玄関の防犯性を高める為に必要な対策
玄関は、家の外と中を繋ぐ場所なので、外部からの侵入に備える為、防犯性を高める必要があります。玄関ドアの鍵や玄関ドアそのものへの見直し、防犯カメラや人感センサーなど防犯グッズの取り付けなどを適切に組み合わせることが、玄関の防犯性を高めます。
玄関の防犯に玄関ドアの鍵や玄関ドアへの見直しが必要な理由
住宅の防犯性を高める為には、玄関の防犯性を見直さなくてはならない理由は、強盗が侵入しやすい場所であることと、侵入強盗犯の手口が進化していることにあります。
玄関は強盗が侵入しやすい場所
燕市 防犯性能も高い新しい玄関ドア ドアリモ玄関ドア N05T
戸建て住宅への強盗の侵入経路は、窓からが一番多く次が玄関です。玄関からの侵入の内で最も多い手口は無締りです。無締りとは、施錠されていない玄関ドアから訪問客を装って堂々と家の中に入っていく手口です。強盗を働いた後、玄関を出る際に一礼して去っていく犯罪者もいるそうです。その為、窓の防犯性を高めると共に玄関の防犯性も高める必要があります。
参考サイト 警察庁 住まいる防犯110番 手口で見る侵入強盗犯の手口
ちょっとお隣に回覧版を持って行くだけだから…、ゴミ出しをするだけだから…という時に、鍵をかける人は多くはありません。そのタイミングを狙われてしまうのです。そして鍵をかけない人の多くは、かけ忘れではなく、わかっているのに施錠しないという状況です。ではなぜ、施錠しない人が多いのでしょうか?
その理由は鍵の施解錠が面倒だからではないでしょうか?もし、鍵を出したりしまったりしなくても施解錠ができるなら、両手にごみを持っていても、お隣に行くだけでも、鍵をかけるのが面倒ではなくなります。
玄関のカギを見直す意義はここにあります。スマートキーに変更すると、リモコンをポケットに入れておくだけで鍵を施解錠できます。その結果、無締りを防ぐことができ、防犯性を高められます。
その他にうっかりの施錠忘れによる無締りも全くないとは言えません。外出から帰宅した時には、家に帰りついた安心感で、ついつい鍵をかけるのを忘れてしまうことがあります。そのまま、家族が就寝してしまうと、無締りの玄関から強盗犯が侵入してきてしまうかもしれません。
スマートキーは帰宅時にはオートロックにするなど、生活習慣に合わせて使いやすい設定にできます。
侵入強盗犯の手口は進化している
無締り以外の玄関から侵入する手口には、ピッキングやガラス破りなどいくつかの手口があります。こじ破りのように、力任せに開けてしまう昔ながらの手口もありますが、特殊な器具を使って鍵を開けてしまうピッキングという手口もあります。最新の玄関ドアには、進化した手口への対策が施されている為、高い防犯性があります。しかし、築年数が10数年経っている住宅の玄関ドアには、最新の手口を防ぐ鍵が備わっていません。
ピッキング対策
YKKAPの玄関ドアには3つのピッキング対策が施されています。
ディンプルキー
ピッキングに使う特殊な器具が年々進化しています。その進化に対応して複雑な形状のディンプルキーを採用しています。
ダブルロック
ダブルロックの玄関ドアは、防犯上ほとんど一般的になってきていますが、YKKAPにはダブルロックをより強力にする対策が備えられています。2つの鍵のうち、1つの鍵を開錠しても50秒以内に残りの鍵を開錠しないと、1つ目の鍵が施錠されてしまう仕組みです。
見えない鍵穴
スマートコントロールキー用のシリンダーは鍵穴が見えないようにカバーがかかっています。鍵穴が見えないというだけで、ピッキングを抑制するという効果が生まれます。
ガラス破りとサムターン回し対策
古い玄関ドアは、袖ガラスやポスト口も侵入強盗の犯罪に備える対策がされていないため、ガラス破りやサムターン回しの被害を受けやすい状態です。袖のガラスを破壊する、ポストから腕を差し入れるなどの方法で、サムターンを回して鍵を開けてしまうのです。ガラス部分の玄関ドアを選べば、防犯性は高められますが、もし玄関内に窓がない場合、暗い玄関になってしまいます。
その為、最新の玄関ドアには、ガラス部分の幅が狭いデザインにする、格子をつけるなどの方法で、万が一ガラスを破壊しても、腕を差し入れられないような対策が施されています。地域的に犯罪被害にあいやすい状況であれば、破壊しにくい防犯合わせガラスも選べます。
さらに万が一、ガラスが破られて腕を差し入れられた場合に備えて、サムターンのツマミが取り外しできるようになっています。腕を差し入れても、ツマミがなければ、サムターン動かすことができず、鍵を開けられません。
* ポスト口はオプションで付けられますが、危険な物をイタズラで投げ入れられたり、反対に郵便物を抜きとられたりする恐れがあります。玄関ドアにポスト口がついていると、玄関の中で郵便物を受け取れるので便利ですが、防犯という面から考えると、ポスト口のない玄関の方が安全です。
参考サイト 住まいる防犯110番 器具で見る侵入犯罪の脅威
玄関ドアの防犯性を高める方法
玄関ドアの防犯性を高める方法には、玄関ドアを防犯性の高い玄関ドアに交換する、玄関ドアに防犯グッズを取り付ける、玄関ドアの鍵を強化するという3つの方法が考えられます。
玄関ドアを防犯性の高い玄関ドアに交換する
小千谷市 玄関ドア交換~電池式スマコンキーで使い勝手ラクラク♪ ドアリモ玄関ドアC04
最も効果的に防犯性を高められます。オプションでスマートコントロールキーを導入できるので、無締り対策も同時にできます。また、築年数の古い玄関ドアの場合、玄関内が寒い、暗い、風通しが悪い、塗装が剥げたり褪色したりして見栄えが悪くなっているというような悩みも併せ持っていることが多いです。その場合には、防犯性を高めるだけではなく、現状の玄関ドアの抱える悩みの改善もできます。
玄関ドアを交換する際には、防犯性能の高い建物部品に登録されている製品を選ぶことが大切です。
参考資料 防犯性能の高い建物部品 主として3階建以下の低層住宅用ドア
参考サイト YKKAP 便利で防犯性の高い玄関ドアにしたい
■ 玄関ドアの施解錠には手動キーを使われている方が多くいらっしゃいますが、その中にはスマートキーにしたいなと考えられている方もいらっしゃるのではないでしょうか?手動キーからスマートキーに交換する方法や、おすすめのメーカー、YKKAPのスマートキーの価格、引き戸にもつけられるのかなどの疑問を解決していきましょう。
コラム スマートキーが使える玄関にしたい
■ 玄関のリフォームには玄関内のクロスの張替え、収納増設もありますが、多くの人に選ばれているリフォームは玄関ドアや引き戸の交換です。玄関内の寒さ、暗さ、換気の悪さといった問題が解決できることに加えて、防犯性を高められることが人気の理由ではないでしょうか?
玄関ドアに防犯グッズを取り付ける
まだ新築して数年なので玄関ドアを交換するのはもったいないという場合には、玄関ドアに防犯グッズを取り付けるという方法もあります。
防犯プレート
防犯プレートは、玄関ドアと玄関ドアの枠の間に取り付けるプレートです。玄関ドアと枠の間の隙間を塞ぎ、隙間に工具を入れてこじ開けをしようとしても、隙間が塞がれているのでできません。また、隙間を除いて施錠状態が確認されることも防ぎます。
補助錠
玄関に補助錠をつけて鍵の個数を増やします。犯罪の多い地域ではダブルロックだけでは飽き足らず、もっと多くの補助錠を取り付けているケースもあります。
防犯アラーム
コンビニエンスストアなどでは、出入りの際に音楽のようなアラームが鳴りますが、それと同じように玄関ドアを開ける度に、アラームを鳴らす方法です。アラームの音量や、敷地周辺の環境によっては、隣家に迷惑がかかることもありますので、注意が必要です。
■ 玄関の扉の開閉がしにくい、鍵の防犯性が心配、袖ガラスが割れてしまったというような場合には、玄関ドアそのものを交換する方法と、鍵や丁番、ガラスなど問題の生じた部分だけ交換するという方法があります。玄関ドアの交換と、部分的な交換にはどのような方法があるのでしょうか?最も良い費用対効果を生む方法についても考えていきましょう。
玄関周りに防犯カメラや人感センサーなど防犯グッズを取り付ける
玄関ドアを防犯性の高い玄関ドアにすることと組み合わせて、玄関周りの防犯をするとさらに安心です。
防犯カメラ
玄関先に防犯カメラをつけておくと犯罪に合う被害を低下させられます。費用がかかりすぎるという場合には、見せかけの防犯カメラでも一定の効果が期待できます。
人感センサーライト
人が近づくとそれを感知して点灯する照明です。家族にとっては夜間の足元を照らしてくれるので通行の安全にも役立ちます。
玄関の防犯対策には、防犯性の高い玄関ドアへの交換と、玄関周りの防犯グッズの組み合せが最も効果的です。玄関ドアを交換する際に、スマートキーを導入すると、無締りも、帰宅時の施錠忘れも防げます。
窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。
私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関の防犯性に不安があるという場合には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。