マンションの窓リフォームは許可される?おすすめは内窓

 

マンションの窓リフォームは許可される?おすすめは内窓

マンションの暮らしの快適さは窓で大きく変わります。ただ、個人ではリフォームできないと思われている方も多いと思いますが、分譲マンションの場合には、管理組合の規約によって許可されるケースが多いです。

一方、賃貸マンションの場合は、窓のリフォームをすることによって集客力をあげられる可能性が拡がります。

マンションの窓のリフォームが暮らしに与える影響

施工前
施工後

長岡市 マンションの窓結露を対策

 

分譲マンション、賃貸マンションに関わらず、集合住宅の住人の中には暮らしにくさを感じている人が少なくありません。LIXIL住宅研究所が行った、賃貸のアパートやマンション、公営住宅へのアンケート調査を見ると、防音(遮音)性、断熱効果、湿気に対する不満が上位に並んでいます。

引用:株式会社LIXIL住宅研究所 賃貸住宅の不満に関する調査報告

「上階の足音や声が響く」27.5%、「断熱効果が弱く、夏暑く、冬寒い」24.8%、「風通しが悪く、湿気がこもり、カビがはえやすい」23.6%、「壁が薄いため、隣室や外の音がうるさく、室内の音も外にもれる」23.1%で、防音(遮音)性と、断熱効果や湿気が上位

そして築年数の長い建物ほど不満の割合が増加しています。

引用:株式会社LIXIL住宅研究所 賃貸住宅の不満に関する調査報告

築年数が増すごとに不満の割合は増加し、上位4項目では、築10年以上で4項目全てで20%以上、築30年以上では3項目で30%以上

これらの不満の中で、「断熱効果が弱く、夏暑く、冬寒い」という項目に対して、窓が大きな改善効果をあげられます。築年数が長いマンションやアパートほど不満が大きくなっているということは、窓の断熱性能が低いということが考えられます。日本国内において、窓の断熱性に対する意識が高まってきたのはここ十数年です。築年数が長い建物の多くは、アルミサッシと一枚ガラス、又は基本の複層ガラスです。

その結果、「断熱効果が弱く、夏暑く、冬寒い」という不満が生まれてしまうのです。「風通しが悪く、湿気がこもり、カビがはえやすい」この項目に関しても、窓の断熱性の低さから結露が発生することが、より湿気やカビに繋がっています。従って窓の断熱性を向上させることで、夏暑く冬寒い、カビが生えやすいという状態を改善できます。

参考資料 株式会社LIXIL住宅研究所 賃貸住宅の不満に関する調査報告

「夏暑く冬寒い」が窓のリフォームで解決できる理由

施工前
施工後

新潟市 マンションの窓を内窓で断熱

それは、エアコンが創り出す暖かさや涼しさが窓を通って逃げていき、太陽の熱や冬の冷気が窓を通って侵入してくるからです。冬は外気温と室温の差が大きくなるので、結露も発生しカビの原因になってしまいます。

ガラス面からの熱の出入りを妨げる複層ガラス

建物の中で最も多くの熱が出入りする場所である窓からの熱の出入りを妨げると、室内環境は大きく変わります。熱の出入りを妨げる働きのない一枚ガラスの窓の部屋は、夏暑く冬寒い部屋になってしまいます。

一方、複層ガラスは2枚のガラスの間の空気層が熱の出入りを妨げるガラスです。複層ガラスの中でも、2枚のガラスのうちの室外側にLow-E金属膜がコーティングされているLow-E複層ガラスは、基本の複層ガラスより高い断熱性能を備えています。

サッシ面からの熱の出入り防ぐ樹脂サッシ

窓からの熱の出入りはガラスだけではなく、サッシ部分にもあります。熱の出入りを妨げる働きのないアルミサッシの窓は、サッシ部分から熱が出入りしてしまいます。樹脂サッシ、又はアルミ樹脂複合サッシには、熱を通さない性質があるので、サッシ面からの熱の出入りを防ぎます。

夏の日射遮蔽に役立つLow-E複層ガラス遮熱タイプ

夏は窓からの陽射しが室温を上昇させ、日焼けや内装の褪色を引きおこします。Low-E複層ガラス遮熱タイプは、2枚のガラスのうちの室外側にLow-E金属膜がコーティングされている複層ガラスです。日射遮蔽と紫外線をカットする働きがあり、室温上昇を抑えます。

隙間からの熱の出入りを防ぐ樹脂サッシ

アルミサッシの窓では、熱や冷気はガラスやサッシの面からだけではなく、サッシとガラス、サッシとレール、引き違い戸と引き違い戸などのある隙間からも出入りします。アルミサッシとガラスは組み立てられていることと、サッシの硬さが原因です。

一方、樹脂サッシの窓は、ガラスとサッシが溶接されているのでガラスとサッシの間に隙間がありません。さらに、樹脂には柔らかさがある為密着しやすく、隙間が生まれ難くもなります。

近年、住宅の断熱性能は著しく進歩してきました。新築住宅はそのほとんどが高い断熱性を備えています。一方、築20年以上になると、十分な断熱性が備えられていない住宅も少なくありません。

コラム 断熱性能と窓の関係…新築以外でも変えられるUA値

分譲マンションでの窓のリフォーム

施工前
施工後

長岡市 マンションの窓を内窓設置で断熱対策

分譲マンションでの窓のリフォームには管理組合の計画に基で進められる修繕と、個人で行う窓のリフォームがあります。購入したマンションは、自分の所有物ではありますが、共用部分を個人的にリフォームすることは許可されません。

共用部分と自己所有部分との境目が曖昧な部分には、玄関ドアや窓が挙げられます。玄関ドアも窓も自分の家だけが使っている場所であるにもかかわらず、マンション全体の外観に関わるので、個人でリフォームができないのです。

国土交通省 管理組合の運営、 管理規約の内容、修繕計画について
公益財団法人 マンション管理センター

窓交換は個人ではできない

窓ごと交換するリフォームは、100%個人ではできないリフォームです。ただ、マンションの住民が全員賛成し、管理組合主導で進める場合には、窓交換というリフォームを選択できます。マンションの住民のほとんどが寒さ暑さに対する不満がある場合には、この方法は非常に効果があります。

内窓設置には防音効果もある

個人で窓のリフォームをしたい場合には、内窓を設けるという方法があります。内窓は現在の窓はそのまま残し、室内側に新しい窓を設ける方法なので、外観に影響を与えない窓のリフォームができます。ほとんどのマンションでは許可されますが、管理組合の規約によっては許可されない場合もあるので確認する必要があります。

マンションへの不満の中にある「上階の足音や声が響く」に関しては、窓のリフォームで解決することはできません。上階の足音や声は振動で伝わってくる音、又は、上階の床や自宅の天井を通して侵入してくる音だからです。

一方、「壁が薄いため、隣室や外の音がうるさく、室内の音も外にもれる」という項目の中にある外の音がうるさく、室内の音も外にもれるということに関しては、内窓で解決できます。

その理由は、室外側の窓と内窓との間の空気層が音の伝わりを緩慢にするからです。内窓によって線路や交通量の多い幹線道路に面している、近隣に騒がしい商業施設があるというような場合の音の悩みが解決されます。特に騒音が激しい場合には、内窓の中でも気密性の高い内窓プラストがおすすめです。

内窓プラストは現在の窓枠の状態を調査し、その結果に応じて内窓を製作します。その為、サッシと窓枠の間の隙間も含めて、内窓まわりの隙間全てを失くして窓を完璧に密閉させ静かな環境を生み出します。

PLAST 上質な内窓

寝室の環境には窓が大きく影響します。カーテンをつけるなどの方法もありますが、根本的な解決には、窓の見直しが大きな効果を生み出します。睡眠の妨げとなっている原因に合わせて、窓のリフォームを計画しましょう。

コラム 寝室の窓のリフォームは睡眠の質を向上させる

賃貸マンションでの窓のリフォーム

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新潟市 マンションの窓を内窓で断熱

賃貸マンションでは個人で窓のリフォームができません。その為、寒さや暑さ、結露に悩む人々がDIYでその解決策を講じています。個人でできたとしても、原状復帰をしなくてはならず、数年の為に窓のリフォームに費用をかけたくないという思いもあるでしょう。

ここで考えたいことは、賃貸マンションの所有者の方が計画する窓のリフォームです。もし、集客率が落ちている場合、その原因は室内環境にあるかもしれません。新しいマンションやアパートの多くは、窓の断熱がされています。少ない電気代で快適な室内環境を作れるマンションやアパートということです。

賃貸マンションやアパートを探す際の条件には、立地条件と利便性、間取り、日当たり風通しなどが挙げられます。ただ、暮らし始めてから失敗したと感じる部分の多くが暑さ寒さです。その為、引っ越し回数が多い人の中には断熱性のこだわる人が少なくありません。

新しマンションやアパートが増えて集客力が落ちている、空き室が増えてきた…という状況になってしまっている場合、夏涼しく冬暖かい部屋にすることで入居希望者が増える可能性があります。

個人でする場合にもマンション全体でする場合にも、マンションの窓のリフォームには内窓が最適です。個人でする場合には数時間、全体でする場合には1日に数軒の工事ができるので短い期間で完了します。加えて、窓交換に比べて費用を抑えられます。

窓屋窓助では個人での内窓設置、マンション全体の窓のリフォームのどちらでもお手伝いさせていただきます。分譲マンションで全体のリフォームをする場合には、住民の皆様への説明もさせていただきます。マンションのリフォームを検討される場合には、ぜひご相談ください。

内窓のリフォームには、冬を暖かく過ごせるというイメージがありますが、夏の冷房効率が非常に向上することもご存知でしょうか?二重窓は1年を通して冷房、暖房にかかる費用が抑えられるので、快適さに省エネ効果も加わります。

コラム 内窓のリフォームにかかる費用と得られる効果

窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。

私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。

窓リフォームの施工事例

 

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監修者情報

窓屋窓助編集部

窓屋窓助編集部

窓屋窓助では、「価格だけ」「デザインだけ」のプランではなく、お施主様のお悩み・ご希望から、その後の暮らしを大切に考え、その人にとって最高の“窓・玄関・エクステリアリフォーム”を完成させて頂きます。

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