寝室の窓のリフォームは睡眠の質を向上させる
睡眠の質は心にも身体にも大きな影響を与えます。同じ睡眠時間でも睡眠の質によって睡眠中に回復する疲労の量が変わります。騒音が入ってくる、寝室が寒い、結露が発生する、かび臭いというような環境であれば、質の良い睡眠は得られません。寝室の環境によって睡眠の質が低下しているとしたら、疲労が十分に回復されない日常になってしまいます。
寝室の環境には窓が大きく影響します。カーテンをつけるなどの方法もありますが、根本的な解決には、窓の見直しが大きな効果を生み出します。睡眠の妨げとなっている原因に合わせて、窓のリフォームを計画しましょう。
騒音が睡眠を妨げる原因なら内窓設置が効果的
窓の外からの騒音で何度も目が覚めてしまう…というようなケースでは、睡眠の質が低下している原因がはっきりしています。一方、毎日7時間から8時間の睡眠をとっているのに、疲れやすい、昼間眠くなるというような場合、自覚がなくても睡眠の質が低下しているかもしれません。どちらの場合も、寝室の環境を見直すことで睡眠の質を向上させられる可能性があります。
窓の外からの騒音で何度も目が覚めてしまう…線路や幹線道路に面した窓がある寝室ではこのような状況になることがあります。また、近隣の家が遅い時間に車で帰宅する為、シャッターの開閉音やエンジンの音で目が覚めてしまう、夜中に吠え続ける犬を飼っている家があるというようなケースもあるでしょう。このような場合には、内窓を設置することで外部からの騒音をシャットアウトすることができます。その際には外部からの騒音のレベルに合わせて、気密性の高い内窓を選ぶことが大切です。
内窓が外部の騒音を防ぐ理由
音には振動で伝わる音と空気を通して伝わる音がありますが、外部からの音のうち、空気を通って伝わる音のほとんどは窓から入ってきます。振動で個体に伝わる音には、階上の部屋や階段を昇り降りする音、電車の振動がレールに伝わった音などが挙げられます。これらの音は、壁や床を通して発生する音なので、窓で解決することができません。新築時に壁や床に伝わる振動を防ぐ制震・防振機能のある吸音材を使うなどの対策をするしかありません。
一方、外部から侵入してくる音のほとんどを占める空気を通って伝わる音は、窓で解決できます。窓を開けているなら窓から音が入ってくるのはわかるが、閉めていても入ってくるのだろうか?と考える方も多いと思います。確かに騒音の程度によっては、窓を閉めればある程度は騒音を軽減できます。鍵を閉めればさらに騒音が軽減されます。
これは、窓を閉めることによってガラスが空気を通る音を遮り、鍵を閉めることでサッシの間の隙間が少なくなるからです。ただ、この効果はほんの少しでしかありません。睡眠を妨げるような音は、窓を閉めただけでは遮断できません。なぜなら窓ガラスは壁に比べて非常に薄いからです。
空気を通して伝わる音はガラスを通って侵入してくる
壁には家の中の室温を快適に維持する為に、断熱材が組み込まれています。この断熱材には、吸音や遮音効果を備えたタイプではなかったとしても、ガラスに比べれば空気を通って伝わる音を遮る効果があります。
さらに壁の中には石膏ボードや構造用合板があり、サイデイングが張られています。これらすべてを併せると、一般的な木造の戸建て住宅の壁の厚みは、130mm~150mmもあります。その為、空気を通じて伝わる音は壁からは侵入してきません。一方、ガラスの厚みは3~5mm程度なので、空気を通して伝わる音を室内に侵入させてしまいます。
内窓は、外壁に組み込まれている窓の内側に設ける窓です。窓が二重になることによって、窓と窓の間に空気層が生まれ、その空気層が音の伝わりを緩慢にします。ただ、それだけでは窓からの音の遮断対策としては十分ではありません。
窓屋窓助
内窓のリフォームには、冬を暖かく過ごせるというイメージがありますが、夏の冷房効率が非常に向上することもご存知でしょうか?二重窓は1年を通して冷房、暖房にかかる費用が抑えられるので、快適さに省エネ効果も加わります。
空気を通して伝わる音は隙間を通って侵入してくる
FIX窓やドレーキップ窓には高い気密性があるので、二重窓にするだけで大きな効果を得られますが、引き違い窓の場合は、隙間からも空気を通して伝わる音が侵入してきてしまいます。引き違い窓には、サッシとレール、サッシとサッシ、サッシとガラス、サッシと窓枠など、何か所にも隙間があるからです。
二重窓にしたけれどあまり効果がなかった…というケースの原因は、気密性が十分ではなかったということが考えられます。高い効果を得る為には、気密性の高い内窓を設けることが重要なポイントです。
高い気密性を備える内窓PLAST
内窓はいくつものメーカーが開発し、製造販売していますが、その中で最も高い気密性を備える内窓は大信工業のPLASTです。引き戸にあるあらゆる隙間を防ぐ工夫が満載の内窓です。この気密性の高さを十分に活かす為、内窓PLASTは個々の住宅の窓枠に合わせて内窓を製作します。
特にリフォームの場合、窓枠に歪みが生じている可能性が高い為、窓の寸法だけではなく、窓枠の歪みも徹底的に調査し採寸します。そのデータに基づいて製作される内窓なので、経年で建付けが悪くなっている窓にも、ピッタリと納まり、高い防音性能を発揮します。
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北海道でのシェアの多い高い気密性で評判の内窓プラストは、非常に優秀である分高額です。騒音に悩んでいる、確実に断熱したいが何とか費用を抑えられないだろうか…と考え、通販やDIYを検討する方もいらっしゃると思います。なぜ内窓プラストには商品だけ購入できる激安通販がなく、推奨施工店でなくては設置工事ができないのでしょうか?
寒さが快眠を妨げる原因なら断熱窓への交換・または内窓設置
多くのご家庭では就寝の際には暖房をオフにするので、家全体の室温が低くなります。当然寝室の室温も低くなってしまいます。ところが、この室温の低さが快眠の妨げになってしまうのです。ダイキンがおこなったアンケート調査を見ると、冬の睡眠に“満足していない”人は約半数(4割以上)存在しているという結果が出ています。
最も多かった気になることは「空気の乾燥」次いで「手足が冷える」という結果でした。その他には眠りが浅い、目覚めが悪い、トイレに行きたくなるなどの睡眠の質に関すること、寝室に隙間風が入る、寝室が結露する、空気が乾燥するなど室内環境に関することについての困りごとも見られました。
この結果に対して、「杏林大学名誉教授 古賀良彦先生に聞く 冬の睡眠の重要性と快適な睡眠のための寝室環境の整え方」の中で「一般に寝室環境は室温20℃前後、湿度40~60%、寝具内温度30℃前後に保つことが推奨されています。」という意見を述べられていらっしゃいます。部屋が寒いからという理由で、厚着をしたり、靴下をはいたりして寝ることは健康上良い結果にならないそうです。「冬に睡眠の質を高めるには冬の寝室は室温20℃前後、湿度40~60%」「エアコンをつけたまま就寝すること」が理想的な環境であるということです。
参考サイト DAIKINニュースレター「冬の睡眠時における空気困りごと寝室環境調査」半数近くが冬の睡眠に “満足していない”
エアコンをつけたままにするということは、光熱費に響いてきます。そこで考えたいことが窓の断熱です。窓の断熱性が高ければ、少ないエネルギーでエアコンを稼働させることができます。つけっぱなしにしたくない場合にオフタイマーを使ったとしても、断熱性の高い窓の部屋では、急激に温度が低下することがありません。また、晩秋から初冬にかけては、窓が断熱されている部屋であれば、エアコンをつけなくてもそれほど冷えることがありません。
さらに理想的な住まいは、朝起きてキッチンで朝の家事を始める時や、夜中に寝室から出てトイレに行く時にも、急激な温度変化のない環境の家です。家中の窓を断熱化すると、エアコンを稼働させている時間帯とさせていない時間帯の温度差、エアコンがついている部屋と廊下などのついていない場所との温度差を抑えられます。
このような環境には、風邪をひきにくくなる、高齢者のヒートショックのリスクを低下させるなどの健康への良い影響があります。断熱化する窓の数が増えれば増えるほど、理想の環境に近づいていきます。
窓の断熱性を高める方法は窓交換と内窓設置
窓の断熱性を高める方法には窓交換と内窓設置があります。
窓交換
窓交換は、今の窓枠の上に新しい窓枠を被せ、新しい窓を取り付ける方法です。現在、国内で最も高い断熱性を持つガラスはトリプルガラスですが、窓交換の場合には、トリプルガラス+樹脂サッシという断熱窓に交換することができます。
内窓設置
断熱に対しても、気密性の高さが断熱性の高さに直結します。内窓PLASTならその気密性の高さで高い断熱効果を生み出します。
寝室は窓によって室温が管理しやすくなり、エアコンを稼働させる際には光熱費の節約に繋がります。寝室の困りごとに合わせて窓のリフォームを検討されませんか?快適な睡眠は健康で幸せな毎日を提供してくれます。
樹脂サッシと複層ガラスやトリプルガラスとの組み合わせである樹脂窓は、住宅に出入りを熱の量を抑える働きをします。そしてその効果は、ガラスの種類によって変わり、ガラスの種類によって価格が変わります。
窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。
私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。
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