断熱窓へ賢くリフォーム|補助金かdiyかどっちを選ぶ?
まだまだ寒いこの季節、窓を断熱窓に変えるだけで、室内が快適になるなんて、素敵ですよね。
断熱窓に変えるのは、費用が高いのでは?diyでなんとかできない?そんなお悩みを解決できるご提案をします。
断熱窓化するdiyの方法とともに、少しでも費用が抑えられるように頼れる補助金制度もご紹介します。全額とはいきませんが、少しでも費用を抑える面で考えてはいかがでしょうか。
断熱窓の種類と効果を知ろう
寒さ対策のために、断熱窓を希望されていると思いますが、断熱窓といっても種類があります。
はじめに、どんな断熱窓があるのか、一体どんな効果があるのかを知っておきましょう。
断熱窓は、フレームと窓ガラスによって断熱の度合いが違ってきます。
樹脂フレーム
一般的なお家の窓は、アルミフレームです。アルミフレームは、熱が伝わりやすく、外の暑さも寒さも室内へと伝わってきてします。
断熱窓では、樹脂フレームが採用されています。理由は、アルミフレームに比べて、熱の伝わり方が1400分の1 程度だからです。
反対に言えば、アルミフレームは樹脂フレームより1,400倍も熱を通し、外の暑さ・寒さが伝わってきて、室内に影響していることが妙に納得がいく感じがしませんか。
また、樹脂フレームといっても、アルミフレーム(室外側)+樹脂フレーム(室内側)のものと、樹脂フレーム(室内外とも)の2つのパターンがあります。
断熱性能を比べると、樹脂フレームの(室内外とも)の方が高いです。
窓ガラス
一般的な窓は、ガラス一枚(単板ガラス)です。断熱性能がある窓ガラスは、2枚の複層ガラスもしくは3枚のガラスを重ねて取り付けられます。
ただし、窓ガラスにも種類があります。
■単板ガラス
一般的な住宅で採用されることが多いガラスです。一枚で構成されています。
■複層ガラス
2枚のガラスの間に空気層があるように重ねあわせ、断熱もしくは遮熱性能が加わります。
■Low-Eガラス(エコガラス)
Low-Eとは、特殊な金属膜(酸化錫/さんかすずや銀)をコーティングしたものです。金属膜によって、断熱性能や遮熱性能がさらに向上します。
それぞれのガラスの種類について、まとめた下記表もご覧ください。
■なお、最強の断熱性能がある窓ガラスは、『真空スペーシア』です。
スペーシアは、ガラスとガラスの二重構造にしている上にガラスの間を真空にすることで、熱の伝わりを防いでいます。
また、ガラスそのものは、特殊な金属膜(Low-E膜)をコーティングしたLow-Eガラスであり、一般的な一枚ガラスの約4倍、一般的な複層ガラスの約2倍の断熱性能があります。
断熱に限らず、窓まわりをリフォームした方の施工例もぜひご覧ください。
断熱窓の効果
断熱窓の種類についてお伝えしましたが、大切なことは、断熱窓にすることでどんな効果があるのかも分かっていなければなりません。
効果は以下の通り。
●室内の温度が一定で、一年中快適に過ごせる
●結露・カビの抑制
●省エネでお財布に優しい
●身体への負担が少なく、健康的
断熱窓は、外の気温(熱)を伝わりを防ぎます。熱が伝わらないことで、エアコンをかけた場合、早く快適な温度になり、なおかつその温度をキープしてくれます。
またエアコンは、効率よく稼働するため、省エネにもなり、電気代も削減できることになります。
なにより、温度の変化が少ないということは、身体への負担も少ないのです。
高齢者が冬、お風呂場で倒れて、命の危機に陥るヒートショックと呼ばれる事例があります。
血圧はどんな場所にいても多少なりとも上下しますが、ヒートショックとは、部屋と部屋の温度差によって、上下幅が大きく、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞を引き起こすことです。
つまり、温度差が小さい環境にいること=健康的に過ごせるのです。
(参考:社会法人恩賜財団 済生会/ヒートショック)
断熱窓にdiyする方法
断熱窓の効果を知ると、すぐにでもご自宅の窓を断熱窓にしたい!のではないでしょうか。
今すぐにdiyで断熱窓化する方法をご紹介します。ですが、diyできる手軽なものであって、本当の断熱窓に変えるほどの効果はないとご理解ください。
diyの方法
diyでは以下のいずれかをご用意ください。ホームセンターで簡単に手に入れることができますよ。
□断熱シート
□プチプチ(エアークッション)
□プラダン(プラスチックダンボール)
□ポリカ(ポリカーボネート)
方法は、とても簡単で、窓枠の内側(窓ガラス部分)の縦と横幅を計測し、材料を切り取り、貼り付けるだけです。
diyするときの注意点
簡単にできるだけあって、耐久性は期待できません。
また、窓用断熱シートで販売されているものを使用する場合、シールのように貼り付けるだけですが、他の材料に関しては、熱を通しにくいもので代用しているようなものです。
セロハンテープなどで角を貼ると、見た目であまり好ましいものでもありませんせんし、鍵の開け閉めの際に当たってしまうこともあり、不具合を感じる場合もあるでしょう。
diyよりもプロがいい
diyは、ご自身で手軽にできる、diyそのものを楽しめる反面、耐久性や期待する効果では、妥協を余儀なくされます。
圧倒的な効果、見た目のよさ、耐久性を考えるなら、専門の工務店に依頼するのが一番です。
断熱シートであれば1,000円程度ですむかもしれませんが、数ヶ月に1回張り替えが必要ですし、交換時期を把握しておかなければならず、別の手間も発生します。
そう考えると、最初からしっかりとしたつくり、効果のあるものにしておくことが結果的によかったと考えられます。
ぜひ、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店である窓屋窓助にご相談ください。
工務店に依頼する場合に検討すべきこと
工務店に依頼する場合、最も気になるのが費用のことでしょう。あまりにリーズナブルな価格で提供している工務店であれば、あとから追加費用を加算される場合もありますし、最終的に費用が予想以上にかかってしまったなんてことがないようにしたいですね。
まずは、公的な補助金を利用して少しでも費用を抑えることを検討しましょう。2022年1月時点以降で利用できる補助金をご紹介します。
【全国対象】既存住宅における断熱リフォーム支援事業
全国の既存住宅において、省CO2関連投資によるエネルギー消費効率の改善と低炭素化を総合的に促進し、 高性能建材を用いた断熱改修を支援するものです。断熱窓も該当します。
補助額は、工事費用の3分の1以内かつ、戸建て住宅は1戸あたり上限額は120万円です。
注意点としては、交付決定の前に、「契約・発注・着工等」を行うと補助金の交付対象から外れてしまうことです。
また、交付の対象となる窓・ガラス製品が決まっています。
窓屋窓助がおすすめする、内窓プラマードUおよび、内窓PLASTはともに交付対象製品に含まれます。
申請者は、物件の所有者です。公募期間が、まもなく令和4年2月28日(月)までとなっていますし、申請書類も多いため、工務店にも伝えた上で、ご検討ください。
こども未来住宅支援事業
子育て世帯や若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や住宅の省エネ改修等に対して補助するものです。
原則1戸あたり、30万円を上限ですが、工事費用が5万円以上であることが交付条件に含まれています。
なお、子育て世帯とは、申請時点において、2003年4月2日以降に出生した子を有する世帯を指し、若者夫婦世帯とは、申請時点において夫婦であり、いずれかが1981年4月2日以降に生まれた世帯を指します。
窓のリフォーム(既存の窓ガラスを複層ガラスなどに交換すること、内窓の設置、既存の窓を取り除き、新しい窓に交換する外窓交換)も交付対象に含まれています。
申請者は、施工業者になりますので、工務店に相談しましょう。
まとめ
断熱窓は、寒さ対策だけはなく、結露・カビの抑制、省エネ、家族の健康を守る面で非常に有効な対策です。
diyで断熱窓化する方法もありますが、問題点があることも事実です。長い目でみてどうすべきか、考えてほしいと思います。
窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。
私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。