万円程度
勝手口を取り除き壁にするというリフォームです。防犯性を高める他にも、勝手口がある為、大型の冷蔵庫が置けないといった問題も解決できます。
ただ、勝手口がある家での暮らしに慣れていると、その便利さが当たり前になっていて、改めであって良かったと思うことは少ないと思います。ところがなくなってみると、その便利さに気づくことが多々起こり、後悔することになる恐れがないとは言えません。
勝手口を取り除き壁にするというリフォームを検討する際には、勝手口がなくなった場合の食料品の搬入経路やゴミ出しの方法など、勝手口がなくなった場合の日々の生活を予想し、慎重に計画を進めましょう。
勝手口を取り除き壁にするというリフォームは、およそ10万円程度の費用がかかります。
総合的な効果が得られる勝手口のリフォーム
勝手口のリフォームをする理由には、現在の勝手口ドアの状態や玄関周りの環境、間取りなどによって発生する様々な問題があります。そして、その問題に対して、面格子や補助錠を取り付けるなどの部分的な解決方法は複数あります。
ただ、部分的なリフォームを繰り返すと、1回ごとの費用は抑えられても、長い目で見ると費用が嵩みます。一方、最新の勝手口ドアに交換すると、寒さや暑さへの悩みと防犯性への不安が解消され、さらにキッチンや洗面所内の明るさや風通しの良さが得られます。
また、夏の室温上昇を抑えたい、窓の防犯もしたいという場合には、勝手口ドアと同時に窓のリフォームをすると、より効果が上がります。室温上昇には遮熱タイプの窓、防犯には犯罪の抑止に繋がる二重窓が最適です。
勝手口のリフォームで迷った際にはお気軽にご相談ください。状況に合わせて最適なプランをご提案させていただきます。
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勝手口ドアと窓のリフォームは補助金の対象です!
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勝手口ドアや玄関ドアと窓のリフォームで最大60万円の補助が受けられます。過去最大の断熱リフォームへの助成金です。
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