窓交換で古い窓を枠やサッシごとリフォーム｜YKK APマドリモのリフォーム費用と先進的窓リノベ2025事業の活用法
窓の交換は古い窓を新しくして断熱性や防犯性を高めるとともに、風通しを良くしたり、窓のサイズを小さくして間取りへの干渉を抑えたりできます。枠ごと交換やサッシごと交換の他に、部分的にガラスや鍵、クレセント、パッキンの交換が向いている場合もあります。
窓交換の種類と得られる効果、費用や補助金などについて確認していきましょう。
Contents
窓交換の種類
窓交換の工事方法にはカバー工法とはつり工法という2種類があります。
はつり工法は壁に埋め込まれている窓枠ごと交換
窓は壁に埋め込まれている枠によって外壁に固定されています。上の図の左側の画像で赤く囲まれている部分が壁に埋め込まれている窓枠です。
壁を壊して外壁に埋め込まれている枠ごと取り外す窓交換ははつり工法で行います。
以前は窓交換と言えばはつり工法でしたが、現在は主に特別な目的がある場合にだけ使われる方法です。
- ① 窓枠の劣化が進んでいて窓を支えられないほど腐朽している場合
- ② 間取り変更に伴い現在の窓より大きくしたい場合
- ③ 外壁を壊す大掛かりなリフォームをする場合
上記のような目的がない場合には、ほとんどカバー工法で窓交換が行われます。はつり工法は壁を壊す為、工期が3日～1週間ほどかかる上に費用がかさむからです。
カバー工法はサッシごと交換
カバー工法は壁に埋め込まれている窓枠はそのまま残し、その上に新しい窓枠をかぶせる工事で、サッシごと窓を交換します。上の図の右側で黒い部分がサッシです。
窓枠と聞くと、こちらの黒い部分を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、黒い部分はサッシです。サッシは壁に埋め込まれた窓枠に取り付けられているだけなので、取り外しができます。
はつり工法と違い、窓を今のサイズより拡げることはできませんが、間取りに合わせて小さくしたり、開き方タイプを変えたりすることはできます。
- ① 風通しの悪い引き違い窓から風を採り入れられるすべり出し窓に変更する
- ② システムバスの交換や間取り変更の際に、窓が大きすぎて干渉する場合にサイズを小さくする
- ③ 防犯性の低いルーバー窓を内開き窓に変更する
上記の3点以外にも、間取りに合わせて開き方やサイズを変更できる様々なケースがあります。
ルーバー窓の交換についてはこちらのコラムからご覧いただけます。
＞＞＞ルーバー窓・ジャロジー窓は断熱窓への交換や内窓設置で寒さ対策！かんたんマドリモの施工事例と費用を紹介
窓のガラスや部品を交換
まだ新しく断熱性などの機能が備わっているが、割れてしまった、壊れてしまったなどの事情がある場合には、部分的な交換をすることもあります。
現在の窓の断熱性によって判断するガラス交換
ガラス交換は今あるサッシは使いガラスだけ交換する方法です。現在のサッシが木製や樹脂である場合には、断熱性を備えた断熱ガラスに交換すれば、室内の温熱環境が損なわれることはありません。
一方、アルミサッシである場合には、ガラスだけ交換しても十分な断熱効果や結露軽減効果は得られません。
アルミサッシと単板ガラスという窓で断熱性や省エネ性を高めたいという希望がある場合には、ガラス交換より窓交換、または内窓設置が向いています。
DIYでもできる場合があるクレセント交換
クレセントは引き違い窓の気密性と防犯性を高める為の重要な部品です。クレセントが動きにくくなった、または施錠出来なくなってしまったという場合にはクレセント交換が必要です。
業者に依頼して交換する事が理想的ですが、窓のメーカーとクレセントの型番が特定できれば、DIYで交換できます。
手順
- ① クレセント錠は上下のネジで固定されていますが、このうち上のネジだけをプラスドライバーで外します。
- ② 下のネジは外さないように気を付けて緩めます。
- ③ クレセント錠の裏にある板を落下させないよう、上のネジを元の穴に入れ仮止めします。
- ④ 下のネジとクレセントを外します。
- ⑤ 新しいクレセント錠を下のネジで固定します。
- ⑥ 上のネジをはずし、再度上の穴に入れてクレセントを固定します。
この作業中、裏板がはずれてしまうと、窓枠をはずさなくてはならなくなってしまい、専門の業者に依頼しないと解決できない事態になる恐れがあります。
最適なクレセントが見つからなかった時以外でも、専門の業者に依頼する方法が安心です。
ゴムパッキン交換はDIYより業者に依頼
パッキンはガラスの周囲についているゴムのことで、窓の気密性を高めることとガラスへの衝撃を抑えることを目的に使われています。ゴムは紫外線や結露によるカビなどによって劣化して硬くなる為、本来の弾力性が失われます。
その結果、気密性が低下して室温維持が難しくなると共に、開閉時のガラスへの衝撃が大きくなりガラスにひびが入るリスクが高くなっていきます。DIYでするより業者に依頼する方が失敗のない作業内容と良い仕上がりを得られますが、DIYでの交換の手順も確認しておきましょう。
- ① ホームセンターやネット通販で窓の溝の幅とガラスの厚みに合うサイズのゴムパッキンを購入します。
- ② 窓を外し、マスキング用テープを貼ります。
- ③ 窓のサッシについているネジを外してから、ゴムパッキンを剥がします。
- ④ 新しいゴムパッキンをはめ、窓を窓枠に取り付けます。
窓を外さないで交換できれば良いのですが、パッキンの交換は窓を外さなくてはなりません。窓は外してみると思ったより重量があり、大人2人で取り組んだとしてもご家庭での作業は難しいです。
ガラスを割ってしまうリスクもありますので、専門の業者に依頼することをおすすめします。
窓交換のリフォームで得られる効果
窓交換では前述したように、間取りに合わせてサイズを変更したり、対面の窓がない部屋の窓を風が採り込める窓に交換したりできます。そしてそれ以外に、室内環境を良くする効果が得られます。
涼しさ、暖かさを調えやすくなり省エネ性アップ
断熱窓に交換すると、窓からの熱の出入りが抑えられるので、エアコンの効率が良くなります。その結果、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を少ない電気代で調えられます。
インテリアの見栄えが向上する
サッシとガラスの色や質感はインテリアにも外観にも影響します。交換用の窓は透明度が異なるガラスやアルミ色の他に木目カラーのサッシ色が用意されています。
交換用窓サッシの内観色
インテリアの雰囲気に合わせて色や質感を選ぶと、お部屋の雰囲気が良くなり、ガラスの選び方で窓からの景観や、外部からの視線の入り方が変わります。
マンションでも許可されやすい内窓設置と窓交換の比較
窓のリフォームには窓交換やガラス交換の他に、内窓を設置して二重窓にする方法もあります。窓交換との違いは主に5つあります。内窓の特徴を確認しておきましょう。
防音効果が得られる
外窓と内窓の間の空気層が熱と同時に音の出入りも抑える為、静かな部屋が生まれます。
内窓の防音効果についてはこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
＞＞＞内窓の防音効果で騒音対策を強化するポイント
防音効果が高い内窓についてはこちらから詳しくご覧いただけます。
リフォーム費用を抑えられる
窓交換と比較すると、一般的な内窓はリフォーム費用を抑えられます。一般的な4人家族が住まう2階建て住宅の場合には、100万円前後ですべての窓に内窓を設置できます。
サイズ変更ができない
窓のサイズは変えられません。
開き方タイプの変更に制限がある
引き違い窓、FIX窓、ルーバー窓から引き違い窓、又は内開き窓への変更はできますが、外開き窓への変更はできません。
マンションでも許可される可能性が高い
マンションでは窓交換が許可されない規約になっていることがあるのですが、内窓設置であれば許可されることが多いです。
内窓設置について詳しくはこちらからご覧いただけます。
窓交換にかかる費用と補助金
窓交換は100万円前後で家中の窓を断熱化できる内窓設置より費用がかさみます。
家中の窓を断熱化したいが費用を抑えたいという場合には、サイズや開き方タイプを変更する必要がある窓は窓交換、他の窓は内窓、さらにひどい騒音が入ってくる窓には気密性の高い内窓というように、窓リフォームを組み合わせて窓の断熱化を進める方法がおすすめです。
新潟エリアのYKK APマドリモ窓交換費用（製品価格＋工事費）
窓の種類 |
大（掃き出し窓サイズ） | 中（腰高窓サイズ） |
| 複層ガラス＋アルミ樹脂複合サッシ | 約13万円～20万円 | 約15万円～22万円 |
| Low-E複層ガラス＋アルミ樹脂複合サッシ | 約19万円～26万円 | 約21万円～29万円 |
はつり工法の窓交換にかかる費用
カバー工法での工事費は施工店による違いが少ないのですが、はつり工法の工事費用は施工先によって大きく変わります。
| 大（掃き出し窓サイズ） | 中（腰高窓サイズ） | 小（小窓サイズ） |
| 約 40〜50万円 | 約30～40万円 | 約20～30万円 |
窓交換について詳しくはこちらのコラムからもご覧いただけます。
＞＞＞窓交換の方法｜リフォーム費用と注意点を解説
先進的窓リノベ2025事業の補助金について
窓交換も含め、窓の断熱改修に対して国の補助金を受けられます。昨年度に引き続き今年度は先進的窓リノベ2025事業という名称で、住宅の窓の断熱リフォームをする支援事業が継続されるからです。
詳しくはこちらからご覧いただけます。
- ＞＞＞2025年二重窓(内窓)リフォーム補助金最新情報｜先進的窓リノベ事業の継続が決定！
- ＞＞＞環境省 断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業（先進的窓リノベ2025事業）について
2025年度は、昨年と比較して内窓設置より窓交換への補助率が高くなっています。また、窓交換の工事方法は、はつり工法よりカバー工法の方が補助金は高額です。
窓屋窓助では補助金を利用した窓交換も承っております。
詳しくはこちらからご覧いただけます。
＞＞＞先進的窓リノベ2025事業 現地調査・見積予約を開始しました！
窓交換についてお迷いの際にはお気軽にご相談ください。
こちらにご自宅の窓のサイズをご記入いただくと、ご希望のガラスの種類別に詳しい費用をご確認いただけます。
窓交換をカバー工法でするなら新潟NO.1 窓屋窓助へ
窓屋窓助は、窓のリフォーム、玄関ドアや引き戸の交換、ガレージシャッター設置などを通じて、新潟県（新潟市・長岡市・上越市など県内全域）の地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
窓のリフォームでは、断熱性を高めて温熱環境を向上させ快適な家にすると共に、空き巣への不安、結露など窓に発生している問題を解決することが第一の目的です。
そしてそれと並行して、工事の質やサービスの良さ、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
私達は、気持ち良く窓のリフォーム工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにしなくては！という想いでスタッフが一丸となって取り組んでおります。
補助金を利用したリフォームのお手伝いも致しますので、お気軽にご相談ください。
窓屋窓助では標準価格に加えてお値引きなどが効くキャンペーンも月替わりで行っております。ぜひご利用ください。
