窓の防音対策 マンションでも実現できる方法
日常的に騒音が入ってくるという環境はストレスが多く健康に悪影響があります。外部からの騒音は、戸建て住宅でもマンションでも窓から侵入してきますので、窓の防音対策が効果的です。ただマンションだから窓の防音はあきらめているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?賃貸やマンションでもできる窓の防音について考えていきましょう。
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窓の防音対策が騒音に効果的な理由
外部から家の中に侵入してくる騒音には、電車や自動車の走行音、近隣の家のペットの鳴き声、ピアノやバイオリンの練習音などがあります。これらの騒音は、窓を閉めていても、窓から家の中に侵入してきます。賃貸住宅であれば、引っ越しという方法も考えられますが、戸建て住宅や分譲マンションでは簡単に引っ越しすることもできません。常にストレスを抱えて暮らすことになってしまいます。
騒音には、大型車両の走行音や道路工事など、床や壁を通して家の中に侵入しての振動を伴う地響きのような音もあります。これらの音は、新築の設計時に特別な配慮をしない限り防ぐことはできません。ただ、日常的な騒音のほとんどは窓から侵入してくる騒音です。また、大型車両の走行音や、道路工事などに関しても、振動以外の空気を伝わってくる音は窓から侵入してきます。従って、部屋の中に侵入してくる騒音は、窓の防音対策をすることで改善でき、静かな環境が実現します。
ではなぜ、騒音は窓を閉めていても家の中に侵入してくるのでしょうか?その理由は窓ガラスにあります。窓ガラスは壁に比べると非常に薄い為、音が通り抜けてしまうのです。また、壁や屋根と違い窓のサッシには隙間があり、その部分からも音は侵入してきます。
木造住宅なら窓ガラスの厚みは、壁に比べて30分の1~50分の1程度しかありません。マンションなど鉄骨造の建物なら木造住宅よりさらに壁の厚さがありますが、窓ガラスの薄さは同じです。また、ほとんどの窓に使われている引き違い窓には、サッシとサッシの間に隙間があることに加えて、窓ガラスとサッシの間にも隙間があります。
もし窓を全て塞いでしまえば、静かな環境が得られますが、窓には陽射しや風、庭や空の景観を採り入れるという大切な役割があります。窓を塞いでしまえば地下室のような暮らしになってしまい、騒音がなくなっても快適な暮らしができません。そこで考えたいことが窓の防音対策です。
■ マンションで許可される可能性が高い窓のリフォームはガラス交換と二重窓です。ガラス交換、または二重窓へのリフォームは、マンションの外観に影響がないので、ほとんどの場合許可されます。
窓の防音対策…賃貸住宅ならプチプチやテープ、カーテンを使ったdiy?
賃貸住宅の場合、窓のリフォームは許可されないことが多いことに加え、数年で引っ越すことを考えると、あまり費用をかけなくないという方も多いのではないでしょうか?その場合には隙間テープ、防音シート、カーテンを使ったdiyがおすすめです。残念ながらネット上でよく見かけるプチプチに防音効果はありません。
隙間テープ
サッシの隙間からの音の侵入を防げます。隙間風の侵入も抑えるので冷気対策としても役立ちます。
防音シート
ガラス面だけではなくサッシにも貼り、面と隙間からの音の侵入を防ぎます。ただ、騒音のレベルが高い場合には、効果が得られません。少し離れた家からのペットの鳴き声や、大声ではない話声を抑えるという程度です。
防音カーテン
生地が何層にもなっている厚手で重量のあるカーテンです。防音シートと同程度の効果ですが、防音シートより見た目が向上します。
防音ボード
窓枠の中にボードをはめ込み防音します。防音シートや防音カーテンよりは防音効果が高いのですが、窓からの陽射しや景観も一切遮断されてしまいます。ピアノの練習時だけ、近隣に迷惑をかけないよう取り付けるというような使い方に向いています。
次の契約では更新しない、それまで費用はかけずに何とか乗り切りたい…というような場合には、高い効果は得られませんがdiyで防音対策をされてみてはいかがでしょうか?
■ 戸建て住宅では、暑さ寒さを何とかしたいという悩みが多いのですが、マンションでは、その悩みはそれほど多くありません。最も多い困りごとは、結露・湿気・カビ発生、次が騒音です。
窓の防音対策…マンションや戸建て住宅ならサッシの隙間からの騒音も防げる二重窓がおすすめ
分譲マンションや戸建て住宅の防音対策として最も効果的な方法は、内窓を設置して二重窓にする方法です。二重窓は、室外側の窓と室内側の窓の間の空気層が音の伝わりを抑えるからです。外部からの騒音は室外側のガラスを通して侵入してきますが、窓と窓の間の空気層の中で反復した後に、室内側のガラスを通るので、騒音レベルが低下します。新しく取り付ける内窓には、気密性の高いタイプを選ぶと、隙間からの音の侵入も防げるので、より高い効果が得られます。
マンションにお住まいの方の中には、マンションの規約で窓には手を出せないとお考えの方もいらっしゃると思いますが、多くの場合内窓なら許可されます。窓交換となると、外観デザインに影響する為、規約違反になってしまいますが、内窓ならマンションの外観に影響を与えないからです。あきらめる前に、マンションの規約を確認してみることをお勧めします。もし許可されるなら、騒音のお悩みの他、暖かさやインテリア向上などの効果も同時に得られます。
二重窓にする場合「静かな部屋を実現したい」という想いをお持ちの方に、特にお勧めしたい内窓が内窓プラストです。内窓は多くのメーカーが開発販売していますが、その中で最も高い性能を備えた窓です。内窓プラストには防音、断熱、美しさなど、暮らしの質を向上させる様々な特徴があります。
高い防音性能
内窓プラストの防音性の高さの秘密は、気密性の高さにあります。一般的なアルミサッシの窓の室内では、外部が80デシベルの騒音だった場合、家の中に侵入してくる騒音は約60デシベルです。80デシベルの騒音とは、地下鉄の車内や1mの距離でピアノと向かい合っている程度の騒音、60デシベルは、静かな乗用車、普通の会話程度の騒音です。
内窓プラストのついた窓の室内では、室外側の窓は今までと同じアルミサッシの窓であっても、外部が80デシベルの騒音だった場合、家の中に侵入してくる騒音は約35デシベルまで抑えられます。40デシベルが深夜の市内、図書館、静かな住宅地の昼、30デシベルが郊外の深夜、囁き声なので、かなり静かな環境が生まれます。
参考サイト 東京環境測定センター デシベル(デシベル)について
参考サイト 大信工業株式会社 内窓プラストの高気密アイデア
断熱性の高さと結露軽減
防音対策の為に内窓を設置する場合、プラストなら高い断熱性と結露軽減も同時に実現します。その理由はプラストのサッシが特別な樹脂で作られているからです。樹脂は熱を伝える率が非常に低く、アルミサッシに比べると1/1000程度しか熱を伝えません。樹脂は経年で退色する、硬くなると言われますが、プラストに使われている樹脂は、樹脂メーカーである大信工業が製造した優れた耐候性と耐久性を備えた樹脂です。
室内への熱の出入りが多い場所も、壁や屋根ではなく窓です。夏は70パーセント以上、冬は50パーセント近くの熱が窓から出入りしています。もし窓からの熱の出入りが少なくなれば、冷暖房の効率が上がり、快適に加えて省エネも実現します。
インテリア性を向上させる美しさ
内窓プラストには、室内を明るく広く演出するアイボリーホワイト、木製建具のような質感を持つヒノキの色味、引き締まったデザインのインテリアにマッチするヒーリンググレーの3色のカラーがあります。室内の雰囲気に合わせて選べるので、機能性だけではなく室内のインテリア性も向上します。
■ 入ってくる音の問題も、出ていく音の問題も、二重窓にするだけで、大きく改善できます。
窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。
私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。