玄関が暗い…そんな悩みは採光できる玄関ドアで解決
晴れた日の昼までも照明をつけないと玄関が暗いという住宅は少なくありません。玄関には窓がない間取りが多いからです。照明を工夫する、観葉植物を置くなど、インテリアで玄関を明るくする対策もありますが、最も手っ取り早い方法は採光できる玄関ドアにすることです。陽射しが入る玄関から気持ち良く出かける生活を手に入れませんか?
窓なしの玄関を明るくする玄関ドアの採光窓
朝は照明をつけなくても明るい玄関から出かけたい、お客様をお迎えする時に明るく印象の良い玄関にしたい…そんな想いを採光窓が叶えます。また、玄関が暗いと、常に照明が必要になって電気代が嵩む以外にも、湿度が高くなりやすいという問題もあります。
玄関は濡れた傘や靴が持ち込まれる場所である上に、間取りによっては浴室やキッチンからの水蒸気が入ってくる場所でもあるからです。湿度が高い状態が続くと、カビや嫌なニオイが発生してしまうこともあります。採光窓で陽射しを採りこむことでそのような問題も解決します。
採光窓+通風機構を組み合わせれば、明るさ対策と換気対策で、理想的な環境が調います。まず採光機能について確認していきましょう。玄関ドアには、親扉が採光デザインになっているタイプと、その他の部分に採光対策がされているタイプがあります。
採光デザインの玄関ドア
片開きドア、親子ドアや片袖ドア、袖付き親子ドアの親扉、または子扉、そして両開きドアには、彩光できるタイプがあります。親ドアは採光無しで子扉を採光デザインにする、親扉も子扉も採光デザインにするなど、自由に組み合わせられます。
親扉には、数種類のデザインがあり、デザインによって採光量が変わります。ただ、採光量が増えるほど、外部からの視線も侵入しやすくなってしまいます。玄関と通りや隣家との位置関係、玄関周辺の環境に合わせてデザインを選ぶことが大切です。
YKKAP玄関ドアの採光デザイン
日当たりの良い玄関の向きである、通りや隣家からの視線が気になる位置にあるというような場合には、縦に細長いガラスの入る1スリットや小窓採光、北向きである、外部からの視線は気にならない環境であるというような場合には大採光など、環境に合わせてデザインを選べます。
上部採光 採光窓の大きさで光の入り具合を調節できます。
小窓採光 視線を遮りながら採光できます。
スリット 足元までしっかり光が入ります。1スリットから4スリットまであります。
ランマ付き玄関ドア
最近は見かけることが少なくなってきましたが、かつてはランマ付きの玄関ドアが数多くありました。ランマとは、ドアの上部に設けられたガラス部分を指します。高い位置にあるので、採光量が多く、外部からの視線を気にすることもなく採光できるのですが、人気はあまり高くありません。
ランマは採光機能という面から考えると効果は高いのですが、モダンな外観や洋風の外観の住宅には調和しないことが多いと考える人が多いからだと考えられます。でも玄関ドアの選び方で、ランマ付きで明るく見栄えの良い玄関も実現します。
袖付きドア
<長岡市>理想の玄関ドアリフォームを形に♪ ドアリモ玄関ドア E10 両袖ランマ付
親扉の片側に袖のある片袖ドアと、両側についている両袖ドアがあります。袖の部分はガラスが嵌められているので、陽射しを採り込めます。防犯の為に格子をあしらう、防犯合わせガラスを使う、視線防止の為に型ガラスやすりガラスを使うなどの対策が講じられています。
採光窓からの明るさがあると、日中は照明が必要なくなるので、電気代を節約できます。
参考サイト 経済産業省・資源エネルギー庁 住宅による省エネ
■ 玄関ドアと間口や側面の壁の幅、玄関周りの環境によっては引き戸に交換するという方法も採光量を増やす為には効果的です。
コラム 玄関ドアのリフォーム 玄関ドアから引き戸に変えられる?
玄関ドアの採光窓の使い勝手と防犯性
玄関は明るくなってもガラス部分が多いと、結露したり、防犯性が低下したりするのでは…?と不安を感じることもあるのではないでしょうか?採光デザインの玄関ドアに、断熱機能を持たせれば、結露の心配はありません。また、YKKAPの玄関ドアには、十分な防犯性能を備えており、ガラス部分の防犯対策も確実に施されているので安心です。
採光窓の結露
ガラス部分がなくても、浴室の近くにある玄関ドアの中には、結露が発生することがあります。そのような住宅では、ガラス部分があると余計に結露するのでは?と思われるでしょう。結露は玄関内の温度と、外部の温度差が大きくなるほど発生率が高まります。加えて、浴室やキッチンからの水蒸気でより結露が増えてしまいます。
断熱ドアの場合は、玄関ドアが内部の暖かさを逃がさず、外部の冷たさを侵入させないので、玄関ドアの内側部分が外部の温度の影響を受けずにすむので、結露の発生が抑えられます。また、ガラス部分には複層ガラスが使われているので、ガラス面からの熱の出入りも抑えられます。
結露の発生を抑えられると、快適さを得られるだけではなく、家族の健康と住宅の劣化防止にも繋がります。
参考サイト 増加するアレルギー症状の子どもたち
参考資料 建築の結露と健康性
採光窓からの強すぎる日射
西日が強く当たる為、暗くても仕方がないとあきらめ、新築時にガラスのない玄関ドアにしたという住宅もあります。その場合には、ガラス部分を遮熱タイプLow-E複層ガラスにすると、夏の玄関内の温度上昇を抑えられます。
採光窓からの視線
玄関ドアの採光窓には、外から室内が見えにくいよう、表面に型模様を付けたガラス型ガラスが使われています。曇りガラスの中には、濡れると透明になるタイプもありますが、型ガラスは雨に濡れても透明にはなりません。ただ、夜間は照明を点けると室内がぼんやりと見えます。
袖ガラスや採光窓の防犯性
侵入強盗犯の手口にはガラス破りという犯罪があります。ガラス破りとは袖や採光窓のガラスを破壊して、そこから手を差し入れて鍵を開けてしまうという手口です。戸建て住宅への侵入で、最も多い手口は無締りです。令和2年には戸建て住宅への侵入強盗の手口のうちの52,8パーセントが無締りでした。
その次に多かった手口がガラス破り29,8パーセントです。この中には窓ガラスも含まれていますが、4,860件もの被害がありました。YKKAPの玄関ドアには、袖にも採光窓にもガラス破り対策が講じられています。
■ ガラスを割っても手を差し入れられる幅がない
■ スリットタイプは腕が入らない幅です。
■ 腕を差し入れても鍵に手が届かない
■ 採光窓や袖ガラスと鍵の位置関係に配慮した設計になっています。
■ 腕を差し入れて鍵に届いてもサムターンがない
着脱式サムターンなので外しておけば操作できず鍵を開けられません。
■ 防犯合わせガラスを選べる
地域的に防犯性能を特に高めたいという場合にはオプションで防犯合わせ複層ガラスを選べます。防犯合わせ複層ガラスは、故意に破壊しようとした場合にも、台風などで重い物が飛んできてぶつかってしまった場合でも、ヒビが入るだけで割れにくいガラスです。防犯にはもちろん、事故で窓ガラスに衝撃が与えられた場合、ガラスの破片の飛び散りのよる二次被害を防げます。
参考サイト 住まいる防犯110番
■ 採光窓のある玄関ドアにする際に寒い、換気が悪いなど暗さ以外の問題も解決できます。
通風機構と採光窓の組み合わせ
採光窓のあるデザインを選びたいけれど、風通しも良くしたいという場合には、通風機構のついた子扉と組み合わせることで、光と風を両方採り入れられる玄関にできます。通風機構とは幅が狭く縦に長い開閉できる窓のことです。玄関ドアをロックしたまま開放して風を採り入れられます。
親扉本体に通風機構がついているタイプもありますが、採光窓がついた親扉にしたい場合には、子扉との組み合わせが選べます。通風用の窓には網目の細かいクリアネット網戸が使われているので、虫が侵入する心配はありません。玄関からの風は各居室の窓へと通り抜けていくので、家中の換気が良くなります。
参考サイト 玄関ドアの教科書・採光・通風
■ YKKAPの玄関ドアには、玄関内に風を採り込み家中の換気を良くする通風機構付きのドアもあります。
<長岡市>新品の断熱玄関ドアへ1日でリフォーム ドアリモ玄関ドア E03 親子ランマ付