2023年度玄関ドアリフォーム補助金はすべて終了?2024年度の先行予約できる?
2023年度の玄関ドアリフォームの補助金で、まだ間に合うの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
まだ使える補助金もありますが、他の断熱リフォームとの組み合わせ、又は介護保険でのバリアフリー改修に限られています。玄関ドアの交換だけを希望の方は、2024年度の補助金を先行予約しておくと安心です。
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2023年度の玄関ドアに使える補助金と現在の状況
2023年度の補助金には、国土交通省の「こどもエコすまい支援事業」と「先進的窓リノベ事業」、一般社団法人 環境共創イニシアチブの「次世代省エネ建材の実証支援事業」、公益財団法人北海道環境財団 補助事業部の「【全国対象】既存住宅における断熱リフォーム支援事業」がありました。
この4つのうち、玄関ドア交換で申請できる補助金は、「こどもエコすまい支援事業」と「次世代省エネ建材の実証支援事業」、「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」でしたが、「こどもエコすまい支援事業」と「次世代省エネ建材の実証支援事業」は終了してしまいました。
現在、申請できる補助金は「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」だけです。
ただ、国は住宅の断熱化を推進させる為の予算を、増額することにしているので、2024年度も補助金事業は再開、継続される見込みです。
詳細は変更されるかもしれませんが、断熱リフォームの補助対象となる基本的な条件について確認していきましょう。
2023年度のこどもエコすまい支援事業の内容(現在は終了)
2023年度は終了・2024年度に再開する予定です。
補助金額 上限30万円/戸 5万円以上の改修が対象
断熱改修と組み合わせると子育て改修・防災改修・バリアフリー改修にも補助金が出ることが特徴です。
断熱改修の種類
- ① 開口部の断熱改修
(ガラス交換・内窓設置・外窓交換・ドア交換)
玄関ドア交換は開口部の断熱改修に当てはまります。 - ② 屋根・外壁・天井又は床の断熱改修
- ③ エコ住宅設備の設置
(太陽熱利用システム・節水型トイレ・高断熱浴槽・高効率給湯器・節湯水栓・蓄電池)
ドア1箇所あたりの補助額
性能の分類 | サイズ | 面積 | 補助額/1ヵ所 |
省エネ基準レベル | 大きいドア | 開戸 1.8m²以上
引戸 3.0m²以上 |
34,000円 |
小さいドア | 開戸 1.0m²以上1.8m²未満
引戸 1.0m²以上3.0m²未満 |
30,000円 | |
ZEHレベル | 大きいドア | 開戸 1.8m²以上
引戸 3.0m²以上 |
45,000円 |
小さいドア | 開戸 1.8m²以上
引戸 3.0m²以上 |
40,000円 |
補助額についての注意点
補助金の条件のひとつは補助額が5万円以上であることです。
その為玄関ドアや玄関引き戸だけでは、性能的な基準値を満たしていても申請できません。
ただ、ドアには玄関ドアの他に勝手口ドアやテラスドアも含まれています。玄関ドアと勝手口ドアと組み合わせる、又は窓と組み合わせるなどの方法で、補助額を5万円以上にする必要があります。
性能的な基準値についての注意点
省エネ基準レベルとZEHレベルには、地域区分ごとにそれぞれ必要な熱貫流率(UA値)と、日射熱取得率の基準値が求められます。
新潟県内の市町村には4地域と5地域があり、戸建て住宅には下の表の熱貫流率が求められます。
画像出典:新潟県庁 省エネ住宅で『やさしい』生活しませんか?
戸建て住宅に求められる熱貫流率の基準値
省エネ基準別熱貫流率の基準値 | 省エネ基準による地域区分 | |
4地域 | 5地域 | |
省エネ基準レベルの熱貫流率(UA値) | 3.5W/(㎡・K)以下 | 4.7W/(㎡・K)以下 |
ZEHレベルの熱貫流率(UA値) | 2.3W/(㎡・K)以下 | 2.3W/(㎡・K)以下 |
熱貫流率(UA値)は、熱を通す量を表す数字です。上の表は、玄関ドアを通して出入りする熱の量の基準値を表しています。熱の出入りが少ないほど数値が低くなり、多いほど数値は高くなります。
従って、熱貫流率(UA値)が低くなるほど、断熱性が高いドアになっていきます。寒さの厳しい地域には、温暖な地域より低い熱貫流率(UA値)が求められます。
戸建て住宅に求められる日射熱取得率の基準値
省エネ基準による地域区分 | 4地域 | 5地域 | 8地域 |
窓及びドアの日射熱取得率の基準値 | なし | なし | 0.52 W/(㎡・K) |
日射熱取得率とは、太陽の熱が室内に侵入する割合を表す数値です。日射取得率が高いほど、たくさんの太陽熱が室内に侵入するので冷房の効率が低下します。
こどもエコすまい支援事業では、8地域(沖縄や鹿児島県の一部)以外では、日射熱取得率の基準値は求められていません。
2023年度次世代省エネ建材の実証支援事業の内容(現在は終了)
次世代省エネ建材の実証支援事業に登録製品を使った住宅全体の断熱リフォームを支援する事業です。
毎年行われている支援事業であることから、2024年も継続して行われると予想されます。
対象となる工事は、住宅全体の外張り断熱・内張り断熱・窓断熱ですが、どの工事にもすべて玄関ドアが含まれています。玄関ドアの交換だけは補助の対象になりません。
- ・戸建て住宅への補助額上限 どの工事も補助率は補助対象経費の1/2以内です。
- ・外張り断熱 1〜4地域400万円/戸 5〜8地域300万円/戸
※ 外張り断熱だけ、地域区分による補助額の差があります。
- ・内張り断熱 200万円/戸(20万円/戸)
- ・窓断熱 150万円/戸
一般社団法人 環境共創イニシアチブ 令和5年度 次世代省エネ建材の実証支援事業
【全国対象】既存住宅における断熱リフォーム支援事業(公募中 12月8日まで)
住宅全体、又は一部の部屋を断熱するリフォームを対象にした支援事業です。玄関ドアの交換だけは補助の対象になりません。
令和5年12月8日(金)17時まで申請できます。申請金額の合計が予算に達した日の前日で公募を終了します。11月6日現在の申請率は25%です
補助金の上限額 戸建住宅:120万円/戸(玄関ドア5万円を含む)
公益財団法人北海道環境財団 補助事業部【全国対象】既存住宅における断熱リフォーム支援事業
2024年度補助金の先行予約はできるの?
2023年度の断熱リフォームへの補助金は、過去最大の予算で行われ、補助金を利用した多くの住宅が断熱化されました。
「知ってはいたけれど、仕事が忙しくリフォーム計画が進められなかった」という方は少なくないことと思います。また、「窓や玄関ドアの断熱化で補助金が受けられることを知らなかった」という方もいらっしゃるでしょう。
でも、2024年にも住宅の断熱化を支援する補助金事業は継続される見込みです。
住宅の断熱化には、外張り断熱や内張り断熱より、開口部の断熱の方が、工期も費用も抑えられるという魅力があります。
そして開口部の断熱には非常に効果が高いという強みもあります。費用を抑えて断熱リフォームをしたい場合には、2024年度を待つと、こどもエコすまい支援事業の補助金を利用して玄関ドアの交換ができます。
住宅全体の窓を断熱化したい場合には、現在も継続中の先進的窓リノベ事業がおすすめです。他のどの支援事業よりも、窓の断熱リフォームへの補助額が高額だからです。
そしてこどもエコすまい支援事業の補助金とも併用できるので、組み合わせると、家中の開口部を全て断熱化し、魔法瓶のような家に生まれ変わらせられます。
公募が始まる時を待っていると、タイミングを逃してしまいそうで心配だ…という方は、先行予約を受け付けています。2023年度は忙しくてタイミングを逃してしまったという方は、ぜひご利用ください。申請手続きもお任せください。
玄関ドアリフォームに使える自治体の補助金と減税
断熱対象の補助金以外に、全国の自治体ではバリアフリーや子育て改修という観点から、玄関ドア交換への補助金の給付を行っています。
新潟県内には、「バリアフリーを目的とした玄関ドアの交換」に補助金を出している自治体は複数ありますが、ここでは長岡市の補助金と減税を例にとってご紹介します。
介護保険での補助金
要支援・要介護と認定された人が、自宅での生活を暮らしやすくするために住宅を改修した場合、改修費用の一部を補助する制度があります。
詳しくは自治体のホームページをご覧ください。
>>>長岡市 自宅をバリアフリーにしたいけど、支援してもらえますか?
長岡市 減税
高齢者・障害者等が居住する既存の住宅について、バリアフリー改修工事を行った場合、改修後3か月以内に市に申告すると、固定資産税が減額されます。
詳しくは自治体のホームページをご覧ください。
>>>住宅のバリアフリー改修に係る固定資産税の減額措置について
2023年度は、窓以外の断熱リフォームの補助金は終了してしまいましたが、2024年には再びチャンスがやってきます。
玄関ドアを補助金を活用して交換したい、玄関ドアや窓で住宅の断熱化をしたいと検討されている場合は、お気軽にご相談ください。
補助金を活用する玄関ドアのリフォームは地域No.1専門店の窓屋窓助へ
私達は、玄関ドアや引き戸、窓のリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
そして、地域No.1専門店ならではの自信と誇りを持って、優良な工事と価格で玄関ドア交換を承っております。
玄関ドアの交換では、玄関の雰囲気を一新する、不具合を解決し使いやすくするなどの希望を叶えることと、それ以外にも現在玄関に発生している問題を解決することが第一の目的ですが、工事の質やサービスの良さ、メーカー選び、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
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