玄関ドアの白い汚れは落とせるの?白錆や色褪せの原因とドアの素材で変わる対処法
玄関ドアの白い汚れは拭き掃除をしてもきれいにならない為、お困りの方は多いことと思います。玄関は自宅へのお客様が始めに目にする場所であり、通りから見る住宅の印象を玄関が変えるからです。
玄関ドアに白い汚れが拡がり続ける原因とドアの素材によって変わる対処法を、やってはいけないことなどの注意点を確認しながら考えていきましょう。
Contents
玄関ドアに白い汚れが発生する原因
玄関ドアに徐々に広がっていく白い汚れの正体は、アルミ製の玄関ドアならサビの一種である白錆です。木製玄関ドアなら、褪色と塗装の剥げで部分的に白っぽくなってしまいます。
サビや褪色は乾いた布で拭いても、濡らした布で拭いてもきれいになりません。上記の画像は窓のアルミサッシに附着した白錆ですが、玄関ドアにつく白錆と同じです。
まず、玄関ドアに白錆や褪色が発生してしまう原因をそれぞれ確認しておきましょう。
アルミ玄関ドアに発生する白い汚れの原因のひとつは腐蝕による白錆
金属の中でアルミは腐食しにくい素材です。なぜならアルミの表面は、金属を腐食から守る酸化被膜で覆われているからです。
ただ、一定の条件によっては、酸化被膜が壊されてしまいます。破壊された酸化被膜は、アルミの表面をカバーする役目を果たせなくなってしまう為、腐食が発生してしまうのです。
常に雨風紫外線や空気中の物質にさらされている玄関ドアには、酸化被膜を破壊される要因が複数あります。
雨や雪などの水分で壊れる
アルミの表面を覆っている酸化被膜は、雨や雪が付着すると、その水分に含まれている電解質と結合して破壊されてしまいます。
排気ガスや砂ぼこりによる化学反応で壊れる
玄関ドアが常に触れている外気には、排気ガスや黄砂などが混ざっていますが、その中には硫黄酸化物や窒素酸化物が含まれています。
これらの物質が玄関ドアに附着して、発生させる化学反応が酸化被膜を破壊する原因の一つです。
潮風に含まれる塩分と湿度で壊れる
海の近くの住宅では潮風に含まれる塩分が玄関ドアに附着し、化学反応を起こして酸化被膜を破壊することもあります。
木製玄関ドアに発生する白い汚れは色褪せや塗装の剥げ
玄関ドアは常に雨風紫外線にさらされている為、木製のドアには色褪せや塗装の剥げ、チョーキング現象が発生します。
色褪せ
木材は紫外線を吸収して色が変化していきます。室内の家具であれば、色合いの変化が味わいを生み出しますが、雨風にも同時にさらされている玄関ドアの場合、白っぽくなり汚らしい感じになってしまうことがあります。
塗装の剥げ
この画像には発生していないので、乾燥した地域の玄関ドアであると考えられますが、湿度の高い日本では塗装の剥げが発生すると、剥げた部分には雨水が沁み込んで黒っぽくなることがあります。
褪色で白っぽくなった部分や、塗装の剥げで変色した部分などが混ざってより見栄えが悪くなってしまいます。
粉状の白い汚れはチョーキング現象
樹脂塗料を焼付けて仕上げたカラー鋼板が使われている木製玄関ドアには、白亜化現象が発生することがあります。
原因は白錆とほぼ同じで紫外線や雨風、太陽の直射熱、空気中の化学物質によって発生するカラー鋼板の劣化です。
劣化してしまうと、チョークの粉を拭きかけたような状態になる為、チョーキング現象とも呼ばれます。この白い汚れも拭き掃除だけではきれいになりません。
玄関ドアの白い汚れでお悩みの際にはLINEからもお気軽にお問い合わせいただけます。
自分でできるアルミの玄関ドアの白い汚れを取る方法
白い汚れは白錆になってしまうと落とせません。その前の段階で腐食が進む前に白い汚れを取ることが大切です。
白錆になっても放置しておくと金属の傷みが進み、玄関ドアを歪ませてしまうこともあります。その結果、玄関ドアが変形し、開閉がしにくくなったり、隙間ができてしまったりという状態になると、玄関の使い勝手が悪くなるので大変です。
中性洗剤で拭き掃除
乾いた布で玄関ドアを乾拭きし、砂埃などを取り除いた後、少しだけ中性洗剤を入れた水で絞った雑巾で拭きます。洗剤分が残ると、化学反応を起こして白錆を発生させる恐れがあるので、薄目の洗剤液にし、最後に水で絞った雑巾で洗剤を完全に拭き取ります。
その後は水分が玄関ドアの表面に残らないよう、再度乾拭きをすることが大切です。
白い汚れが取れたら、2週間に1回程度同じようなお手入れを繰り返すと、白錆を予防できます。雨や雪で玄関ドアが濡れてしまった際も、濡れたままにせず、水分を拭き取ることも白錆防止に役立ちます。
初期の白錆には紙やすり
ご自宅の玄関ドアがシルバー系であれば、紙やすりで錆を削り落とすという選択肢があります。上記の拭き掃除をした後、紙やすりを使って白錆を削り取ります。
紙やすりには、目の粗さによって番号がついていますが、玄関ドアのサビ落としには細目に分類される#400が向いています。
ただ、ブラック系やブラウン系のような濃い色合いのアルミ玄関ドアにこの方法をとると傷がついてしまうことがあります。削り取った後はクリアラッカーをスプレーして保護膜を作ります。
アルミ用サビ取り剤
初期の白錆にはジェル状やスプレー式のアルミ用サビ取り剤を使う方法もあります。ただサビは進行するほどとりにくくなっていく為、初期段階を越してしまうと効果が得られないことがあります。
自分でできる白い汚れ落としの注意点
白い汚れがひどい白錆に進行している場合、紙やすりを使って白錆を落とす方法は、シルバー系の玄関ドアであっても玄関ドアを傷つける可能性が高いです。
また、サビ取り剤を使う場合には、強力な薬剤ですので、お子さまやペットを遠ざけておきましょう。
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ご家庭では難しい木製玄関ドアの白い汚れ対策
そもそものお話になってしまいますが、木製玄関ドアの美しさを維持するためには、日常のこまめなお手入れと定期的なメンテナンスが必要です。
玄関ドアは常に雨風紫外線にさらされている為、お手入れをしないと色褪せやひび割れが発生し、白い汚れになってしまいます。
自分でできる木製玄関ドアの日常的なお手入れ
玄関の向きや周辺の環境によって必要な頻度は変わりますが、半年~1年に1回程度オイル塗装をします。オイルは玄関ドア作成時に使われたオイルと同じオイルを使います。
専門業者に依頼する木製玄関ドアの再塗装
アルミの玄関ドアには白い汚れがとれなくなってしまっても、再塗装ができませんが、木製玄関ドアなら再塗装で新品のようにきれいにできます。
ただ、玄関ドアの再塗装は、玄関ドア専門の塗装業者に依頼する必要があり、一般的な塗装業者に依頼すると木目の美しさが損なわれてしまう恐れがあります。
玄関ドアの塗装には、外壁などの塗装より、家具の塗装に近い繊細さが求められるからです。費用は嵩みますが、玄関ドア専門の塗装業者に依頼すると、新築時の玄関ドアの美しさが蘇ります。
玄関ドアに白い汚れをつきにくくする方法
白い汚れをつきにくくするためのポイントはこまめなお手入れと結露軽減です。
玄関ドアの素材に応じたこまめなお手入れ
アルミ玄関ドアであれば、上記でご紹介した中性洗剤を使った拭き掃除と乾拭き、木製玄関ドアであれば、ご家庭でのオイル塗装といった日常的なお手入れが、玄関ドアに白い汚れをつきにくくします。
また、雨や雪の後には玄関ドアについた水滴を早めに拭き取ることも大切です。
結露を軽減する
寒い季節に玄関ドアに発生する結露も白い汚れの原因です。結露が発生しない断熱性のある玄関ドアへの交換で結露は改善できます。
防犯性が向上する
新築から十数年を過ぎている住宅の玄関ドアは、現在の侵入窃盗の手口を防ぐに足りる機能性がありません。なぜなら犯罪の手口が日々巧妙になっているからです。
十数年前に新築された住宅には、ピッキングの被害のリスクが高いことからメーカーで廃番になっている鍵がついている玄関ドアもあります。
最新の玄関ドアには標準であらゆる侵入窃盗の手口に対抗する機能が備わっています。
玄関ドアの防犯についてはこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
>>>玄関ドアの防犯性を高めるリフォームには最新のセキュリティ対策を
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白い汚れを半永久的に解決する樹脂玄関ドア
アルミの玄関ドアにも、木製玄関ドアにも種類は異なりますが、紫外線や水分などによる経年劣化で白い汚れが発生します。
この汚れは木製玄関ドアであれば専門家による再塗装で解決しますが、非常に高額な塗装技術料がかかります。凝った彫刻模様が施されている高級な木製玄関ドアほど、施工費は上がっていきます。
また、アルミの玄関ドアの白い汚れには、こまめなお手入れで発生を遅らせることはできますが、根本的な解決方法がありません。
そして玄関ドアに白い汚れが発生する時期は、新築から十数年が経過する頃である為、鍵の施解錠やドアの開閉がしにくくなるなど、その他の不具合も徐々に発生する時期でもあります。
その為、白い汚れの最も効果的な解決方法は樹脂の玄関ドアへの交換です。樹脂玄関ドアとは、樹脂とアルミと断熱材を使った玄関ドアです。
樹脂の玄関ドアへの交換はカバー工法という壁を壊さない工事でしますので1日で完了します。
カバー工法いついてこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
>>>玄関ドアをリクシルとYKKAPで徹底比較】どっちを選ぶ? 価格・電気錠・機能・防火などメーカー別特徴
「木製玄関ドアに合わせた玄関周りなのに、断熱玄関ドアに交換すると雰囲気が壊れてしまう」とご心配になるかもしれませんが、アルミ樹脂複合サッシの玄関ドアには木製玄関ドアのように見える木目カラーが揃っています。
木製玄関ドアとアルミ樹脂複合サッシの玄関ドアとの違いについてこちらから詳しくご覧いただけます。
>>>木製玄関ドアでおしゃれに!それとも木目調断熱ドア?
その他にも新築から十数年以上経っている住宅では、玄関ドアを交換すると、玄関がより快適で安全になります。
冬暖かく夏涼しい玄関にする
アルミ樹脂複合サッシの玄関ドアは、ドア本体と枠が断熱され、袖やランマにはLow-E複層ガラスなどの断熱ガラスが使われている為、玄関内の温熱環境が快適になります。
結露を軽減する
断熱性が高くなるほど、結露の軽減量は増えていきます。
玄関ドアの結露についてはこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
>>>玄関ドアの結露を防止する対策と発生する原因|カビのリスクを回避し寒い土間を快適に
白錆が発生しない
アルミ樹脂複合サッシの玄関ドアの表面には樹脂の性質上、白錆が発生しません。
隙間風がなくなる
白錆の進行している玄関ドアは目には見えませんが、腐蝕によって変形が始まっていることがあり、その場合には玄関内に隙間風が入ってきています。
玄関ドア交換時には、玄関枠も新しくするので隙間風がなくなります。反対に窓がない玄関には、ロックしたまま家中に風を採り入れられる通風タイプの玄関ドアがあります。
スマートキーが使える
断熱玄関ドアの中にはスマートキーが使える玄関ドアもあり、使い勝手がより向上します。
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玄関ドアの汚れを何とかしたいと感じられる時は、玄関ドアを快適に使える時期が終わりかけている時であるとも考えられます。玄関ドアの白い汚れを解決したいと思われたらお気軽にご相談ください。白い汚れがつかない快適な玄関ドアにするお手伝いをさせていただきます。
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玄関ドアの白い汚れの解決なら新潟NO.1窓屋窓助へ
窓屋窓助は、窓のリフォーム、玄関ドアや引き戸の交換、ガレージシャッター設置などを通じて、新潟県(新潟市・長岡市・上越市など県内全域)の地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
窓のリフォームでは、断熱性を高めて温熱環境を向上させ快適な家にすると共に、空き巣への不安、結露など窓に発生している問題を解決することが第一の目的です。
そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
私達は、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては!という想いでスタッフが一丸となって取り組んでおります。
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