玄関引き戸リフォームで後悔しない為の確認ポイント
玄関引き戸の住宅では冬は寒くて夏は暑い、防犯性の低いなどの問題があるのではないでしょうか?確かに以前の玄関引き戸には断熱性がなく、犯罪被害にあうリスクが高い鍵がついています。
またリフォームで今より大きい引き戸に交換はできませんが、枠を壊さずにバリアフリーにはできます。
玄関引き戸リフォームの成功ポイントを確認していきましょう。
Contents
玄関引き戸のデメリットを解決する最新の玄関引き戸
古い玄関引き戸は、断熱性と気密性、鍵の防犯性の高さの3点において玄関ドアと比較すると、性能が高いとは言えませんでした。
ただ、玄関引き戸には玄関ドアにはない使い勝手の良さがあります。寒さや暑さ、防犯性への心配から玄関ドアに交換してしまうと、リフォーム後に使い勝手が変わり後悔することになるかもしれません。
玄関ドアは前方に扉がせり出してくることや、押さえていないと閉じてしまうことから、子どもを抱いていたり、両手に荷物を持っていたりすると通行し難いなど、ちょっとした違いが細々とあります。
現在は引き戸の使い勝手の良さが日常になっているので、玄関ドアより使いやすい面に関しては意識しなくなっている方が多いと思います。
玄関ドアに交換するか引き戸のままにするかを考える際には、使い勝手の違いを確認すると共に、最新の玄関引き戸なら、ほとんどの悩みが解決することを知っておきましょう。
玄関引き戸の悩みは寒さと暑さと結露
従来の引き戸のガラスには単板ガラスが使われていました。単板ガラスとは断熱性のないガラスです。また、アルミサッシの引き戸にはサッシ部分の断熱性もありません。
木製サッシの引き戸であれば、サッシ部分には断熱性がありますが、築年数が長くなると木の変形と、住宅の玄関枠の歪みが発生し、隙間ができてしまいます。
その結果、隙間から暖房の熱が逃げたり、冷気が侵入したりして、玄関を寒くします。
最新の玄関引き戸はアルミ樹脂複合サッシと複層ガラスの組み合わせで作られています。また、YKK APの玄関引き戸は全面ガラス構造になっているので、サッシとガラスの間の隙間もありません。
さらに、西向きの玄関では強い陽射しで玄関内が暑くなるという問題があります。この問題は、Low-E複層ガラス遮熱タイプを選ぶことで、解決できます。
玄関引き戸は大きくできないが通行の幅は広がる
2枚建ての玄関引き戸は、間口は広いのですが、実際の通行の幅は引き戸1枚分です。引き戸よりも間口の狭い親子ドアや袖付きドアよりも通行の幅が狭いこともあります。
その為、せっかく通行しやすいという引き戸の特性があるにもかかわらず、ベビーカーや車いすで通行したい場合には、不便を感じることがあります。
以前は引き戸で通行の幅を拡げる為には、壁を壊して大きい引き戸に交換するという方法しかありませんでした。
ただ、現在は間口の3分の2まで開口部を拡げられる袖付き2枚連動引き込み戸が開発されています。通行の幅を拡げたい場合には、このタイプに変更すると、引き戸のままバリアフリーにできます。
カバー工法についてはこちらをご覧ください。↓↓↓
外観や玄関周りの雰囲気を変える玄関引き戸のデザイン
昔の玄関引き戸には和風住宅に調和するデザインがほとんどでした。その為、洋風な住宅に玄関引き戸が設けられていると、少し違和感がありました。
最新の玄関引き戸には現代和風・洋風ベーシック・伝統和風という3つのテイスト別に複数のデザインと色が揃っています。モダンな外観に調和するデザインもあります。
引き戸に窓は必要ないが網戸は必要
玄関引き戸には網戸があれば、玄関ドアのように通風用窓がなくても風通しを確保できます。玄関引き戸の住宅では気温や風の強さに合わせて、引き戸をちょうど良い位置に止めて開放していることと思います。
玄関ドアの場合には、通風機構という風を採り入れる為のすべり出し窓で風通しを良くしていますが、引き戸には必要ありません。
ただし、玄関引き戸の交換時に網戸も同時に設置しないと虫が侵入してしまいます。YKK APの玄関引き戸用の網戸は、犬や猫のひっかきに強いステンレス製のネットが使われているので、玄関土間で過ごすことが大好きなペットがいても安心です。
玄関引き戸の防犯対策
玄関引き戸は玄関ドアより防犯性が低いと思われている方が多いと思いますが、最新の玄関引き戸には、玄関ドアと同じようにあらゆる侵入窃盗の手口への対策が施されています。
ガラス破りとサムターン回しを回避する防犯対策
最新の鍵がついていてもガラスを割られたらおしまいなのでは?と思われるかもしれませんが、ガラスを割られてしまった場合への備えとして、玄関内の鍵のツマミは取り外しができるようになっています。
そして基本的には、ガラスが割られたとしても腕を差し入れられない幅の格子が揃っていますので、ガラス破りやサムターン回しの被害にあうことはありません。
鍵の交換よりも玄関引き戸を交換する方が効果的
新築から十数年が経過している住宅では、ピッキング被害にあいやすい鍵がついている可能性が高いです。現時点でそのようなピッキングに弱い鍵はメーカーでも製造・販売を中止しています。
このような場合、防犯対策として鍵だけ交換するという方法もありますが、玄関引き戸の格子の幅や、鍵が取り付けられている個所の数など、引き戸全体での対策ほど確実ではありません。
一方、玄関引き戸への交換なら、引き戸全体での防犯対策ができ、住宅の安全性が向上します。
玄関引き戸は玄関ドアにも交換できる
玄関引き戸にはたくさんの良さがありますが、玄関引き戸のままでは解決できないこともあります。
玄関ドアへの交換を考える必要がある引き戸の問題点
リモコンキーをつけられない、防火地域には設置できなという玄関引き戸のままでは、どうしても解決できないという2つの問題があります。
この2つの問題を解決する為には、玄関ドアに交換するという方法を考える必要があります。
その場合、玄関ドアに交換するか引き戸のままにするかを考える際に、それぞれの使い勝手の違いを確認しておくことが大切です。
玄関引き戸と玄関ドアのメリット・デメリットについてはこちらのコラムをご覧ください。
>>>玄関引戸のリフォーム前に確認すること!新潟での注意点は?
>>>玄関引き戸と開き戸の特徴を比較!迷った時の決め方は?
>>>玄関引き戸からおしゃれな玄関引き戸に交換
引き戸から交換できる玄関ドアの枠タイプ
引き戸から交換できる玄関ドアの枠タイプは3種類です。
交換できる枠タイプ | 通行の幅 |
両袖ドア |
ドアと袖の幅を調整すると引き戸より広くなる |
両開きドア |
引き戸と同じ |
袖付き親子ドア |
3つの枠タイプの中で最も通行の幅を拡げられる |
防火戸について
防火地域・準防火地域では防火戸を設けることが義務付けられています。このような地域では玄関引き戸ではなく玄関ドアにする必要があります。
防火・準防火地域
市街地のなかでも、家屋が密集しているところでは、火災が発生した場合、被害が大きくなる恐れがあります。そのため、集団的な都市防火を図ることとして、防火地域、準防火地域及び法第22条区域を定めています。それらの地域・区域内では、建物の構造や延焼のおそれのある部分について制限があります。たとえば、準防火地域内では、木造の建物でも、延焼のおそれのある部分については、外壁や軒裏などは防火構造に、出入口や窓は綱入ガラスなどの防火設備にしなくてはなりません。
防火戸についてはこちらのコラムをご覧ください。
>>>準防火地域の玄関ドアリフォームは防火戸にする?
玄関引き戸のリフォームにかかる費用を施工事例で確認
新潟とその周辺の地域で玄関引き戸にリフォームした施工事例ごとの費用を見ていきましょう。
玄関引き戸から玄関引き戸への施工事例
before
after
ランマ付き伝統和風系の玄関引き戸からモダンなタイプへの交換で、玄関周りの雰囲気が明るくおしゃれになった事例です。
Low-E遮熱ガラスを採用したので、夏の暑さにも冬の寒さにも煩わされない快適な玄関に生まれ変わりました。
- YKKAPドアリモ玄関引戸2枚建ランマ無 B03
- 参考価格 43~46万円
この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>見附市 玄関の雰囲気を変える玄関引戸のリフォーム
2枚建て玄関引き戸から袖付き2枚連動引き込み戸への施工事例
before
after
経年劣化による鍵や戸車の不具合がリフォームのきっかけでしたが、将来バリアフリーにすることを考え、通行の幅が広がる2枚連動引き込み戸に交換した事例です。
不具合の解決と鍵の強化、そして夏涼しく冬暖かい快適な環境、広い通行の幅がすべて同時に実現しました。
- YKKAPドアリモ玄関引戸袖付2枚連動引込戸 Y04
- 参考価格 60~64万円
この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>長岡市 2枚連動の玄関引戸リフォームで広い間口へ!
2枚建て玄関引き戸から玄関ドアへの施工事例
before
after
簡単に玄関の施錠開錠ができるようにすることを目的に、玄関ドアへの交換をした事例です。玄関ドアにしたら暗くなってしまったというようなことにならないよう、袖付き親子ドアという採光量の多い枠タイプを採用しました。
- YKKAPドアリモ玄関ドア S03 袖付親子ランマ無
- 参考価格 44~48万円
この事例を詳しくご覧いただけます。
>>>燕市 玄関引戸からドアへの交換引き戸を通販で購入する方法は危険
何とか費用を抑えて引き戸を交換したい場合に、通販で引き戸を購入する方法を検討される方もいらっしゃるかもしれません。
ただこの方法は、どこのどのような業者が設置をしに来るか定かではありません。また、現地調査が行われない可能性もあります。
良い仕上がりにする為には、事前に現地調査を行い、玄関枠や玄関引き戸の状態、玄関周りの環境、間取りなどを確認した上で、最適な玄関引き戸、または玄関ドアを選ぶことが重要です。
通販での価格が安かったからと言って気軽に購入してしまう前に、地元の業者を探すことをおすすめします。費用は抑えて、質の良い工事でリフォームしたいと思われたら、お気軽にご相談ください。
玄関引き戸のリフォームは新潟で地域No.1専門店の窓屋窓助へ
私達は、玄関ドアや引き戸、窓のリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。
そして、地域No.1専門店ならではの自信と誇りを持って、優良な工事と価格で玄関ドア交換を承っております。
玄関引き戸の交換では、玄関の雰囲気を一新する、不具合を解決し使いやすくするなどの希望を叶えることと、それ以外にも現在玄関に発生している問題を解決することが第一の目的ですが、工事の質やサービスの良さ、メーカー選び、費用もリフォームの成功・失敗に繋がります。
気持ち良く玄関引き戸やドアの工事が完了し、結果も満足と思っていただけるリフォームにする為の最適なプランを提案させていただきます。何時でもお気軽にご相談ください。
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