窓にシャッターを後付けしたい

窓にシャッターを後付けしたい

新築時に1階の窓にはシャッターを取り付けたが、2階には取り付けなかったという住宅は少なくありません。防犯という観点から考えると2階の窓にシャッターはそれほど必要ないと思われるかもしれません。ただ、それ以外に台風時の被害を抑える為にもシャッターは役立ちます。もちろん防犯性も高まります。シャッターの役割について確認していきましょう。

2階の窓のシャッターが防犯に役立つ理由と対策

2階の窓からの侵入強盗の脅威と、強風や台風で窓ガラスにかかる被害をシャッターが妨ぎます。

防犯と窓の関係

就寝時に、1階の窓にはシャッターを下ろすけれど、2階の窓にはシャッターがない、夏場は窓を開けたままにすることさえあるというご家庭は多いのではないでしょうか?でも、実はこれは非常に危険な行為です。特にベランダに面した部屋の窓は、強盗に侵入される恐れがあります。エアコンの室外機などを足場にしてよじ登れるからです。敷地内で窓の近くに手頃な高さの木があれば、木を利用するかもしれません。

参考サイト 読売新聞オンライン ベランダが危ない…侵入犯は2階を狙う

「戸建て住宅への侵入窃盗の侵入手口」で最も多い手口は無締り、次がガラス破りです。鍵をかけ忘れた窓や玄関からやすやすと侵入したり、窓ガラスを破って侵入したりします。戸建て住宅において無締りは令和2年度の調査では、52,8パーセントを占めているので、鍵をかけ忘れないことが大切です。ただ同時に、ガラス破りが29,8パーセントを占めていることを見ると、窓の防犯も必要です。さらに、「戸建て住宅への侵入窃盗の侵入口」は窓が最も多く、53,5パーセントもあります。

窓の防犯対策

警察庁では防犯対策として、日頃から出入口や窓には確実に施錠をする習慣を身につける、防犯性能の高い建物部品(CP部品)を活用するということを挙げています。具体的に挙げられている各種手口対策の中で、ガラス破りに対しては、「不在にする際には雨戸等を閉める」「補助錠を取り付ける」「防犯フィルムを貼り付ける」「防犯ガラスや面格子、窓シャッターを取り付ける」という4項目があります。

参考サイト 手口で見る侵入犯罪の脅威 住まいる110番

CP部品とは?

CP部品とは「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」において、認定された「侵入までに5分以上の時間を要する」など一定の防犯性能があると評価された建物部品のことです。

参考資料 「防犯性能の高い建物部品」目録検索システム

このうちの「シャッターをつける」という対策をとれば、補助錠や防犯フィルムより高い効果が期待できます。敷地の形状や道路との位置関係によっては、カーポートを建物のそばに設けられていたり、リビングへの日射遮蔽や目隠しの為に高い木を植えられたりしていることがあります。エアコンの室外機を置くこともあるでしょう。このようなベランダへの足場になってしまうものがある場合には、特にシャッターが防犯に役立ちます。

参考資料 防犯性能の高い(CP)窓シャッターの例

 玄関ドアは、ダブルロックにしているのに、勝手口ドアはワンロックという住宅は、非常に多く存在しています。玄関や窓の防犯が確実にされていても、勝手口の防犯対策が不十分であれば、玄関や窓の防犯対策が無駄になってしまいます。勝手口の防犯対策をして、住宅全体の防犯性能を高めましょう。

コラム 勝手口ドアの防犯は大丈夫ですか?

窓のシャッターは台風や大雨から家を守る

防犯性の高さは家族の安全を守りますが、その他に窓は雨や風から家を守るという役割も果たします。ただ、日常的な雨風ではなく、台風や強い突風の際には、重い物が飛んできたり、庭に植栽が倒れてきたりして、窓ガラスだけでは家の安全を守り切れない時もあります。窓ガラスが割れてしまうと、ガラスが飛び散り、室内に雨風が吹き込む被害を受ける恐れがあります。

そして、実は強風から受ける災害は、1階の窓より2階の窓の方が、リスクが高いことをご存知でしょうか?1階の窓の近くには風の強さを緩和するフェンスや植栽などがありますが、2階の窓には遮るものがありません。その為2階の窓には1階の窓より、風がガラスに直撃する可能性が高いのです。

風で飛ばされた屋根瓦などが窓ガラスを破ると、吹き込んだ風は天井へと昇っていき、屋根が飛ばされることさえあります。室内に人がいた場合、割れたガラスで怪我をする恐れもあります。

窓にシャッターが設置されていれば、そのような被害を防止できます。多くの人が自然災害に対して、まさか自分の家にそんなことは起こらないだろうとお考えです。ただ、自然災害に対しては、「備えあれば憂いなし」という考え方が大切です。

参考資料 風の強さと吹き方

窓のシャッターには防音効果という付加価値がある

日中は自分自身も忙しく立ち働き、生活音も発生させているので、それほど気にならないことが多いのではないでしょうか?ただ、周辺が静まり返る夜間には、突発的な外部の音が気になり、時には睡眠を妨げられることさえあります。そのような場合にはシャッターを閉じていると、外部からの騒音を抑えられます。例えば、室外から90デシベルの騒音が侵入してきた場合、30デシベルまで低減します。90デシベルはカラオケ店と同程度の騒音ですが、隣家の飼い犬が深夜に吠えだした場合にも、同じくらいの騒音レベルです。一方、30デシベルは鉛筆を使って書いている時に発生する程度の音です。

線路や交通量の多い道路に面している、近隣で犬を屋外で飼っている家や、早朝や深夜に車で帰宅、外出する家がある場合には、それらの騒音をシャットアウトできます。

参考資料 騒音の大きさの目安

 騒音にお悩みの場合には、二重窓へのリフォームも効果的です。

コラム 防音は二重窓だけで効果が上がる?最強の二重窓とはどんな窓?

ただ、朝は朝日を浴びて目覚めたいという方もいらっしゃるでしょう。暗いままだとついつい寝過ごしてしまうこともあるかもしれません。そのような場合には、タイマー付きのシャッターを選ぶと、設定した時間にシャッターが開くので、明るい部屋で目覚められます。

一方、看護師さんなど夜勤が多い職業の人にとっては、起床する時間まで明るくならない方が、質の良い睡眠がとれるというケースもあります。そのような場合にも、陽射しを遮るシャッタが有効です。

ykkの電動シャッターの特徴

ykk 窓の後付けシャッターイメージ

シャッターを後付けする場合、窓の位置や種類によっては後付けできないことがあります。またシャッターをつけると暗くなるから嫌だ、工事に時間がかかるのはちょっとなど、シャッターは付けたいけれど、二の足を踏んでいるという方もいらっしゃるでしょう。YKKAPのシャッターならほとんどの場合、短時間で、それぞれの窓の状況に合わせたシャッターを付けられます。

ykkのシャッターは雨戸付き窓や出窓にもつけられる

家の窓にはシャッターは、取り付け出来ないのでは…?というような窓にでもYKKAPのシャッターなら短時間でつけられます。例えば、窓の片側が壁ギリギリの位置にある。窓の上に余裕がない、窓の下が土間やウッドデッキに接している、RC造である、出窓であるというような場合でも、後付けシャッターを付けられます。また、バルコニーに面している窓には、バルコニーFRP防水向け工法で工事をするので、水漏れの心配がありません。

シャッターを閉めていても採光・採風ができる

リモコンスリットシャッターGR

リモコンスリットシャッターGR

リモコンスリットシャッターGRは、スリットの開き具合を全開、半開、全閉というように調整できるので、シーンに合わせて陽射しと風を採り入れられます。

こちらからリモコンスリットシャッターGRの操作説明の動画をご覧いただけます。

リモコンスリットシャッターGR

電動(リモコン)シャッターと手動シャッターが選べる

好みに合わせてリモコンと手動のどちらかを選べます。使い勝手から考えると、リモコンシャッターは非常に便利です。特に掃き出し窓につけるシャッターの場合、毎日鍵と窓を開ける、網戸を開ける、シャッターを開ける、網戸を占める、窓と鍵を閉める…という煩雑さがあります。高齢になると腰が辛くなる日も来るかもしれません。

リモコンならシャッターの開閉操作が楽です。曜日別にタイマーを設定できるので、休日には少し遅い時間にシャッターを開けることもできます。また、複数のシャッターを一斉に操作したり、グループ別に操作したりもできます。

■ 外部からの視線が気になる、室内への陽射しが強いというような状況で、窓の目隠しを検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか?窓の目隠し対策には、いくつかの方法がありますが、目的と窓周辺の環境に合わせて対策することが大切です。

コラム 窓の目隠しは目的と窓周辺の環境に合わせて対策しよう

防犯、台風への備え、防音や視線対策の全てを解決できる方法の一つが窓の後付けシャッター取り付けです。窓屋窓助はご自宅の状況に合わせて最適なシャッタープランをご提案させていただきます。窓へのシャッター取り付けをご検討される際にはご相談ください。

窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。

私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。

窓リフォームの施工事例

監修者情報

窓屋窓助編集部

窓屋窓助編集部

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