勝手口のドアだけ交換なら手軽にできる
キッチンや洗面所の勝手口は、玄関を通らないで出入りできる家事という面から考えると、非常に便利な出入り口です。暗い、寒い、換気が悪いといった問題を抱えているキッチンや洗面所の問題解決にも役立ちます。
問題解決には、新たな窓を設置、床暖房導入などの方法がありますがどちらも手軽にはできません。勝手口のドアだけ交換なら手軽にできます。
勝手口ドアは使い続けるべき出入り口
近年の新築住宅では、防犯性が低下する、床面積がもったいないなどの理由で、勝手口を作らない間取りが多くなっています。その為、勝手口ドアの開閉に不具合が起きて使い勝手が悪くなってくると、もう閉めたままにして使うのをやめよう…と考えるかもしれません。
でも、勝手口ドアが使えなくなると家事効率が低下してしまいます。食料品の搬入やゴミ出しの際に玄関を通らなければならなくなってしまいます。勝手口の周辺に、ごみの収集日までの仮置きをして置くスペースや、雨の日に洗濯物を干すスペースなどがある場合には、キッチンからそれらのスペースへの行き来が不便です。
現在勝手口のない住宅に新たに勝手口を設けるとなると大事ですが、不具合が起きて使い勝手が悪くなっていたとしても、勝手口ドアは使い続けるべき出入り口です。ただ、快適に使う為には不具合がない勝手口ドア、キッチンや洗面所内の環境を向上させる勝手口ドアにしなくてはなりません。
それでは具体的に快適に使う為には不具合がない勝手口ドア、キッチンや洗面所内の環境を向上させる勝手口ドアに交換すると、そのような良さが得られるのでしょうか?
冬の寒さが解消する
キッチンは早朝から作業をする場所です。そしてほとんどのご家庭では就寝前に暖房を切ります。その為、暖房が効き始めるまでのキッチンでのお弁当作りや朝食の準備は寒くて大変です。洗面所に勝手口がある間取りでは朝の洗面や洗濯を寒い環境の中でしなくてはなりません。
このような状況は断熱性のある勝手口ドアに交換することで一気に改善します。断熱性のある勝手口ドアはキッチンや洗面所から暖かい空気が逃がさないことに加えて、冷気の侵入を妨げるからです。
暖かい空気を逃がさない
断熱性のある勝手口ドアには、アルミと樹脂を複合した素材が使われています。従来の勝手口ドアはアルミだけで作られていた為、暖かさを逃がさないという働きがありませんでした。
一方、樹脂という素材には熱を伝えないという性質があります。断熱タイプの勝手口ドアには、この樹脂とアルミを複合した素材が使われています。
さらにガラス部分には複層ガラスやLow-E複層ガラスといった熱を通さない働きをするガラスが使われている為、従来の単板ガラスの勝手口ドアのようにガラス面から暖かさを逃がすこともありません。
また、キッチンや洗面所が寒い原因に隙間風という問題もあります。ドアと枠の間に経年劣化によって隙間が生まれているからです。この隙間から冬は冷気が侵入して足元に拡がっていくので、暖房が効き始めても足がスースーするといったような状態になることもあります。新しい勝手口に交換する際には、この隙間もなくなるので、冷気に侵入が抑えられます。
■ 玄関ドアと同じように、勝手口ドアも温熱環境に大きな影響があります。
結露がなくなる
キッチンや洗面所は水蒸気が多く発生する場所なので、結露が発生しやすい条件を備えています。その結果、アルミの勝手口ドアには結露が多く発生してしまいます。断熱耐タイプの勝手口ドアにはこのような問題が起こりません。
キッチンや洗面所は家の中でも時に衛生に気を遣う清潔に保ちたい場所です。その場所に度々結露が生じてしまうとカビの原因にもなりかねません。結露の発生が抑えられれば、衛生状態を良好に維持しやすくなります。
明るくなる
以前は断熱性のあるガラスが無かったため、少しでも冷えないようにする為、又は隣家や通りからの視線を気にしなくてもすむようになどの理由で、新築時にガラス部分のない勝手口ドアを選んだ住宅もあるのではないでしょうか?また、ガラス部分はあるが、デザイン的に十分な採光量がないこともあります。
このような問題は、周辺の環境や勝手口ドアの向いている方角に合わせて最適な採光デザインを選ぶことで解決します。ガラスには視線を通さない型ガラスが使われているので、隣家や通りからの視線を気にすることなく、十分な光を採り込めます。
■ 玄関と同じようにキッチンや洗面所にも明るくする方法のいくつかを応用できます。
コラム 玄関が暗いなら明るさ対策をしよう!風水?照明?採光?
夏の暑さが解消する
勝手口ドアの向いている方角によっては、強い陽射しが入り込みキッチンや洗面所の温度を上昇させることがあります。このような環境である場合には、Low-E複層ガラスの遮熱タイプを選ぶと太陽熱の侵入を妨げられます。
換気が良くなる
洗面所は浴室からの水蒸気が溜まりやすく、キッチンは調理の匂いが滞りやすい場所です。調理の匂いは食事前や食事中には良い匂いですが、魚を焼いたニオイなどがいつまでもキッチンに残っているなど食後には臭いになってしまいます。
勝手口ドアから空気の入れ替えができると、臭いが滞らなくなります。従来の勝手口ドアも上下にスライドして風を通せる仕組みにはなっていましたが、防犯面に不安がある造りでした。新しい勝手口ドアは、ロックしたまま上げ下げ窓を開放できるので安心です。
また、新しい勝手口ドアには従来の網戸に比べて風通しが20パーセントアップした網戸が使われています。風通しは良くなっているのですが、網目は以前より細かくなっているので小さな虫の侵入を防ぎます。
■ 玄関ドアに加えて勝手口ドアからも風が採り入れられると、より空気の通り道が拡がります。
防犯性が向上する
勝手口の周りには室外機や仮置き用のゴミ箱など、生活感の出るものが並んでいるので、通りから見えないよう植栽やフェンスで視線を遮っている家が少なくありません。通りからの視線が届かない分、玄関ドアより侵入窃盗の被害のリスクが大きいとも言えます。
そのような環境にあるにもかかわらず、玄関ドアは2ロックなのに鍵が一つしかついていない勝手口ドアはまだまだ多くの住宅で使われています。侵入犯罪は一時期より減少しているとはいっても、家庭での防犯対策は必要不可欠です。
在宅時でも、出入口や無人の部屋の窓に鍵をかける習慣をつけること。
玄関をツーロックに、窓に補助錠を取り付けるなど、防犯設備を充実させること。建物部品を選ぶときは、防犯性能の高いものを。
この中には玄関ドアについて書かれていますが、勝手口ドアも同じです。むしろ、見通しが悪いという条件を考えると、玄関ドアより危険かもしれません。
こちらのサイトを見ると防犯診断ができます。さあ、お宅の防犯度をチェックしましょう!
勝手口のドアについている握り玉とも呼ばれるドアノブに鍵穴がついているタイプは非常に危険です。周囲からの見通しが悪い+鍵が一つ、しかもその鍵は最新の鍵ではない…となると、防犯性の高い勝手口とは言えません。新しい勝手口ドアには2ロック以外にも防犯対策が施されています。
ピッキングに強いディンプルキー
古い勝手口ドアにはディスクシリンダーやピンシリンダーが使われていることがあります。ディスクシリンダーはピッキングに弱いため、現在では廃番になっている鍵です。ピンシリンダーも最新のタイプはピッキング対策がされていますが、古いタイプはすぐに不正開錠されてしまいます。
新しい勝手口ドアにはピッキングに強いディンプルキーが使われています。ディンプルキーがセキュリティキーとも呼ばれるほどピッキングに強く、複雑な構造なので不正な複製も困難です。
こじ破りに強い2つの鎌錠
バールなどの道具を差し込んで無理やりにこじ開けようとしても、2つの鎌錠が強く抵抗します。
ガラス破りをされても開錠されない脱着式サムターン
万が一ガラスを破壊されてしまったとしても鍵を開けられないよう、サムターン(鍵の内側のツマミ部分)が取り外せるようになっています。
せっかく玄関や窓の防犯対策をしていても、勝手口の防犯対策を見落としてしまうと、玄関や窓の防犯対策の効果が十分に活かされなくなってしまいます。
キッチンや洗面所の寒い、暗い、風通しが悪い、防犯性が心配といった問題は、勝手口ドアの交換で解決できます。勝手口ドアだけの交換なら、カバー工法で工事をすれば1日で完了するので手軽にできます。
■ 玄関ドアだけではなく勝手口ドアもホームセンターより抑えた費用で交換できます。
キッチンや洗面所の環境を改善したい、防犯の不安があるというような場合には、ぜひ私たちにお手伝いさせてください。必ず使いやすいキッチンや洗面所に生まれ変わらせます。
詳しくはこちらをご覧ください。壁を全くこわすことなく、勝手口ドアを取替する
窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。
私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。
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