玄関ドアの交換はdiyでできる？業者の費用は？

玄関ドアのリフォームには鍵やクローザーなどの部分的な交換と、玄関ドア交換があります。この中で玄関ドアを玄関ドア、玄関ドアを引き戸に交換するリフォームを計画する場合には、格安にする為、diyを検討する方もいらっしゃるでしょう。玄関ドアの交換をdiyでするリスクや、業者に依頼した場合の費用の違いについて確認していきましょう。

玄関ドアの交換をdiyでするとどんなことが起こる？

ネット検索をすると、有名メーカーの玄関ドアが格安で販売されていることがあります。玄関ドアをdiyで交換すると、玄関ドアの製品代だけで済むので、費用が抑えられると考える人もいるでしょう。しかし、実際には「業者に依頼するのとそれほど変わらない費用がかかった」「思い通りに作業が進まず最終的に業者に依頼した」というような結果になるリスクがあります。

また、引き戸への交換はdiyではできません。玄関ドアのタイプと、脇の壁の幅にもよりますが、両開きドアや両袖ドア以外は、壁に沿って引き戸を引き込まなくてはなりません。その為、壁や床にも施工が必要になるので、専門の業者でなくては交換できません。

玄関ドアから玄関ドアへの交換であっても、購入したドアが自宅の玄関にはあわなかった為、返品することになるリスクもあります。交換にかかった費用を合わせると、業者に依頼するのと変わらなかったという費用面での失敗も起こりえます。一般的には専門業者が行う玄関ドア交換を、diyでした場合、満足のいく仕上がりになるとは限りません。具体的にどのようなことが発生する恐れがあるのでしょうか？

思ったように作業が進められなかった

玄関ドアリフォームのサイトを見ると「カバー工法だから手軽に玄関ドア交換ができる」というようなフレーズを見かけませんか？その結果、玄関ドア交換は、1日で手軽にできると思ってしまう人もいると思います。しかし、1日で手軽にできるのは、専門の業者だからです。

diyで交換した場合、ドアの重みで正確な位置に丁番が取り付けられないなど、作業が難航します。加えて玄関ドアの交換に伴ってする必要が出てくるコーキングがきれいにできない可能性もあります。その結果、玄関ドアと玄関枠の間が密着せず、雨水や隙間風が入り込む、スムーズに開閉できないなどの問題が発生する恐れがあります。鍵がかかりにくいというような結果になってしまえば、防犯性も低下してしまいます。

購入した玄関ドアが合わなかった

玄関ドアを選ぶ際には、現在使っているドアと同じドア、または同じ間口のドアを選ぶと思います。それでは、片開きドアなら片開きドア、親子ドアなら袖付きドアか親子ドア、袖付きドアなら親子ドアか袖付きドアというように選べば、間違いはないのでしょうか？

実は、同じタイプのドアを選んでも、隙間なく正確に収まる保証はありません。その為、専門の業者が玄関ドアの交換をする際には、綿密にサイズを測り、適切なサイズの玄関ドアを用意します。さらに、築年数の長い家では、経年で住宅に歪みが生じて、玄関枠が圧迫されていることがあります。このような場合には、玄関枠の歪みを補修してからでなければ、新しい玄関ドアを設置できません。

また、専門の業者に依頼した場合、周辺の環境の変化によって、ドアの吊元を変更したいという希望があれば、開き方を左右逆にすることができます。しかし、diyで交換した場合にはそれができません。間違えて反対側に吊元がある玄関ドアを購入してしまうと、そのドアは返品するしかなくなってしまいます。

玄関ドアの交換をdiyですると発生する費用

 

玄関ドアの製品代だけを見て、業者に依頼するより安いと考えても、実はそれ以外に様々な費用が発生します。

参考サイト　価格.COM「玄関ドア」の検索結果

お手伝いを依頼

玄関ドアの交換は手慣れた専門業者でない限り、一人ではできません。クローザーの交換や丁番の交換も同じことが言えますが、玄関ドアは非常に重いからです。ドアの重みで部品の取り付けの際に、正確にネジを締められないなどの問題が発生します。

家族に手伝える人がいない場合、便利屋さんなどに手伝いを依頼しなくてはなりません。便利屋さんの作業料金は5,000円～10,000円が相場と言われていますので、数万円かかるのではないでしょうか？

参考サイト　くらしのマーケット　便利屋のサービスと相場、教えて！

工具を購入

diyを検討する人は、普段から家の中の棚を作ったり、庭にフェンスを立てたり、様々な作業を器用にこまめにこなせ、工具も各種取り揃えてあると思います。しかし、玄関ドアを交換する場合には、必要な工具が足りないかもしれません。その場合には工具の購入費用がかかります。

廃棄費用

現在使っている玄関ドアを廃棄する費用がかかります。粗大ごみの収集日には出せません。また、自治体の処分場多くは、建具は受け付けないというルールになっています。その為、廃棄業者に依頼しなければならず20,000円程度の廃棄処分量がかかります。

参考サイト　新潟市　ごみの自己搬入について

購入した玄関ドアが合わなかった場合の費用

玄関ドアの返品に送料がかかります。購入する時は無料だったとしても、返品の際には、玄関ドアの重さと大きさを考えると、地域にもよりますが、数万円の送料がかかるでしょう。

参考サイト　ヤマト運輸　大きい荷物を送りたいのですが、どんな方法がありますか？

玄関ドア交換を業者に依頼した場合の費用

玄関ドアの交換にはカバー工法と100万円以上かかる壁を壊す方法がありますが、ここではカバー工法の費用を見て行きましょう。その中で、玄関ドア交換の費用は、ドアのタイプとドアの機能性によって変わってきます。

玄関ドアのタイプによる費用の違い

おおよその違いです。製品によってはこの費用感が変わることもあります。

片開きドア

最も間口が狭いのですべてのドアの中で最も費用が抑えられます。

袖付きドア

片開きドアに袖がついているドアです。片開きドアの次に費用が抑えられます。

親子ドア

親扉と子扉が組み合わされたドアです。袖付きドアと同じ間口ですが、親子ドアの方が費用は嵩みます。

両袖ドア

片開きドアの左右両方に袖がついているドアです。両開きドアと同じ間口ですが、両開きドアより費用を抑えられます。

両開きドア

2枚の同じサイズのドアが組み合わされているドアです。

袖付き親子ドア

親子ドアに片袖が組み合わされているドアです。両開きドアと同じ間口ですが、両開きドアより費用が嵩みます。

機能による費用の違い

玄関ドアにはアルミドア、断熱ドア、通風ドアがあります。

アルミドア　断熱、通風なしが最も費用を抑えられます。高断熱、通風、防火を全て備えたドアが最も高額です。玄関内の環境と予算に合わせて自由に機能を組み合わせることができます。

オプションによる費用の違い

玄関ドアにはリモコンキー、防犯合わせ複層ガラスなど、鍵の使い勝手や防犯性向上に役立つオプションがつけられます。オプションによって玄関ドア交換にかかる費用が変わります。

全体的な玄関ドア交換の費用

アルミの玄関ドアでオプションをつけない片開きドアであれば、10万円台から玄関ドアの交換ができます。断熱・通風の両方の機能を備えた親子ドア～片袖親子ドアで、リモコンキーを導入した場合には、30万円から40万円の費用がかかります。この価格には、玄関ドアの製品代、工事費用、廃棄費用などがすべて含まれています。

玄関ドア交換に最適な業者選び

玄関ドア交換を扱っている業者には、ホームセンターやリフォーム会社が挙げられます。この中には、間取り変更やシステムキッチン、システムバスの入れ替えなど大掛かりな工事を幅広く手掛けている会社と、玄関ドアや窓まわりを中心に工事をしている会社があります。

両者を比較した場合、リフォーム全般を請け負っている会社に比べて、玄関ドアや窓まわりを中心に工事をしている会社は、玄関ドア交換の施工数が多い会社がほとんどです。その為、玄関ドア交換に関してきめ細やかな提案を受けられ、納得のいく玄関ドア交換ができます。

窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。

私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。