玄関のリフォーム引き戸からドアにしておしゃれな玄関に
玄関は毎日使う場所です。暗い、狭い、寒いなどの問題を解決して使いやすい玄関にしたいと思われている方は多いのではないでしょうか?加えてスマートキーを導入するとさらに使い勝手の良い玄関にできます。そして玄関は家の顔でもあります。引き戸からドアにする、土間タイルにするなどの方法で、おしゃれな雰囲気の玄関周りが実現します。
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引き戸からドアに交換する際に選べる玄関ドアのタイプ
一般的な戸建て住宅では2枚建てがほとんどですが、玄関引き戸には2枚建てと4枚建てがあります。どちらであっても、玄関ドアに交換できます。交換できるタイプのドアを確認しておきましょう。
両袖FIX片開きドア
片開きドアの両側に袖が組み合わされているタイプです。袖の幅を調整すると親ドアの幅を拡げられます。
片袖親子ドア
片側の袖と親子ドアが組み合わされているタイプです。子扉も開放すると、大型の家具や家電の搬入が楽にできます。袖と子扉の幅を調整すると親ドアの幅を拡げられます。
両開きドア
左右同じ幅のドアが組み合わされているタイプです。通常は片側のドアだけを開閉するので、通行の幅は片開きドアと同じです。袖や子扉で調整できない分、片側だけで出入りする際には、両袖FIX片開きドアや片袖親子ドアよりも、通行の幅が狭くなるとも言えます。ただし、両扉を開放した場合には、片袖親子ドアよりも通行の幅が拡がります。
4枚建ての場合には、片袖親子ドア、または両開きドアの両側に袖をつけます。
引き戸からドアにリフォームするとスマートキーがつけられる
玄関ドアを交換する際、オプションでリモコンキーを追加できます。YKKAPドアリモのリモコンキーはスマートコントロールキーという名称で、リモコンやカードを使って玄関ドアの施解錠ができます。
外側からシリンダーが見えないカギとハンドルが一体化しているスッキリとしたスタイリッシュなデザインです。このシリンダーは、玄関ドアをおしゃれな印象にするとともに、カギ穴が見えないので、侵入強盗の手口の一つであるピッキングの抑制にも繋がります。さらに上下に2つ設けられている鍵には、こじ破りに強い鎌錠が使われています。
手動キーの場合、鍵を紛失してしまうと、シリンダーごと交換しなくてはならない為、手間も費用もかかりますが、スマートキーなら、リモコンやカードの情報を登録し直すだけで、安全に使い続けられます。
また、スマートキーの使い勝手は、リモコンキーとカードキーを併用できない、スマートキーと手動キーは併用できないなど、メーカーによって異なります。
YKKAPのスマートコントロールキーは、リモコンキーとカードキーは併用できますが、リモコンキーやカードキースマートキーと手動キーは併用できません。
ポケットKey
ポケットやバッグの中にリモコンを持っていると、ドアハンドルのボタンを押すだけで、玄関ドアの施解錠ができます。また、車のキーのように、少し離れた位置からも操作できます。
リモコン、カードキー、楽天Edy(カード、スマートフォンアプリ)、シールキー(好みの小物に専用のシールを貼りつけたキー)がすべて使えます。
ピタットKey
カードキーとシールキーが使えます。
参考サイト 住まいる110番
リモコンやカードで施解錠できる玄関ドアは使い勝手が良い為、玄関ドアをキーレスにしたいとお考えになる方が増えています。リモコンキーなら自動車のキーのように、少し離れた所からも操作ができ、カードキーなら駅の改札のように、カードをかざすだけで、玄関ドアの施解錠ができます。
コラム 玄関ドアをキーレスにする方法
引き戸からドアに交換しておしゃれな玄関周りにする
玄関引き戸にも様々な色や格子が揃っていますが、玄関ドアの多彩さには及びません。リフォーム用の玄関ドアには、高級感のあるアルミカラーから自然な風合いの木目調カラーまでも奥のカラーバリエーションがあります。庭の木々は草花に映える自然な風合いのデザイン、ステンドグラス調のガラスやアイアンロート風の飾りがついたエレガントなデザイン、シンプルでスタイリッシュなデザイン、和風な住宅にも調和する落ち着いたデザインなどの中から、自宅の外観と、玄関周りの雰囲気に合わせて、最適な玄関ドアを選べます。
引き戸から玄関ドアにすると暗い玄関になる?
引き戸にはガラス部分が多い為、採光量が多く、玄関内が明るいという良さがあります。一方、玄関ドアは、デザインによっては、採光できないドアも存在します。したがって、玄関内に窓がなく、玄関ドアからしか採光できないという環境の玄関であれば、採光窓のついた玄関ドアがおすすめです。
採光窓があると、通りや隣家からの視線が気になる…と心配される方も多いと思いますが、その心配はありません。大きな採光窓もありますが、細長い採光窓や高い位置にある採光窓などのデザインを選べば、外部からの視線を気にすることなく、自然光を玄関内に採り入れられます。
親扉のデザインを変更したくない場合には、袖やランマで採光する方法もあります。
引き戸からドアに交換すると風通しが悪くなる?
引き戸の良さの一つに、開閉の幅を調整して風を採り入れられるという特徴があります。ドアの場合は、そのようなことができないので、風通しが悪くなるのでは…?と心配される方もいらっしゃるのではないでしょうか?
玄関内に窓がない玄関には、風通しが悪くなるという問題点があります。玄関内は靴や傘などで湿度が高くなりやすい場所です。その為、風通しが悪いと、十分な換気ができず、玄関内にカビや嫌なニオイが発生してしまうことがあります。また、玄関から風が入らないと、家中の換気が悪くなってしまいます。換気の悪い家は、家族の健康にも、住宅の耐久性にも悪影響を与えます。
窓のない玄関で、引き戸からドアに交換する場合には、通風機構付きの玄関ドアがおすすめです。ドア本体、または子扉に幅が狭く縦長の内開きの窓は、玄関ドアをロックしたまま開けられます。その為、防犯性を低下させることなく、家の中に自然の風を採り入れられます。
参考サイト 開口部からの熱の出入りは、どの位あるのですか?
参考資料 建築の結露と健康性
参考サイト 増加するアレルギー症状の子どもたち
玄関の換気が悪いという状態は、通風タイプの玄関ドアにすることで解決します。玄関の風通しの良さは、玄関内だけではなく、家中の換気を良くします。
コラム 通風タイプの玄関ドアで安全な換気対策
引き戸からドアに交換する玄関ドアリフォームのかかる費用
引き戸からドアへの交換は、カバー工法でおこなわれます。カバー工法とは、今ある枠の上に、新しい枠と新しい玄関ドアを取り付ける工事の方法です。カバー工法は開発される以前は、壁を壊して玄関ドアの交換をしていたため、100~200万の費用がかかる大工事でした。
しかし今は、カバー工法が開発され壁を壊す必要がなくなったため、20~40万円で引き戸からドアへの交換ができます。20~40万円という費用の差は、玄関ドアのタイプによる本体価格と工事費の差、機能の差、オプションの有無によるものです。
玄関ドアのタイプと工事費
幅が広くなるほど、ドア本体の価格が上がります。また同じ幅でも、片袖ドアより親子ドアの方が高額です。片開きドア→片袖ドア→親子ドア→両袖ドア→片袖親子ドア・両開きドアというような順です。また、20~40万円という費用には、工事費と古い玄関ドアを廃棄する費用も含まれています。それらの費用も、玄関ドアの幅が広くなるほど上がっていきます。
玄関ドアの交換を計画する際には、様々な疑問が生まれると思いますが、その中の一つが玄関ドアのサイズです。玄関ドアの一般的なサイズや測り方の参考になさってください。
コラム 玄関ドアのサイズに規格はあるの?一般的な幅や高さと測り方
機能の差
断熱と非断熱のドアを比較すると、断熱ドアの方が非断熱のドアより費用が嵩みます。また、断熱ドアには、高断熱(D2仕様)と断熱(D4仕様)があり、D2仕様の方が高額です。
オプションの有無
オプションにはスマートキーの他に、段差を無くす為の部材や防犯合わせガラスなどがあり、オプションの選び方で全体の費用が変わります。
引き戸からドアへの交換をご検討の際には、ぜひご相談ください。お住まいの住宅の玄関と玄関周りの環境に合わせて、最適なプランをご提案させていただきます。
窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。
私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。