マンションの玄関ドアを交換するには?方法やリフォーム費用について解説!
分譲マンションは個人の所有物件ではありますが、共用部分のリフォームは個人ではできません。個人の専有部分の中にある玄関ドアや外窓、ベランダの手すりなども、マンション全体の外観に関わる為、個人での交換ができません。
古い団地では個人で交換できるケースも見受けられますが、マンションではどうすれば玄関ドアを一新できるのでしょうか?
マンション玄関ドアを交換するタイミングは?
分譲マンションでは管理組合、賃貸マンションでは所有者だけが玄関ドアの交換ができます。どのようなタイミングで玄関ドア交換の検討をするべきなのでしょうか?
分譲マンションでの交換のタイミング
分譲マンションでは12年~18年の周期で大規模修繕が行われます。この工事は、計画から完了まで2年以上かかることもあります。計画期間が1年以上、工事期間だけでも3カ月以上、規模の大きいマンションでは工事期間が1年を超すこともあります。
一方、玄関ドアの交換工事は、大規模修繕の際に含まれる場合もありますが、手軽にできる工事であることから、大規模修繕とは別に行われるケースも少なくありません。
マンションの住民から「玄関ドアの不具合や見栄えの悪さなどへの声」が多く聞かれるようになった時が、交換工事を検討するタイミングとも考えられます。それでは、マンションの住民が感じる玄関ドアへの声にはどのようなことがあるのでしょうか?
玄関ドアの開閉がし難くなった時
古いマンションでは玄関ドアの断熱性の低さから結露が発生し、玄関ドアの開閉がし難い、鍵のかかりが悪いなどの不具合が発生することがあります。握り玉という錠が使われている玄関ドアには防犯性の低さもありますが、最近の玄関ドアに使われているプッシュブル錠と比較すると操作のし難さもあります。
不具合が発生すると、ドアが重く開閉の度にストレスを感じる、特に荷物が多い時には大変…というような声が聞かれるようになってしまいます。最新の玄関ドアに交換することで、子どもや高齢者が力を込めなくても開閉できるようになります。
光熱費が増えてきた時
築年数の長いマンションでは暖房の効率が悪く、光熱費が嵩むという不満の声もあるのではないでしょうか?断熱性の低いドアがついているマンションでは、冬になるとドアからの冷気や隙間風で暖房の効率が悪くなってしまいます。特にポストのついているドアの場合、ポストからの冷気も侵入してきます。
最新の断熱仕様の玄関ドアに交換すると、玄関から暖房の熱が逃げていくことも、玄関ドアと玄関の枠やポストから、隙間風と共に冷気が侵入することもなくなります。その結果、少ないエネルギーで暖房が効率よく効果をあげるようになるので、光熱費が抑えられ省エネにも貢献します。
防犯性が不安になった時
個々の玄関ドアの防犯性を向上させることはもちろん大切ですが、マンションにはもう一つの出入り口があります。全員がマンションへの出入り時に使うエントランスです。この出入り口がオートロック仕様になっていない場合、誰でも個人の玄関までが入って来られます。
その為、「個人の玄関ドアまで不審者やセールスの人間が入って来られる環境」を不安に感じる住民もいます。個人の玄関は玄関ドアの交換で、2ロック仕様の最新の鍵に変わり、格段に防犯性が向上します。これに加えて、エントランスをオートロックにするとマンション全体の防犯性が向上します。
外部からの音が気になる時期が続く時
玄関ドアの向いている方角に、交通量の多い幹線道路や商業施設があると、静かに暮らしたいのに騒音に悩まされるという声が聞かれることもでてきます。騒音の入ってくる方角によっては、窓での防音対策も効果的ですが、玄関ドアの交換でも玄関の気密性が向上します。その為、玄関の方角からの騒音が抑えられます。
賃貸マンションでの玄関ドア交換のタイミング
近年、新築住宅や分譲マンションの価格が高騰し続けている為、賃貸マンションの需要が高まっています。そのような状況にもかかわらず、空き室が埋まらない、退去する人が増えたというような事態になってしまうマンションがあります。
その原因としては、築年数が長くなると見栄えが悪くなることや、冬の寒さなどの問題が考えられます。このような問題を解決し、集客力を上げることに役立つリフォームが玄関ドアの交換です。
マンションでは廊下に面して複数の玄関ドアが並んでいるので、玄関ドアの見栄えでマンション全体の印象が変わります。色褪せた玄関ドアが並んでいると古びた感じになりますが、きれいな玄関ドアが並んでいると好印象が生まれます。
また、断熱玄関ドアへの交換で室内の温熱環境も改善されます。最新の防犯性能を備えた鍵で防犯性が高まり、交換時に気密性が向上するので、外部からの騒音も抑えられます。
マンションの玄関ドア交換の手順と費用の関係
マンションの玄関ドア交換に際しては、分譲マンションなら管理組合、賃貸マンションなら所有者が、管理会社を通して工事の依頼先を紹介してもらう方法と、直接依頼先を探す方法があります。
管理会社を通して工事の依頼先を紹介してもらう方法
分譲マンションの管理組合や、賃貸マンションの所有者が直接動かなくてもすむので楽ですが、ほとんどの場合、中間マージンが発生するので費用が割高になってしまいます。
直接依頼先を探す方法
玄関ドアのメーカーと直接取引をしている会社に交換を依頼すると、費用を抑えられます。ただ、この場合には、管理会社による保証がないので、慎重に施工を依頼する会社を選ぶ必要があります。
- ◊ 品質の高い工事を円滑に行えるだけの実績とノウハウのある会社
- ◊ 工事後も長く付き合える経営状態の安定している会社
- ◊ 玄関ドア交換工事への説明など、工事前にも工事現場でも、マンションの住民に対して誠実で適切な対応ができる会社
他の会社より安いからと言って、確かな技術がない、アフター点検の時期には会社が無くなっているというような会社を選べば、良い結果は生まれません。最悪、他の会社に依頼してやり直しというようなことになる恐れもあります。
加えて、交換工事をする会社には、住民とのトラブルなくスムーズに工事が進められるというコミュニケーション能力も求められます。
マンションの玄関ドアの種類と交換工事の方法
近年、戸建て住宅での玄関ドア交換はカバー工法が主流ですが、同じようにマンションの玄関ドア交換でもこの工法が用いられます。今あるドア枠に新しいドア枠をかぶせて取付けるだけなので、一戸のドアに対して90分から120分で工事が完了します。
そしてYKKAPのマンション用玄関ドアには2つのシリーズが用意されています。
EXIMA 80St
洗練されたデザインと快適な住空間をつくる機能が特徴の玄関ドアです。
R’s SDX
住む人の感性に合わせて多様化するデザインの玄関ドアです。
共通する特徴
- ♦ スマートキーが標準装備
- ♦ 耐震対策仕様(枠と扉の間の空間・耐震錠受・耐震ドアガード)
- ♦ 換気機能(ドアの下部の換気パネルから喚起ができる)
- ♦ 遮音・断熱性能が高い
- ♦ 高齢者や車いす使用者が使いやすい手すりと低い位置にもあるドアアイ
- ♦ 玄関ドアの開閉時の重さを軽減するプッシュブル錠プレートタイプ
YKKAP公式サイトYKKAP マンション・集合住宅の玄関ドアリフォーム
マンションの玄関ドア交換は、使い勝手も見栄えも良くなり、断熱性、防音性、防犯性が向上します。マンション住民の声に応えることができ、マンションの資産価値は向上します。賃貸マンションにおいては集客率アップにも繋がります。
窓屋窓助では戸建て住宅以外にも、マンションやビルのリフォームを承っております。玄関ドアや窓の交換、エントランス改修などを検討される際には、お気軽にご相談ください。
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