2022年9月2日 / 最終更新日時 : 2023年5月20日 mirai@admin 玄関ドア交換リフォーム

玄関ドア交換で工事費込みならホームセンターが安い？

玄関ドアや玄関引き戸の交換をする際に、できるだけ費用を抑える為にはどのような方法があるのでしょうか？同じ玄関ドアや玄関引き戸でも安い製品があるのでしょうか？

また工事費込みの価格にはどこまでが含まれていて、どこに依頼すれば最も安い玄関ドアや玄関引き戸を交換するリフォームができるのでしょうか？

Contents

1 工事費込みの費用に影響する工事の方法
2 玄関ドアや引き戸の製品価格に幅が出る要因
3 ホームセンターより安い施工先選び
4 玄関ドアや玄関引き戸の交換の工事費込みの価格

工事費込みの費用に影響する工事の方法

玄関ドアや玄関引き戸の交換では、工事の方法の違いが工事費込みの費用を大きく変えます。工事には壁を壊す工事とカバー工法があり、壁を壊す工事なら300万円以上かかります。玄関ドアや玄関引き戸を今のサイズより大きくしたいという場合に行われる工事です。現在では費用がかさむ上に、工事期間も1週間程度かかる為ほとんど行われていません。一般的な玄関ドアや玄関引き戸を交換するリフォームはカバー工法で行われます。

カバー工法は既存の玄関ドアを取り外した後、今ある玄関ドアの枠の上に新しい枠を被せ、新しい玄関ドアを取り付けるという工事です。引き戸も同じです。カバー工法での玄関ドア交換の工事費込み費用相場は10万円～50万円、玄関引き戸は23万円〜45万円です。

ここではカバー工法で行う場合の工事費込みの費用について考えていきたいと思いますが、同じカバー工法でした場合の相場に数十万円の幅があるのはどうしてなのでしょうか？

■　玄関ドアのリフォームの費用は、ドア本体の製品価格に加えて工事費、既存ドアの撤去費用がかかります。スマートキーなどのオプションを選ぶと、オプション料金がかかります。ドア本体の製品価格は、枠タイプと断熱、防火、通風機能の有無によって変わります。玄関ドアリフォームにかかる費用の相場は20万円から40万円です。

コラム　玄関ドアリフォームにかかる費用の相場はどのくらい？

玄関ドアの枠タイプ、玄関引き戸の引き込み戸の数による工事費の違い

玄関ドアや引き戸の交換をする際、カバー工法での工事費込みの費用に幅がある理由の一つは、枠タイプによる工事費の違いです。

玄関ドアの枠タイプには、片開きドア、袖付きドア、親子ドア、両袖ドア、袖付き親子ドア、両開きドアがあります。引き戸の場合は2枚建てと4枚建です。

玄関の間口から考えると片開きドア→袖付きドア・親子ドア→両袖ドア・袖付き親子ドア・両開きドアという3つのグループに分かれます。ほとんどの場合、交換工事費は玄関ドアや玄関引き戸の間口の幅が広くなるほど上がっていきます。

玄関引き戸の場合も2枚建より4枚建ての方が工事費は嵩みます。

■　玄関ドアの交換を計画する際には、様々な疑問が生まれると思いますが、その中の一つが玄関ドアのサイズです。現在の玄関ドアのサイズより大きな玄関ドアしかなかったら、壁を壊すなど、大掛かりな工事になってしまうからです。

コラム　玄関ドアのサイズに規格はある？一般的な幅や高さと測り方

玄関ドアの施工事例一覧

長岡市　断熱とデザインを考えた玄関リフォーム

加茂市　古くなった玄関ドアをリフォーム

柏崎市　錆が目立つ玄関ドアの交換

三条市　外壁張替え後の玄関ドアリフォーム

玄関ドアや引き戸の製品価格に幅が出る要因

製品価格は玄関ドアの枠タイプ、機能、施工を依頼する会社によって変わります。

枠タイプ

製品価格から枠タイプを見ると、片開きドア→袖付きドア→親子ドア→両袖ドア→袖付き親子ドア・両開きドアという順で製品価格が上がっていきます。同じ間口でも袖付きドアより親子ドアというように扉の数が多いと製品価格が上がります。

機能

玄関ドアには、断熱、通風、防火という3つの機能があり、その有無によって製品価格が変わります。

断熱

玄関からの熱の出入りを妨げる機能です。玄関を断熱すると、玄関内の冬の寒さが改善されるだけではなく、リビングへの冷気の侵入なども抑えられます。

■　玄関が寒い、何とかしたい…という場合には、玄関ドアの断熱で寒さを改善できます。「エアコンの暖かさも届かず密閉された空間ではない玄関なのに、ドアを断熱しただけで効果が出るのだろうか…？」と疑問を感じる方もいらっしゃると思いますが、確実に効果が得られます。

コラム　玄関ドアの断熱に意味があるの？寒さの原因は？

通風

玄関ドアをロックしたまま風を採り入れる機能です。網戸とは違い安全に風を採り入れられます。玄関からの風は立体的な風の通り道を創り出すので、換気の良い家が生まれます。

■　窓の位置は変えられないし、間取りを変えるとリフォーム費用が嵩むから換気が悪くても仕方がないとあきらめていらっしゃいませんか？

コラム　風通しの良い家は間取りを変えなくても実現する

防火

防火地域、準防火地域に設置が義務付けられている延焼を防止する機能です。3つの機能の中で最も製品価格に大きき影響する機能です。防火ドアは、一般的な相場価格より高額です。

防火・準防火地域

市街地のなかでも、家屋が密集しているところでは、火災が発生した場合、被害が大きくなる恐れがあります。そのため、集団的な都市防火を図ることとして、防火地域、準防火地域及び法第22条区域を定めています。

引用：新潟市　用途地域をご存じですか？

ホームセンターより安い施工先選び

製品価格は枠タイプや機能で変わりますが、同じ枠タイプ、同じ機能でも施工先の選び方で工事費込みの費用変がわることがあります。その理由のひとつは玄関ドアの交換をする会社による玄関ドアや玄関引き戸の仕入れ値の違い、もう一つは工事の方法に違いです。

玄関ドアや玄関引き戸の仕入れ値の違い

家電製品などと同じように、玄関ドアや玄関引き戸の製品価格は購入先によって変わります。例えば、家電製品の価格を比較してみると個人の電気店より、大型量販店の方が安い価格を提示していることが多く見受けられます。

この理由は、取扱量によってメーカーからの仕入れ価格が抑えられるため、小売価格を安くできるからです。大型量販店よりネット通販ではさらに安い製品を見つけられることもあります。この理由は取扱量に加え、大型量販店でかかっている人件費や店舗の維持にかかる費用を抑えられるからでしょう。

では玄関ドアのリフォームの場合には、取扱量による製品価格の違いはどうなのでしょうか？

ホームセンターには、買い物のついでにリフォームの相談ができるというメリットがあります。また、リフォーム会社より安いイメージがあるという方もいらっしゃるでしょう。ホームセンターが近くにない、リフォームの相談に行く時間がない方にとっては、大手リフォーム会社ならネットで申し込みができるという良さがあります。

そしてどちらにもリフォームの取扱量は、建具店や工務店より多いだろうというイメージがあります。では本当にそうなのでしょうか？

ホームセンターや大手リフォーム会社のリフォームの主流はシステムキッチンや、システムバスなどの水回りの交換リフォームです。玄関ドアの交換を数多くは扱っていません。ホームセンターのリフォームコーナーに行ってみると、それほど多くの玄関ドアは陳列されていないと思います。

一方、玄関ドアの交換を多く取り扱っている建具屋や工務店の中には、取扱量の多さから他より安く仕入れ、それを製品価格に反映させているところがあります。売れ筋商品など人気のある玄関ドアはさらに価格が抑えられていることもあります。