二重窓にリフォームのメリット・デメリット|防音効果はある?
寒さ対策、騒音対策を考えているなら二重窓を取り付けるリフォームがベストな選択です。価格ばかり考えてしまいますが、大切なことは、リフォーム後の生活がどんなふうになるかを考えることです。
二重窓のメリット・デメリットを知り、もう一度リフォームしたい理由(寒さ対策、騒音対策など)と比べた上で、専門店に相談しましょう。
二重窓とは
二重窓とは、今ある窓をそのままにして、室内側から取り付けるもう一つの窓のことです。つまり、窓を2つ、二重にします。
内窓と呼ばれている窓を取り付けること、二重サッシにすることも、二重窓と同じことを指します。
新しく取り付ける窓は、断熱性や気密性が高い窓であり、1年中室内で快適に過ごせるため、取り付けて損はありません。
なお二重窓にする工事は、壁を壊すことなく既存の窓に被せるように工事し、施工時間も短いため、選ばれることが多い窓リフォーム方法です。
二重窓の注意点
二重窓にする工事は、リフォーム工事の中でも簡単な部類ですが、今の窓の種類によっては、取り付けができない窓があります。
例えば、天井窓やFIX窓、換気扇やウィンドウエアコンを取り付けている窓は、二重窓を取り付けることができません。
diyはやめておこう
ネット検索をしていると、二重窓のキットが販売されていることがわかります。しかし、採寸一つにしてもmm単位で行わなければなりませんし、既存の窓にピッタリと取り付けなければならず、技術が必要です。
窓ですから、重みもあり、片手で支えながら、作業することも大変ですし、怪我をする可能性も高いです。
怪我をして、治療費にお金がかかってしまったり、diyで取り付けた窓がすぐに壊れてしまったりしたら、そのお金も時間も無駄になってしまうことになります。
きちんと初期費用をかけることで、丈夫で長く使うことができますので、二重窓にリフォームするなら、専門店に相談しましょう。
二重窓のメリットとデメリット
二重窓を取り付けるリフォームを考えるなら、人気のリフォームだからとか価格も抑えられる可能性が高いからと安易に考えるのではなく、やはり二重窓のメリット・デメリットは理解しておかなければなりません。
二重窓のメリット
■断熱効果をえられる
■結露の抑制ができる
■防犯対策になる
■騒音対策になる
■インテリアとしても映える
断熱効果をえられる
新しく取り付ける窓は、多くは樹脂窓(サッシ部分が樹脂製)です。
しかし、サッシ部分がアルミ+樹脂製のアルミ複合窓や、オール樹脂製のタイプのものがあります。
また窓ガラス部分も、ペアガラスや、ペアガラスにLow-E膜が施されているLow-Eペアガラスと選ぶことができますので、選択肢が多くあることを知っておきましょう。
いずれの窓を取り付けても、今の窓よりも断熱性が高いことには違いありません。
窓ガラスの種類ごとの断熱性の高さを示す図をご覧ください。下にいくほど断熱性能が高くなります。
結露の抑制ができる
断熱性能が高いことで、外の熱と室内の熱が反応することなく、結露が抑制されます。
結露が抑制されれば、カビやダニの発生を抑えることができ、シックハウス症候群などのアレルギー疾患にかかるリスクも下げることになります。
■結露について詳しく知りたい方は、合わせてこちらもお読みください
防犯対策になる
空き巣の侵入経路は簡単に開けられる窓からという事実があります。窓が二重窓となることで、室内に侵入するまでの時間がかかるため、敬遠される可能性が高くなるようです。
警視庁でも防犯対策として、推奨しています。
騒音対策になる
外の音は、窓を通じて室内に聞こえてきます。しかし音が伝わるまでに障害となるものが多ければ聞こえにくくなります。
二重窓にすることは、音の障害となるものを取り付けることになりますので、外から聞こえてくる音を減らすことができます。
数ある製品の中でも、騒音対策になる効果が高い製品は、大信工業のPLAST(プラスト)です。
インテリアとしても映える
メーカーによりますが、内窓の枠の部分のカラーバリエーションが豊富です。デザイン性が高く、お部屋の印象を変えてくれます。
樹脂製ですが、木質の質感に非常に近づけた加工がされていておしゃれに見えます。
二重窓のデメリット
□価格
□掃除
□換気
価格
断熱効果など性能の高いものほど、価格が高くなります。高いとお財布のひもが固くなってしまいますが、反対に安い二重窓は性能が高くないと言えますので、避けましょう。
補助金を利用することもできる場合がありますので、補助金がないか探してみましょう。
また専門店に二重窓の取り付けを依頼する場合、本体価格+工事費がかかりますので、見積書をしっかりと確認してください。
若い世帯に向けに、「こどもみらい住宅支援事業」の補助金制度がはじまっています。ぜひチェックしてみてください。
掃除
何より手間だと感じてしまうのは、レール部の掃除です。今ある窓にさらに、新しい窓のレールが増えます。
レールの掃除を行うのは頻度が少ないと思いますが、少し手間がかかることは頭に入れておきましょう。
換気
一年中、1日1回程度は換気をしたいですね。二重窓にすることで、開ける窓が2枚になってしまいます。
ささっと開閉するだけの簡単作業ですが、ちょっと気分がイライラしているときは、細かなことにもイライラしてしまい、2枚窓を開ける手間に苛立ちがつのるかもしれません。
二重窓の防音効果は本当にある?
先ほど、メリットの中で、二重窓は騒音対策になるとお伝えしました。
二重窓がどれだけの騒音対策、防音効果があるのか詳しくお伝えします。
そもそも音はどう伝わる?
音は、空気中で振動をして伝わります。反対に振動を起こすもの、振動を伝えるものがなければ音は伝わりませんから、真空であれば音は全く伝わりません。
音の発生元からの距離が離れるほど音の伝わりは小さくなり、壁などの遮蔽(しゃへい)物によりある程度遮断することができます。
一般的な戸建ての木造住宅の壁の厚さは、平均15cmです。一方で一枚ガラスの厚さは、一枚ガラスの厚さ3mm〜5mmであり、遮蔽物としては非常に薄く、音もすぐに通り抜けてしまいます。
さらに窓は、スムーズに開閉できるように、レール部など少し隙間がつくられています。そのためより音を通してしまいます。
音の大きさを知る
音の大きさを示す単位はdB(デシベル)で、数が大きければそれだけ大きい音を出していることになります。
普通の会話は40~60dB、電車の中は80~100dB程度の音が聞こえると言われています。個人差はありますが、人は50dBの音量を超えると騒音と感じてしまいます。
なお大信工業の内窓PLASTでは、80dBもの音が40dBまで静かに聞こえることが分かっています。
聞こえてくる音が10dB下がると、半分以下に小さくなったと人は感じるようですので、40dBも下がると非常に小さくなり、嬉しい効果かと思います。
防音効果は本当にあった
二重窓にすることは、隙間をなくし、発生元の音からの距離を遠くしてくれること、厚みを与えてくれるため、音の伝わりを小さくしてくれます。
さらに、取り付けられる二重窓は、多くはペアガラスやLow-E複層ガラスであり、ガラスとガラスの間には空気層があります。空気層がクッションのように音(振動)を和らげてくれるため、ゼロにすることができなくても、人の許容範囲内の音の大きさまで下がってくれます。
防音効果が高い製品は?
断熱効果が高い製品としてもご紹介しました 大信工業のPLASTです。
特に断熱・防音といった効果が高く、業界NO.1と言われているのは、大信工業のPLAST です。
防音効果を実験している動画もご覧ください。
まとめ
二重窓は、断熱性・防音効果も高く、1年中快適に生活できるすてきな生活アイテムではないでしょうか。さらに簡単なリフォームでつけることができるなら、取り付けてみるべきかと思います。
YKKAPのプラマードUを取り扱っている専門店は数多くありますが、大信工業のPLASTを取り扱えるのは、メーカーより認定を受けた限られた専門店のみです。
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