玄関を断熱化したい|チェックポイントは何?
玄関が寒い、隙間風が気になる、たてつけの状態が気になると、玄関の扉をリフォームをした方がいいのかなと考え始めるかと思います。
玄関の扉を変えるものなの?と疑問にも思うかもしれません。しかし、時間の経過とともにズレが生じたり劣化してきます。また今暮らしている住宅で長く、快適に過ごすために、玄関を断熱化することも大切なことです。
今回は、リフォームを考えるべきチェックポイントと、新しい玄関ドアのチェックポイントに加え、リフォームで人気のある玄関ドアをご紹介します。
今の玄関の状態をチェックする
玄関のリフォームは、扉が開けにくい、寒い、明るくしたいなど様々な理由がありますが、まずは今の玄関の状態をチェックして、リフォームのタイミングを逃さないようにしましょう。
築年数
メンテナンスの必要性も含めて考えると、築10年以上であれば、玄関リフォームを考える時期です。
しかし、築10年前後だと、まだまだ大丈夫、リフォームなんてと思う方が多いようです。実際には築30年前後で、リフォームをする方が多いです。
築30年となってくると、生活に支障が出てきているために、リフォームに踏み切ることが多く、リフォームに対して十分に考える時間がないこともあります。満足のいく玄関リフォームをするため、玄関ドアの開閉がスムーズにできているメンテナンスを定期的にしておくためにも、10年単位で考えることをおすすめします。
隙間風
玄関が寒いのは、玄関で出入り口だからという理由だけではありません。劣化が生じ、隙間ができ、玄関ドアの気密性が損なわれているからです。
隙間から入る風が、さらに寒さを感じさせます。隙間風を減らすだけなら、ホームセンターなどで購入できる隙間テープを貼ることで対策はできますが、劣化を止める根本的な解決にはなりません。
たてつけを直すこと、玄関そのものを交換する方が、隙間風とともに、玄関の寒さも対策することができます。
引き戸
引き戸は、開き戸(前後に開閉するタイプのドア)よりも気密性が低いです。スライドさせて開け閉めするため、隙間が多くあるからです。
新築で開き戸が多くなっていますが、昭和時代に建てられた家、和風の家は引き戸が多く採用されています。一概に引き戸が悪いというわけではありません。開閉時に玄関が狭くならないメリットもありますので、現在の新築でも採用されることがあります。
玄関リフォームのチェックポイント!
□築10年以上である
□隙間風がとても感じられる
□引き戸である
玄関ドアに断熱性能が備わったタイプがあるのを知っていますか?
窓に断熱、壁に断熱、という認知度は高まっていますが、玄関ドアまで断熱するという認知度は、まだまだ低いように思います。
知識不足で、損をしていることも少なくありませんので、リフォームをしようと思ったら、断熱のことをぜひ知っておいてください。
玄関ドアの材質によって、外の熱を室内に伝える強さは変わりますが、ドア本体に断熱性能があると、玄関の温度が下がりにくくなり、寒さが緩和されます。
今は引き戸のドアでも、断熱性能が備わっているタイプもあり、引き戸から引き戸へのリフォームすることで、今よりも玄関が暖かくなりますよ。
■断熱について詳しく知りたい方は、合わせてこちらもお読みください
新しい玄関ドアのチェックポイント
玄関ドアをリフォームしようと決めたら、次は、どんな玄関ドアに交換をするか決めなければいけません。新しい玄関ドアのチェックポイントをお伝えします。
玄関ドアのチェックポイント!
□玄関のメーカー
□玄関ドア本体の仕様
□玄関の機能(断熱/防犯/スマートキー/防火)
玄関メーカー
玄関のメーカーといえば、YKKAPかLIXILです。ですが、圧倒的に強いのはYKKAPです。
メーカーから絞り込んで考えるなら、YKKAPをおすすめします。
玄関本体の仕様
YKKAPの玄関ドアを基準にお伝えします。
D2とD4
数多くのラインナップがあり、一つの玄関ドアでもD2仕様、D4仕様、たまにD3仕様と明記されています。
違いは、断熱性能の高さです。つまり熱を伝わらせない力が強いのか弱いのかです。何も断熱性能がないタイプより、はるかに断熱性能があり、標準クラスの断熱性能か、標準よりも高い断熱性能かの違いです。
D2>D3>D4の順で断熱性能が高いと覚えてもらえればいいです。
(参考:YKKAP WEBカタログ)
素材
玄関ドアを選ぶ際、デザインで決めると思いますが、素材にも着目しましょう。
玄関ドアの素材は、アルミであることが多く、年々木製も増えていますね。他には、鋼板(スチール)、ステンレス、ガラス製があります。
なお、木目デザインで木製の質感も表現されている鋼板(スチール)もあります。
ガラス製、ガラス部分が多い玄関ドアであれば、Low-E膜という金属膜で覆われたガラス仕様であれば、非常に断熱性が高く、おすすめです。
■断熱性のあるガラスについて、こちらもお読みください
枠のタイプ
玄関ドアの形状といえばイメージがつきやすいかもしれません。
親子ドアの場合、必要に応じて開けることができ、大型家具などの搬入の際に役立ちます。
上の画像のドアは、すべて幅が広いタイプのドアであり、引き戸から開き戸に交換したいときに使えるタイプのドアです。
その他機能
玄関ドアには、断熱性能に加え、様々な機能が備わっているもの、オプションで加えられる機能があります。
●防犯
●防火
●採光
●通風
●スマートキー
採光や通風に関しては、各機能に対して窓を取り付けられたものとイメージされるといいでしょう。
例えば、玄関を明るくしたいという希望もあれば、光を取り入れる採光窓(大きさや、窓のデザイン、位置はいろいろ)があるドアを選ぶといいです。
風除室という選択肢も知っておく
玄関の寒さ対策をメインにリフォームを考えるなら、寒冷地や豪雪エリアならことさら、風除室(ふうじょしつ)という方法もあります。
地域が限定されますが、リフォーム後に、こんなこともできたの?とちゃんと調べておけばよかったと後悔することもありますので、ご紹介します。
風除室とは
外からの冷気や熱気を遮断して建物内の温度や機密性を保つために玄関に設けられる設備のことです。
(引用:Lifull Home’s 不動産用語)
寒さ対策だけでなく、オールシーズン、雨雪風を防ぐことができ、玄関の劣化防止を防ぎ、花粉の季節は花粉を落とすスペースと活躍してくれます。
デメリットは?
冬の間、光を吸収し、暖かいのですが、夏には、光が多すぎるため、暑いです。だからこそ、寒冷地や豪雪エリアで活躍しているのです。
風除室ではなく、やっぱり玄関リフォームだと思ったら、あとはどんな玄関にするか、考えていきましょう。
人気のある玄関は?
カタログをみると、あまりの種類の多さに圧倒されることでしょう。参考までに窓屋窓助で人気のあるドアをご紹介します。
■1位 ドアリモ N05 親子ランマなし
デザイン:ナチュラル、スリット採光、板張り
枠タイプ:親子
断熱:あり
防火・通風なし
■2位 ドアリモ C07 親子ランマなし
デザイン:シック、スリット採光
枠タイプ:親子
断熱:あり
防火・通風:なし
■3位 ドアリモ E12 親子ランマなし
デザイン:エレガント、小窓採光、板張り
枠タイプ:親子
断熱:あり
防火・通風:なし
■4位 ドアリモ F03 親子ランマなし
デザイン:シンプル、スリット採光
枠タイプ:親子
断熱:あり
防火・通風:なし
窓屋窓助では、これまでに多くの施工事例がありますので、そちらもご参考までにご覧ください。
まとめ
玄関で困っていることが解決できそうでしょうか。今の玄関の状態を計り知ることは難しいですから、プロに一度見てもらうことをおすすめします。
玄関ドアそのものを交換する工事が必要なのか、部品交換程度で対応できるのかどうかも教えてもらえます。
窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。
私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。