玄関ドアの鍵は交換する?電子キーに切り替える?
鍵を失くしてしまった!という場合には、防犯上、鍵を交換しなくてはなりません。ただ、その他にも防犯性を確実にしたい、開閉がしにくくなってきた、電子キーに替えたいなどの理由で鍵の交換を検討される方もいらっしゃると思います。
その際、どのような方法で鍵を交換するのか、自分ですると費用は抑えられるのかなどいついて確認していきましょう。
玄関ドアの鍵を交換したい理由
玄関は毎日、複数回通過する場所なので、ドアの開閉回数や鍵を施解錠する回数は非常に多いです。一人暮らしでさえ、日に数回は出入りするので、4人以上の家族となれば1日に10回以上になるのではないでしょうか?その玄関の鍵が万全な状態ではないとなると、暮らしにくさが生まれてしまいます。
防犯性が心配
戸建て住宅への侵入強盗の手口の中には、ドア錠破り、合鍵、戸外しなど玄関からの侵入する手口があります。最も多い犯罪は無締り、次がガラス破りですが、この中には、窓だけではなく、無締りの玄関から侵入、袖ガラスを壊して侵入という玄関からの侵入も含まれています。従って玄関の防犯は非常に大切です。
一方、侵入強盗犯の手口は日々進歩しています。その為、築10数年以上の住宅の鍵は、最新の侵入犯罪の手口に対する対策が施されていないので、非常に危険です。
参考サイト 警察庁 手口で見る侵入犯罪の脅威 – 住まいる防犯110番
玄関は、家の外と中を繋ぐ場所なので、外部からの侵入に備える為、防犯性を高める必要があります。玄関ドアの鍵や玄関ドアそのものへの見直し、防犯カメラや人感センサーなど防犯グッズの取り付けなどを適切に組み合わせることが、玄関の防犯性を高めます。
施解錠しにくくなってきた
鍵の施解錠がしにくくなる理由には主に鍵穴、鍵、家の建付けという3つが挙げられます。
鍵穴
玄関ドアの鍵は、常に雨風にさらされています。その為、鍵穴の中に砂ぼこりが溜まってしまい、開閉しにくくなってしまうことがあります。
鍵
鍵穴に問題はなくても鍵そのものが変形してしまっていることもあります。もし、他の家族は問題なく施解錠できているという場合には、鍵に問題があると考えられます。
家の建付け
築年数が長くなると、次第に家全体に歪みが生じる為、建付けが悪くなってしまいます。また、大地震に見舞われた後には、築年数の浅い住宅であっても、歪みが発生してしまうことがあります。これは玄関ドアだけではなく、家の中の出入り口にも発生する問題ですが、玄関ドアの場合、鍵の施解錠に影響することがあります。
鍵に問題がある場合は、鍵を作りなおすことで解決できます。一方、鍵穴や建付けによる施解錠のし難さを放置していると、不便なだけではなく、施解錠できなくなってしまう恐れがあります。そうなる前に、鍵の問題を解決しなくてはなりません。
電子キーに替えたい
リモコンやカードで玄関ドアの施解錠ができるスマートキーが非常に便利です。数年前から、新築住宅の玄関ドアの多くに採用されています。また、玄関ドアのリフォームの際にスマートキーを導入するケースも増え続けています。
特に、最近になってYKKAPの玄関ドアのスマートキーは、締め出しのリスクを防止する為、カードキーから非常用キーを内蔵できるタグキーに生まれ変わりました。スマートキーは、鍵を出さなくても玄関ドアを施解錠できる、鍵を失くしても鍵を交換する必要がないなど、手動キーに比べて使い勝手の良い鍵です。
YKKAPの玄関ドアにつけられるスマートコントロールキーは、より使いやすさと安全性が向上しました。
参考サイト YKKAP ニュースリリース 「新スマートドア」発売
玄関ドアの鍵を交換する方法
玄関ドアの鍵を交換する方法には、鍵の専門業者に依頼してシリンダーを交換してもらう方法と、玄関ドアを交換する方法があります。
シリンダー交換
玄関ドアを交換する理由のうち、鍵を失くした場合と、建付けや、鍵自体に問題はないのに鍵が回らなくなったという場合には、シリンダーを交換するという方法があります。鍵が回りにくくなった時、鍵穴の中の埃を自分でとろうとすると、不具合を悪化させてしまう可能性が高いので、鍵の専門業者に依頼することをお勧めします。見てもらった結果で、修理、又は鍵の交換を依頼しましょう。
鍵の交換にかかる費用は、作業にかかる費用は1万円程度ですが、鍵の種類によってシリンダーの形状が異なる為部品代も変わります。シンプルな構造のピンシリンダーやディスクシリンダーは5,000~10,000円、複雑な構造で防犯性が高いディンプルキーは、15,000~25,000円、プッシュプル錠の交換費用は、ハンドルと上下の鍵の組み合わせで10,000~25,000円というように、鍵の種類や形態によって相場費用が変わります。
玄関ドア交換
玄関ドアを交換する理由のうち、建付けが悪くなっている、電子キーを導入したいという場合には、玄関ドアの交換が向いています。建付けが悪くなっている場合には、鍵の施解錠以外に、やがて玄関ドアの開閉もしにくくなる恐れがあります。
電子キーを導入したいという希望がある場合にも、玄関ドアの交換が向いています。電子キーは後付けタイプもありますが、使い勝手の良さを考えると、YKKAPのスマートコントロールキーが非常に優れています。
後付けタイプの電子キーには様々なタイプがあります。価格.COMで人気順電子キーの価格を見ると、工事不要の簡易なタイプから配線工事をするタイプまであり、1万円台から8万円台までありました。
また現在の鍵のタイプによっては後付けキーがつけられないことがあります。
参考サイト 価格.COM「電子錠 後付 防犯グッズ」の人気商品
鍵の交換には玄関ドア交換をおすすめしたいケース
新築してまだ数年で新築後に地震が発生したこともなく、玄関内の環境も、見栄えも良いのだが、たまたま手動キーを持たせた日に、子どもがカギを落としてしまった…というようなケースでは、鍵の交換で問題は解決します。
一方、既に新築してから数十年経っていて、鍵以外にも悩みを抱えているという場合には、鍵を交換するという目的ができたことをきっかけに、玄関ドア交換を計画されませんか?
防犯性が高くなる
鍵だけ交換した場合、鍵の防犯性は向上しますが、玄関の持つ他の危険要素は解決できません。
袖
袖のガラスにはガラス破りという犯罪の危険があります。最新の玄関ドアは、防犯性に考慮した袖の幅になっています。ガラス部分が広いデザインの玄関ドアには、格子やロートアイアンの飾りがあしらわれています。また、オプションで防犯合わせ複層ガラスを選べます。
ポスト口
ポスト口のある玄関ドアは雨には家の中から郵便物を取り出せる良さがありますが、防犯性を低下させる存在でもあります。ポスト口から腕を差し入れ開錠する、ポストの中の物を盗む、ポストの中に危険物を入れるなど、様々な危険性があるからです。
玄関内の環境
玄関ドアの交換で玄関内を快適な環境に変えられます。
寒さ
断熱性のない玄関ドアの家では、玄関内が寒いことが少なくありません。もし、家中の窓を断熱リフォームしてあったとしても、玄関ドアに断熱性がないと、家の中の温度差が大きくなってしまい、せっかくの断熱窓の効果が低下してしまいます。断熱ドアは、玄関内の寒さと家の中の温度差を改善します。
暗さ
窓のない間取りの玄関の場合、晴れた日の昼間でも玄関内が暗いという環境になってしまいます。採光量の多いデザインの玄関ドアなら、明るい玄関に生まれ変わります。
換気
窓のない玄関では風が通らず、換気が悪い環境であることが多いです。玄関内は湿度が高まりやすい場所なので、換気が悪いと、カビや嫌なニオイが発生してしまうことがあります。玄関ドアをロックしたまま、風を通す玄関ドアなら、玄関内はもちろん、家中の換気が良くなります。換気の良さは家族の健康にも、住宅の耐久性にも貢献します。
参考サイト 増加するアレルギー症状の子どもたち
参考資料 建築の結露と健康性
スマートキー
YKKAPのスマートコントロールキーは、数あるスマートキーの中でも使い勝手の良いリモコンキーです。カードキーの代わりにタグキーが導入されたので、締め出しのリスクも低下しました。電気式スマートコントロールキーにすると、顔認証キーを付けたり、ドアホンと連携させたりもできます。
玄関の交換を計画される方にはスマートキーを使える玄関にしたい、断熱性、防犯性を高めたい、通風機能を持たせたい、引き戸から玄関ドア、玄関ドアから引き戸など開閉方法を変更したい、見栄えを良くしたいなど、より良い玄関にする為の様々な希望があることと思います。YKKAPドアリモにはそのような希望を叶える魅力的なドアが揃っています。
玄関ドアの鍵以外にも困っていることがある場合には、玄関ドアの交換を視野に入れて検討されてみませんか?防犯性が確実になるだけではなく、快適な環境になるとともに、玄関周りの印象も良くなります。
窓屋窓助は、窓・玄関・エクステリアリフォーム専門店です。
私達は、窓・玄関・エクステリアのリフォームを通じて、地域の皆様の夢や暮らしに貢献させていただきたいと願っています。窓や玄関での断熱を検討される際には、ぜひご相談ください。お住まいに合わせた最適なプランを提案させていただきます。