玄関のスマートキーはドアや引き戸の交換?後付け?
玄関の使い勝手を良くするスマートキーを使う人が増えています。新築の場合は初めからスマートキー付きの玄関ドアをつけられます。
一方、手動キーがついているドアをスマートキーのついた玄関にする為には、後付けとYKKAPやリクシルの玄関ドア、玄関引き戸への交換という2つの方法があります。それぞれの特徴を確認していきましょう。
スマートキーを後付けする方法のメリットとデメリット
スマートキーを後付けする方法のメリットは、玄関ドア交換より費用を抑えられることです。特に新築間もなく、ドアの状態が良い場合や、1,2年以内に建て替えをする予定である場合などには出費が抑えられます。
スマートキーを後付けする方法のデメリットは、後付けできる鍵に制限がある、防犯性、耐久性、アフターサポートが十分ではない製品がある、見栄えが悪くなるという点です。
後付けできる鍵に制限がある
スマートキーはどのタイプの鍵であっても後付けができる訳ではありません。鍵のタイプによっては後付けができません。特に引き戸の場合には、スマートキーがつけられないタイプの鍵が多いです。
スマートキーを後付けできるタイプの鍵
- プッシュブル錠
上下の鍵とレバーハンドルが組み合わされているタイプです。 - 鍵穴とハンドルの間に距離があるタイプのレバーハンドル
レバーハンドルは鍵とハンドルが分離しているタイプです。
スマートキーを後付けできないタイプの鍵
- 鍵穴とハンドルが近い位置にあるタイプのレバーハンドル
- サムラッチ錠
高級感のあるアンティークな雰囲気の鍵でツマミを親指で押し下げて開錠する鍵です。 - 玉座
握り玉とも言われる鍵穴のついたドアノブです。近年は玄関ドアに使われることは少なくなりましたが、築年数の長い住宅やアパートの玄関ドアなどには使われている場合があります。 - 戸先鎌錠
内側は上げ下げして施解錠する引き戸に使われる鍵です。鍵ごと交換しないとスマートキーを後付けできません。
防犯性、耐久性、アフターサポートが十分ではない製品がある
DIYで取り付ける場合、両面テープで固定してスマートキーを後付けします。玄関は紫外線や雨風にさらされている場所なので、接着面が劣化する恐れがあります。一方、この方法は最も費用を抑えられる方法ではあります。
スマートキーは、玄関ドアの施解錠の利便性を向上させると同時に、防犯性が高くならなければ、十分にスマートキーの機能を果たすことにはなりません。DIYで取り付けられる製品の中には、価格が安いだけで防犯性、耐久性、アフターサポートが十分ではない製品もありますので、慎重に選ぶ必要があります。
スマートキーには電池切れや停電などによって締め出しのリスクがある為、アフターサポートが不確実な製品は避けるべきです。
見栄えが悪くなる
DIYで取り付けられる後付けのスマートキーは、玄関ドアに内蔵される訳ではないので、その部分が目立ち、どうしても見栄えが悪くなってしまいます。
専門業者にスマートキーの後付けを依頼する方法はデメリットを抑えられる
専門業者にスマートキーの後付けを依頼するには、現在のドアに穴を開けて取付ける方法、又は鍵を交換する方法があります。どちらの方法であっても、DIYで発生するデメリットを抑えられます。
現在のドアに穴を開けて取付ける方法は防犯性、耐久性という面から考えると他の方法より確実です。ただ、費用は製品代の他に工事費が5万円以上かかることもあります。鍵を交換する方法も、防犯性と耐久性が確実で、費用もドアに穴をあける方法よりも工事費を抑えられるのですが、現在の鍵のタイプに合わないとつけられません。
玄関ドア、玄関引き戸をスマートキー付きのタイプに交換する方法
玄関ドアや玄関引き戸の交換リフォームをする際に、オプションでスマートキーがつけられます。玄関ドアや引き戸の交換は、後付けのスマートキーに比べてメリットが多いことが特徴です。唯一のデメリットは、後付けのスマートキーより費用が嵩むことです。スマートキー付きの玄関ドアや玄関引き戸に交換する費用は、20万円から40万円です。
YKKAPドアリモ玄関ドアの防犯性の高さ
玄関は、家族が出入りする場所であり、訪問客をお迎えする場所ですが、同時に家族を外部の危険から守るという役割もあります。そして、玄関ドアや玄関引き戸の防犯性能がその役割を確実にします。
スマートキーには玄関の鍵の使い勝手を良くするという特性がありますが、施解錠が楽にできるだけで、防犯性のない鍵であれば、玄関の役目を十分に果たせません。鍵を交換しない後付けのスマートキーは、この部分をクリアできません。
また、鍵を交換してスマートキーを後付けしたとしても、それ以外の部分の防犯性は上がりません。玄関ドアや引き戸を交換するということは、鍵の部分以外の防犯対策も備えられるということです。
ピッキング対策
ピッキングは鍵穴に特殊な道具を差し入れて鍵を不正開錠する侵入窃盗の手口です。この手口への対策として、2ロック、ピッキングに強いディンプルキー、鍵穴の見えないハンドルデザインなど、ピッキングへの対策が施されています。
現在の鍵は2ロックが基本ですが、YKKAPの2ロックは鍵が2つついているというだけではありません。2つのうちの一つを開錠しても、50秒以内に残りの鍵を開錠しないと一つ目の鍵が再ロックされてしまう構造で、よりピッキング防止力が高められています。
また、ディンプルキーは、現在使われている玄関の鍵の中で、複雑な構造の鍵です。ピッキングがし難いことに加え、複製ができないので合かぎによる不正開錠もできません。
ガラス破り対策
ガラス破り対策として、着脱式のサムターンが使われています。サムターンとは玄関内側の鍵のつまみのことです。万が一ガラスを破壊して鍵を開けようとしても、ツマミが外されていると鍵を操作できません。加えてこじ開け対策として鎌が錠受けにがっちりかみ合わさるデッドボルトが採用されています。
現在の鍵のタイプに左右されない
玄関ドア自体を交換するので、現在の鍵のタイプに関わらずスマートキーを導入できます。後付けタイプは比較的新しい玄関ドアには使いやすいのですが、古いタイプの玄関ドアの場合、つけられないことがあります。
その場合には、専門の業者に依頼して、鍵ごと交換した上で後付けスマートキーを付けてもらうという方法をとらないと、防犯性が低下してしまいます。
耐久性が高くアフターサポートもしっかりしている
YKKAPドアリモの玄関ドアには2年間、スマートキーには1年間、商品からの雨水浸入については10年間の保証期間がついています。この期間中は無料で修理が受けられます。また、商品販売終了後10年間までは、必要な補修用部品が供給され続けます。
参考サイト YKKKAP玄関ドア・引戸 商品保証の対象・期間・内容
見栄えが良い
洗練されたデザインのハンドルに、スマートキーが内蔵されているのですっきりしています。また、玄関ドアには多数のデザインが用意されているので、玄関周りの印象、住宅の外観の印象も向上します。
スマートキーをつけられるリクシルの玄関引き戸
スマートキーをつけられない玄関引き戸が多い中、リクシルの玄関引き戸にはスマートキーをつけられます。電池式の簡易タッチキーシステムで、玄関ドアと同じようにリモコンキーを携帯していれば、鍵の上部にあるボタンを押すだけで施解錠できます。
タッチキーシステムの他に、カードをかざすだけで施解錠できるCAZASシステムも選べます。
参考サイト リシェント玄関引戸2:電気錠
玄関ドアも玄関引き戸もスマートキーを導入するならドアや引き戸の交換がおすすめの方法です。交換の際にスマートキーだけではなく、断熱性や通風性なども得られます。スマートキーの導入について検討なさる際には、ぜひご相談ください。
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