浴室・お風呂の窓のリフォーム効果と費用を解説!注意点は?
浴室の窓のリフォームは浴室の悩みのほとんどを解決します。新潟では冬は冷える、夏は暑いという浴室の悩みは少なくありません。特に在来浴室では、寒さ暑さだけではなく、結露にもお困りではないでしょうか?
システムバスへのリフォームを検討しているが、窓が邪魔になってなくすことも考えているという問題は窓をなくすことなく解決できます。
Contents
浴室の窓をなくす方法は浴室の環境を低下させるのでNG
窓からの冷気や西日の侵入で冬は寒くなり、夏は暑くなることを考えると、窓を塞いでしまう方が良いという考え方があります。夜間は窓に入浴中のシルエットが映り込むのが気になる気になるというケースや、システムバスへの交換に際して窓が邪魔になるというケースもあります。
どの問題も必ず解決したい内容ではありますが、窓をなくすという方法はよくありません。窓がないと、浴室内の環境がより悪化してしまうからです。
風通し
近年は機械換気の機能が向上しているので、窓はなくても換気はできます。ただ、窓を開けて風を通すほど早く浴室内は乾きません。また、浴室は洗面所と隣接している間取りが多いと思いますが、浴室の窓をなくしてしまうと、洗面所の窓からの風が採り込みにくくなってしまう恐れがあります。
明るさ
入浴する時間帯は陽が落ちてからなので、窓からの明るさは必要ないという考え方もあります。ただ、浴室は湿度が高くなる場所なので、風通しだけではなく、陽射しも必要です。風通しと日当たりの良さが湿度の高くなりやすい浴室のカビを防ぎます。また、冬は陽射しが浴室の暖かさに貢献します。
窓のリフォームで実現する浴室の断熱・遮熱・風通し
寒い、暑い、風通しが悪いという3つの悩みは窓のリフォームで解決します。
断熱性を向上させ暖かい浴室にする
浴室が寒い理由は窓からの冷気の侵入と暖かさの流出です。窓が断熱化されていないと、ヒヤッとしない床や壁のシステムバスにリフォームし、浴室暖房もしているのに寒い…という結果になってしまうこともあります。
冬の寒さが厳しい新潟では、お風呂が寒くて高齢の家族の入浴を不安に感じたり、子どもが風邪をひきやすくなったりすることに、お困りのご家庭もあるのではないでしょうか?
窓のリフォームには窓交換・内窓設置・ガラス交換という3種類の方法がありますが、このような状況を解決する要素のひとつである断熱性は、3種類のうちどの方法であっても実現します。
断熱性は複層ガラスや樹脂サッシなど、熱を伝えないガラスやサッシの窓に交換する事で得られます。ただ、窓から浴室内の暖かさが逃げて行かないようにする為には、窓の断熱性の他に気密性も必要です。
気密性が低いと隙間から冷気が侵入してきたり、暖かさが逃げて行ったりすることが防げません。この隙間からの熱の出入りを防ぐことができるリフォームの方法は、窓交換と内窓設置です。
窓の隙間は、窓枠と窓、レールとサッシ、引き戸と引き戸の間などにあります。築年数が長くなっている住宅では、窓枠の歪みで隙間ができていることが多いのですが、リフォームの際にその歪みが修正されるので、隙間もなくなります。
一方、ガラス交換はサッシを変えず、ガラスだけ交換する窓のリフォームなので、隙間風は解決されません。
遮熱して夏の暑さを改善する
窓の向いている方角によっては太陽の熱が入り込み、夕方から夜にかけて入浴する時間帯になっても、まだ蒸し暑い…という浴室もあります。
このような浴室には、遮熱性能のあるLow-E複層ガラスが入った窓に交換すると、浴室の温度上昇を抑えられます。
Low-E複層ガラス遮熱タイプは、冬は陽射しの暖かさを採り込みながら、浴室からの熱の流出を抑え、夏は太陽の熱の侵入を防ぐガラスです。
窓の開き方タイプを変えて風通しを良くする
浴室の窓には引き違い窓が使われていることが多いのですが、窓まわりの環境や、間取りによっては、風が採り込みにくい窓になってしまうこともあります。そのような場合にはリフォームの際に、窓交換という方法を選び、縦すべり出し窓にすると、風の入る浴室にできます。
縦すべり出し窓とは外に向かって開く窓のことで、ガラスに当たった風を室内に採り込む働きをする為、ウィンドキャッチ窓とも呼ばれています。
システムバスの交換に合わせて行う窓のリフォーム
在来浴室からシステムバスへの交換リフォームを計画される際には、事前に窓のリフォームをすることをお勧めします。システムバスの交換には、窓枠の交換は含まれていますが、窓の交換は含まれていません。その為、壁や床は断熱化されても窓は断熱化されません。
おすすめする理由① 断熱
せっかくヒヤッとしない床や壁に変えても、窓の断熱化がされていなければ、髪を洗っている時に肩が冷える、湯船につかっている時以外は寒い…というような状況になってしまいます。
おすすめする理由② 窓のサイズ
システムバスには規格サイズがあります。その為、在来浴室からのリフォーム時には、窓が大きすぎて浴槽に被ってしまったり、天井高に収まらなかったりするといった問題が発生する事があります。
窓のリフォームの中で窓交換という方法を選ぶと、窓のサイズを小さくすることができるので、システムバスの規格に合う窓のサイズや位置にすることができます。
あらかじめ、システムバスのメーカーと型番を決めた上で、窓のリフォームを計画すると、完璧に断熱できる浴室が実現します。
浴室の窓のリフォームにかかる費用
リフォームの費用は窓ガラスとサッシの素材、リフォームの方法によって変わります。
ガラスとサッシ
アルミ樹脂複合サッシ+複層ガラス→アルミ樹脂複合サッシ+Low-E複層ガラス→樹脂サッシ+Low-E複層ガラス→樹脂サッシ+トリプルガラスの順で断熱性が高くなっていきます。
断熱性の高さとガラスやサッシの価格は並行するので断熱性が高くなるほど、価格も上がっていきます。
リフォームの方法
ガラス交換→内窓設置→窓交換(カバー工法)→窓交換(はつり工法)の順で費用が上がっていきます。
サイズや開き方タイプを変更する必要がない場合には、内窓設置がおすすめです。窓交換よりも、かなり費用を抑えられるからです。また、浴室は結露が発生しやすい場所なので、ガラス交換より内窓設置が向いています。
内窓の場合、サッシには必ず樹脂サッシが使われます。樹脂サッシは非常に熱伝導率の低い素材なので、結露を発生させません。
一方、もし現在の窓がアルミサッシだった場合、ガラスを複層ガラスやLow-E複層ガラスに交換してガラスの結露はなくなっても、サッシの結露が発生します。また、隙間もなくならないので、隙間からの熱の出入りも解決できません。
これらのことを総合的に考えると、窓の開き方やサイズを替える必要がない場合、浴室の窓のリフォームには、窓交換よりも費用が抑えられ、隙間からの熱の出入りがなくなり、サッシの結露も発生しない内窓が最適です。
窓交換の費用
小~中サイズの窓交換の費用を見ていきましょう。
YKKAPマドリモ 窓交換のリフォーム費用
窓の種類 | 腰高窓 | 小窓 |
窓のサイズ | 幅 160 ~ 190cm高さ 90 ~ 110cm | 幅 70 ~ 80cm高さ 90 ~ 110cm |
工事費込み価格
(複層ガラス~Low-E複層ガラス・窓のサイズによって変わります。) |
約 18〜25 万円 | 約 15〜22 万円 |
* YKKAPのサイトに記載されている窓交換の参考価格(引違い窓)商品代 + 工事費
引用:YKKAP 樹脂窓ラインアップ
新潟エリアでの腰高窓の窓交換リフォームの費用
ガラスとサッシの種類 | 腰高窓の交換費用 |
複層ガラス+アルミ樹脂複合サッシ | 約13万円~20万円 |
Low-E複層ガラス+アルミ樹脂複合サッシ | 約15万円~22万円 |
新潟エリアでの窓交換の価格について詳しくはこちらからお問い合わせください。
内窓の費用
内窓にはYKKAPマドリモのプラマードUと、大信工業の内窓プラストがあります。
プラマードUの内窓設置にかかる工事費込み価格
窓の種類 | 腰高窓 | 小窓 |
窓のサイズ | 幅 160 ~ 190cm
高さ 90 ~ 110cm |
幅 70 ~ 80cm
高さ 90 ~ 110cm |
工事費込み価格
(複層ガラス~Low-E複層ガラス・窓のサイズによって変わります。) |
約 6〜12 万円 | 約 5〜11 万円 |
* YKKAPのサイトに記載されているマドリモ プラマードUの工事費込み価格 サッシは全て樹脂サッシ
窓の種類 | 腰高窓 | 小窓 |
窓のサイズ | 幅 160 ~ 190cm
高さ 90 ~ 110cm |
幅 70 ~ 80cm
高さ 90 ~ 110cm |
価格 | 約 6〜12 万円 | 約 5〜11 万円 |
引用:YKKAP 樹脂窓ラインアップ
新潟エリアでの内窓設置にかかる工事費込み価格
YKKAPマドリモ プラマードU
ガラスの種類
(サッシは全て樹脂サッシ) |
内窓(腰高窓)の工事費込み価格 |
複層ガラス | 約7万円~9万円 |
Low-E複層ガラス | 約8万円~10万円 |
防犯合わせ複層ガラス | 約14万5000円~16万円 |
大信工業 内窓プラスト
一般的な内窓に比べて気密性が高いため、優れた断熱性と防音性を備えている内窓です。
ガラスの種類(サッシは全て樹脂サッシ) | 内窓(腰高窓)の工事費込み価格 |
複層ガラス 厚み 18mm | 約10万~12万円 |
Low-E複層ガラス 厚み 18mm | 約12万~14万円 |
防音合わせ複層ガラス 厚み 6.8mm | 約19万~21万 |
防音合わせ複層ガラス 厚み 12.8mm(最厚) | 約22万~24万 |
同じ種類のガラスであっても、ガラスのサイズが小さいほど価格は抑えられ、大きいほど嵩むので価格に幅があります。
新潟エリアでの窓交換の価格について詳しくはこちらからお問い合わせください。
浴室の断熱は、お風呂時間を暖かく快適にします。夏、入浴しようとすると浴室がムワッと暑くなっているというような状況もなくなります。
脱衣室や洗面所に窓がある場合には、その窓もいっしょに断熱化すると、入浴準備や就寝の支度も暖かい環境ででき、ヒートショックなどのリスクも低下します。
1年を通して快適で健康的にお風呂時間を楽しめる浴室にしたいな…と思われたらお気軽にご相談ください。
新潟の浴室窓のリフォームなら専門店の窓屋窓助へ
私達は、窓・玄関ドア・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓の断熱や、玄関ドアの交換を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。
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