新築時とリフォーム時の色選びの違い
リフォームの際の玄関ドアの色選びは、新築時より慎重に決める必要があります。新築時には、外観デザイン、屋根、外壁、サッシの色など、全体の調和に配慮して、玄関ドアの色や質感が選ばれます。したがって、外観デザインによっては、強い色、人口的な色、外壁の反対色などをアクセントとして採り入れ、個性的な家を演出することもあります。
しかし、リフォーム時には、外壁や屋根の再塗装にタイミングを合わせて、玄関ドアの交換をすることはあっても、サッシの色までは変えられません。また、玄関ドアだけを交換するケースも多くあります。その場合、色の選び方によっては、玄関ドアだけが浮き上がってしまうことがあります。そのような結果にならないようにする為には、現状の玄関周りに調和する玄関ドアの色を選ぶことが大切です。
リフォーム時の玄関ドアの色選び
屋根と外壁、サッシの色や質感、家全体のデザイン性、門や門扉、ポスト、樹木や草花などの玄関と同時に視界に入るエクステリアとの調和を考えることが大切です。
屋根と外壁、サッシの色や質感と調和する色
色を調和させる方法には、2つの考え方があります。自然に馴染ませる調和と、アクセントにする調和です。
自然に馴染ませる調和とは、同系の色の濃さや明るさを変えた色を組み合わせる際に、明るさや濃さの違いを抑える方法です。アクセントにする調和には、同系の色の濃さや明るさを変えた色を組み合わせる際に、明るさや濃さの違いを大きくする方法と、反対色を使う方法があります。
戸建て住宅のリフォームの場合は、自然に馴染ませる方法、または、同系の色の濃さや明るさを変えた色を組み合わせる際に、明るさや濃さの違いを大きくする方法が、向いています。カフェや美容室、ベーカリーなど、おしゃれで個性的なイメージを演出したい場合には、外観全体との調和を考えながら、反対色を使い、アクセントにすることもできます。
家全体のデザイン性と調和する色
住宅の外観には、和風、モダン、ナチュラルなど、様々なタイプがあります。そして玄関ドアの色には、木目調カラーとアルミ調カラーがあります。木目調カラーの中には、深い色色合いから、明るい色合いまで揃っていますが、アルミ調カラーは、プラチナステンというホワイト~グレー系の色と、カームブラックというブラック系、ブラウンの3色だけです。木目調カラーは、家の選び方で、和風の住宅からモダンな住宅まで、幅広く調和します。しかし、色や質感から考えて、アルミ調カラーは、コンクリート打ちっぱなしの外壁の住宅、スタイリッシュなデザインの住宅など、調和する家全体のデザイン性が限られます。
玄関周りの雰囲気と調和する色
玄関ドアは、ほとんどの場合、塀やフェンスで囲まれていない限り、門や門扉、ポスト、樹木や草花などの植栽と同時に視界に入ってきます。そして、それらのエクステリアは、住宅の外観に合わせて、調えられていると思います。新築時にはなかった樹木や草花が成長し、玄関周りの雰囲気をより良くしているのではないでしょうか?その風景の中に、自然に馴染む色を選ぶことで、玄関周りの雰囲気を壊すことなく、新しい玄関ドアがなじんでいきます。
玄関ドアの選び方・色以外の注意点
玄関ドアは、数年おきに交換するものではありません。1回リフォームをしたら、20年以上は使い続けるはずです。そして、玄関ドアは、選び方によって、暮らしを快適にする機能を様々備えています。玄関ドアを選ぶ際には、色だけではなく、他の部分にも目を向けることが大切です。
玄関ドアの色と同時に選びたい窓とハンドル
同じ色であっても、玄関ドアのデザイン、ハンドルのデザインによって、玄関ドアの雰囲気が変わります。住宅の外観や玄関周りの雰囲気に調和するデザインのドアとハンドルを選ぶことも大切です。
玄関ドアのデザインの選び方
YKKAPドアリモの玄関ドアは、どのデザインを選んでも、通風子扉と組み合わせられるので、リフォームの際に風の入る玄関にしたいという希望は、どのデザインを選んでも叶えられます。しかし、明るい玄関にしたいという場合には、色を選ぶのと同時に、窓のタイプも選ぶ必要があります。窓は、玄関ドアのデザイン性に関わるだけではなく、採光量にも影響を与えるからです。
ハンドルデザインの選び方
ハンドルデザインには、シンプルなタイプと、ロートアイアン調のタイプがあります。住宅と玄関ドアのデザイン性に合わせて、玄関ドアのハンドルを選ぶのですが、ハンドルの選び方は、玄関ドアの鍵の使い方に合わせる必要があります。
スマートコントロールキー(YKKAPのリモコンキー)と、手動キーでは、使うハンドルが異なるからです。リフォームの際に、リモコンキーにしたいという場合には、スマートコントロールキー用のハンドル、手動キーにしたいという場合には、手動キー用のハンドルが用意されています。
YKKAPドアリモの玄関ドアには、標準仕様で高い防犯対策が施されていますが、リモコンキーを採用することで、より防犯性を高められます。
玄関ドアの機能の選び方
YKKAPドアリモの玄関ドアには、断熱仕様のドアと、通風機構のついたドアがあり、玄関内の環境に合わせた機能付きドアを選ぶことで、暮らしがより快適になります。
断熱仕様のドア
玄関は、エアコンの暖かさが届かず、冬は寒い場所になってしまいますが、断熱仕様のドアを選ぶことによって、冬の玄関の寒さが抑えられます。断熱窓と組み合わせれば、住宅全体の温熱環境が抜群に向上します。
参考サイト 開口部からの熱の出入りは、どの位あるのですか?
また、断熱ドアとアルミドアでは選べる色の数が変わります。断熱ドアは13カラー、アルミドアは、8カラーの中から、色が選べます。
通風機構のドア
玄関には窓のない住宅が多く為、夏は蒸し暑い状態になってしまいます。蒸暑くなると、カビが生えたり、嫌なニオイが発生したりという問題も起きることがあります。通風機構のついた玄関ドアは、そのような問題を解決します。通風機構は、縦に細長いすべり出し窓なので、外部の視線が気になることも、防犯性を低下させたりする心配がありません。網戸がついているので、虫が入ってくることもありません。ドア本体に通風機構がついたドアを選ばなくても、親子ドアなら、子扉を通風機構のついたタイプにすれば、好みのデザインのまま、風を採り込めます。玄関からの風は、家全体に抜けていくので、家中の換気が良くなります。
玄関ドアのリフォームでは、色や質感、デザインなどの視覚的な観点と、暮らしを快適にする機能的な観点を併せて考えて、リフォーム計画を進めていくことが大切です。玄関ドアは長年使い続ける物なので、玄関周りの雰囲気にも、暮らしの快適さにも最適な玄関ドアを選びましょう。
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