2022年9月27日 / 最終更新日時 : 2023年4月30日 mirai@admin 窓交換・内窓(二重窓)リフォーム

窓交換の費用は？断熱性と種類や工法で違いを徹底比較！

暖房をしているのに部屋がなかなか暖まらない、窓からの陽射しが強すぎてエアコンをつけても涼しくならない…このような室内環境になってしまうなら、窓交換など窓のリフォームが必要です。理由は断熱と遮熱が十分ではないから。

また、風のある日でも窓から風が入って来ないので換気が悪い、窓からの心地良い風を室内に採り込みたい…このような問題は、窓の開き方を変えることで解決します。窓の開き方は、窓交換のリフォームで変えられます。マンションでもできる窓リフォームの方法も紹介します。

Contents

1 窓交換費用はガラスとサッシの種類・サイズで変わる
2 窓交換が難しい場合には内窓設置
3 最も費用を抑えられるガラス交換

窓交換費用はガラスとサッシの種類・サイズで変わる

冬は窓からの暖房の熱の流出を防ぎ、夏は窓からの太陽熱の侵入を防ぐ為には、窓のリフォームが最適です。窓のリフォームには3つの方法がありますが、その中の一つが窓交換です。

窓交換の工法による費用の違い

窓交換はガラスとサッシを丸ごと交換する方法です。

以前は壁を壊す工事しかなかったので、費用も工事日数もかかりましたが、現在は窓のサイズを大きくするなど特殊なリフォーム以外は、カバー工法で工事をします。カバー工法は、既存の窓を取り外した後、壁についている窓枠の上に新しい窓枠と新しい窓を取り付けるという工事です。

新しい枠を取り付ける分、少しだけ窓のサイズが小さくなりますが、ひと窓1時間程度で工事が完了する、2階の窓であっても足場を組み必要がないなどの良さがあります。

壁を壊す方法での工事費は製品代よりも高額で、製品代も含めて小窓では10万円～、掃き出し窓では30～50万円かかります。

カバー工法では壁を壊す工事よりも工事費用がはるかに抑えられるので、製品代も含めて小窓では3～5万円、掃き出し窓では10～20万円です。

断熱性の高さと窓の開き方タイプの違いで変わる窓交換の費用

窓交換の費用を変える要素は大きく分けて断熱性の高さと窓の開き方タイプの違いの2点です。それぞれについて確認していきましょう。

断熱性の高さによる費用の差

窓交換は、他の2つの窓のリフォームと比較すると費用が嵩みますが、トリプルガラスの樹脂窓という国内最高峰の断熱機能のある窓にも交換できます。

YKKAPのサイトに記載されている窓交換の参考価格を見てみましょう。

参考価格（引違い窓）商品代 + 工事費

大

中

小

幅 160 ~ 190cm

高さ 190 ~ 200cm

幅 160 ~ 190cm

高さ 90 ~ 110cm

幅 70 ~ 80cm

高さ 90 ~ 110cm

約 26〜36 万円

約 18〜25 万円

約 15〜22 万円

引用：YKKAP　樹脂窓ラインアップ

この費用の幅は、ガラスの種類、サッシの種類、サイズよるものです。

新潟エリアでの窓交換の費用

窓交換の費用（製品価格＋工事費）

腰高窓

掃き出し窓

複層ガラス＋

アルミ樹脂複合サッシ

約13万円～20万円

約19万円～26万円

Low-E複層ガラス＋

アルミ樹脂複合サッシ

約15万円～22万円

約21万円～29万円

新潟エリアでの窓交換の価格について詳しくはこちらからお問い合わせください。

ガラスの種類

窓ガラスには単板ガラス、断熱機能のあるガラス、防犯ガラスという3種類があります。

単板ガラス　断熱機能のないガラスで、防犯性もありません。

透明タイプ　視線を遮る型ガラス
針金の入ったガラス　火災の延焼を防止するガラス
強化ガラス　割れにくく割れてしまった場合にも粒状になるガラス

断熱機能のあるガラス

複層ガラス　2枚のガラスの間の空気層が熱の伝わりを抑える基本の複層ガラス
Low-E複層ガラス　断熱タイプ　2枚のガラスの内室内側にLow-E金属膜がコーティングされているガラス
陽射しが入りにくい窓でも太陽光を取込みながら、複層ガラスより多く熱の流出を防ぎます。
Low-E複層ガラス　遮熱タイプ　2枚のガラスの内室外側にLow-E金属膜がコーティングされているガラス
夏は太陽熱を跳ね返して日射熱と紫外線の侵入を遮り、冬は暖かさを逃がしません。

トリプルガラス　3枚のガラスが組み合わされたガラスです。ガラスの中で最も断熱効果の高いガラスで、Low-E複層ガラスと同じように遮熱タイプと高断熱タイプがあります。

防災機能のあるガラス

防災安全合わせ複層ガラス　複層ガラスよりも破壊されにくい構造で万が一破壊工作をされても、ヒビが拡がるだけでガラスに穴が開きません。

ガラスの価格は単板ガラス→複層ガラス→防災安全合わせ複層ガラス→トリプルガラスの順で上がっていきます。

複層ガラスの中では、断熱性が高くなるに従い価格が上がります。

サッシの種類

サッシには樹脂サッシ、アルミ樹脂複合サッシ、アルミサッシがあります。

樹脂サッシ　熱を通さない断熱性の高いサッシです。
暖房の熱の流出と結露を防ぎます。また、アルミサッシに比べて柔軟性があり、レールや窓枠に密着するので気密性も高く隙間風を防ぎます。

アルミ樹脂複合サッシ　樹脂サッシは非常に優秀なサッシですが、価格が高額なので手が出にくいという難点があった為、その解決策として開発されたサッシです。
窓の外側にはアルミ、室内側には樹脂が使われています。温暖な地域では十分な断熱性を発揮し、結露防止にも役立ちます。

アルミサッシ　数年前まで一般的に使われていた断熱性のないサッシです。窓交換には使われません。

サイズ

一般的に窓のサイズは小窓、腰高窓、掃き出し窓で大きく分けられますが、それぞれの窓によってサイズが異なるため、サイズによっても製品価格に差が出ます。

厳密なサイズは現地調査で採寸することになるのですが、おおよその価格を知りたい場合には、窓のサイズを計って問い合わせることができます。窓交換の場合は、壁についている窓枠のサイズと、サッシのサイズを計ります。

関連コラム：玄関ドアのサイズに規格はある？一般的な幅や高さと測り方

窓の開き方による費用の差

一般的に多く使われている窓は引き違い窓です。引き違い窓には室内側にも室外側にもスペースを取らないので、どのような場所にも設置しやすい良さがあります。

ただ、隙間風が発生しやすい、風に沿って逃げて行ってしまう風を採り込みにくいという問題があります。

隙間風に関しては窓交換によって気密性が向上するので解決されますが、風に沿って逃げて行ってしまう風を採り込みにくいという問題は、解決できません。

このような場合には、窓の開き方のタイプを変えることで、風を採り入れる部屋にできます。

たてすべり出し窓

たてすべり出し窓は、たて方向を回転軸にして外に向かって開く窓です。壁に沿って逃げてしまう風が、外に向かって開かれているガラスにあたって、室内に入ってきます。

引き違い窓と製品価格を比較すると、1.2～1.5倍高額です。

ウインドキャッチ連窓

中央にFIX窓、左右にたてすべり出し窓が並んでいる窓です。対面の窓がない部屋では、風が通りにくくなってしまいますが、ウインドキャッチ連窓にすると、ガラスにぶつかった風が2か所から室内に入ってくるので、空気が循環し換気が良くなります。

こちらも引き違い窓と製品価格を比較すると、1.2～1.5倍高額です。

窓交換の施工事例一覧

上越市　窓交換のメリット

長岡市　ご満足を頂ける窓交換

新発田市　簡単窓交換で断熱性が大きく変わる。

燕市　窓交換で結露の対策

窓交換が難しい場合には内窓設置

内窓設置には、マンションにも設置できる、リフォーム費用を抑えられるという特徴があります。

マンションにも設置できる

古いマンションで断熱性が低いが管理規約で窓の交換はできないという場合でも、内窓設置ならできることがあります。マンションごとに管理規約は違うので100％という訳ではありませんが、あきらめる前に管理規約を確認してみましょう。

リフォーム費用を抑えられる

トリプルガラスにはしなくていいし、風通しにも問題がない、もっとリフォーム費用を抑えられないだろうか…？という場合には、内窓設置、又はガラス交換という方法があります。

内窓設置の費用

現在の窓はそのまま残し、内窓を設けて二重窓にする方法です。内窓には必ず樹脂サッシが使われるため、費用の幅はガラスの種類とサイズによって生まれます。

YKKAPのサイトにある内窓プラマードUの参考価格を見てみましょう。

大

中

小

幅 160 ~ 190cm

高さ 190 ~ 200cm

幅 160 ~ 190cm

高さ 90 ~ 110cm

幅 70 ~ 80cm

高さ 90 ~ 110cm

約 11〜18 万円

約 6〜12 万円

約 5〜11 万円

家中の窓を全て断熱化する場合、窓の数が多いので費用がかさんでしまいますが、内窓設置という方法を取ると窓交換より費用を抑えられます。

新潟エリアでのプラマードUの価格

内窓設置の費用（製品価格＋工事費）サッシは全て樹脂サッシ	腰高窓	掃き出し窓
複層ガラス	約7万円～9万円	約11万円～13万円
Low-E複層ガラス	約8万円～10万円	約13万円～15万円
防犯合わせ複層ガラス	約14万5000円～16万円	約21万5000円～23万円