マンションは窓のリフォームで断熱も防音もできます

窓のリフォームで快適になるマンションの暮らし

マンションにお住いの方の困りごとは、戸建て住宅と比較すると、少し異なります。戸建て住宅では、暑さ寒さを何とかしたいという悩みが多いのですが、マンションでは、その悩みはそれほど多くありません。最も多い困りごとは、結露・湿気・カビ発生、次が騒音です。

その他には、風通しが悪い、西日が強い、隙間風が入るなどの問題も、戸建て住宅より、マンションの方が多く発生しています。暑さ、寒さ、エアコンの効きにくさなども含めて、これらの問題は、すべて窓のリフォームで改善できます。

でも、マンションの窓は個別でリフォームできないのでは?と思われるかもしれませんが、法改正によって、以前よりはリフォームできる可能性が高くなっています。

個人でできるマンションの窓のリフォームは内窓設置

YKKAPマドリモプラマードU

YKKAPマドリモの内窓・プラマードU

マンションには、賃貸ではなく、分譲住宅であっても、個人で手を入れられない部分があります。廊下やエレベーターなど、住民が共用する場所の他に、個人で使っているとはいっても、マンション全体の外観に影響を及ぼすバルコニーや窓、玄関ドアなども、個人ではリフォームできません。ただし、窓に関してはリフォームができる可能性が出てきました。

マンションでも窓のリフォームができる可能性が高くなった理由は、平成28314日に国交省から告示された「マンションの管理の適正化に関する指針」(告示第490号)によって、適正な窓を選び、手順を踏めば、個別に窓のリフォームができるようになったからです。ただ、マンションの管理組合ごとに規約が異なります。窓のリフォーム計画を進めるにあたっては、マンションの管理組合に確認してから始めることが大切です。

【主な内容】

共用部分のうち各住戸に附属する窓枠、窓ガラス、玄関扉その他の開口部に係る改良工事であって、防犯、防音又は断熱等の住宅の性能の向上等に資するものについては、管理組合がその責任と負担において、計画修繕としてこれを実施するものとする。

区分所有者は、管理組合が前項の工事を速やかに実施できない場合には、あらかじめ理事長に申請して書面による承認を受けることにより、当該工事を当該区分所有者の責任と負担において実施することができる。

参考資料 マンションの管理の適正化に関する指針(平成28年3月14日国土交通省告示第490号)

それでは適正な窓とはどんな窓を指すのでしょうか?窓には、サッシやガラスの種類によって異なる機能性が生まれます。このうち、防火・防犯・防音・断熱など、居住環境を向上させる機能を持った窓であれば、リフォームが許可される可能性が高いということです。ただし、窓そのものを交換する窓のリフォームは、マンションの外観に影響を与える為、許可されません。その為、マンションの窓のリフォームには、内窓設置という方法がとられます。

内窓設置とはどんなリフォーム?

窓のリフォームには、主に3つの方法があります。ガラス交換と内窓設置、そして窓交換です。それぞれの特徴を確認しておきましょう。

ガラス交換

築年数の長いマンションでは、いまだに使われていることの多い単板ガラスを複層ガラスにするリフォームです。現在の窓枠に、アタッチメント付きの複層ガラスを組み込むという方法です。窓枠を交換しないので、マンションでも問題なくリフォームできることに加えて、3つの方法の中で、最も費用を抑えられます。

ただ、単板ガラスの窓の場合、サッシはアルミサッシです。アルミサッシには、断熱性がありません。せっかく複層ガラスに交換しても、それほど高い断熱効果は得られないことに加え、サッシ部分の結露は改善しません。また、アルミサッシとガラスは組みたて式なので、隙間風も改善できません。

内窓設置

今ある窓はそのままにし、内側に新しい窓を設置し、二重窓にするリフォームが内窓設置です。外から見える窓枠には影響を与えないので、多くのマンションで許可がもらえるリフォームの方法です。内窓設置には、断熱以外に防音という効果があるので、騒音で悩んでいる場合の窓のリフォームにも、最適な方法です。

内窓の防音効果

マンションにお住まいの方の中には、道路や線路からの走行音、近隣の商業施設からの騒音に悩まされている方が少なくありません。窓ガラスの中には、防音機能のある窓ガラスもありますが、内窓設置によっても防音ができます。内窓の防音効果は、外からの音を15dB低減します。聞こえる音のレベルが10dB下がると、音が約半分に減ったように感じると言われている人間にとっては、騒音が半分以下に聞こえる防音効果と言えます。

動画をご覧いただけます。→ マドリモプラマードUの防音効果

最強の防音効果を持つプラストも、マンションの内窓に対応しています。

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内窓の特徴についてはこちらのコラムをご覧ください。

窓のリフォーム防音

内窓の断熱効果

内窓には、室内側にアルミ樹脂複合サッシが使われています。アルミ樹脂複合サッシとは、室内側に樹脂、室外側にアルミが使われているサッシです。樹脂サッシは極めて断熱性の高い優れたサッシですが高額です。アルミ樹脂複合サッシは、片側に樹脂を使うことで、樹脂サッシより価格が抑えられています。現状では、北海道などの極寒地域以外では、アルミ樹脂複合サッシが多く採用されています。

内側に使われている樹脂サッシには、樹脂そのものの断熱性の高さに加え、ガラスとサッシが組み立てではなく溶接されていることで、隙間風をなくすという効果もあります。その結果、ガラス交換に比べると、非常に高い断熱効果が得られます。断熱効果が高いので、結露もなくなります。

内窓のインテリア向上効果

プラマードU 木目カラーのサッシ

プラマードU 木目カラーのサッシ

アルミサッシの場合、黒、シルバー、白の3色のうちのどれかであることがほとんどです。しかし、内窓用の樹脂サッシには、木目カラーが4色用意されています。室内のインテリアの雰囲気に、最適な色を選ぶことで、室内のイメージが一新され、窓辺が明るくなります。

窓交換

アルミ樹脂複合窓

マドリモ カバー工法

大規模改修などで、マンションの窓をすべて交換するというようなケースに使われるリフォームの方法です。今あるサッシの上に新しい窓を被せるという方法で行うので、壁を壊さずに短時間で工事が完了します。

窓交換は、3つのリフォームの中で、最も高い効果が得られる方法です。なぜなら樹脂窓に交換することができるからです。樹脂窓とは、内側も外側も樹脂サッシで、ガラスにはトリプルガラスが使われている国内で最高レベルの断熱性能を持つ断熱窓です。窓のリフォームでは、窓交換以外に樹脂窓を設置することはできません。ただ、防音という観点から考えると、防音効果はないので、内窓設置の方が向いています。

窓のリフォームのタイプについてはこちらのコラムもご覧ください。

窓リフォーム 内窓リフォームと窓交換の違い

手軽にできる内窓設置

マンションの内窓

 

足場を組まなくてはならないマンションの窓のリフォームは、戸建て住宅と違い大ごとです。足場を組むため、下の階の住人に許可を取らなくてはならない、階によっては工事費用より足場代の方が高くかかることもあるなど、個人でするリフォームには、ハードルの高さがあります。マンションの規約以前に、「そもそも工事的に無理だろう」とお考えになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、内窓設置であれば、室内側からだけの工事なので、そのような心配はありません。しかも1窓あたり約60分でリフォーム完了します。

騒音に悩まれている方、結露に煩わされている方、暖かい冬を過ごしたい方は、マンションの窓のリフォームを計画して、快適な毎日を手にいれませんか?

窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。

私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。

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監修者情報

窓屋窓助編集部

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窓屋窓助では、「価格だけ」「デザインだけ」のプランではなく、お施主様のお悩み・ご希望から、その後の暮らしを大切に考え、その人にとって最高の“窓・玄関・エクステリアリフォーム”を完成させて頂きます。

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